2009.12.21
なんか前回「拍手ボタン」について書いたら、すごい数になっててあせりました。
応援、まことにありがとうございます。
話変わりますが、先日、私の大学時代の同級生がテレビに出ていました。
「世界一受けたい授業」!
これです。
「世界一受けたい授業」
すげーよ、サトル!
高橋悟君は私の大学時代の同級生で、今は日大の泌尿器科の主任教授です。
いやー、日テレ、地上波、しかも土曜日のゴールデンタイム。
オレのチンケなブログとはケタが違うぜ。
(いや比べるほうが・・・・)
しかし、大学時代、ともに彼女がいなくて、
土曜の夜、オレの下宿のコタツで、酒飲みながら一緒に「オールナイト・フジ」見てた
あのサトルがなー。
立派になって、オレはうれしいよ。
しかも、驚いたのは
「上手い!」
ということ。
あの堺正章氏をはじめとした、そうそうたる芸能人の方々の前で
(といっても私は他は知らない人ばっかだったけど)
そつなく、にこやかに、滑らかに講義してましたねー。
いやー、びっくりしました。
実は、私、学生時代に脚本書いて監督やって映画撮ったことがあって、
そん時サトル君にも医学生役で出演してもらったんだが、
喫茶店でランチのピラフ食いながらしゃべるシーン、
何回撮りなおしたことか。
セリフ、一つだけだったんだけど・・・。

2009.12.19
毎日のようにブログを書いてると気になるのは、読者の反応。
書いてはみたものの、別にお金もらってるわけではないが
読んだ感想は作り手としては大変気になるところだ。
ライブだと、お客さんの反応は直に伝わるのだが、
ブログではなかなか相手の顔が見えない。
コメントを書いていただけるとすごくうれしいし、
(いつもコメントくださる方々、大変感謝しています。)
患者さんなんかは、外来で「先生、読みましたよ。」
なんて言っていただけるのは、さらにうれしい。
中には、つい先日、私のブログを読んで、全く初診の患者さんが
「この先生だ。」と思い、車で2時間もかけて茨城県から来ていただいた。
これなんかは全く光栄の至りです。
そんな、大げさではなく、このブログには「拍手ボタン」ってやつがあります。
ブログを読んで、ああ、そうだよねー、とか、よくがんばった、とか、面白かった、
なんて時に、ポチッとおしていただけると、拍手数がカウントされるってやつ。
これがなかなか励みになる。
最近では「今度の日曜日、インフル外来します。」が、皆様の支持を受け
大変心強く思ったもんです。
そしたら、先日書いた花粉症の記事がちっとも「拍手」カウントされない。
まあ、そんなたいしたことはないけど、何となく気になるわけです。
なんかまずいこと書いたかな、なんて。
そしたら、サーバー側の拍手カウントの不具合があったってことが、
ブログサーバーからの連絡にあって、実際には拍手もカウントされており、
ホッとした次第です。
そんなわけで、皆さん、筆者の励みになりますので
今後もちょっとでもいいなと思ったら
「拍手ボタン」お願いします。
もちろんコメントも大歓迎です。
ちなみに、この間まで過去最高の拍手数を獲得してたのはこの記事です。
まだお読みでない方もいらっしゃるかと思いますので、
時期的にもちょうど良いので、この機会に是非ご一読ください。
今からちょうど1年前、去年の12月に書いたブログです。
「A美ちゃんの瞳」

2009.12.17
先月、寒くなってきたので、しまってあったファンヒーターを出してきた。
ところが、スイッチを入れると点くには点くのだが、
温度設定のダイヤルが何度やっても自然に最高の30度まで上がってしまう。
これでは困るので、購入した「Y電機」に修理のため持ち込んだ。
見積もりに2週間、修理に1週間かかるとのこと、
ズイブンかかるなーとは思ったが仕方が無いのでお願いした。
で、日に日にきびしくなる寒さをエアコン暖房でしのぎ、
(ウチのリビングは床暖房もホットカーペットもコタツも無い)
毎日のごとく、家族からはファンヒーターまだー?とせかされた。
やっと、修理完了の電話をもらい、即、取りに行った。
修理代1万数千円。
なんか、安いファンヒーターなら買えそうだ。
帰って、さっそく点火。
げ、全然直ってねえじゃん。
メーターはまたするすると30度を指し、何回やってもダメ。
「Y電機」に電話。
何回かの電話のやり取りの末、翌日、修理の人が来てくれることになった。
で、昨日夕方、おじさんが1人で登場。
事情を説明すると、あー、はいはい、と修理を始めた。
ダイヤルのところになんかこぼして、ダイヤルがロックされちゃってたらしい。
と、いうことで4~50分で作業終了。
無事直りました。
なんだ、簡単に直っちゃったなー。
しかし、最初の修理でいろんな部品を3つ4つ交換してるが、
ありゃ、なんだったのか?
おそらく、修理した「S社」は全然関係ないところをいじってた?
今回の修理はお金取られなかったが、
1万数千円払ってるわけで、なんか、納得いかないなー。
病院だったら、もし間違って、良い方の耳手術したりしたら、
訴訟、賠償金ですぜ。

2009.12.16
えーと、まだ先の話なんですが、
早めに知っといてイイことなのでお話しときます。
毎年スギ花粉症で治療されてる皆様にお知らせです。
花粉症のときは、症状が出る前から薬を飲んだほうがいいという
ことは、もう一般にはかなり浸透しましたね。
これ、もう20年近く前から始まったやつで、
当初は「季節前投与」といわれてましたが、
近年は「初期療法」といわれ、ガイドラインにも記載されてます。
ケミカル・メディエーター遊離抑制という作用を持つ薬が開発されたとき、
この考え方が起こり、のちに治験も行われその有用性は
実証されています。
かつては「抗アレルギー剤」と呼ばれましたが、最近はこの呼び方はなくなりました。
その後、この作用を持った薬が出るたびに治験が行われ、
その効果も確認され、
「初期療法」はもはや常識化しました。
ただ、「遊離抑制薬による細胞膜の安定化」が、その主たる作用機序だとされ
その効果が出るのに2週間程度かかるので、
「スギ花粉の飛ぶ2週間前から飲む」
というのがこれまでの考え方でした。
ところが、最近の研究によって新たな事実がわかりました。
初期療法の効果の多くは、拮抗剤がヒスタミンレセプターをブロックすることによって起こる
細胞の沈静化によって起こる効果であることがわかってきました。
ちょっと話が難しくなりましたが、要するに結論はこれです。
「花粉症の薬は花粉が飛び始めてから、
もしくは症状が出始めてから飲み始めればよい」
2週間前から飲まなくても大丈夫。
なぜなら遊離抑制剤の効果と違い拮抗剤はすぐ効果が出るからです。
(病院で出るアレルギーの薬は大体、遊離抑制効果と拮抗剤の両方の作用のある薬です。少なくとも当院では。)
今までは、節分過ぎたらそろそろ薬始めましょう、
って言ってましたが、来年からはその必要ありません。
周りの人にも教えてあげましょう。
もちろん、症状がひどくなっちゃってからでは薬がなかなか効きませんし、
良くなってもシーズン中は飲み続ける、ってのは以前と同じです。
まあ、毎年当院で治療されてる方は例年1月末から2月初めに来院いただいて
1シーズン2~3か月分の薬をまとめてお出ししているので、
その時に、飲み始めの時期について説明させていただきますが。
(年1回しか会わない患者さんが結構多いのだ)
このこと、すごく大事なことなので、各メーカーはお医者さんのところに行って
新たな知見の説明をしなきゃいけないとこですが、
メーカーにとっては2週間分、あるいはそれ以上売り上げが落ちるわけですから
わざわざ、ちゃんと、説明するかなー。
少なくともオレんとこには来てないけど。
