ブログトップに戻る
2023.01.25
インフルエンザの発生に伴って、
まずインフルとコロナの同時抗原検査をするパターンが
多くなりました。
主流はコロナですが、たまにインフルもでます。
どちらかでも陽性に出ればいいのですが、
陰性の場合はPCR検査を行うことになります。
一昨日は抗原検査陰性が多く、
コロナも減ってきたかと思ったのですが、
今日戻ってきた結果を見るとPCR11名陽性。
最初からPCR検査だけを行った人もいますが、
その大部分が、抗原検査で陰性だった人でした。
例によって、熱が無い人、周囲にコロナのいない人が多く、
巷にコロナがウヨウヨしているという印象です。
抗原検査しかやらない医療機関は、
この現状を知っているのだろうか。

2023.01.23
発熱者に対する検査は、
インフルエンザの流行を受けて抗原検査をすることが多い。
陽性の時には最初のクロマトグラフィーで
コントロールラインに達する前に1,2分で反応が出てしまうので
そこで検査終了、診断確定になるが、
ラインが出ない場合は10分待って結果を見極めなければいけない。
そして陰性の場合はPCR検査を行うことになる。
ここのところ陽性率が下がっているので、
それは良いことなのだが、これが困ったことで。
検査時間がかかって、診察に戻れないことももちろんなのだが、
もっと問題なのは、
新型コロナが2類相当な以上、
検査は屋外で行うしかないわけで
ここのところの寒波で結果待ちの間が寒くて寒くて・・・・。
新型コロナが5類になるのは4月以降か。
明日は10年に1度の寒波が来るとか。
春はまだ遠い、です。

2023.01.22
さて、昨日21日土曜日は、本当に久しぶりに
当院でのコロナ陽性報告者がゼロでした。
ただし、抗原検査得陰性だった幼稚園児5歳の
PCR検査結果が陽性であったという連絡が本日来たので、
来院者中新型コロナ患者ゼロの記録は
達成できませんでした。
そんな中、ついに新型コロナが5類に引き下げになることになるようです。

時期としては、この春、4月くらいからになる模様。

果たしてこの措置でどうなるか。
少なくとも一時的にコロナ患者は増えるでしょう。
もう、流れに身を任せるしかないわ。

2023.01.18
先日成人式でコロナに感染、という方が相次いでいたので。
先週末の共通テストでもコロナ感染者が出るのかな、と思いきや、
1人もありませんでした。
まあ、成人式に出る人と共通テスト受ける人では
人数がかなり違うでしょうが、
基本、黙ってるからですね。
他の入学試験でもあまり感染のニュースを聞かないです。
共通テストは一生の問題なので、
多少の体調の不良をおして受験しちゃう人はかなりいると思われ、
中にはコロナであることを隠して受験しちゃう人だっていたかもしれない。
だが、当然、受験者間の距離は保たれており、
会話は一切無いわけで、これでリスクが減るわけです。
もともと筆記試験は黙って受けるものなので、
黙食はあるけど、黙試(黙験?)は言葉として成立しないな。
全国的には運悪く罹っちゃった人もそれなりにいると思いますが、
1日目にうつっても、2日目はまだ症状出ないから、
共通テスト期間は大丈夫だったでしょう。
それにしても、コロナ時代の受験生は毎日ビクビクですね。
がんばれ、受験生。

2023.01.14
最近は抗原検査とPCR検査の比率が逆転してきて、
抗原検査をする割合の方が高くなっています。
最大の理由はインフルザの存在です。
当院はインフルエンザと新型コロナを
同時に検査できるキットを使用しています。
この間、両方陽性になった人が出ちゃいましたが。
発熱の方の1,2割にインフルエンザA型が見られるようになってきました。
コロナ前は流行期には
1日に10人以上もインフルエンザ診断してましたから、
大流行とは言えませんが、見逃すわけにはいきません。
先日、若い女性の方で、
同棲している彼氏がコロナになったので、
実家に戻ってきたら、母が発熱。
母はインフルエンザA型。
発熱した彼女は、さあ、どっちだったでしょう。
結果はインフルエンザA型でした。
まあ、そんなわけで、
毎日午前も午後もこんなことの繰り返しで、
大変です。

。

2023.01.10
1月10日は成人の日の連休明け。
発熱患者さんは多い。
新型コロナは抗原検査でアヤシイと見た11人が陽性、
疑いのある8人はPCR検査を施行。
また、インフルエンザA型の陽性者も5人出ました。
そんな中、ついに当院でも出ました、

インフルエンザ(Aのライン)と新型コロナ(Sのライン)の同時陽性者。
Cはコントロールラインです。

あるとは聞いていたが、実際にこの目で見るのは初めてです。
専門家の話によると、
同時感染では重症化リスクが4倍、
致死率が2倍になると言われています。
当院受診の方は、若い方で
とりあえずそれほど重症ではありませんでした。
海外では「インフルエンザ」と「コロナ」を合わせた造語で、
「フルロナ」と呼ばれてるそうですが、
ぱっと聞くと通称で「クリロナ」と呼ばれる
クリスチアーノ・ロナウドみたいだなあ。
「フルロナ」が新語流行語大賞になりませんように。

2023.01.04
コロナに罹れば、免疫系が機能し、
ウイルスに対する抗体がつくられ、
ウイルス情報もメモリーされるので、
次に同じウイルスが侵入してもそれを駆逐することが出来ます。
しかし、残念ながらその効果は永続的なものではなく、
徐々に抗体価は下がり、
またウイルスの侵入を許してしまい、
再感染、ということになってしまいます。
では、その期間はどれくらいなのか?
今までは、おおよそ3カ月くらいだろう、
と言われていました。
それがどうももっと短いらしい。
先日当院に受診したお子さんは
10月にコロナに罹患しているので、
まだ、コロナには罹らないだろうと思いましたが、
その後コロナであることが判明しました。
息子に聞いた話だと、
彼の勤める都内のラボではウイルスの亜型も調べているが、
それによると検出されるウイルスは1,2カ月のサイクルで
ちょっとずつ変化しているとのことです。
ウイルスの呼称はBA5のままでも
その中で変化が起こり、ある程度進むと別の枝番が与えられ
BQ.1などと呼ばれるようになるのです。
この辺が、免疫の有効期限を短縮しているらしい。
11月中旬にかかったワレワレも
そろそろ安心はしていられない時期に差し掛かるようです。

2022.12.28
新型コロナの拡大はとまらず、
ここのところ、クリスマス関連での感染が相次ぎました。
子供8人が24日に集まって過ごし、
月曜日にそこに参加した幼稚園児2人が当院の検査で陽性。
日時からたぶんクリスマス会と思われますが、
そこにいた全員は、おそらく参加した誰かから
コロナのプレゼントをもらったわけだ。
もちろんその子供たちの親の間にも広がったでしょう。
他にも23日から24日を一緒に過ごしたお友達が
コロナ陽性だったので調べてくださいと来院した。
その20代の女の子は「友達」といったが、
まあ、医学的には意味ないので
そこまで詳細に問診しませんでしたけれど
時期的にそれは「恋人」だった可能性が高く、
その場合2人とも陽性ならば、年末も、お正月も
ずっと2人きりで一緒に過ごせるわけで。
としたら、これも一つのプレゼント、
なのかなあ。

2022.12.23
この時期の外来では、
年末年始にかかるので、
お薬長めに出しときますね。
ということは、毎年の恒例。
普段数日程度で経過を見る、急性疾患の薬を、
年末で忙しいだろうから、という理由で
ちょっと長めに出す、ということは
忙しいお互いのために有効なので、
この時期は当然です。
慢性疾患などで薬を定期的にとりに来るヒトは、
当然、年末年始の休みがはさまって、
次回までの受診まで薬が切れないように
調整します。
アレルギーなどの長期処方は、
1ヶ月から3ヶ月くらいまであるので、
これはもう秋から患者さんの方が計算して、
薬をとりにきます。
問題は、本来続けて飲む薬ではあるが、
保険診療の決まりで2週間以上処方できない薬剤の扱いです。
これは、県によって違うようですが、
我が県では例えば慢性副鼻腔炎のマクロライド少量長期療法の
薬などは1回に2週間までの処方しか認められていません。
処方箋上のルールなので、仕方が無いのですが、
慣例的に年跨ぎになると、
コメントをつければ、
2週間以上の処方が認められる、
ということになってます。
22日木曜日、23日金曜日、患者さんに対し、
1週間、2週間だと年末年始にかかっちゃうので
3週間出しときますね、
と言いながらカレンダーを見ると、
1週間後の29日、30日はまだ診察やっているし、
2週間後の1月5日6日はもう普通に外来始まってます。
本当は、2週間でも可能なのだ。
でも、保険審査機構が見逃してくれることを期待して、
患者さんも助かるので、
3週間、4週間分処方をしてしまいました。
はっ、ここでこのことをバラしてはマズかったか?

2022.12.17
ついに、昨日、当院で初めてのインフルエンザ陽性者が出ました。
A型です。
保育園に通うお子さんです。
3日前から高熱が出たところ、
通園する保育園でインフルエンザの陽性者があったとのことで
当院で検査したところ迅速検査でインフルエンザA型が
陽性に出ました。
ひさびさにタミフルを処方しました。
そして、本日のその子さんの
お兄ちゃん、父親、母親が相次いで発熱。
お兄ちゃんは39℃台、40℃近くまで熱が出ましたが、
両親は2人とも37℃台前半でした。
結果は全員A型に陽性反応が出ました。
この冬はインフルエンザの大流行はない、
などと強気なことを言っていましたが、
ちょっと心配になってきました。
最初の保育園児が高熱出たときに
医療機関は受診しなかったのですか、
と尋ねたところ、
市内の某老舗小児科を受診したとのこと。
そこでは、当院では検査は出来ません、
ただの風邪でしょうと言われ、薬が出され、
熱が下がらなかったら尿検査をしましょう、
と言われたそうだ。
いや、尿検査より先に調べることあるやろー。
こんなありさまでは、
コロナももちろん、インフルも流行するかもしれんな。
