ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

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2020.05.23

「アビガン」有効性を示せず、とは・・・

 新型コロナウイルスの治療薬として期待された

「アビガン」は「有効性を示せず」

という結果に、今のところはなっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは「効かない」ということではなく

「効くのか効かないのかわからない」

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそもクスリの治験は「有効性」と

「副反応(副作用)」をはかるものですが、

「有効性」の判定はなかなかムズカシイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なぜなら人間には本来持ってる「免疫力」があり、

要するに、クスリ飲まなくても自然に治る力がある。

そして、それには「個人差」がタイヘン大きい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とくにウイルスに対する免疫力というと、

人種、遺伝、病歴(感染歴)、環境、年齢、生活様式などに

大きく左右され、

クスリ飲んで良くなったとしても

クスリで良くなったのか、免疫力で治ったのかの判定は、

さまざまな因子を考慮しないといけないので、

簡単には判定できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 例えばインフルエンザ薬として、

日本で認可され広く使われている「イナビル」にしても、

ヨーロッパの治験では「有効性を示せず」

認可されていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも日本ではあの「1回吸入すればいいクスリ」で

インフルエンザが、治って良かった良かった、

とみんな喜んで使っているわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いえ、けっして「ニセモノ」ではありませんよ。

「イナビル」でインフルエンザのウイルス量が減少することは

実証されています。

ただ、ヨーロッパの治験では臨床症状の消失までの期間に

有意な差が確認されなかった、ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新型コロナウイルスが多くは自然治癒する風邪であることが、

その判定を困難にしているようで、

アビガンの治験は継続されるようですが、

めちゃくちゃ効く、というわけではない、ということで

「イナビル」程度には効く、ということかも知れません。

 

 

 

 

 

 

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2020.05.21

老人性鼻漏

昨日コメント欄にご質問いただきました。

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当方、脳出血で片麻痺。お風呂から出ると、鼻水がとまらない。
耳鼻科にかかったことはありません。
片麻痺だと鼻も麻痺になるのでしょうか?
1時間位鼻水がでます。体が温まるから?
貴院に通院してみたい気もしますが、診察は2階なのでしょうか?

*************************************************************************

さて、実際に診察したわけではないので

確定的なことは言えませんが、

今のところ診断名はおそらく「老人性鼻漏」、

片麻痺との直接的な関連はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

老人性鼻漏とは、あんまりな病名ですが、

病態は鼻粘膜の機能低下です。

英語の「Old Man’s Drip」の訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻の役割としてはニオイをかぐことは大変重要な働きですが、

もっと重要な役割に呼吸する空気の管理があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻の中は広い空間の中に鼻甲介というヒダが張り出しており、

吸気、呼気はその隙間を通っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻粘膜の総表面積は片側で160~180平方センチメートルとかなり広く

しかも血管が浅いところに走っているので

ここに空気が接触しながら通ることにより、

吸い込まれた空気に加温、加湿が行われ、

気管、肺にダメージを与えないようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、肺からやってくる呼気は高温多湿です。

これが鼻粘膜を通るとき、鼻粘膜のほうが温度が低いので

飽和水蒸気圧の関係で、水が出ます。

コップに水滴がつく「結露」と同じ現象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻粘膜はこれらの水分を吸収する働きがありますが、

加齢によりその機能は低下し、

また血管の委縮により鼻腔の温度が下がり、

より「結露」しやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お風呂に入ったり、熱いラーメンをすすったりすると、

高温の蒸気が鼻の中に入ってきて、そこで冷えて結露します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体が温まるからではなく、

鼻が冷えているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 むしろ、体が温まって、血管が拡張し、

鼻の温度が上がった方がいいわけですが、

高齢者は、末梢循環が悪く、なかなか血管が拡張しません。

高血圧や、動脈硬化のある方、冷え性の方は、

特にそういった傾向があります。

脳出血を起こされたということは、

末梢循環不全があることが想定されますので、

その意味では関係がある、といえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その意味で「足湯」は効果があるといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いっぽうで、鼻腔の血管から漏出する水分ではないので、

普通に鼻水やアレルギー性鼻炎のクスリとして用いられる

抗ヒスタミン剤などは効果がありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 食事のたびに水っぱなが止まらなくなる、ということで

来院される年配の方は多いのですが、

アレルギー性鼻炎の合併のない方は、

なかなか、治療が困難です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また食事性のうち、刺激物による知覚神経刺激が

副交感神経反射を起こし、鼻腺からの分泌が起こる場合もあります。

これは、冬、寒いところで冷たい空気が入った時に起こる

水パナと同様のメカニズムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに高齢者の場合は、鼻腔粘膜の線毛機能が低下しているので、

鼻粘膜上にたまった水分が、後方へと運ばれることなく、

そのまま外にたれてしまう、

ということになりやすいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このように老人性鼻漏はなかなか改善がムズカシイ。

末梢の血管を拡張する漢方薬が有効との報告もありますが、

決め手にはなかなかならないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マスクなどで鼻粘膜の乾燥、温度低下を防ぐ、

末梢血管の循環を促すように手足を温めたり、運動を行う、

などの方法で、様子を見てゆく、というところでしょうか。

 

 

 

 

 

 

2件のコメント
2020.05.20

オンライン診療は可能か

 今朝のNHK朝のニュースで、

開業医の来院患者数が減っている、

というニュースをやっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初に登場した内科医院では2割減、

次に紹介された小児科のクリニックは7割減とのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内科は、高血圧症とか、糖尿病とかで

定期的に薬を取りに来る患者さんが多いので

あまり減らないいっぽう、

小児科は風邪などの急性感染症が多いので、

学校や幼稚園がお休みになり、

国民全員が「風邪予防」に取り組んでいるため

風邪をひく子供そのものが減っているので

減少幅が大きいのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当院も、来院患者さんの数は半分くらいでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風邪が減っており、外出抑制で花粉症も悪化せず、

それに伴って発症する中耳炎、副鼻腔炎が減っているため

ということはあるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今まで反復性中耳炎などでかかっていた子も、

ここにきてどんどん良くなるケースが多く、

もう来なくていいですよー、

という患者さんが最近かなりありますねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 普段だと「もう、来なくてもいいですよー」

というのは医者にとっては大変うれしいことなのですが、

ここ最近はちょっと心に引っかかるものがあるような

・・・・そこまでではないか。(^^;)

(開業して2~3か月の間は、患者さん少なかったので

たしかにそういう感情があったですが・・・。

ちょっと、ナツカシイ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また4月5月はプール授業前の学校健診のシーズンで、

例年なら健診票を持った子供が多く来院するのですが、

今年は健診が全く行われていないので、

その分も空いてるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシは(妻も、さらに)極端に経済に疎いので、

現在当院の収支が赤字なのかどうか、ワカラナイですが、

どうなんでしょうかねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トントンくらいなのかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、トントンということは、

ワタシの給料はゼロ、ということなのか・・・・。(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、最近はほとんどお金を使わないので、

スーパーに週一回行って4,5000円、

あとは在庫のプラモデルを作るだけ、

飲み代もスタジオ代もかからない日々ですから、

急には困ってないですが、

この先どうなるんでしょうねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世間ではオンライン診療を推進しよう、

という動きもありますが、

耳鼻咽喉科の場合はどうも難しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 セキが止まらない、

内科にかかったがよくならない、

という患者さんがみえました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内科のクリニックでは、院内に入れてもらえず、

ほぼ診察もなしで、クスリだけ出たそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 話を訊くと、

のどは痛くないがタンが絡んだ感じ。

熱はない。

セキは朝晩に多い。

ハナは出ない、つまらない、花粉症はない。

喘息の既往もない。

周囲に同様の症状の人はいない。

タバコは吸わない。

胃のもたれや胸やけはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 問診だけでは全然わかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それで、鼻の中を見てみると、

鼻内の粘膜は蒼白で浮腫状、

中鼻道から一筋のキミドリ色の粘液が細く流れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 診断は一発で確定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鼻粘膜が蒼白、というのはアレルギー性鼻炎独特の所見。

中鼻道とは、鼻の中の気道の一つで、

その奥は副鼻腔につながっている。

そこから出る膿性の鼻汁は鼻の前には出ず、

本人にもそれとわからないまま、

のどに流れ込みます。

もちろん、かんでもハナは出ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 診断は

「花粉症を含む何らかの

アレルギー性鼻炎に合併した副鼻腔炎」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 患者さんが、鼻は何ともありません、

といってもそれは必ずしも鼻の病気がないことではない、

ということはよく経験します。

花粉症ですといってもそうではなかったり、

逆に花粉症はありません、

といっても実はそうだったりすることは日常茶飯事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほかにも耳の痛いのが、ノドの炎症のせいだったり、

歯が痛いのが、蓄膿症のためだった、

などということはよくある話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これらは、目で診れば一発でわかるが、

問診からでは、なかなかわからない、

というものなので、

やはり耳鼻咽喉科のオンライン診療は難しいでしょうねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎年花粉症で、鼻が詰まります、

といってもみると鼻の中がポリープいっぱいで

血液検査で花粉症は全くなく、

好酸球性副鼻腔炎だった、なんてこともよくありますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても、のども見ないでクスリ出す内科もなんだかなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新型コロナウイルスは完全排除できる病気ではないし、

かかったら絶対ダメ、という病気でもないので、

「治療上の有益性が危険性を上回る場合」

をよく判断した方がいいでしょうね。

それで、カネとってんだからなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ああ、今日もヒマなので、

診療時間中にブログが書けてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2件のコメント
2020.04.01

インターネット受付のサービス変更について

 当院では原則インターネット受付になっておりますが、

4月1日よりそのURLが変更になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前利用していたe-netがサービス終了になったことにより

E-PARKというサービスに乗り換えになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当面は以前のURLがらジャンプできることになっていますが、

順次新しいアドレスのご登録をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本日初日でどうなるかなあ、と思いましたが、

新型コロナウイルスの影響で来院数が少ないこともあり、

今のところスムーズに移行できているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 インターネット受付により待合室の「密集」を避けることができ、

ネット受付で来院された方の待ち時間は早ければ0分、

遅くても15分以内程度になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前は早く来て待っている方もいらっしゃいましたが、

ここ最近のコロナ騒ぎで待ち人数が減ったのを

手元で確認してから来院される方が多くなり、

待合室スカスカでいい感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当院の受付用アドレスはこちらです。

https://ssl.fdoc2.jp/m8783323/hybAppoint/lineSelect/index?SITE_CODE=hp

 

 

1件のコメント
2020.04.01

新型コロナウイルスと嗅覚・味覚障害

新型コロナウイルスに感染した場合、

他の症状がなくても嗅覚の異常、

味覚の異常が先行することがある、

ということが報じられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味覚障害はほぼ嗅覚障害がその主体であることが多いのですが、

むろん、新型コロナウイルスに限った症状ではなく、

他の風邪症候群や、まったく別の疾患でも出る症状です。

個人的にはコロナウイルスはそもそも風邪のウイルスなので

そりゃ、そういうこともあるでしょう、という感想ですが、

なにせ「未知の」ウイルスなので何があるかワカラナイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現時点では、嗅覚、味覚障害だけで

PCR検査を受けることはできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともと鼻の病気、たとえば花粉症、アレルギー性鼻炎とか

副鼻腔炎などがなくて

「急に」においや味が感じられなくなった場合は

新型コロナウイルスに感染している場合も考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、日本耳鼻咽喉科学会から次のような要請がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①「におい」や「あじ」の異常を感じてから2週間は、

できるだけ不要不急の外出を控えてください。

マスクをつけて会話をしてください。

手洗いもこまめにしてください。

医療機関への受診は控えて、毎日体温測定をしてください。

 

②37.5℃以上の発熱が4日以上続く場合や、

咳、息苦しさ、だるさがあれば、

お住いの区市町村の帰国者・接触者相談センターにご相談ください

厚生労働省のホームページから検索することもできます。

 

③嗅覚障害・味覚障害に対しての治療(対症療法)は、急ぎません。

まずは何も使わないで様子を見ましょう。

自然に治ることが多いです。

発熱や咳などの他の症状がなく、

嗅覚障害や味覚障害の症状が2週間以上経過しても変わらない場合は、

耳鼻咽喉科外来までお問い合わせください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということですので、

皆様もこのような形での対応をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 くわえて病院、診療所に対しては、

急性発症の嗅覚・味覚障害の患者さんが来院した場合、

内視鏡やX線などの検査はしないこと、

初診時にステロイドや消炎鎮痛剤の投与を行わないこと、

が指示されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 くれぐれも冷静な対応で、

感染を拡大させないように

皆で注意しましょう。

 

 

 

 

 

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2020.03.31

志村けんさん

先日、足利市で新型コロナウイルス感染者出ました、

と書いたら、2件のコメントで指摘があり、

安足健康福祉センターは足利市だけではないので佐野市かもしれないです、

とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たしかに調べたら安足健康福祉センターの管轄は

足利市と佐野市なんですねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも安足の足は足利市ですが、

安は安蘇郡のこと。

安蘇郡とは葛生町あたりだという漠然としたイメージだけでしたが、

佐野市も明治18年の市制施行までは安蘇郡だったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1955年以降は阿蘇郡とは葛生町、田沼町のことでしたが、

2005年にこの2つの町が佐野市に合併したので

今は、安蘇郡は存在しないとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、今回の患者さんは、足利市か、佐野市、

ということらしいので訂正します。

ですが、ここまでくれば調べていないが感染している人は、

どちらの街にもいるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週スイミングに行ったとき、

インストラクター氏が、

いやあ、足利でも出ましたね、足利の東のほうらしいですけど。

といったら、もう一人の生徒のオジサンは、

いや、ワタシは足利でも西の桐生よりの人だとききました、

というから、わからないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居住地は個人情報に配慮して、公開しないのでしょうが、

じゃあ、どうして大泉のお医者さんのときは

医院名まで公開されてしまったのでしょうか。

病院ではいろいろな人が出入りするから、という意見もありますが、

例えば美容師さんだったりラーメン屋さんだったりの時はどうなのかなあ。

他の職業の場合は「自営業」としか出ていないようです。

マスコミは医者をいじめるのが好きだからか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、その件はさておいて

志村けんさんが昨日3月30日、

新型コロナウイルスによる肺炎のために

逝去されました。

70歳だったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 国民のだれもが知っている超有名人の死、

しかもそれほど高齢でなく

入院直前までふつうに仕事をしていたとなれば、

なかなかセンセーショナルなニュースです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、ワタシが大好きだったころのドリフターズは荒井注さんで、

志村けんさんは最初のころは、「ドリフ見習い」というキャプションとともに

体操コーナーあたりにちょこちょこ登場したのを覚えています。

まだ、セリフもなかった。

なんだコイツ、と思いましたが、

まさかのちにここまでの大物になるとは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調べたところでは志村さんはかなりのヘビースモーカーで

1日に40~60本もタバコを吸い、

数年前にも肺炎で緊急入院したことがあるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その入院の時からタバコをやめたそうですが、

すでに時遅く、

長年の喫煙で肺がかなり弱っていたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コロナでなくても肺炎になれば

命が危ない状態だったのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 志村さんの死は我々に2つのことを教えてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一つはタバコを吸っている人は

ふだん、元気そうに見えても

新型コロナウイルスにかかった時に重症化しやすく、

時に致命的な経過になるということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、もう一つは、ウイルスはそこかしこにいる、

ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 感染ルートは非公開ですが、

志村さんは、その男気から

コロナ騒ぎで閑古鳥のなく飲食店にお金をおとそうと、

かえって積極的に夜の街を飲み歩いていたそうで、

そのために感染してしまったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 志村さんの死は、大変残念ですが

そこからわれわれが、このウイルスとの戦い方を

いくらかでも学び取ることができれば

このやっかいな敵との戦いに役立つような気がします。

 

 

 

 

 

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2020.03.26

コロナな日々

日に日にいろんなニュースが飛び込んでくる

新型コロナウイルス関連ですが、

トム・ハンクスさん、田島幸三氏に続いて、

ジャクソン・ブラウンさん、志村けんさん、

そしてなんとチャールズ皇太子の感染が報じられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こりゃあ、世界中のそこかしこに

ウイルスがいるということですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、志村けんさんは

そこら辺の居酒屋で公演の打ち上げなんかすることもあるでしょうが、

チャールズ皇太子のようなやんごとなき方が

どこでもらっちゃううんでしょうねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、イタリアが中国を抜いて死者がトップになったのに続いて、

スペインも死者が急増、中国の死亡者数を上回ったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この、イタリア、スペインの死亡率の高さは驚くばかりですが、

ハグや、握手といった生活習慣の違いよりも、

病院のベット数の不足や、

集団感染を起こしやすい個人主義の国民性、

そして喫煙率の高さが大きく関係しているように思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば志村けんさんも

ちょっと前まではかなりのヘビースモーカーだったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タバコ、怖いなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お隣の館林厚生病院では医師、看護師に陽性者が出たので、

2週間の外来閉鎖だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 妻も働いたことのある病院、ワタシも何回かバイトに行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第一戦に立って罹患してしまった

お医者さん、看護師さんはまことに気の毒で

平癒されることを願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今こそ、国民は一丸となって

イタリアやスペインのようなオーバーシュートを起こさないために

自粛、危機管理をするべきでしょう。

重症化の最危険因子であるタバコも、止めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020.03.25

ネブライザー休止のお知らせ

オリンピック、延期になりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり、という思いが国民の大半であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついこの間には、予定通り完全な形での開催、

を力強く語っていた安部総理大臣ですが、

悪びれず延期の発表をする態度には、

さすが政治家、昨日言ったことはもう過去のこと

オレのせいじゃないもんねー、という感じで、感心(?)しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、そんな中、ついに当足利市でも、

新型コロナウイルスの感染者が確認されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 70代の男性の方ですが、渡航歴はなく、

新型コロナウイルス感染者との濃厚接触も未確認だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 軽症、あるいは無症状で感染している人がいるという可能性が高いわけで、

今後、一層の注意が必要となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当院ではインフルエンザの検査は医師会からの申し入れで、

すでに見合わせておりますが、

ネブライザー治療につきましても、

今後、当面のあいだ、使用を見合わせることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん、患者さんに接するマスク部分は毎回交換し、

消毒したものを使用していますが、

感染をおこす可能性が完全に否定できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本耳鼻咽喉科学会からの勧告や指示はありませんが、

念のためしばらくは休止とさせていただきますので、ご了承ください。

 

 

 

2件のコメント
2020.03.24

鼻炎の原因

 花粉症の治療をしているといろいろな症例に出会います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クシャミ、ハナミズに加え、目のかゆみもあり

スギ花粉症かなと思い検査をしてみるとスギ、ヒノキは陰性。

ハウスダストや、イエダニのアレルギーも陰性。

イネ科の花粉が強陽性ですが、

季節的にイネ科の花粉は5、6月、または秋なので、

この時期これは原因ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ペットはウサギを飼っているので、

家兎のアレルギーも調べましたが、陰性。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、この子の鼻炎の原因は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 答えは「イネ科花粉のアレルギー」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウサギの餌としてホームセンターや通販で

手に入れることのできるウサギの餌「チモシー」は

実はイネ科の草「カモガヤ」のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イネ科アレルギーの人は、

ペットのウサギの餌にあるチモシーの花粉で

アレルギー症状を起こします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも花粉症の歴史をさかのぼると、

1819年にイギリスのジョン・ボストックという人が

牧草の干し草と接することで発症する風邪症状

について報告したのが最初で、

「Hay Fever/枯草熱(こそうねつ)」と呼ばれたものが最初です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時はアレルギーの概念がなく、原因不明とされましたが、

干し草によるアレルギーは、花粉症の元祖なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけでこのような

「通年性イネ科アレルギー」を起こす人に対しては

ウサギの餌の管理に対する注意を説明し、指導をする、

ということになります。

このケースはけっこう多く遭遇します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 謎が解ければ、治療・対処は簡単ですが、

このからくりがわからないと何月になっても治りません。

 

 

 

 

 

 

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2020.03.23

花粉症治療は診断が重要

 花粉症の治療というと、話をきいて薬を出すだけと思いがちですが、

実は、正確な診断をすることがまず、大変重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 肝心なことは、症状が起きている原因が何か、

ということをつきとめること。

そして、その程度、重症度がどの程度か、ということ。

副鼻腔炎などの合併の有無は当然考慮しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのため、当院ではほぼすべての花粉症の患者さんに

初診時にはアレルギー検査をしていただいています。

もちろん、過去に他施設で受けた検査結果があればそれでもOKです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調べてみると、長年花粉症だと思い込んでいた人が、

実はハウスダストのアレルギーだったり、

血管運動性鼻炎や、好酸球性鼻炎であったりの

「なんちゃって花粉症」である場合も散見します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハウスダストや血管運動性鼻炎の人が

シーズン中、2か月も3か月も薬を飲む必要はありませんし、

好酸球性鼻炎では通常の抗ヒスタミン剤は効きません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花粉症の症状は持っている体質の強さ(血液検査のクラス)と

実際に侵入する抗原(花粉の量)で決まりますから、

使うクスリの種類だけでなく強さを決める目安になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いくら眠くならないクスリが良いっていっても、

あなたのスギ花粉スコアは6点満点中6を突破しているから、

今年の予測花粉量と照らし合わせれば、

アレグラじゃあ、無理でしょう、ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 逆に花粉症のスコアがクラス2なのに

それなりのクスリを飲んでも症状がコントロールできていない人は、

花粉をそれだけ多く吸っているわけで、

日頃の生活習慣に問題がある、ということです。

クスリが弱いせいではないので、

あなたの日常生活をもう一度見直しましょう、

とアドバイスします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 糖尿病の人がクスリを飲んでいても

かくれてお菓子屋ケーキをどっさり食べていたら、

HbA1Cが下がってこないのと一緒です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 症状が出る期間も予測できるので、

あなたはスギだけだから2か月分、

あなたはヒノキもあるので3か月出しますねー、

ということで、病院に来る回数が1シーズンに1回で済むし、

それも花粉症で外来が込み合う前に処方することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先ほど糖尿病の例を出しましたが、

花粉症も高血圧症や糖尿病と同じで、

生活習慣が多くかかわり、

完治ではなくコントロールを治療の目標とする疾患です。

血圧や血糖を測らないで高血圧や糖尿病を治療する内科医はいません。

自分の状態をよく知ったうえで、

自己管理していくことがアレルギー性疾患の基本的な治療です。

 

 

 

 

 

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