ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

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2020.04.01

インターネット受付のサービス変更について

 当院では原則インターネット受付になっておりますが、

4月1日よりそのURLが変更になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前利用していたe-netがサービス終了になったことにより

E-PARKというサービスに乗り換えになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当面は以前のURLがらジャンプできることになっていますが、

順次新しいアドレスのご登録をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本日初日でどうなるかなあ、と思いましたが、

新型コロナウイルスの影響で来院数が少ないこともあり、

今のところスムーズに移行できているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 インターネット受付により待合室の「密集」を避けることができ、

ネット受付で来院された方の待ち時間は早ければ0分、

遅くても15分以内程度になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前は早く来て待っている方もいらっしゃいましたが、

ここ最近のコロナ騒ぎで待ち人数が減ったのを

手元で確認してから来院される方が多くなり、

待合室スカスカでいい感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当院の受付用アドレスはこちらです。

https://ssl.fdoc2.jp/m8783323/hybAppoint/lineSelect/index?SITE_CODE=hp

 

 

1件のコメント
2020.04.01

新型コロナウイルスと嗅覚・味覚障害

新型コロナウイルスに感染した場合、

他の症状がなくても嗅覚の異常、

味覚の異常が先行することがある、

ということが報じられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味覚障害はほぼ嗅覚障害がその主体であることが多いのですが、

むろん、新型コロナウイルスに限った症状ではなく、

他の風邪症候群や、まったく別の疾患でも出る症状です。

個人的にはコロナウイルスはそもそも風邪のウイルスなので

そりゃ、そういうこともあるでしょう、という感想ですが、

なにせ「未知の」ウイルスなので何があるかワカラナイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現時点では、嗅覚、味覚障害だけで

PCR検査を受けることはできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともと鼻の病気、たとえば花粉症、アレルギー性鼻炎とか

副鼻腔炎などがなくて

「急に」においや味が感じられなくなった場合は

新型コロナウイルスに感染している場合も考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、日本耳鼻咽喉科学会から次のような要請がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①「におい」や「あじ」の異常を感じてから2週間は、

できるだけ不要不急の外出を控えてください。

マスクをつけて会話をしてください。

手洗いもこまめにしてください。

医療機関への受診は控えて、毎日体温測定をしてください。

 

②37.5℃以上の発熱が4日以上続く場合や、

咳、息苦しさ、だるさがあれば、

お住いの区市町村の帰国者・接触者相談センターにご相談ください

厚生労働省のホームページから検索することもできます。

 

③嗅覚障害・味覚障害に対しての治療(対症療法)は、急ぎません。

まずは何も使わないで様子を見ましょう。

自然に治ることが多いです。

発熱や咳などの他の症状がなく、

嗅覚障害や味覚障害の症状が2週間以上経過しても変わらない場合は、

耳鼻咽喉科外来までお問い合わせください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということですので、

皆様もこのような形での対応をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 くわえて病院、診療所に対しては、

急性発症の嗅覚・味覚障害の患者さんが来院した場合、

内視鏡やX線などの検査はしないこと、

初診時にステロイドや消炎鎮痛剤の投与を行わないこと、

が指示されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 くれぐれも冷静な対応で、

感染を拡大させないように

皆で注意しましょう。

 

 

 

 

 

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2020.03.31

志村けんさん

先日、足利市で新型コロナウイルス感染者出ました、

と書いたら、2件のコメントで指摘があり、

安足健康福祉センターは足利市だけではないので佐野市かもしれないです、

とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たしかに調べたら安足健康福祉センターの管轄は

足利市と佐野市なんですねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも安足の足は足利市ですが、

安は安蘇郡のこと。

安蘇郡とは葛生町あたりだという漠然としたイメージだけでしたが、

佐野市も明治18年の市制施行までは安蘇郡だったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1955年以降は阿蘇郡とは葛生町、田沼町のことでしたが、

2005年にこの2つの町が佐野市に合併したので

今は、安蘇郡は存在しないとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、今回の患者さんは、足利市か、佐野市、

ということらしいので訂正します。

ですが、ここまでくれば調べていないが感染している人は、

どちらの街にもいるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週スイミングに行ったとき、

インストラクター氏が、

いやあ、足利でも出ましたね、足利の東のほうらしいですけど。

といったら、もう一人の生徒のオジサンは、

いや、ワタシは足利でも西の桐生よりの人だとききました、

というから、わからないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居住地は個人情報に配慮して、公開しないのでしょうが、

じゃあ、どうして大泉のお医者さんのときは

医院名まで公開されてしまったのでしょうか。

病院ではいろいろな人が出入りするから、という意見もありますが、

例えば美容師さんだったりラーメン屋さんだったりの時はどうなのかなあ。

他の職業の場合は「自営業」としか出ていないようです。

マスコミは医者をいじめるのが好きだからか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、その件はさておいて

志村けんさんが昨日3月30日、

新型コロナウイルスによる肺炎のために

逝去されました。

70歳だったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 国民のだれもが知っている超有名人の死、

しかもそれほど高齢でなく

入院直前までふつうに仕事をしていたとなれば、

なかなかセンセーショナルなニュースです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、ワタシが大好きだったころのドリフターズは荒井注さんで、

志村けんさんは最初のころは、「ドリフ見習い」というキャプションとともに

体操コーナーあたりにちょこちょこ登場したのを覚えています。

まだ、セリフもなかった。

なんだコイツ、と思いましたが、

まさかのちにここまでの大物になるとは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調べたところでは志村さんはかなりのヘビースモーカーで

1日に40~60本もタバコを吸い、

数年前にも肺炎で緊急入院したことがあるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その入院の時からタバコをやめたそうですが、

すでに時遅く、

長年の喫煙で肺がかなり弱っていたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コロナでなくても肺炎になれば

命が危ない状態だったのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 志村さんの死は我々に2つのことを教えてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一つはタバコを吸っている人は

ふだん、元気そうに見えても

新型コロナウイルスにかかった時に重症化しやすく、

時に致命的な経過になるということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、もう一つは、ウイルスはそこかしこにいる、

ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 感染ルートは非公開ですが、

志村さんは、その男気から

コロナ騒ぎで閑古鳥のなく飲食店にお金をおとそうと、

かえって積極的に夜の街を飲み歩いていたそうで、

そのために感染してしまったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 志村さんの死は、大変残念ですが

そこからわれわれが、このウイルスとの戦い方を

いくらかでも学び取ることができれば

このやっかいな敵との戦いに役立つような気がします。

 

 

 

 

 

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2020.03.26

コロナな日々

日に日にいろんなニュースが飛び込んでくる

新型コロナウイルス関連ですが、

トム・ハンクスさん、田島幸三氏に続いて、

ジャクソン・ブラウンさん、志村けんさん、

そしてなんとチャールズ皇太子の感染が報じられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こりゃあ、世界中のそこかしこに

ウイルスがいるということですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、志村けんさんは

そこら辺の居酒屋で公演の打ち上げなんかすることもあるでしょうが、

チャールズ皇太子のようなやんごとなき方が

どこでもらっちゃううんでしょうねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、イタリアが中国を抜いて死者がトップになったのに続いて、

スペインも死者が急増、中国の死亡者数を上回ったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この、イタリア、スペインの死亡率の高さは驚くばかりですが、

ハグや、握手といった生活習慣の違いよりも、

病院のベット数の不足や、

集団感染を起こしやすい個人主義の国民性、

そして喫煙率の高さが大きく関係しているように思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば志村けんさんも

ちょっと前まではかなりのヘビースモーカーだったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タバコ、怖いなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お隣の館林厚生病院では医師、看護師に陽性者が出たので、

2週間の外来閉鎖だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 妻も働いたことのある病院、ワタシも何回かバイトに行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第一戦に立って罹患してしまった

お医者さん、看護師さんはまことに気の毒で

平癒されることを願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今こそ、国民は一丸となって

イタリアやスペインのようなオーバーシュートを起こさないために

自粛、危機管理をするべきでしょう。

重症化の最危険因子であるタバコも、止めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020.03.25

ネブライザー休止のお知らせ

オリンピック、延期になりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり、という思いが国民の大半であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついこの間には、予定通り完全な形での開催、

を力強く語っていた安部総理大臣ですが、

悪びれず延期の発表をする態度には、

さすが政治家、昨日言ったことはもう過去のこと

オレのせいじゃないもんねー、という感じで、感心(?)しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、そんな中、ついに当足利市でも、

新型コロナウイルスの感染者が確認されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 70代の男性の方ですが、渡航歴はなく、

新型コロナウイルス感染者との濃厚接触も未確認だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 軽症、あるいは無症状で感染している人がいるという可能性が高いわけで、

今後、一層の注意が必要となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当院ではインフルエンザの検査は医師会からの申し入れで、

すでに見合わせておりますが、

ネブライザー治療につきましても、

今後、当面のあいだ、使用を見合わせることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん、患者さんに接するマスク部分は毎回交換し、

消毒したものを使用していますが、

感染をおこす可能性が完全に否定できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本耳鼻咽喉科学会からの勧告や指示はありませんが、

念のためしばらくは休止とさせていただきますので、ご了承ください。

 

 

 

2件のコメント
2020.03.24

鼻炎の原因

 花粉症の治療をしているといろいろな症例に出会います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クシャミ、ハナミズに加え、目のかゆみもあり

スギ花粉症かなと思い検査をしてみるとスギ、ヒノキは陰性。

ハウスダストや、イエダニのアレルギーも陰性。

イネ科の花粉が強陽性ですが、

季節的にイネ科の花粉は5、6月、または秋なので、

この時期これは原因ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ペットはウサギを飼っているので、

家兎のアレルギーも調べましたが、陰性。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、この子の鼻炎の原因は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 答えは「イネ科花粉のアレルギー」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウサギの餌としてホームセンターや通販で

手に入れることのできるウサギの餌「チモシー」は

実はイネ科の草「カモガヤ」のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イネ科アレルギーの人は、

ペットのウサギの餌にあるチモシーの花粉で

アレルギー症状を起こします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも花粉症の歴史をさかのぼると、

1819年にイギリスのジョン・ボストックという人が

牧草の干し草と接することで発症する風邪症状

について報告したのが最初で、

「Hay Fever/枯草熱(こそうねつ)」と呼ばれたものが最初です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時はアレルギーの概念がなく、原因不明とされましたが、

干し草によるアレルギーは、花粉症の元祖なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけでこのような

「通年性イネ科アレルギー」を起こす人に対しては

ウサギの餌の管理に対する注意を説明し、指導をする、

ということになります。

このケースはけっこう多く遭遇します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 謎が解ければ、治療・対処は簡単ですが、

このからくりがわからないと何月になっても治りません。

 

 

 

 

 

 

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2020.03.23

花粉症治療は診断が重要

 花粉症の治療というと、話をきいて薬を出すだけと思いがちですが、

実は、正確な診断をすることがまず、大変重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 肝心なことは、症状が起きている原因が何か、

ということをつきとめること。

そして、その程度、重症度がどの程度か、ということ。

副鼻腔炎などの合併の有無は当然考慮しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのため、当院ではほぼすべての花粉症の患者さんに

初診時にはアレルギー検査をしていただいています。

もちろん、過去に他施設で受けた検査結果があればそれでもOKです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調べてみると、長年花粉症だと思い込んでいた人が、

実はハウスダストのアレルギーだったり、

血管運動性鼻炎や、好酸球性鼻炎であったりの

「なんちゃって花粉症」である場合も散見します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハウスダストや血管運動性鼻炎の人が

シーズン中、2か月も3か月も薬を飲む必要はありませんし、

好酸球性鼻炎では通常の抗ヒスタミン剤は効きません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花粉症の症状は持っている体質の強さ(血液検査のクラス)と

実際に侵入する抗原(花粉の量)で決まりますから、

使うクスリの種類だけでなく強さを決める目安になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いくら眠くならないクスリが良いっていっても、

あなたのスギ花粉スコアは6点満点中6を突破しているから、

今年の予測花粉量と照らし合わせれば、

アレグラじゃあ、無理でしょう、ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 逆に花粉症のスコアがクラス2なのに

それなりのクスリを飲んでも症状がコントロールできていない人は、

花粉をそれだけ多く吸っているわけで、

日頃の生活習慣に問題がある、ということです。

クスリが弱いせいではないので、

あなたの日常生活をもう一度見直しましょう、

とアドバイスします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 糖尿病の人がクスリを飲んでいても

かくれてお菓子屋ケーキをどっさり食べていたら、

HbA1Cが下がってこないのと一緒です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 症状が出る期間も予測できるので、

あなたはスギだけだから2か月分、

あなたはヒノキもあるので3か月出しますねー、

ということで、病院に来る回数が1シーズンに1回で済むし、

それも花粉症で外来が込み合う前に処方することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先ほど糖尿病の例を出しましたが、

花粉症も高血圧症や糖尿病と同じで、

生活習慣が多くかかわり、

完治ではなくコントロールを治療の目標とする疾患です。

血圧や血糖を測らないで高血圧や糖尿病を治療する内科医はいません。

自分の状態をよく知ったうえで、

自己管理していくことがアレルギー性疾患の基本的な治療です。

 

 

 

 

 

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2020.03.16

コロナ>花粉か、コロナ<花粉か

 先週になって、外来の空気が変わったのは、

やはり、その前の週末、トナリの太田市で

新型コロナウイルスの患者さんが出たことによると思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ足利市は行政区分上は栃木県ですが、

文化的にも経済的にもほぼ群馬県東部なので、

宇都宮で新型コロナウイルスの感染者が出ても、

まったくどこ吹く風でしたが、

太田市で出たとのことで急に身近なものになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 連日200人近く来ていた外来患者さんは、

平日は平均50人以上少なくなり、

そして新型コロナウイルスが心配なので、クスリを長めにください、

などという人も多く、

大型台風上陸前の緊張感があります。

まあ、もともと以前から花粉症の人に関しては

当院はワンシーズン分まとめて処方が原則ですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いっぽうで、当院では胸部CTはもちろん、

肺のレントゲンも撮れないので、

実際に自分が新型コロナウイルスにかかっているか心配だ、

という患者さんはほぼいらっしゃいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでも、土曜日だけは朝の待ち人数は100人を突破し、

あまり減らないじゃん、とも思いましたが、

コロナがなかったら、また160人以上の待ちだった可能性もあるかも

などと考えると、早くも来年のことがふと心配になる。

来年はさらにこっちは1年分、年老いているであろうしなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中、日本医師会からの通達で、

医者はマスクをしないと診察しちゃイケマセン、との書面が来て、

しぶしぶマスクをして診察に当たっていますが、

いざ、マスクをすると予想外にマスクや顔を自分の手で触ってることに気づき、

こりゃあ、マスクした方がうつりやすいんじゃないかと、かえって心配です。

 

 

 

 

 

 

 

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2020.03.11

D-Day

 皆さん、気づいていると思いますけど、今日が、その日ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雨が上がって、気温が上がって、晴天、しかも風もあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すべての条件がそろいました。

もう、わかってると思いますけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暖冬の影響で、例年より半月ほど早く推移している今年の春。

そして、今日の天気は「最悪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日は花粉症の方はゼッタイ「外出禁止」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日と明日が、今シーズンの花粉のピークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日ばかりは、学校が休みでホントに良かった。

気温上昇による上昇気流の影響で日没後も多くの花粉が降ってきますよー。

 

 

 

 

 

 くれぐれも油断なきよう。

 

 

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2020.03.07

コロナウイルス騒動の花粉症への影響

 土曜日朝の待ち人数はついに100人台まで減りました。

花粉症、ヤマを越えたか。(^.^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、学校が休みの影響で、

平日の午前中から花粉症の患者さん多かったから、

たんにバラけただけなのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その点で気づいたこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  当院に来院する患者さんはこの足利市だけでなく

佐野市、館林市、桐生市、太田市などの近隣の都市からも来られますが、

その中で、太田市だけが市の意向で小中学校が休校していません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 太田市は当市に最も近く、多くの患者さんがみえるのですが、

小中学生の花粉症の症状が他の街にくらべて明らかにヒドイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 予想はされていた事態ですが、

ここまで違うとは思いませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花粉が少ないといわれている今年で、

こんなに症状が悪化している要因は何なのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシの推測ですが、

おそらく太田市の学校では、

新型コロナウイルス感染予防のため、

室内の換気を積極的に行う方針のもと、

窓を頻回に開けて外の空気を教室内に入れているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その場合、換気のたびに大量の花粉が教室内に流入し、

授業中、室内でも大量の花粉の曝露を連続的に受けているもの

と推測されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だとしたら、これは、相当カワイソウだ。

どうにかならないものかしら。

 

 

 

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