2018.03.31
さてF1はじまりました。
開幕のオーストラリアGP、メルボルンではフェラーリ、ベッテルが逆転優勝。
盤石だったはずのメルセデス、ハミルトンはショックを隠しきれない様子でしたが。
一方、ホンダからルノーに乗せ換えたマクラーレンはいきなり2ランク早くなり、
トロロッソにエンジンサプライしたホンダは、テストでは期待されたもののまだ芽は出ず、
この辺、残念。
まあ、トロロッソって元ミナルディですから・・・。
さて、今シーズン最も目を引くのはこのコックピットの上の構造物。
ドライバーを守る「ハロ」というデバイス。
たしかに安全性の面では必要そうだし、
これがあればアイルトン・セナは死なずに済んだのかなあ、とは万人の思うところではありますが・・・。
F1モデラー的には、何となくジャマっけ、もっと他のデザイン、プランはなかったのか。
かのニキ・ラウダ氏も大反対してたそうだ。
ラウダ氏はF1のDNAを破壊するとまでいったらしいが、たしかにカッコ悪い。
そして乗り降りにも難儀するこの障害物、
事故で炎の中から辛くも救出されたラウダ氏にとっては、
あの事故のトラウマがよぎるのか。
これあったら、焼け死んでいたかも。
最近のF1は燃えないというが・・・。
果たしてそのうち目が慣れるのか、
はたまた来年からはデザインが一新されるのか・・・。
2018.03.30
「3月はライオンのごとくやってきて、子羊のように去っていく。」
というのは、イギリスのことわざです。
”March comes in like a lion,and goes out like a lamb.”
とは、イギリスの3月初めは天気は荒れ模様のことが多いが、
次第におだやかになって4月を迎える、という意味のようです。
まさに、今年の3月はライオンのようにやってきました。
そう、耳鼻科的にです。
それまで低温の日が続いた2月中旬から
2月28日に急に気温が上がり、
おそらく3月1日から爆発的にスギ花粉が飛び始めたと思われます。
その後、例年に比べて高めの気温が推移したので、
サクラの開花~満開も1週間ほど早まったわけですが、
スギ花粉もバンバン飛んでここ数年では最もキビシイシーズンになりました。
もう、心も体もボロボロです。(T_T)
だいたい、スギ花粉量の多寡は前年の気象状況をもとにある程度予測できるのですが、
今年は完全に「想定外」でした。
昨年夏にはこんなことを言ってたのですから。
まあ、モノは考えようで、
もし夏の猛暑から翌年のスギ花粉が絶対多いという確信を得た場合、
耳鼻科医は秋、冬、お正月と、ことあるごとに、
「ああ、来年のスギ花粉は多いんだ、やだなー。」
というネガティブな思いを繰り返し思い出すことになります。
(少なくともワタシはそうです。)
それが、昨年から今年は、
年末で外来大忙しの時も、
1月に花粉症のレーザー焼きまくりのころも、
まあ、来季の花粉は少ないから、と心穏やかに過ごせたことは、
ある意味幸せだったのかも。
まさに知らぬが仏、であったと。
さて、もうすぐ4月、スギ花粉のライオンは、子羊のごとくおとなしく立ち去ってくれるのでしょうか。
はっ、まだ、トラのごとく荒々しいヒノキ花粉が、牙をむいて待っているのか・・・・・(゚Д゚;)
2018.03.29
普段テレビはWOWOW、スカパー、NHKばかりで、
民放地上波はまず見ることがないワタシである。
だが、たまにサッカー中継なんかで民放つけてると、
普段見ないコマーシャルを見るわけで。
時節柄、花粉症治療薬のCM結構多いですね。
アレグラ、アレジオンなど、最近は以前医家向けだった薬剤が市販薬として販売されています。
しかし、そのCMを見ると、すごく効くように描かれていますが、
そんなに効くわけねー。(# ゚Д゚)
もともとの薬を良く知ってるだけに。
ともかく、どんな効く薬であっても、
花粉のシーズンにマスクなしで外出できる薬などない。
それが、どれもこれもくしゃみや鼻水で苦しんでいたヒトが、
薬を飲んだとたんにパーッとマスクが取れて
笑顔でくるくる青空に舞い上がっていくような演出ばかり。
花粉症の薬は症状が出ない、または軽いうちから飲んでこそ良く効くのであって、
いったん重症化した症状はどんな薬飲んでもなかなか取れませんし、
薬を飲んでいて症状が軽減しても、
マスク、メガネ、帽子、コートなどの花粉対策を続けることは必須です。
ましてクラリチン、アレグラ、アレジオン、いい薬ですが、
眠気出にくい分、効果は最低限しかありません。
なので、これは、詐欺といわざるを得ない。
井川遥さんは美しいし、彼女に罪はないのだが、
・・・・・・・・そこで、マスクとっちゃ、ダメ―!!
「クラリチンEX」
きょうも、CMを信じた罪のない人々が
ティッシュのハコをもって待合室にあふれる・・・。(ーー;)
2018.03.28
院内にはすでに掲示済みですが、
今週の土曜日3月31日の受診受付時間は10時半までになります。
そして、通常おこなっているインターネット受付は無しで、
直接来院の受付のみ、とします。
実は私的な用事で、午後7時までに福岡に行かねばならないためです。
皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、
できるだけ、その前後の日に来院いただきますようご協力お願いします。
なにとぞ、ご了承ください。<(_ _)>
2018.03.27
水仙咲きました。
いよいよ春ですな。
まあ、そんなことには頓着せず、ずんずん進むのみですが。
水仙の英名はナルシス。
ギリシア神話の美少年ナルキッソスに由来、これはナルシストの語源でもあるそうです。
ふーん、関係ナイ。早く、行きますよ。
白い水仙もあります。
そして、境内の桜も5~7分咲き。
キビシイスギ花粉症の季節ももうすぐ終わりだ。
2018.03.26
先週の話になるがワールドカップを控えた代表戦。
ベルギーで行われた日本対マリはキックオフ時間が遅かったのでリアルタイムで見られました。
この試合、ワタシが注目していたのは日本代表初キャップの宇賀神友弥。
浦和レッズから代表招集され、これがデビュー戦となった。
何となく、我が子を見る親の心境である。
試合開始直後はまずまずの動きで1本良いクロスもあったが、
大迫くんは合わせられなかった。
あれ、決めてくれてればなあ・・・。
という中で、前半終了間際に相手にPKを献上。
前半のみの交代となってしまった。
この日が30歳の誕生日であったが、残念ながら苦い誕生日になってしまった。
しかし、言わせてもらえば、宇賀神選手には悪いが
もともと彼はどうみてもワールドカップメンバーの最終23人に入る選手とは思えない。
年齢も30歳の彼にそれほど伸びしろがあるとは思えないし、
大化けする可能性もほとんど感じられない。
ナゼ、ハリルホジッチ監督はこの時期にこんな選手を試す意味があるんでしょうか。
ワールドカップは対戦相手も決まり、本戦まで代表チームとしてできる試合は数えるほどしかない。
ここは、選手を試すよりも早くおおよそのメンバーを固定して熟成をはかる時期ではないのでしょうか。
マリ戦でもチームの連携不足、意思疎通の欠如ははっきり見てとれた。
受験でいえば、たとえば理系ならもう、
社会や国語は捨てて、重要科目の数学、英語に集中する時期
ではないのか。
特に、身体能力や個人技に優れる国々と違い、
日本サッカーの武器は、チームの連携とスピードでしょう。
なんて、子供が活躍できずに監督に逆ギレする親みたいなことを思ってしまうのでした。(^^;)
宇賀神選手、レッズで輝いてくださいね。
2018.03.25
降り立った駅は海浜幕張。
ここは、サマソニのあのマリンスタジアムのある駅。
だが、今回はコンサートではなく、お仕事。
このホテルで開催されるある研究会に出席のため。
ネクタイをひさびさに締めて臨みます。
なぜなら今日は演者なので。
アレルギー性鼻炎関係の研究会で、
耳鼻咽喉科の先生方の前でお話しすることになったもんで。
先日、パソコンの不調により原稿づくりが難航したアレです。
まあ、何とかかんとか間に合ってヨカッタです。
最後は毎度恒例(!)のバンドの宣伝です。(^-^;
まあ、なんとか無事終了。
ところで、ワタシのこのネクタイ。
よく見てみると・・・
科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MAT・・・のネクタイです。\(^o^)/
講演成功のため光の国からパワーをお借りしました。
ネクタイ外して、ホッと一息。
2018.03.24
卒業式シーズンです。
昨夜、スイミングに行ったとき、インストラクターの先生(男性)が、
昼間娘の卒園式で、泣いてしまった、
意外と、卒園する子供たちも、男の子でも泣いてる子がいた、と言っていました。
それは、ビックリ。
思い返すと、自分の時も我が子の時も、卒業式で泣いた記憶がない。
幼稚園の卒園式なんて、ほとんどワケわかってなかったかもだし、
小学校は転校する人以外ほぼ全員同じ中学校に進学するので、
別れの思いは皆無。
中学校はけっこう良い子ではなかったので、
卒業式でふざけたりして教師におこられる口であった。
高校の卒業式は大学受験の真っ最中。
当時は国立は一期校二期校があり、卒業式はたしか
一期校の受験後、合格発表前であった。
卒業式に参考書を持ち込んだり、
中には卒業式に出ないで勉強してるやつもいたし
とても、卒業の感慨などとはほど遠い雰囲気であった。
そういえば、国立一期の発表前ではあったが、
東大だけは当時一次、二次の試験があり、
卒業式に出てるとアイツは一次で落ちたな、などと
わかっちゃったものだ。
大学の卒業式も国家試験前でザワザワしており、
その合否により左右される4月からの運命も不確定なわけで、
卒業の感動はうわの空だったような。
そして、子供の卒業式。
これは、親としては感動の式であるはずであるが、
ワタシは一回も出席したことがない。
だって、そうでしょ。
耳鼻咽喉科医院が花粉症シーズン真っ只中の土曜日を
休診にしたら、そりゃ非難轟々に決まっております。
そんなわけで、どちらかというと涙もろいワタシではありますが、
卒業式の涙とはとんと縁がないのでありました。
2018.03.23
首都圏ではサクラの開花が進んできて、いよいよスギ花粉症もピークを過ぎつつある。
サクラの開花≒ヒノキの開花なので、まだまだシーズンこれから長いが、
この時期になると、特徴的な患者さんが毎年みられる。
それは「のどが痛い」ヒト。
のどが痛いヒトは一年中いるし、
風邪や溶連菌感染症を含む扁桃炎、アデノウイルス、手足口病、ヘルパンギーナ等、
さまざまな病気があるが、これらはいずれも「感染症」。
風邪などウイルス関連はほっときゃ治るし、検査して溶連菌ならペニシリンを10日間。
ところがこの時期、感染症でない咽頭通の方が結構いらっしゃる。
それは「花粉症」。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみときたら、素人でも花粉症では、と考えるのですが、
実は鼻症状も目の症状も、本人はほとんど自覚がない「咽頭痛」だけの花粉症があります。
診断のポイントはまずのどに目立った炎症所見が無いこと。
発赤、腫脹、膿栓、白苔など一切なし。
鼻から喉にかけてヒリヒリ、つんつんする持続性の痛みが典型的です。
時に微熱が出る場合もあるのでさらに風邪と紛らわしい。
そして、鼻腔を見るとたしかにハナはよく通って、鼻水もあまりないが、粘膜が蒼白。
スギ花粉症の既往があるか、血液検査でスギ花粉抗体陽性。
そして季節が合えば、ほぼ診断できます。
鼻水、くしゃみ出ますか、と訊いてもハナは何ともない、
という方も多いのですが、そこでハナの中をキチンと見て診断できるのが耳鼻科の強みです。
内科で抗生剤出たけど治らない、なんて人が何人か来ると、
我々耳鼻科医は花粉症シーズンもそろそろ後半戦だな、と思うわけです。
2018.03.22
昨日の春分の日、関東地方はまさかの降雪。
寒いのでラーメンでもということで。
やはり、気候と味覚は直結する。
石焼ラーメン、けっこうわが家は好き。
戻ったら、クルマにうっすら積雪。
これがスギ花粉の火消しになってくれればいいのだけれど。
少なくとも、この日がお彼岸にお墓参りにいったり、外に遊びにいったりの、
花粉症の患者さんたちを悪化させちゃう祝日にならなかったのはラッキーといえる。