ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2013.10.26

「山賊焼」とは?


 日本聴覚医学会は長野県松本市で開催された。
 比較的近いので車で出かけた。
 国宝松本城を見る暇はなかったが、
せっかくだから地元名物を食べて帰ろうと
持っていったiPadで検索すると松本名物は「山賊焼」らしい。
 そして、ここが「元祖」?
松本で「山賊焼」の老舗「河昌」さんである。
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 老舗といっても中は普通の定食屋さん。
おじちゃんとおばちゃんの2人でやってるようだ。
 これこれ、「山賊定食」。
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 調べたところ「山賊焼」と称されるものには2種類あり、
2つは全くの別物である。
 ひとつは山口を中心とした「トリもも肉の照り焼き」で、
西日本ではこれが広く「山賊焼」と呼ばれてるらしい。
 もう一方がここ松本・塩尻地方の「山賊焼」である。
 この「河昌」さんの昔のチラシだそうだ。
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 これが、その「松本の山賊焼」。
御覧のように「焼」といいながらなんと「揚げ物」である。
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 翻訳するとこれは、トリ肉丸ごとの「竜田揚げ」。
手羽とももをおのおの頼んだが、どちらもデカイ!011_201310260821146d0.jpg
 そのままかぶりつくしかないので、
キャベツをまきちらしながら、豪快に食べる。
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 豪快に食べるから「山賊」ではなく、
山賊はヒトからモノを「とりあげる」から「トリ、揚げる」になったという説もあるが
定説では無いらしい。
 「鶏の竜田揚げ」なんので味は想像できる範囲内だが、
なかなかおいしく、また食べたい、
ことに今度は夜、ビールとともに、などと思わせるご当地B級グルメでした。
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 少なくとも福井の「ソースかつ丼」よりはインパクトあったわ。
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2013.10.25

聴覚医学会に行って思ったこと


 昨日は外来を休診にさせていただき、
日本聴覚医学会に行ってきました。
 いろいろな発表、講演を聴きましたが、
「脳科学から見た難聴」の話はなかなかおもしろかった。
 テーマとしては、人工内耳の話なのですが、
人間は耳では無く大脳で音を理解しているわけですが、
その際にいろいろな情報を同時に用いて言語を理解しています。
 中でも、視覚による情報は大きく、
「だ」という発音を「ば」という口の形の映像でみせられると、
正確に聴き取れず「ば」と聞こえたり、他の音に誤認してしまう。
 この話自体は以前にも補聴器講習会などで聴いて知ってましたが
先天性難聴などで人工内耳を使った場合、
より視覚に依存するように脳の機能が分化していく、
という話でした。
 この話を聴きながらふと思い出したのは、
以前見た、この映像。
 この場合少し違いますが、
言語の聴き取り、というものが、耳だけでは無い、という事がよくわかりますね。
 いや、もう、そうにしか聞こえないから、人間の耳ってのも騙されやすいモノです。

 むっちゃ、風邪ひいてん、
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2013.10.23

臨時休診のお知らせ


 先月、日本鼻科学会のため休診を頂きましたが、
明日、10月24日(木)は日本聴覚医学会出席のため
休診になりますので、ご注意ください。
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 受付の上の目立つ所に掲示し、
また、来院された方にもご説明しておりますが・・・・。
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 おや、横にもう1枚掲示がありますね。
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 スイマセン、そういう事ですんで・・・・。
 ・・・・・大変ご迷惑おかけいたします。
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2件のコメント
2013.10.20

アウェイで鹿島粉砕、2位浮上!


 ミッドウイークの天皇杯をある意味「捨てて」臨んだ
週末の「大一番」。
 首位を勝ち点差2で追う3位レッズが、
4位の鹿島アントラーズとアウェイで対決。
 負ければ順位はひっくりかえり4位転落とともに
優勝の可能性はかなり遠のいてしまう。
 しかし、カシマスタジアム15時キックオフは当然間に合わず。
夜は日赤で夜間救急当番だし。
 ああ、でも、何かできることをしなければ。
 という事で「とんかつ定食」(笑)
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 今日は大一番という事で足利でのとんかつの名店とされる
大通りの「とんかつ栄」で、「とんかつ定食(上)」でいってみた。
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 ごはん、お代わりして、テレビの前に。


 2013年J1第29節
 鹿島アントラーズ    1-2    浦和レッズ   (カシマサッカースタジアム)
       (前半    0-1)
       (後半    1-1)


 天皇杯で山形に敗れた試合をスタンドから見ていたレギュラーメンバーたち。
 見てろよ、今度はオレたちがやってやるぜ、
とモチベーションが高まったことだろう。
 今期ホームゲームでは負けなしの11勝2分けと圧倒的な強さを示し、
直近公式戦4連勝の絶好調の鹿島を敵に回し、
レッズはゲームを支配した。
 トップチームは今やミシャサッカーを完全に理解し、
サイドチェンジと縦パス、ワンツーで鹿島陣内に攻め入る。
 守っては、早いチェックで鹿島フォワードに仕事をさせず、
そのイライラが後半のダヴィの退場につながった。
 なんと言っても、大事な試合で点を取ってくれる那須の存在は大きい。
 うーん、「ナス」といい「コオロギ」といい、
秋になって「旬」になるわけだ。
 原口のドリブルシュートも良かった。
 本人が言うとおり2003年ナビスコ決勝
鹿島アントラーズ相手の達也のゴールを彷彿とさせたなあ。
 あの日もこんな冷たい秋の雨だった・・・・・。
 当時、原口は小学生だったそうだが、
相手キーパーは今と同じソガハタというのもスゴイ。
 さあ、これで単独2位浮上、
1位マリノスとの勝ち点差は「2」。
 盛り上がってきたぞーーー。
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2013.10.19

日本鼻科学会で福井に


 先月、9月26日27日は外来を休診にさせていただき
日本鼻科学会に出席して参りました。
 会場は、福井市。
 めっちゃ遠いです。
 ネットで調べたところここ足利からでは、
飛行機を使って羽田から小松空港経由で行くのと、
鉄道でJR東海「ひかり」米原乗り換え福井行きと
また、新潟周りで上越新幹線から特急「白山」で行くのと
時間がほとんど全く同じ。
 まさに、日本の「裏側」なのだ。
 そんなわけで、ヒコーキより鉄道の好きなワタシは、
本数の多いJR東海回りを選んだ。
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 米原駅から特急「しらさぎ」♪
「乗り鉄」としてはウレシイ。
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 福井の名物は「かに」と「ソースかつ丼」らしい。
 「かに」は妻が食べられないし、まだシーズン前なので、
「ソースかつ丼」で。
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 うーーーん、超フツーw
 ウメボシと大葉が入ってるのが「名物」なのかなあ、
足利のソースかつ丼の方が美味いような・・・・。
 それにしても「ソースかつ丼」を「名物」と謳う土地のなんと多いことか。
 「駒ヶ根市」や「会津」なんか有名らしいが
お隣の桐生市や、ここ地元足利でも「ソースかつ丼」を名物と位置付けている。
 さて、会場は福井市「フェニックスプラザ」。
なんで「フェニックス」だか不明。
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 今回の学会の最大の目的は、
もうすぐ始まる「舌下免疫療法」の講習会だ。
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 かつて減感作療法といわれたアレルギーの抗原を
少しづつ注射して体質を変える治療法、
一定の効果はあるものの、
毎週毎週1年以上注射に通わなければならないのと
アナフィラキシーショックの可能性などによりなかなか普及しなかった。
 それが、今回、注射でなく舌下滴下による治療が
行えるようになったのだ。
 耳鼻科関連の学会ではもう10年以上前からのトピックだった。
 その開始にあたり、臨床医は一定の知識と技術が必要とされ、
学会で実施希望医に有料で講習会を行った。
 ワタシも妻もばっちり受講してきましたので
保険認可になりましたら当院でもこの治療を行う予定です。
 夜は市内のお店で日本海の幸を頂く。
 朝まで泳いでいたというサバのお刺身、
サバはアシが早いゆえ、なかなか海なし県ではこれは食えません。
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 翌日お昼過ぎまで聴いて帰途につく。
 お土産に「鯖のへしこ」を買って同じルートでまた半日がかりで
足利まで戻る。
 そういえば、この福井駅、今どき自動改札がなく人力である。
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 県庁所在地にしてはともかく「人が少ない」というのが印象。
 こんな機会がなければなかなか来ない土地だなあ、
などと思いながら帰りの「しらさぎ」で遅い昼飯の駅弁を食べつつ思うのであった。
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 これも美味しかったです。
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2013.10.18

失ったモノと得たモノ


 第1戦の負けをひっくり返してナビスコカップの決勝進出を決めた先週末。
 そして、その1週間後にはリーグ戦優勝に大きく影響する
4位鹿島アントラーズとのアウェイゲーム。
 その間の水曜日のJ2モンテディオ山形との天皇杯3回戦。
 会場は6万人収容の埼玉スタジアムではなく、キャパが2万の駒場スタジアム、
しかもガラガラ。
 モチベーションとか選手起用とか、
ゲームの位置づけがまことに難しい試合であった。
 てなこと言いなながらワタシ自身、
水曜午後なので看護学校の講義のあと
行こうと思えば行けたのだが、
何となくモチベーションがわかずテレビ観戦となった。


 第93回天皇杯全日本サッカー選手権 3回戦

 浦和レッズ     
2-3     モンティディオ山形  (浦和駒場スタジアム)
       (前半  1-1)
       (後半  1-2)


 リーグ戦とは先発を何人か入れ替えてくるとは思っていたが、
なんとミシャ監督は先発11人のすべて を入れ替えてきた。
 山形は一発食ってやろう、とばかり
積極的に前線からプレスを掛けまくる。
 この辺、レッズのサッカーを研究し、
チームとしての戦い方の意思が統一されている。
 そんな格下のチームをいなして、
効果的なカウンターができればよいのだが、
トップチームではそれができても、このメンバーでは
受けに回ってしまい、押し込まれる。
 そんなぎくしゃくしたレッズを見て、
イケる、と思った山形は積極的にゴールを狙い、
先制点を奪ってしまう。
 しかし、その直後、阪野のプロ初ゴールで追いついたあたりでは
レッズの勝機はまだ十分にあった。
 しかし、後半も全く中盤のつくれないレッズは、
前半と同じ轍を踏んでしまう。
 久々に復帰した山田直輝は、これがあの山田直輝か、と疑うくらい、
精彩が無く、動きは重く、運動量も少ない。
 他の選手も、相手に対して詰められない、
ボールに寄せられない、で全くゲームをつくれず。
 象徴的なのが3点目の決勝点を奪われた守備である。
 あいつ、誰だ、あれでもプロか。
 そんな中、唯一の収穫は16歳と8日で公式戦デビューを飾った
邦本の活躍であろう。
 ホントに16歳?と思わせるようなふてぶてしい面構えもさることながら、
安定したボールコントロールと、アイディアあふれるプレーで
観客を沸かせ、最後には思い切りのいいシュートで
デビュー戦にして初ゴールを奪って見せた。
 今後、日本のルーニーになるかも、とちょっと期待を抱かせる選手である。
 そんなわけで、天皇杯の敗退で少なくとも3冠の夢はついえた。
 ナビスコ、リーグのダブルタイトルを射程に入れているが
実際にはまだ何も手にしてないレッズ、
くれぐれも、結局、無冠、ってのはカンベン。
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2013.10.16

アウェイゴールで勝ち抜け、ナビスコ決勝進出!!


 気持ちのいい「さいたまダービー」から1週間。
 週末はリーグ戦では無く、ナビスコカップの準決勝第2戦、
ホームに川崎フロンターレを迎えての戦いだ。
 今期川崎とは3回目の戦いになる。
 ブログで書いたようにリーグのアウェイ戦では
「和幸」のとんかつを食べて0-4のボロ負け。
 ナビスコ準決勝第1戦では「かつはな亭」に変えてみたが、
2-3の逆転負け。
 もう、チェーン店ではダメだ、
という事で地元の大衆食堂「豊田屋食堂」
「カツライス(上)」でいってみる。
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 中学の同級生の接骨院やってるI君に偶然会う。
(こいつとはよくここで会うのだ。)
 さて、準備は万端。
 いざ、決戦の舞台へ。
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 2013年ヤマザキナビスコカップ 準決勝第2戦
 浦和レッズ    1-0     川崎フロンターレ  (埼玉スタジアム2002)
     (前半   0-0)
     (後半   1-0)


 さあ来い、川崎。
盛り上がるゴール裏。
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 一方、いまだタイトルのない川崎も相当の気合のはず。
おや、何やらヴィジュアルが。
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 よく見ると、ちょっとフォントがゆがんでます。
(鹿島よりは上手かな・・・・。)
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 さて、初戦敗れたレッズだが、
アウェイゴールが2点あるので
1-0、または2-1ならばアウェイゴールルールで勝ち抜けとなる。
 川崎はともかく攻撃のチームだ。
 第1戦も2点先取してから、3点取られている。
 ワタシなりに考えたこの試合のプランは、
なるべく0-0でいって、最後に1点取って勝ち抜け、であった。
 引き分けなら川崎の勝ちだが、
このチームの性格を考えると、
レッズが早い時間に1点を取った場合、
カサにかかって攻め続けおそらくレッズは守り切れずゴールを許すであろう。
 ともかく、オープンなゲームにしてはいけない。
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 ゲームはレッズのポゼッションで進むが、
スコアは0-0のまま。
 でも、これでいいのだ。
 しかし、もちろんこのまま点が取れなければ勝ち進むことはできない。
 そんな、後半35分、関口からのクロスを
興梠が例によって難しいタイミングで合わせゴール!
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 まさに絶妙のタイミングで試合を動かす。
 引き分け、勝ち抜けが常に頭にあった川崎は
攻めに転じるが、前半の守備的サッカーで体力を消耗し、
持ち前の攻撃力を発揮できず、
1-0でレッズが勝ち、トータルスコア3-3だが、
アウェイゴールルールによりレッズの勝ち抜けが決まった。
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 トータル180分で決するこのホーム&アウェイのカップ戦。
 第1戦の2-3の敗戦は、ある意味レッズにとって有利なスコアだったのかもしれない。
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 そんなわけで、11月2日はナビスコカップ決勝です。
 チケット争奪戦はおそらく激烈だが、
運良くチケットをゲットできた場合、
患者様の皆々様には大変申し訳ありませんが、
11月2日(土)は臨時休診となりますので、
何とぞご了承ください。
 11月3日文化の日なので祝日だから、
どうせならそこでやれよと思うのですが・・・・・。
 ご迷惑おかけし、スイマセン。
 でも、もし優勝すれば久々のインフルエンザ予防接種割引セールがあるかも?
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2013.10.13

好きな歌、キライな歌


 
 昨日、栃木県宇都宮で31.3℃の真夏日で
98年ぶり の10月の記録更新だという。
 ああ、まさに暦の上ではオクトーバーなんだけど(笑)
 それにしても「あまちゃん」終わっちゃってサビシイ。
新しい連ドラが、ストーリーも、キャストも、主題歌も
まったくベタ(ある意味王道?)で、まったく面白くない。

 まあ、それは置いといて、暑いけど、秋である。
 裏の織姫山のチャイムは朝7時と、夕方6時に音楽が鳴る。
 季節ごとに少しづつ曲が変わるが、
最近「小さい秋見つけた」がよくかかる。
 ワタシこの歌、大きらいな歌の一つだ。
 だって、サビシイじゃないすか。
 今まで、夏で楽しくて浮かれていたのに、
見つけたくもない小さい秋なんか見つけちゃって、
床屋に行って
「お客さん、最近、髪、だいぶ薄くなってきましたね。」
とか、
病院で
「○○さん、この間の検査で肝機能とコレステロール、
だいぶ上がってきてますね。そろそろ血圧も薬飲まないとヤバいね。」
とか、
友人と撮った写真を見て
「あら、ワタシ、最近、小じわ増えたかしら。」
 などという事を連想してしまう。
 曲調がさびしそうなのもキライだ。
 ちなみに、ワタシがロックなどに目覚める前、
小学校時代に好きだった歌のベスト3をあげてみましょう。
 第3位 「富士山」
あーーたまーーをくーーもおおのーーーー
音楽の歌のテストでほめられた覚えがある。
 第2位 「線路は続くよどこまでも」
ドライブ感がいいです。
現在の「乗り鉄」はここにルーツがあるのか。
「汽笛一声新橋を~」の「鉄道唱歌」も、好きだったなあ。
 第1位 「こいのぼり」
これはめちゃくちゃ好きでしたねー。
「屋根よーりー高ーい」ではなく「い~ら~か~の波と~」の方です。
 ただ小さい頃は「タチバナカオル」ってヒトの名前かと思っていた。
 なんとなく、趣味嗜好がわかりますね。
 「里の秋」とか「夕焼け小焼け」「どんぐりころころ」などは嫌いではないが
秋の歌はどうも、気性に合わない。
 あっ、秋の歌で、好きな歌、ありました。

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2013.10.11

耳垢の話のついで


 耳垢といえば、よく外来で
「子供の耳垢はどれくらいのペースで取ればいいんでしょう?」
などと尋ねられることがよくある。
 答えは
 「しなくて、イイです。」
 などというと、たいていのお母さんはビックリした顔をする。
 耳垢は汗腺、皮脂腺、、耳垢腺のある外耳道の入り口付近で
作られるため、ほっておいても自然に出てくる。
 見た感じ相当たまっていても、聴こえには支障が無いし
あえて取る必要はない。
 むしろ取ろうとして、奥へ押し込んだり、外耳道や鼓膜を傷つけてしまう場合もある。
 きれいに取れたとしても皮膚のバリアである皮脂層を除去しちゃうと、
かえって外耳道の皮膚で細菌が繁殖して外耳炎の元になる。
 そもそも耳垢は弱酸性で殺菌効果があるのだ。
 そんなわけで、ほっておく、が正しい。
 さて、人間を含めてほとんどの哺乳類の耳垢はほっとけば勝手に出てくるが、
唯一そうでない動物がいる。
 さて、何か?
 答えはクジラ類である。
 彼らの耳垢は年齢とともに堆積し、
年輪のようになるのでクジラの年齢はその耳垢からわかるそうだ。
 博物館で見たことあるが、なかなか立派なものである。
 ところで、クジラは耳垢つまって困らないの?
 これは、全然困らないはずだ。
 次のうち、鼓膜がある生物¥はどれか
1.フナ 2.カエル 3.ワニ 4.スズメ 5.ネズミ
 答え、1以外すべて。
 そもそも、鼓膜というのは生物が進化の過程で陸上に上がったことにより、
空気を伝わる音を聴くために進化したものだ。
 だから、両生類以上にあり、魚類にはない。
 水中は空気中に比べてはるかに音がよく伝わるが、
それをとらえるのに鼓膜は無効で、
頭の骨に伝わる振動が直接内耳に伝わる。
 これを、医学用語で気導聴力に対し骨導聴力という。
(看護学生諸君、テストに出すよ。)
 クジラはいったん陸に上がった哺乳類が再び水中に戻ったモノなので
鼓膜も中耳もあるがつかわれることはなく外耳道は耳垢でふさがれてるわけだ。
 ところで、サーファーなど、通年冷たい海水に入るヒトの外耳道は
骨増殖によって狭小化しこれを「サーファーズ・イヤー」と呼ぶ。
 冷たい水から鼓膜を守るため、といわれてるが、
海洋哺乳類への進化なのだろうか?
 あまちゃんは、どうなのかなあ?
(ちなみに「進化」とは世代を超えて情報が伝達されなければならないので
一代限りの形態的変化は「進化」と呼びません。念のため。)
 
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2013.10.08

乾いた耳垢、湿った耳垢



教えてください。
幼い頃から、耳垢が湿っています。中耳炎などは患った事がありません。
なので、耳鼻科にお世話になった事がないのですが、
これは一生このままなのでしょうか。
お忙しいところ、すみません。ご教示いただけますか?


 いろんなご質問いただきますが、
これは答えやすいです。
 耳垢には2種類あって、カサカサした乾いたタイプと、
べとべとした湿ったタイプがあります。
 前者は粉耳とか、後者はヤニ耳などと呼ばれることもありますが、
これは遺伝的、生まれつきのもので通常は一生変わりません。
 日本人では乾いたタイプのヒトが多く、
湿性のタイプは15,6%といわれていますが、
中国・韓国ではさらに少なく湿った耳垢は5~7%程度といわれています。
逆に欧米では90%以上、特に黒人では99.5%が湿性耳垢です。
 英語で耳垢を「Ear Wax」と呼ぶのもこの辺のイメージです。
 ヒトの汗腺にはエックリン汗腺という全身に分布し、
サラサラの汗を出す汗腺と、
アポクリン汗腺といって腋の下などの体の限られた部分に存在し
脂肪たんぱく質を含んだ汗を分泌する2種類の汗腺があります。
 このアポクリン汗腺は外耳道内にも存在し、
それが多いヒトとほとんどないヒトがいます。
 アポクリン汗腺が多く、活発なヒトは湿った耳垢になります。
 腋臭の原因もアポクリン汗腺といわれており、
この2つは合併します。
 日本人に比べ欧米人は体臭がキツイのはこの事が原因です。
 日本人ではいわゆる「縄文人」の系統がアポクリン型、
「弥生人」が非アポクリン型ということらしいです。
 だから、湿った耳垢はDNAに刻まれた情報なので、
一生変わることはありませんし、
ご両親やお子様に同じ耳垢のヒトがいるはずです。
 ちなみにワタシは「湿ったタイプ」です。
 ヒト以外の哺乳類はアポクリン優位なので、
湿った耳垢のヒトはケモノに近いのか。
 でもアポクリン汗腺は、いわゆるフェロモンとしての機能なので、
湿性の耳垢のヒトはセクシーだ
といえない事もない?
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