ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2014.01.30

噂の「ザ・ドランカーズ」

 さて、噂の新バンド「ザ・ドランカーズ」のライブ・デビューが決まりました。

 

 

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 2月15日土曜日、足利織物会館地下1階のライブハウス

「GOKURAKU-YA」のライブイベントに出演決定!

 

 

 

 

 

 

 メンバーは左からベース担当の「アサヒ・ドランカー」

ボーカル、ギター担当「サッポロ・ドランカー」

リードギターの「銀河高原・ドランカー」

ドラムの「秋味・ドランカー」と全員ドランカー姓だが、

家族、兄弟ではないらしい。

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 CRPのボーカルの人によく似ている人がいるが、

単なる他人の空似である、との未確認情報もあり。

 

 

 

 

 

 

 バンドはその名前通り、ガッキを持っている時間より、

ジョッキを持っている時間のほうがはるかに多いらしい。

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 当日の出演時間等の詳細情報を入手しましたら、

またお伝えしますので、どうぞお楽しみに。

 

 

 

 

 

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2014.01.29

2014年1月下旬でのインフルエンザ事情

 ついに足利市近辺もインフルエンザの流行期に入りました。

 

 

 

 

 すでに、いくつかの学校で学級閉鎖の措置が取られています。

 

 

 

 

 

 今年のインフルエンザの流行にはいくつかの特徴がみられます。

 

 

 

 

 

 まず、A型とB型が同時に流行していること。

 

 

 

 

 

 今までは流行のピークには時間的なずれがあるのが通常でしたが、

今シーズンはA型、B型がほぼ同数で流行しています。

 

 

 

 

 

 このような現象は少なくとも最近、簡易キットで

迅速診断ができるようになってからは初めてのことです。

 

 

 

 

 

 

 注意すべき点としてはもしA型にかかっても、

そのあとB型の感染者と接触すると、また感染してしまうということです。

 

 

 

 

 

 2009年以降保険の決まりが改定され、

家族内感染などでインフルエンザ感染が明らかな患者さんについては、

迅速検査をしなくてもタミフルなどの抗ウイルス剤の処方が可能になりました。

 

 

 

 

 

 ところが、そんな状況ですので、

今年は原則的に患者さんに検査を受けていただいております。

 

 

 

 

 

 

 昨日も前日から相次いで発熱した二人の小学生のご兄弟が、

兄はA型、弟がB型という結果でした。

 

 

 

 

 

 お母さんはお互いにオマエがオレにうつしたんだ、

などと兄弟げんかをしなくて済んだ、と苦笑いをしていましたが。

 

 

 

 

 

 

 また、

B型インフルエンザはA型に比べ、発熱の程度が軽かったり

熱が上がったり下がったりする場合がある 

ので診断が遅れたり、

また、

嘔気などの胃腸症状が表立ってしまい胃腸炎と誤解され

感染が拡大する場合もあるようですので要注意です。

 

 

 

 

 

 

 治療は今のところタミフル、リレンザ、イナビルは、ほぼ有効ですが、

A型インフルエンザの一部にタミフル耐性株が見つかっており、

注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 インフルエンザはご存知のようにA型に関しては、

H1型とH3型がヒトヒト感染の流行型インフルエンザとされています。

 

 

 

 

 

 H1型は以前、ソ連型と呼ばれたものでしたが、

2009年の「新型インフルエンザ」の登場により、

現在はpdm09にとってかわられています。

 

 

 

 

 

 ところが、新型インフルエンザ「pdm09」は全世界に猛威を振るった後、

昨シーズンは姿を消し、2012~2013シーズンのA型インフルエンザは

ほぼすべてが「香港型」とよばれるH3でした。

 

 

 

 

 

 そのまま消えるのかと思われた「pdm09」ですが、

今シーズンはA型はH1「pdm09」とH3「香港型」が、

これまたほぼ同数で流行しているので、インフルエンザの流行は

Jリーグの優勝チームを予測するよりはるかに予測が難しい。

 

 

 

 

 

 消滅前の「ソ連型」でタミフル耐性が問題になってきていたので、

新型の登場で耐性型がなくなり、その点は良かったと思っていたのですが。

 

 

 

 

 

 今回の耐性A型は「ソ連型」ではなく「pdm09」の変異株とみられているので

まだ、ごく一部ですが今後の動向に注意が必要です。

 

 

 

 

 

 もっともインフルエンザは自然治癒する病気であり、

新型インフルエンザは2010年の世界流行の事情により

日本国民の大多数が予防接種を受け、

また不顕性感染を含めて実際に罹患した人も多かったので、

我が国における抗体保有率は全人口で5割を超えており、

適切な対応さえ怠らなければ重症化することは少ないと思われます。

 

 

 

 

もちろん、インフルエンザは抗ウイルス剤なしで治る病気ですので。

 

 

 

 

 

 B型の場合は耐性化の報告はありません。

 

 

 

 

 

 因みにインフルエンザ薬「イナビル」に予防投与の適応追加がありましたが

適応はインフルエンザを発症している患者の同居家族または共同生活者のうち、

①高齢者②慢性呼吸器疾患または慢性心疾患患者③代謝性疾患患者④腎機能障害患者

に、限られております。

 

 

 

 

 

 保険給付の適応はなく保険外扱いになります。

 

 

 

 

 

 子供や、健常者は対象になりませんし、

抗ウイルス剤の乱用は新たな耐性ウイルスの出現の種

ともなりうるので、

厳に慎むべきです。

 

 

 

 

 

 インフルエンザ予防の基本はワクチン接種と健康管理ですので、

そこをしっかり実践しましょう。

 

 

 

 

 いちばん大事なのは「手洗い」ですよー。

 

 

 

 

風邪をひいたら、まず早く寝る。

 

 

 

 

 そして症状や、周囲の状況でインフルエンザの疑いがあれば医療機関、

なるべく耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2014.01.24

ゼロ・グラビティ

もうちょっと前になるが映画「ゼロ・グラビティ」観てきました。

 

 

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年末にテレビCMで予告編見て、ずっと観たかったのだ。

 

 

 

 

水曜日の午後、妻と行ったのだが、

情けないことに足利には残念ながら映画館がない。

佐野、太田、伊勢崎でさがすと伊勢崎がちょうどいい時間だったので、

北関東道で30分。

 

 

 

最近は、シニア割引が使えちゃって、

どちらかが50歳以上の夫婦は一人あたり1000円!

(ウチは両方50歳以上だが・・・・。)

 

 

 

 

宇宙ステーションで作業中の宇宙飛行士が事故に巻き込まれるというストーリーなのだが、

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これが、チョーすごかった。

 

 

 

 

全編がほぼ宇宙空間で、ずーっと無重力状態。

 

 

 

 

 

最近は実際の宇宙ステーションからの中継を普通に見てるから

最初っから違和感なく見てたわけだが、

ふと気づけば当然これ地上で撮影したわけで

そう考えるとこの違和感のなさはスゲー。

 

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いったい、どうやって撮ったんだというようなリアリティー。

 

 

 

 

 

ああ、なんか、昔のSF映画なんか、見る気失ってしまう感じ。

 

 

 

 

 

そして、この映画、出演者はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの

ほぼ2人だけ。

 

 

 

 

 

ギャラ、山分けか(笑)。

 

 

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2人ともカッコヨカッター。

 

 

 

 

特にサンドラ・ブロック。

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49歳、さすがです♡

 

 

 

 

 

 

ところでこの映画、原題はゼロの入らないただの「GRAVITY」なのね。

 

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いやあ、映画ってホンっと面白いですね。

 

 

 

 

 

 

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2014.01.23

Band Addicts

さて件の「美蕾」にオヤジバンドの話を書いたわけだが、

そのまさに脱稿と前後してワタシのバンド活動に異変が起こった。

 

 

 

 

 

 

10年続いた「CRP」ですが、

諸般の事情によりいったん活動休止となりました。

 

 

 

 

 

 

「美蕾」の記事を見て当ブログにお越しになった方は、

えー、なんだよーと思われるかもしれませんが、

まあ、そういうことになりました。

 

 

 

 

 

もちろん、休止であり、消滅ではありませんので、

メンバーも存命(!)であり、再びの活動再開の可能性はあると思いますし、

ワタシとしてはそれを期待しております。

(まあ、メンバー死んでもゼップやクイーンは再結成してるし。)

 

 

 

 

 

 

そしてワタシが主宰するもう一つのバンド、

年末にディナーショーを行った「北朝鮮飯店」ですが、

ベースのガッツ氏が公私の多忙を理由に「脱北」しました。

 

 

 

 

 

 

そのため、現時点で活動不能に陥っておりますが、

こちらは、新たなベーシストを探して活動再開を目指しております。

 

 

 

 

 

 

 

さて、その一方、新バンドの動きもあります。

 

 

 

 

 

しばらく前から、ロック好き、バンド好き、アルコール好きのオヤジが集まり、

通称「部会」という

「ロックの話をうだうだしながら果てしなく酒を飲む会」

を定期的に行っておりました。

 

 

 

 

 

 

昨年秋、何回目かの「部会」で、

偶然にもその「部会」参加者がそれぞれ別のバンドで、

ボーカル、ギター、ベース、ドラムという別々のパートを担当してることに気づき、

(もっと早く気づけよ)

飲み会のノリで、じゃあ、この組み合わせでバンド、やっちゃう?

といったのが、ついに現実化しちゃいました。

 

 

 

 

 

 

バンド名「ザ・ドランカーズ」(笑)

 

 

 

 

 

 

近々、デビューライブを計画してるので、詳細決まりましたらご連絡いたします。

 

 

 

 

 

そして、一方、「CRP」の残党であるワタシとベースの前原先生が

やっぱ、バンドやりてーぜ、ということでメンバーを模索し、

新たなメンバーを加えてまた新バンドが起動しそうです。

 

 

 

 

 

 

これも、乞うご期待!

 

 

 

 

 

しかし、前原先生もフュージョンのバンドでギター弾いたり、

ジャズグループのウッドベース弾いたりしてるし、

ザ・ドランカーズのメンバーも、みんな2つ3つバンド掛け持ちしてるわけで、

オレも含めてバンド中毒者のいかに多いことか・・・。

 

 

 

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2014.01.23

雑誌の原稿依頼

先日、「美蕾(みらい)」という耳鼻咽喉科の業界誌に

原稿を依頼されて、オヤジバンドについての記事を書いた。

 

 

 

 

 

「美蕾」はその手の雑誌の中ではいわゆる老舗で、

耳鼻咽喉科の医者であればほとんどの人は知ってるような雑誌なので

(逆に耳鼻科の医者以外はほとんど知られてないけど。)

ずっと、出たかったのだ。

(ちゃんと原稿料も出たし。)

 

 

 

 

 

 

最近、こういった雑誌に原稿を依頼されることが多い。

 

 

 

 

 

お医者さんが読む雑誌で、学術関係の記事もあるのだが、

そういった学術的な記事を依頼されたことは一度もなく

ワタシが依頼されるのは決まって雑誌の半分から後ろの趣味や娯楽のコーナーである。

 

 

 

 

 

 

フットサルやカヌーや私の好きな本とか、私の1曲とか・・・・

 

 

 

 

 

でも、イイのだ。

 

 

 

 

 

 

だって、そういった記事のほうが

絶対、読む人が多いし。

 

 

 

 

 

何しろ、ワタシ自身がこの手の医学雑誌は

後ろ半分しか読まないし・・・・・。

 

 

 

 

 

 あっ。

 

 

 

 

 

 

だから、オレんとこにはその類の依頼しか来ないのか・・・・・。

 

 

 

 

 

 

学術的な原稿の依頼は

医学雑誌の前半分しか読まない人のところに来るのか・・・・・。

 

 

 

 

 

 

なんか、すごく、本質的なところに気づいてしまった、かも。

 

 

 

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2014.01.21

職員募集のお知らせ

昨年末で、職員一人退職したため、

スタッフ募集をすることになりました。

 

 

 

 

フツーなら職安に募集を出して、新聞の折り込みチラシを入れるのですが、

その前にとりあえず、このブログで「最速先行予約」を行います。

 

 

 

 

お仕事は主に診療の介助、

患者さんの誘導や、機械器具の準備、簡単な検査、等々、

暴れる子供抑えたりもありますが…。

 

 

 

 

資格は時に要りませんが、

インターネットでお買い物ができるくらいのパソコン能力があれば。

 

 

 

 

なるべく正職員として、午前午後働ける人、

を希望します。

 

 

 

 

お知り合いにでもいましたらご紹介ください。

 

 

 

 

詳しくはお電話、メール、ブログコメントでお問い合わせください。

 

 

 

 

 

そうそう、チケット関係と違って

「最速先行だから、いい席ではない」

ということはないです。

 

 

 

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2014.01.20

やっと発券

ローリングストーンズのチケットがやっと発券。

 

 

 

 

年末、最速先行ゴールデンサークルはあっさりはずれ、

次のチケットぴあプレミアム会員先行で、

第2希望のS席に当選(させられた?)

 

 

 

 

しかし、その後も第二次先行予約なんてのがあり、

一般発売が先週末。

 

 

 

 

当然、チャレンジはしなかったが、

ゴールデンサークル一本釣りで行ったN先生は結局GC席は取れなかったようだ。

 

 

 

 

げに、チケット業界は摩訶不思議、

コネとカネが跳梁跋扈する魑魅魍魎の世界なのだなあ。

 

 

 

 

で、今日発券したチケット見ると「バルコニー席」。

 

 

 

 

きいたことないのでネットで調べると、

1階席と2階席の間の張り出しらしい。

 

 

 

 

この間のポール・マッカートニーよりは幾分近いかも。

 

 

 

 

野球ではいい席らしいが、コンサートではやはりミックジャガーは豆粒だろうなあ。

 

 

 

 

正攻法で行っていい席とれる人っているんだろか?

 

 

 

 

まあ、アリーナの後ろのほうでなくてよかった。

 

 

 

 

 

あとは、キース・リチャーズやチャーリー・ワッツの具合が

急に悪くなってキャンセルにならないことを祈る。

(ミックはたぶん大丈夫でしょうから。)

 

 

 

 

 

あ、オレの健康もw

 

 

 

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2014.01.17

ACミランの10番

ミラン移籍の本田くん、初ゴールも生まれたそうで

すごいじゃないですか。

 

 

 

なんってったってあの名門「ACミラン」の10番ってのがスゴイ。

 

 

 

 

 

ヨーロッパ・サッカーがテレビで見られるようになったのは

伝説の番組「三菱ダイヤモンドサッカー」を別にすれば、

WOWOWがセリエAの放送を始めたのがはじまりかも。

 

 

 

 

 

もう20年以上前、ワタシも当時のマンションのベランダにBSアンテナを自分で設置して

WOWOWに加入したのだ。

 

 

 

 

 

その頃、圧倒的にすごかったのがファンバステン、フリット、ライカールトの

オランダ代表トライアングルを擁するACミランであった。

 

 

 

 

 

そういえば、ミランとダービーマッチを戦う現在長友が所属する

インテルはマテウス、ブレーメ、クリンスマンのドイツ・トライアングルだった。

 

 

 

 

 

ACミランは当時黄金期でリーグ3連覇のほかチャンピオンズリーグも制したが、

なんといっても1991-92シーズンにリーグ無敗優勝という

考えられない大記録を成し遂げたときはホントにびっくりした。

 

 

 

 

 

その後、三浦知良が日本人初のセリエA選手として弱小ジェノアに

(スポンサーがらみで)移籍してデビュー戦を戦ったのがACミラン。

 

 

 

 

 

その時、カズはミランの主将バレージと激突して鼻骨骨折してしまうわけだが、

その時の我々サッカー・ファンの反応は

「三浦カズもあの偉大なバレージと公式戦でぶつかって骨折したなんて

イタリアでいい思い出ができてよかったなあ。」

などというものだった。

 

 

 

 

 

そんな、おのぼりさん感覚から20年、

チームのエースとして活躍を期待されてミランに日本人選手が加入する時代になったのだなあ。

 

 

 

 

 

 

まるで開国させられたあとの不平等条約を解消するために鹿鳴館を作った時代から

トヨタやホンダが北米でがんがん車を売る時代になったかのような変化だ。

 

 

 

 

そのうち、チャンピオンズリーグ決勝で日本人同士のエース対決なんて

スゴイ場面がみられるかもしれない。

 

 

 

 

 

いやいや、ワールドカップの決勝に日本代表が出ることだって、

今後、絶対ないとは言えないかも。

(まあ、オレが生きてるうちはないだろうが。)

 

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2014.01.15

アデノイド手術後に起きた夜間の咳嗽

はじめまして。 突然の質問で恐縮ですが、ご意見をお伺いできましたらと思いまして。 私達はイタリア在住です。昨年4月ごろ3歳の娘の夜間の無呼吸に気づき、10月にアデノイドのみの摘出手術を受けました。アレルギー検査は全て陰性でしたが、炎症を抑える効果があるとのことで7~8月にあシングレアを服用していました。9月から術前ということで服用をやめると夜間に鼻水が落ちてか咳込むようになったのですが、術後1週間はそれもなくなり寝息もたてずに眠っていました。

ところがその1週間過ぎるとまたイビキをかきはじめ無呼吸になるようになりました。また夜間の咳も酷く殆ど眠れない状況です。

12月に一ヶ月点鼻薬を使いましたが改善されず、小児科医からは、アデノイドがすぐ再肥大したか、アレルギー反応があるのかもしれないと言われ、3日前から再度シングレア2ヶ月とジルテック15日間で様子を見るようにと診察されました。

苦渋の決断での手術の効果がたった1週間しかみられず、毎晩寝苦しく咳こみすぐに病気になる娘がとても不憫です。

他に考えられる病気がございますでしょうか?

日中は全く咳もなく、鼻水もでませんが、術後からよく指を鼻に入れるようになりました。

お忙しいところ大変恐縮ですが、ご意見を頂ければ嬉しいです。宜しくお願いします。

 

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ということで、新ブログになって初めてご質問いただきました。

 

 

 

 

しかも、イタリア!

 

 

 

 

ガンバレ、本田!

 

 

 

 

・・・の話はあとでするとして、このご質問。

 

 

 

 

症状は夜間の無呼吸、イビキ、鼻水が落ちて咳き込む、

日中は咳もなく、アレルギー検査は陰性。

アデノイド術後1週間ほどよかったが、また再発。

 

 

 

 

さあ、ナニが考えられるでしょう?

 

 

 

 

専門医の試験問題になりそうですね。

 

 

 

 

 

まあ、第一候補は副鼻腔炎の存在を疑う、でしょうね。

 

 

 

 

 

鼻の中、すなわち鼻腔に連続する空洞である副鼻腔は、

新生児、乳児にはありませんが、3歳過ぎ、体重にして12kgを超えるころから

目の下の上顎洞や、目と目の間の篩骨洞などが形成され始めます。

 

 

 

 

 

ここに炎症が及ぶと副鼻腔炎といい、

膿性鼻汁がたまった状態を俗に「蓄膿症」と呼びます。

 

 

 

 

 

症状は、鼻閉のほか後鼻漏によるタンがらみのセキが特徴で、

昼間よりもとくに夜間、寝入りばな、明け方、起床時、

また、走った後などに悪化します。

アデノイド肥大がある子は合併しやすいです。

 

 

 

 

 

 

術後の抗生剤投与により一時的に改善したものが、

完治してなかったために後に再燃した、という可能性はありそうです。

 

 

 

 

 

鼻のレントゲンで副鼻腔陰影の有無を確認する必要はあるでしょう。

 

 

 

 

 

そうでなかった場合、

喘息の合併発症、

検査項目になかった未知のアレルギーの存在、

いわゆるアレルギーの機序を介さない血管運動性鼻炎などの気道過敏症の存在、

扁桃肥大の影響、感冒の反復罹患による咳嗽の遷延、

等々、いろいろ可能性は考えられますので

一つ一つ確認する必要があります。

 

 

 

 

 

 

また、大きな声では言えないが「アデノイドの取り残し」ということも

ないとは言えない。

 

 

 

 

 

アデノイドは扁桃腺と違って被膜におおわれていないので、全摘出ではなく、

「削り取る」手術をします。

 

 

 

 

 

減量が不十分だと、すぐ再増殖で上咽頭をふさいでしまう、

という残念な結果も無きにしも非ず。

 

 

 

 

 

まあ、アデノイドは年齢とともに退縮するので、

少しでも減量できた、ということで再手術はしないことが多いですが。

 

 

 

 

 

レントゲンは簡単に撮れるので

手術後に検査をしてないのなら、一度確認してみてもいいでしょうね。

 

 

 

 

では、お大事に。

1件のコメント
2014.01.13

大浮世絵展

土曜日に東京で感染症関係の研究会があったのでその晩は一泊し、

翌朝、娘と待ち合わせてお出かけ。

 

 

 

 

やってきたのは両国。

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おりしも初場所開幕でお相撲さんもフツーに歩いているが、

お相撲を見に来たわけではない。

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目的地は国技館の東、江戸東京博物館。

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これである。

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絵画、美術関係にはとんと疎いワタシであるが、

浮世絵はちょっと好き。

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一番好きなのは超有名なこの絵だ。

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葛飾北斎「神奈川沖浪裏」。

 

 

 

 

 

 

 

 

実はそのルーツはココにさかのぼる。

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小学校高学年、おりからの「切手ブーム」にまんまと乗ったワタシは、

切手コレクターであった。

 

 

 

 

 

 

中でも、浮世絵を題材にした切手趣味週間シリーズの美人画、役者絵と、

国際文通週間の東海道五十三次、富嶽三十六景は切手マニアの間でも人気が高かった。

 

 

 

 

 

確か右上の安藤広重作、雪の「蒲原」は2000円以上したような。

(いまは歌川広重というようだ。)

 

 

 

 

 

それはさすがに手が出なかったが、

どうしてもほしかった北斎の「神奈川沖浪裏」を

近所のデパートで500円近く出して買った覚えがある。

時の小学生にとってはそれこそ大変な散財であった。

もちろん、親にはナイショ。

 

 

 

 

今回も、切手になった絵は名前も作者もはっきり覚えていて、懐かしかったです。

 

 

 

そうそう、同級生の「切手博士」石井君が

宝物のように見せてくれた東洲斎写楽「市川海老蔵」

(これは確か当時1000円以上)

も、ついに本物を見ましたぞ。

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他にも、たくさんの浮世絵が時系列で展示されていて、

歴史的資料としても大変興味深かったです。

 

 

 

 

 

 

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浮世絵、何となくお正月っぽいし。

(でもチョー混んでた。)

 

 

 

 

 

 

 

帰りにこんなものを発見。

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別にお相撲さんでなくても誰でも駐められるらしい。

 

 

 

 

横綱、ってくらいだからどでかいのかと思いきや、

こじんまりした駐輪場でした。

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今回から、いいねボタンやツイート、ブックマーク機能の追加

および、コメント欄もわかりやすくなりました。

 

 

 

 

 

ぜひぜひ、ご活用ください!

 

 

 

 

 

 

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