2016.06.30
医者としての本業のほかに、仕事柄、医療関係の講演、講義なんかを頼まれることがある。
地域の小中高や、その先生方や、はたまた父兄や、企業、団体、病院など対象はさまざまであるが
製薬メーカーの「勉強会」の講師なんてのも良くある。
昨日は、そんな「社内勉強会」で宇都宮まで行った。
担当者からはタクシーで来てください、とチケットをもらったが、
電車が好きなのと、なにより1時間以上タクシーに1人(運転手さんと2人)乗っていくのが苦手なので
電車で宇都宮まで。

両毛線で40分もかけてがたごと小山まで行って、
さあ、新幹線だ ♪ と、意気込んだが
小山~宇都宮間はわずか10分であった。

ひょっとして、JR宇都宮駅で降りるのは初めてかも。
駅前は「餃子」の文字ばかり。

これは、ゴジラ?

通された会議室はとってつけたような歓迎ムードで、
浦和レッズファンのワタシとしてはかなりウレシイ。

実は、社員にワタシに劣らず熱心なレッズ・サポがいて
そのヒトの指導の下に行ったことが、あとでわかった。

で、そんなわけでワタシのオープニング・スライドもこんな感じ。

花粉症の診断、治療について今回はこのブログに過去書いた「花粉百人一首」を絡めて解説。
(ブログ横のカテゴリー検索「花粉症」でご覧いただけます。)

話の内容はしばらく前から考えていたが、スライド自体は鹿児島から帰って4日間で80数枚作った。

まあ、こういうのは自分の知識の整理にも役立つので。

そして、ワタシの講演は、いつも最後のスライドはバンドのライブ告知と決まっています。

そのあとは、市内でちょっと美味しいお酒を飲んだりの水曜日であった。

来月は「禁煙」関係の講義を、こんどは県の保険ナントカ研修でやることになっとります。
内容はこれから考えますが、
やっぱり、レッズで始まり、バンドで終わる、と思う。

2016.06.29
この試合、あるいはその前の試合は優勝決定戦になるかもしれなかったゲームだが、
学会と、ライブで現地観戦はできず。
早々と優勝がなくなったことで、むしろ雑念が無くなった。
カツノルマも前回からやめてみた。
前回、天丼で成功したので、今回はカツ丼⇒天丼⇒の流れで「牛丼」。
相手が、ヴィッセル神戸ということも加味して。

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2016年J1第17節
浦和レッズ 3-1 ヴィッセル神戸 (埼玉スタジアム2002)
(前半 2-0)
(後半 1-1)
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前節で息を吹き返したレッズ。
しかし、エース興梠はリオ・オリンピック代表のオーバーエイジ枠に内定しながらも
2か月間得点がない、という課題の中にいた。
その意味で、この2ゴールは大きい。
試合の日の朝第2子が誕生した梅崎のPKも勝利に花を添えた。
終わってみるとファイナル5は3連敗のあと、2連勝であった。
勝ち点にして優勝した鹿島に「6」及ばなかったわけだが、
もし、鹿島との直接対決でレッズが勝っていたら
鹿島の勝ち点は3減って「36」、
レッズの勝ち点は3増えてこれまた「36」と並んだことになる。
もちろん川崎の存在もあるが、ただ、なんとなく、そうなったとしても、
レッズが優勝に絡んだ場合、今度は逆に
最後の2試合を連勝で終えることはできなかったような気がする。
レッズが2連勝できたのは優勝の芽がなくなって
残り2試合がゆうしょうのかかった「大一番」ではなくなったからなのでは、などと
つい、ひねくれた考えを持ってしまうレッズサポはワタシだけではあるまい。
って、チャンピオンシップがある限り永遠に優勝できない、ってこと?

2016.06.28
さて、鹿児島学会、バンドのライブ等で、すっかり時間がたってしまったJリーグ。
2試合たまってしまった。
まずは、先週水曜日、22日のFC東京戦。
この試合はちょうど、鹿児島に向けての移動日であった。
ランチは、途中の北千住。
ここで、カツを食う手もあったのだが、
前回書いたように、連敗で身も心も胃袋も疲れていたので、あえて別メニューで。
てんや「のどぐろと空豆の天丼」。
・・・・いや、全然胃袋にやさしくないぞ。^_^;

だって、「てんや」好きなんだけど、足利にないんだもん。
美味しかったっす。
で、試合は帰宅後、金曜日に見たわけだが。
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2016年J1第13節
浦和レッズ 3-2 FC東京 (埼玉スタジアム2002)
(前半 0-2)
(後半 3-0)
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なにしろ、大失速、絶不調の浦和レッズ、
対する相手は、強豪ながらめっちゃ相性のいいFC東京。
ホームゲームでは2003年以来、15戦連続でFC東京相手に公式戦負けなしである。
それでも、前半はFC東京のゲーム。
13分、31分とゴールを割られ、0-2となった時点で、ああ、今の浦和ではダメか。
ジンクスもいつかは破られるもの、と誰もが思った。
ところが、このジンクス、予想以上に強かった。
後半21分、CKの流れからの興梠のクロスを槙野がヘッドでゴール。
これで、いろいろ「目が覚めた」。
そのわずか6分後にまた槙野が同点弾を決めた。
こうなると「ジンクス」は、プレイヤーの脳裏に強烈に働きかけてくる。
「勝てるぞ」と思う浦和の選手と「また、負けるかも」と思うFC東京の選手のメンタリティが
チームの勢いに現れる。
78分に阿部の強烈なミドルがバーをはたくが、そこに李忠成がいて、胸で押し込むことができたのは、
何となく、そういった見えない力に導かれたような気がする。
結果、大逆転で連敗のトンネルを脱出。
水曜日の夜なので、もし、学会がなかったら
見に行っていたゲームなので、そこだけクヤシイ。

2016.06.27
6月25日(土)は足利織物会館のライブハウス「STASH」でのイベント、
「Underground Picnic」に参加させていただきました。

ここは旧ゴクラクヤ。
また、お店が復活してヨカッタ。
いきなり入り口でFさんファミリーに出会う。

こうしてみるとココナッツはママ似の美人になりそうだ。

そして、3兄弟のドン(?)今日は先生の「別の顔」にやや戸惑い?

お店の内装もだいぶ変わった。

一番手は「バグラッツ」。

このバンドダイスキ!パンクの楽しさバクハツ。

選曲もかなりツボ。

ワイルド・ワン、良かった♥ トレーシー・ウルマンも。

早くも会場はヒートアップ。

アヤシイオジサンもやってきた。

2番手の「U.L.E.」は、ベース(シンセサイザー)&ドラムの2人組。

プログレ、というかテクノというか、
ともかくどうやってこんなにいっぱいいろんな音出してるのという職人技。

加えて、ドラムのシンちゃんの40分間休まず正確に叩き続ける体力と抜群のテクニック、
こちらも職人技。

そんな「匠」のバンドの次は、ワイルド&アグレッシブ、ニルヴァーナのコピバン
かーと・ちょばーん氏率いる「OUT FROM UNDER」。

今回ベースにkozzy氏を迎えての4人編成。

シアトルからの風が吹く。

そりゃ、もう、盛り上がりますわ。

そしてようやく4番手にワレワレ「C5-dips」の出番でおます。

足利では意外にもひさびさのライブ。
去年8月ゴクラクヤ・ファイナル以来かと思ったが、11月のワタラセソニック以来でした。

いずれにせよ、ここにお店が再開されたのはウレシイ。

そして、そこにこうして出られたことはもっとウレシイ。
「アメリカン・パイ」、「ゴクラクヤ」、そして今回「STASH」とお店3代にわたり出演したわけで。

こちらもそれなりに歳をとったが、まだまだイクゼ。

そして、今回ひときわ熱いお客さんたちにも助けられて。

まだまだ、お楽しみはこれからだ。

ライブは元気の源。

2016年、「C5-dips」夏のライブのスタートだ。

最後、ラモーンズ~ピストルズのパンクメドレー・アンコールで。

今日は、アリガトウ。

また、すぐ、会いましょう。

お疲れ様です。


そして、トリは「畝り音」。

さすがに、すばらしいテクニックと表現力。

抜群の存在感で、楽しいライブ・パーティーのフィナーレを盛り上げました。

ボーカル3人組。

あー、楽しかった。
また、やりましょう!


2016.06.26
さて、3日目最終日。
ついに桜島は姿を見せず。

さあ、行くぞ。
(実はこの視線は、別に決意の表れではなく、たまたま横で急に上がった噴水を見ている。)

げに「学会場泊」は便利。
今朝は正真正銘の1番に会場入り。

誰もいない。
始まるまで、ブログ書いてました。

今回は臨床セミナー、全10コマ受講達成!

ただし、これは専門医の単位にはなりません。
そのあとは「パネル・ディスカッション」。
若い先生が出てきて、症例を提示されコメントを求められるもの。
NHKのあの番組みたいなやつだ。
・
最近、流行りでいろんな学会で見るが、オレたちが若いころこんなものがなくてホント良かった。
演題発表のときに意地悪な質問はこないか恐々としていたレジデントのころ。
学会場でこんなことされたら、学会恐怖症になりそうだ。
などと考えながら見てるワレワレ。

そういう目で見ると、何となく登壇してるのはやさしそうな先生ばかりだし、
女医さんが一人もいないのもひょっとすると、
そんなの、やです、パワハラです、なんて言われそうなので、
イヤといえなそうな先生を選んだのか、などとうがった見方をしてしまう。

でも、皆さん、ホント優秀でビックリしました。
さて、そこまできいて、学会場を後に。
25年ぶりの鹿児島、25年前もこのホテルに宿泊した。
大変いいホテルでした。

そして、鹿児島中央駅で、お土産と昼食。

駅まで乗せてもらった、タクシーの運転手さんおすすめの回転寿司に入る。

回転寿司といっても、海なし県の回転寿司とは全然違う。

これは、ちょっとレベルが違います。

例によって聞いたことないネタ多し。
「アラ」。

こんな魚だそうです。

これは「アオマツ」。

これです。

どれも「魚食ってる感」がハンパない。
海あり県の回転寿司、あなどりがたし。

ココも、色紙のお店。

そして、帰宅。
ソラシドエア―は「空+Seed」でソラマメカラーだったのだ。
でも、Seedは「タネ」で「マメ」はBeanだけど。

いろいろと実り多い学会でした。

またいつか訪れる日があるかな。


2016.06.25
朝、起きると梅雨空。
ドカンと見えるはずの桜島は姿を現さない。

朝刊には九州大雨のニュースなので、まあ降ってないだけ良しとしよう。

さあ、予告通り開始時間には会場へ。
今回、宿泊が学会会場となってるホテルなので、チョー楽である。

開会15分前、まだ、ガラガラ。
フツーの学会は、こうだ。
前回の日耳鼻総会が異常であった。

今回は指定講習ではないので、バッチリ6コマ、入れ替えなしで聴くことができました。

あさイチから午前中いっぱい休憩もなくセミナーを聴き、
さて、ちょっと息抜き。
このあと、ちょっとの間、聴きたい講演がないので・・・・
せっかくなので、桜島まで行ってみよー。
学会開催中に観光をするのは不適切かもしれないが、違法とはイエナイ。^_^;
ま、都民の税金ではなく自分のお金なので・・・・。

フェリーはひっきりなしに出てるので待たずにすぐ乗れる。

桜島まで約15分、160円、ヤスイ!

すぐ到着。

おお、ここはガンバの遠藤ヤットの地元なのか。

しかし、島にわたっても山は雲に覆われていた。

長居する予定はないので、ビジターセンターを見学。

桜島と記念写真コーナー。

これがウワサの「火山灰袋」。
鹿児島では「燃えるゴミの日」「燃えないゴミの日」のほかに
「火山灰の日」があるという。

しかし、さして見るものもなく、また鹿児島市に戻る。今度は第十八桜島丸。

船によって作りが違う。
この船はラウンジあり。

帰りに気づいたが、この連絡フェリーは、方向転換をしない。
つまり、電車みたいに両方向に進めるのだ。

この帰りに見た桜島が今回の旅行中、最大瞬間露出、であった。
モウチョット。

もう午後2時をゆうにまわったが、港に戻り、やっと昼食。

やはりここは刺身定食で。
その日の水揚げによって内容が変わるらしい。
それにしても、あまり聞いたことがない魚ばかり。

これはうまかった。
どれが、どの魚かわかんなかったけど。

そして、学会場に戻る。
夕方の講演はややリラックスした内容。

ともかく、これ、聴きたかった。

演者は元鹿児島大学農学部教授で焼酎メーカーで実際に商品開発をされていた方。
焼酎の魅力を歴史的、科学的に説明されており、興味深く拝聴した。

実は学会の公式フォトサイトにワタシがこの講演を熱心に聴くさまがアップされていた。

頭の中は多分「よし、今晩は芋焼酎だ。」ということであろう。
続いては鹿児島県出身のシンガーソングライター辛島美登里氏トークセッション。

演題名が「夢見るエイジング」である辛島氏は55歳。大変美しい!

実は辛島美登里さんはかろうじて名前知ってるくらいのヒトでしたが、
大変ステキな方でした。

ココでも、熱心に聞き入る我々の姿がオフィシャルサイトに。

音楽が人間の内面的な若さをはぐくむ、という説には共感できます。

さて、次は会場が変わって専門医領域講習。
実は、辛島氏のトークセッションを途中退出しないように
「領域講習はトークセッション終了後の開始となります」のスライドが呈示されていた。
あれがなかったら、みんなまたぞろぞろ退出して席取りに向かっただろう。
だが、行ってみると満員。最前列であった。
この会場、テーブルがないのでノートがとりにくい。

ともかく無事、受講票をもらうことができた。
そのあと、またメイン会場で辛島美登里さんのミニコンサート。

もともと、こういう失恋のバラードを歌う女性シンガーソングライターは
「苦手分野」だったのだが、
先の講演を聞いてにわかファンになってしまった。

ひょっとすると35歳の彼女にはさしたる興味を感じなかったかもしれないが、
55歳の年齢を重ねた今だからこそ、ぐっと魅力的に見えるのかも。

今度ビルボードあたりでライブあったら行ってもいいかも、
などと思いながら聞いている姿がまたも写っていました。

そして、会場を後にし、また街へ繰り出す。
今夜は鹿児島名物黒豚しゃぶしゃぶと決めていた。

では、いざ。

と、案内された奥のテーブル席。
なんとトナリは群馬大耳鼻科近松教授と若手医局員!
何たる偶然。

若い2人の女医さんは発表を終えられたあとの様でリラックス、
けっこういってましたね。(^o^)/
シメにカツ丼食ってたし。

教室のますますのご発展を祈念いたします。
この一件が群馬大耳鼻咽喉科のブログに乗っております。

で、しゃぶしゃぶも美味かった。
凝った盛り付け。

どうせお鍋に入れちゃうんですけど。

いつもビール一本鎗のワタシだが、昼間の講演を聞いて芋焼酎お湯割りでいってみた。
だが、この季節、鍋とお湯割りはやはりアツ過ぎた。汗、止まらん。(-_-;)

ごちそうさまでした。

と、タクシーを拾おうと街を歩いてると、突然妻が立ち止まる。

「白熊」とは、鹿児島名物のかき氷、しかもここは発祥の店らしい。

閉店間際に滑り込む。

入ってみるとココも色紙多し。

お、原田知世さん♥

こんな時間に、とも思うが
まあ、女子は甘いもん好きで、名物だし・・・・・。
撮影して、娘にLINE送ってるらしい。

実はワタシも先ほど焼酎だったので、生ビールも呑みたいかな、と。

コレ元祖白熊。

こうして、鹿児島名物を一筆書き的に網羅して長い一日は終わった。
明日は、最終日。

2016.06.24
午前中の仕事が拍子抜けするくらいあっさり終わり、
足利市駅へ。

鹿児島に向かう。
最近は手荷物の預けは自動化されたのだなあ。
なんとなくSFチックである。

鹿児島行きの搭乗は羽田空港の果ての果て。
時間に余裕持ってきてよかった。

鹿児島では大雨が心配されたが、曇りであった。
しかし、アツイ、そして湿度がハンパない。

鹿児島市は空港から遠い。
バスで50分、1250円。

ホテルにチェックインするともう8:00過ぎ。
夕食を食べに外に出る。

ココだな。

ガイドブックを見て予約した鹿児島郷土料理のお店だが、
なんかこの色紙の数、ハンパねえ。

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だが、たたずまいはフツーの居酒屋。

安くて、美味い。

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明日から、お勉強。

2016.06.23
ご存知のようにこの春15年乗ったクルマを新調した。

先日、仙台まで遠乗りしたが、同じ車種なのに乗り心地、使い勝手、燃費等々、
やっぱ、15年たつと違うわー、新車はいいわーと改めて思った。

さて、同じころ、こちらも15年以上使った当院の医療用レーザーを新調。
こちらも基本的に前機種と同じCO2レーザーである。

コレが、使い勝手がすこぶるいい。

このチップが細く、軽量。

焼灼能力も格段に良く、短時間で手術が終わる。

やっぱ、新しいモノはそれなりに進化してるのだなあ。
(やってる医者は老朽化しているが・・・)

そんなわけで鼻腔レーザー焼灼術、アレルギー性鼻炎で鼻閉にお困りの方、
また、重度の花粉症でクスリではコントロールが難しい方にお勧めです。
保険適応、日帰り手術です。
後ろでポーズとっている受付嬢にご相談ご予約ください。


2016.06.22
休診のお知らせです。
第78回耳鼻咽喉科臨床学会出席のため、6月23日、24日は臨時休診になります。

鹿児島の学会に参加するのは平成元年の気管食道科学会以来、実に四半世紀ぶり。
楽しみだ―。
しかし、現在、九州南部は大雨で大変なことになってるらしい。
無事、行って来られますように。

2016.06.21
6月の夏至に最も近い週末といえば、言わずと知れたル・マン24時間レース。
以前も書いたことがあるが、毎年この時期は妙にソワソワ。
今年はスカパーで中継アリ。
そんわけで、日曜日は朝からテレビつけっぱなし。
耐久レースなのでずっとテレビの前にはりついてるわけではなく、
他の事をしたり、食事をしたり、外出したり、その合間にテレビをチェック。
総合優勝にからむLMP1クラスは、今年はトヨタ、ポルシェ、アウディが2台づつエントリーし、
ここがレースのメインである。
スタート時は結構な雨が降っていて、ペースカー・スタートだったが、
一仕事終えて、戻ってみると晴れていた。
それにしても、日本車が過去優勝したのは1991年のマツダ787Bのみ。
これは感動した。

トヨタも、日産も、莫大な資金と時間をかけたが、いまだに総合優勝は無い。
日産は1989年、デイトナ24時間を制してル・マン制覇に期待が高まったが、リタイア。

トヨタに至っては2位どまりが4回ある。
今回、トヨタは相当の覚悟をもってル・マンに臨んだらしい。
夜を迎える前にトップに立ったが
残り4時間、依然、トップを走っている。

今回は、行けるか?

おそらく、ワタシを含め全モーター・ファンが考えていたのは1994年、1998年のル・マン。
1994年、最後のCカーのレース終盤、2位ポルシェに6分の差をつけて首位を快走するサードトヨタ94C。

しかし、残り3時間となったときまさかのトラブル。
ピットにはたどり着いたものの作業に12分を費やし優勝を逃す。

だが、残り3時間は切った。
しかし、まだ、安心できない。
1998年、ル・マン必勝の決意のもとに怪物マシンTS020を持ち込んだトヨタだったが、
トップを走っていた車がなんと終了30分前に、リタイア。

コレもテレビで見てて、絶対勝ったと思ったが、なんてこった、という結末であった。

しかし、今年は、その30分も切った。

どこにもスキはない。
おお、ついにトヨタ30年目にして悲願の初優勝か。
解説の由良拓也さんが、あと6時間走っても大丈夫ですね、なんて言った矢先。
あとワンラップ、残りわずか6分で「ノー・パワー!」の車載無線。
ナニ、なんだって!!
のんびりビールを飲んでいたワタシも、その横でスマホなんぞをいじっていた妻も、
思わず画面にくぎ付けに。
パワーダウンのトヨタ、しばらくよろよろ走ったが、路肩にスルスルと止まる。
同ラップのポルシェが迫る。

止まったトヨタの横を走り抜けていくポルシェ。

世界中が凍り付いた。
一体、何が起きたのだ!?

トヨタはまたしても勝者になれなかった。

優勝は大逆転のポルシェ。

残酷な結末。

ワタシはトヨタファンではなく、どちらかというとアンチトヨタであるが、
これは、カワイソウすぎるなあ。

ここまでやっても勝てないのか。

ポルシェはこれで18勝。最多を更新。

しばし、我が家もボ―ゼンとしていた。
ここまで、毎回勝利をほぼ手中にしながら、ついに勝てない。
あれ、どこかのサッカー・チームみたい、ですか。
