ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2015.06.29

無敗優勝、ホーム全勝でファーストステージを締めくくる

 

 高崎までフュージョンライブを見に行く関係で、

 埼玉スタジアム参戦は諦め、翌日録画観戦。

 

 

 

 

 

 ファーストステージ最終節なので、

 万一優勝決定がここまでもつれるようなことがあったら、

 もちろん埼スタ行きと決めていたが、

 前節ですんなり決まった故。

 

 

 

 

 

 

 お昼は一応、「かつ一」で押さえておく。

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 ひと口ヒレカツ定食。

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2015年J1第17節

浦和レッズ  5-2   アルビレックス新潟 (埼玉スタジアム2002)

   (前半 2-0)

   (後半 3-2)

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 飲んで帰って早朝5時から女子ワールドカップ準々決勝

 日本対オーストラリアを生中継で見てからの2戦連続観戦。

 

 

 

 

 

 実は、なでしこの方は眠く、前半はほぼねていた。

 後半になりだんだんと音が覚めてきて、決勝点はしっかり見たので満足。

 

 

 

 

 

 さて、一方のレッズは前節で優勝決めたとはいえ、

 今回はファーストステージ無敗記録がかかっている。

 

 

 

 

 

 

 緊張してつぶれたり、

 逆に気が緩んでミス連発なんてことも過去にはあったが

 しかし、レッズはスキのないサッカーで、新潟を圧倒。

 

 

 

 

 

 シュートこそ少ないもののパスワークでは格の違いを見せ、

 ミシャサッカー、いよいよ完成の域に近づいたと思わせる。

 

 

 

 

 

 これは、相手がチョー相性のいい新潟であることもあるが、

 なにより、ファーストステージはあくまで「通過点」であり、

 年間勝ち点王者、さらにはチャンピオンこそが目指すもの、

 という選手たちがもつ高い意識の表れであろう。

 

 

 

 

 

 

 梅崎の鋭い切り返しから得たPKを興梠が決め先制してからは、

 チームの落ち着きが一層強まった。

 

 

 

 

 

 

 そして、この男、武藤である。

 

 

 

 

 

 今期の武藤のハマり具合は、レッズにとってだけでなく

 Jリーグ全体を通して最大の収穫なのでは。

 

 

 

 

 

 後半、4-0とした後のPKの判定は全く不可解なもので、

 最近ちょっと鳴りを潜めていた西村主審の「悪い病気」が出たかと思ったが、

 その後、那須が決めて5-1になったあと

 相手指宿に決められた最後の失点はいただけない。

 

 

 

 

 

 ファーでぽっかりマークを外すレッズ伝統の悪癖が出た感じだ。

 

 

 

 

 

 まあ、なんだかんだで、無敗でファーストステージを終え、

 ホームゲームは全勝という上出来の結果であった。

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、本当の戦いはこれから。

 

 

 

 

 

 昨年も折り返し点では勝ち点1位だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 ところで今回のステージ優勝はユニの星に追加されるのか?

 

 

 

 

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2015.06.28

梅雨空にフュージョン

 

 

 昨夜は前原先生の所属する

 「グンマ・メディカル・フージョン・カンパニー」

 (相変わらず長い、名前あってるかな?)

 のライブを聴きに高崎まで。

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 同伴はいつもの(?)メンバー。

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 今日は応援団にまわる。自分が出ないのは気が楽だ。

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 聴いたことある、おなじみの曲からスタート。

 でも、タイトルなんだっけ?

 インストは曲名の手がかりに乏しい。

 (ナベサダかなんか、多分。)

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 2曲目はボーカルが入る。ユーミンの曲。

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 相変わらず、上手いなあ。

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 そして、おそるべしはその集客力。

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 ワンドリンク、フード付き2500円のチャージだが場内満員。

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 いや、もちろん、それだけの価値は充分あります。

 

 写真手前はワタシがバンドで一緒の岩波先生ご夫妻とお子様。

 ワタシが誘ったわけではなかったのに、ナゼ、ここに、と訊いたら、

 バンドのキーボードのオジサンと知り合いとか。世界は意外とセマイ。

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 そして、今晩最高のサプライズは、

 お客さんの中にワタシの大学時代の先輩M先生がいたこと。

 写真左はじの方。

 反対側は以前対バンいただいた「キャベツ」のイヌヅカ先生。

 M先輩がこのイヌヅカ先生の知り合いだったというのもまたスゴイ偶然だ。

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 M先輩はワタシの一個上でジャズ研究会でベースを弾いていたが、

 現在は某国立病院の院長先生ですと、スゲエ ( ゚Д゚)

 

 

 

 

 大学以来、30数年ぶりの再会でチョー盛り上がってしまった。

 

 

 

 

 

 その後第2部でもまた素晴らしい演奏をたっぷりと。

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 そんなわけで、ステキな音楽と、懐かしい再会と、おいしいワインに

 たっぷり酔わせていただきました。

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2015.06.26

耳鼻咽喉科臨床学会で浜松に

 

 先日は木曜日休診にして耳鼻咽喉科臨床学会に行ってきました。

 

 

 

 

 

 会場は、浜松市。

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 「こだま」に乗ることってめったにないなあ。

 大体新幹線乗ると新横浜の次は名古屋だから。

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 各駅なので、こんな駅にも停まる。

 あー、ココで降りたいかも。

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 浜松市に下りたつのは初めて。

 通過したことはそれこそ限りなくあるだろうけど。

 ここは、ヤマハ、カワイの「ピアノの街」なのだ。

 駅構内をはじめ、いたるところにピアノがある。

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 そして、静岡はやはり「お茶の街」。こんなものがキオスクで売ってた。

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 宿で飲んだが、うーん、ただの薄めたお茶みたいだ。

 コップに出すとなおさら。

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 翌朝イチから学会場へ。

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 なんか寝てるなあ、オレ。

 

 

 

 しかし、講演は興味深いものばかりで、ずっと起きてましたよ。

 ちゃんとノートもとったし。

 聴神経腫瘍の話、ためになった。

 

 

 

 

 

 

 そして、帰りの新幹線の前、遅いお昼は駅前のうなぎ屋さんで。

 そう、やはり浜松は何といっても「うなぎの街」なのだ。

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 いやあ、たまりませんな。ちらっと、ビールも写っちゃってますが。

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 店内にかかっていたこの額、誰の書かは知らないが、まさに!

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 そういえば、浜松市は「餃子の街」でもあり、

 たしか我が栃木県の県都宇都宮は

 餃子1位の座を浜松に譲ったのではなかったかしら。

 

 

 

 

 でも、ウナギやピアノに比べてギョーザの影は薄かった。

 

 

 

 

 そんなとこに負けちゃダメだぜ宇都宮。

 

 

 

 

 

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2015.06.22

C5-dips@ゴクラクナイト、June 2015

 

 さて、6月20日土曜日は「ゴクラクナイト」でした。

 

 

 

 例によってレイトスタート。開演は9:00pm 。

 

 

 

 007ゴールド・フィンガーのテーマに乗ってまず登場したのは

 「シビレターズ」。

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 ドラムのスケキヨマスクがサイコー(≧▽≦)

 

 

 

 ただし、相当蒸れるみたいで1曲で外しちゃったのは残念。

 

 

 

 見るのは2回目だが、前回よりかなりタイトに、カッコよくなってました。

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 つづいてVelvet(s)。

 ご存知レッチリのコピバンです。

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 おなじみの曲ズラリの楽しいステージ。

 

 

 

 

 そして、3バンド目は多分この1年もっともライブ観てるバンド「じゃも~んず」。

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 ホントにこのバンドは息がピッタリ、今夜もノリノリです。

 

 

 

 

 4番目に登場。我らが「C5-dips」。

 所定の場所(?)にカンペを張る前原先生。

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 時計はすでに11時半になろうかと。さあ、ようやく行きますぜ。

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 今回は新曲2曲を含む新セット。

 

 

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 実はこのセット、新曲以外は

 過去に演奏してイマイチだった難曲、

 お蔵入りになりそうな曲の総ざらえなのだ。

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 わりと、普段やらないバラード調もあり。

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 まあ、そんなわけで、

 それなりにトチったけど、楽しければいいか。

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 一方で、盛り上げ役のお客さんの活躍もあり。

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 バンド名、覚えた?

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 ラスト2曲はドロップチューニングのためギターを代えて、フー・ファイターズ。

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 ノッテくれてアリガトウです。

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 日付をまたいで、終了。

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 ありがとうございました。(一人メンバー増えた?)

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 C5-dipsは子守唄。時間が時間だからね。

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 さて、トリはハウスバンド「ガングリオンズ」。

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 相変わらず、ド迫力。

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 足利の夜は心地よい爆音とともにふけてゆきました。

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 出演者の皆様、聴きに来ていただいた方々、

 お店、スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

 

 

 

 また、よろしくお願い致します。

 

 

 

 

  C5-dipsセットリスト

  1.Handle This (Sum41)

  2.Kill The DJ (Green Day)

  3.Before The Lobotomy (Green Day)

  4.The Reason (Hoobastank)

  5.Makes No Difference (Sum41)

  6.Everlong (Foo Fighters)

  7.Monkey Wrench (Foo Fighters)

 

 

 

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2015.06.21

苦難を乗り越え、無敗でステージ優勝

 

 

 今日レッズが引き分け以上、

 またはガンバが引き分け以下ならレッズのステージ優勝が決まる。

 

 

 

 「または」なので例えば、レッズが「負け」、

 ガンバが「引き分け」でもレッズ優勝という、

 オッズ的には極めてレッズ有利の展開である。

 

 

 

 しかも、のこり1戦あるので万が一ここで落としても、

 レッズの有利は依然揺るがない、という仕組みだ。

 

 

 

 

 ただ、やはりここはスッキリ決めたい、

 しかもここまで築き上げた「無敗」のままで。

 

 

 

 

 さて、試合は神戸なのでテレビ観戦の前に

 今日のとんかつは近所の「たけ」。

 相変わらず渋い外観だ。

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 「上」で行こうかとも思ったが、

 ここは「平常心」ということで「並」で (^-^;

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 コスパ高し。あさりの味噌汁が、イイです。

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2014年J1第16節

ヴィッセル神戸 1-1  浦和レッズ (ノエビアスタジアム神戸)

   (前半  0-1)

   (後半  1-0)

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 それにしても、神戸は下位とはいえ、

 ここはあまり相性の良くないスタジアムで昨年は1-3で負けてる。

 

 

 

 

 しかも監督はネルシーニョだし、

 なんってたってFWにはあの「天敵」マルキーニョスがいる。

 

 

 

 

 左サイドの元ガンバの安田理大にも以前けっこうやられたし、

 反対サイドは元レッズの高橋峻希か、やりにくいなあ。

 

 

 

 

 しかも伝統的に「大一番」にからきし弱いレッズであるが、

 今回はそんな絶対有利な条件のもとでの試合であることと、

 ステージ優勝そのものが意味合いの薄いタイトルであるため、

 プレッシャーでがちがちになることなく、

 気持ちの入ったプレーができていた。

 

 

 

 

 前半27分、持ち上がった槙野から右に流れた武藤に開く。

 

 

 

 

 この武藤のすばやい折り返しを

 ニアでつぶれたワントップ興梠の後ろに詰めた

 もうひとりのシャドーの梅崎がゴール!

 

 

 

 

 

 理想的な崩しで先制。

 

 

 

 

 

 

 

 このまま、行くかと思ったが、やはりサッカーの神様はそんなに甘くなかった。

 

 

 

 

 後半15分、宇賀神のタックルはイーブンに見えたが、

 イエローを取られ、この日2枚目のカードで退場。

 

 

 

 

 数的不利を懸命のディフェンスでしのぐが、

 84分代わって入った渡辺千真に同点ゴールを喫する。

 

 

 

 

 

 

 渡辺千真もマリノス時代けっこういやな相手だったし、

 クロスを上げたのがこれまた元レッズの相馬崇人であった。(>_<)

 

 

 

 

 

 

 さて、同点。

 

 

 

 

 同点でもレッズの自力優勝は可能だが、逆転された場合、

 万博でガンバが勝てば優勝持越しになる。

 

 

 

 

 そのガンバは仙台相手に1-0でリードとの情報である。

 

 

 

 

 再三のピンチをしのぎまくるレッズ。

 おまけにキャプテン阿部は相手DFの頭突きを食らい

 脳震盪気味でフラフラだが交代カードはもう尽きている。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中、仙台同点ゴールの報。

 

 

 

 

 そして、そのままガンバ対仙台はドローで試合終了。

 

 

 

 

 

 レッズの試合はまだ続いていたが、

 この時点でレッズのステージ優勝が確定した。

 

 

 

 

 

 もう、負けても大丈夫。でもやっぱり負けて優勝決まるのは嫌だ。

 

 

 

 

 

 

 2004年レッズの初めてのステージ優勝はホーム駒場で名古屋に負けて決まった。

 

 

 

 

 

 また、そんなことになったら・・・・( ゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

 しかし、6分という異様に長いロスタイムを守りきり、

 ついに無敗でステージ優勝を決めた。

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 いやー、よかった、よかった。

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 でも、優勝の輪の中で阿部キャプテンが言ってたように

 「ここから、スタート」だ。

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4件のコメント
2015.06.17

今週末6月20日はゴクラクナイト♪

 

 ライブ告知です。

 

 

 今週末、GOKURAKU-YAにて開催の「ゴクラクナイト」にC5-dips

 が出演します。

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  20:00 オープン
  21:00 スタート
  チャージ ¥1000

 出演:順番はまだ不明です
 The Vervet´s

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 シビレターズ

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 C5-dips

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 The Gunglions

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 じゃも~んず

 2014-06-21 GOKURAKU-NIGHT 019

 

 今回C5-dipsは、新曲2曲込み、

 5月のリトルバードとは全曲入れ替えの新セットで行きます。

 

 

 

 

 

 皆様ヨロシクお願いします。

 

 

 

 

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2015.06.16

ロックボーカルと声帯

 

 

はじめまして。
喉頭アレルギー関連で色々調べていて、先生のblogに辿り着きまして、どうしても先生にお訊きしたい事がありまして、コメント致しました。

僕はV系メタルバンドをやっている者なんですが、うちのバンドのVo(女・20代後半)が声帯ポリープを患い、現在活動を休止しています。ポリープの治療に際し、病院で喉の検査をしてもらったところ、「喉頭アレルギー」も患っていると診断され、「今後はバンド活動や歌唱は厳しい」と言われてしまったそうです。

今はポリープの治療に専念し、ポリープが治ったらバンドとして活動を再開するつもりであったがゆえに、診断はショックであり、メンバー全員今後が不安で仕方ありません。
本人はもちろんのこと、僕もバンドのメンバーとして、Voとはずっと一緒に音楽をやっていきたいと考えています。やはり彼女の歌声が好きなので。
(もちろんポリープが治ってからですが)何とか「喉頭アレルギー」と付き合いながら、バンド活動を続けていくことは不可能なのでしょうか。

ちなみにリハーサルは週1で2時間、ライブは月1程で、たまにそれプラスしてレコーディングをしています。

どうか先生のご回答をお待ちしております。
宜しくお願い致します。

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 またまた、ご質問。

 

 

 

 

 

 ワタシは別に音声外科の専門医ではありませんが

 耳鼻科医でかつロックバンドのボーカルやってるとなると

 意外と日本でも数少ないかも、ということで。

 

 

 

 

 

 実は質問の方から直接、お電話いただき今度受診予定とのことです。

 

 

 

 

 

 

 ご質問の「喉頭アレルギー」は確かに疾患としては存在しますが、

 この場合どうなのかなと。

 

 

 

 

 

 一般に認識される「喉頭アレルギー」とは

 主として「花粉」「ハウスダスト」「ダニ」などの「抗原」を吸入した場合に

 その通過点である喉頭粘膜に付着し局所アレルギーを起こすというもの。

 

 

 

 

 

 症状はのどのイガイガ、かゆみ、セキ、異物感などです。

 

 

 

 

 

 

 したがって、喉頭アレルギーがあるからバンド活動は難しい、

 という状態はちょっと理解できません。

 

 

 

 

 

 ワタシの知らない知見や病態もあるのかもしれないので何とも言えません。

 

 

 

 

 

 そこでポイントはロック・ボーカリストの声帯ポリープの話だと思いますので

 それに沿ったお話をします。

 

 

 

 

 

 

 「声帯ポリープ」は歌手をはじめとする声を多く使う人の

 「職業病」ともいえる病気です。

 

 

 

 

 

 声帯は左右にありこれが接触して振動することにより声が出ます。

 

 

 

 

 

 この声帯の状態によって声の質が変わってきます。

 

 

 

 

 

 風邪をひいたり、大声を出したりすると声帯が炎症を起こし

 充血し、腫れぼったくなります。

 

 

 

 

 

 いわゆる「ガラガラ声」の状態になります。

 

 

 

 

 

 

 声帯がきれいに均一に振動しないせいです。

 

 

 

 

 

 しかし、例えばモノにぶつけて内出血した皮膚や、

 ドアに挟んで腫れた指がまた元に戻るように

 時間がたてば声帯のむくみは取れまた声は元に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 ところがこの声がれの状態の時に無理に発声をすると、声帯に変化が起きます。

 大きくは「声帯ポリープ」と総称されますが分類すると3つのタイプに分かれます。

 

 

 

 

 

 その一つが狭義の「声帯ポリープ」で、

 充血した声帯を無理に振動させることによる微小な内出血、

 まあ、ちっちゃい血豆が粘膜下にでき、それがさらに育ったものと考えられます。

 

 

 

 

 

 初期には吸収されることもありますが育って茎を持つようになったものは手術適応です。

 

 

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 ただし、これは切る部分が小さいので手術による声の改善は期待できます。

 

 

 

 

 

 

 しかし、場合によっては声帯全体がブヨブヨにむくんでしまう

 「ポリープ様声帯」という状態になることがあります。

 喫煙者はこうなる場合が多い。

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 こうなると、「かすれ声」というよりはいわゆる「だみ声」になり、

 手術しても回復は難しい。

 

 

 

 

 

 シーナ&ザ・ロケッツのシーナさんはこのタイプでした。

 

 

 

 

 

 

 また、声帯結節というのもあり、これは両側声帯の前1/3にできるやや硬いコブ、

 まあ、ペンダコみたいなもんです。

 歌手の人に多く英語では「Singer’s Nodule」、

 日本語では「歌手結節」「謡人結節」などといいます。

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 右のように発声時に声帯がとじないのでハスキーボイスになります。

 大きくなれば手術しますが、発声習慣が改善されないと再発率は高いです。

 

 

 

 

 

 さて、いずれの場合も声帯の酷使が原因、

 ボーカリスト、それもロックとなると声帯への負担は相当なものです。

 

 

 

 

 

 ワタシ自身、ロックバンドで歌ってるので、この辺大変気になる問題です。

 

 

 

 

 

 質問の方は「V系メタルバンド」とのことですので、

 特に声帯へ負担の大きなジャンルです。

 (実はワタシ「V系」苦手(^-^;だったりして・・・)

 

 

 

 

 ざっくり

 HR/HM>R&B>パンク>ブルース>ポップ>ジャズ>フォーク>>ラップ>シャンソン

 くらいの順で声帯への負担が大きいでしょ(笑)。

 (以前やってたハードロック・バンド「Audiometry」では

 パープルやガンズ、オジーなど歌ってました。

 一番きつかったのはロニー・ジェームス・ディオのボーカルパートだった。)

 

 

 

 

 

 ここで、ワタシの経験から。

 

 

 

 

 ともかく、声帯を大事に使う。

 

 

 

 

 

 ライブではともかく、練習では出なくなってきたら休ませる

 不可逆変化ができる前なら時間がたてば回復します。

 

 

 

 

 ライブ前のリハはできるだけ手を抜いて歌う。(ことにしてます。)

 

 

 

 

 週末にライブのある週はバンド練習はしない。

 

 

 

 

 ただ、少しずつ練習すると声帯は「強く」なります。

 いわゆる筋トレと同じですが、発声法も大事。

 声帯に負担をかけない発声法を心掛けることです。

 2時間を超える練習はやめた方がいいでしょうね。

 

 

 

 

 

 多分、プロのボイストレーナーにはいろんなノウハウがあるんでしょうが、

 ワタシは知りません。

 ただ、スポーツでも「フォーム」によって違いが大きいですから、

 そういうことはあるでしょうね。

 

 

 

 

 

 あとは、ボーカリスト本人がタバコを吸わないことは当然ですが、

 バンドの他のメンバーも一緒にいるときはタバコはやめましょう

 

 

 

 

 

 

 ライブのあとの打ち上げで居酒屋でタバコの煙モクモクは、声帯にとって最悪です。

 

 

 

 

 

 てなこと言いながら、ワタシもライブ前に声の調子が悪くなることが多く

 いつもびくびくしてます。

 

 

 

 

 

 

 耳鼻科開業医は声使う職業なのでそこが問題です。風邪も、もらうし。

 

 

 

 

 

 

 でも、ご質問にあるような月1くらいのライブなら普通は何とかなるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 コメント欄にyou tubeがはり付けてあったので聴いてみました。

 

 

 

 

 

 

 すごく上手です、いい声です。

 ギターはたしかにメタルだけど、予想より爽やかで

 なんか名探偵コナンのテーマソングになりそうじゃないですか。

 

 

 

 

 

 

 オリジナルなんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 レコーディングではともかくライブでは、半音下げちゃう、ってのも手です。

 

 

 

 

 

 

 けっこうプロのバンドは、やってますね。

 

 

 

 

 

 

 あと、サビの一番高いとこ、自分は歌わずにマイクむけて観客に歌わせるとか。

 これは、アマチュアバンド、とくにオリジナルでは難しいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 バンドは楽しいです。

 楽器は買い換えられるけど、声帯はそうはいかないので大事に使いましょう。

 でも人間の「ノド」は最高の楽器だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015.06.15

首のしこり

 

 こんにちは。
お忙しいところすみません。
主人の事で悩んでいます。(主人は30代前半です。)
約一年前、喉仏の2センチ上くらい(アゴと首の境目辺り)にコリコリ動くしこりを発見しました。小豆か大豆くらいの大きさです。
その時、大きな病院でちょうど甲状腺エコー検査の機会があったので、その部分も一緒に診てもらいたいと言ったら、検査技師さんには『しこりがないです』と言われ、エコーでも一応みたらしいのですが、何も指摘されませんでした。
主治医の先生(循環器系)に言っても、一秒触ったくらいで、それが何なのか説明もなかったので、問題視しなくてもいいのかなと思い、それから一年以上経ちました。
現在もしこりの大きさに変化はなく、痛みも無いのですが、先日よーく触ってみると、しこりは一個ではなく奥に小さいのもあるような…無いような…気がします。
小さいのは去年気づかなかっただけなのか、それとも最近増えてしまったのか、ちょっと不安になっています。
このまま様子を見ていていいのか、もう一度今度は耳鼻科にかかるべきか悩んでいます。
もしなにか病気で、治療が遅れてしまったらと思うと不安です。
先生のご意見をうかがえたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 

何度もすみません、追伸です。
ちなみに、甲状腺には水の袋があり、結構大きいが放っておいて大丈夫だと、二カ所の病院から言われています。自覚症状は何もありません。
何かしこりと関係ありますでしょうか?

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 ご質問がありました。

 

 

 

 

 

 うーーん。

 

 

 

 

 

 まあ、これだけではわかりません、というのが正直なところ。

 

 

 

 

 循環器科の先生ではやはり専門ではないので、首触っても、

 我々耳鼻科医が心臓の聴診やるようなもんですから、

 細かいとこまではわからないでしょうし。

 

 

 

 

 

 1秒触って分かるような重大な異変はなかったということで、

 安心はまあ安心なんですが。

 

 

 

 

 気になるならば、やはり耳鼻科で見てもらった方がいいといわざるを得ません。

 

 

 

 

 30代ですので、非喫煙者ならば悪性腫瘍の可能性は極めて少ないでしょうし、

 頸部には良性のリンパ節の炎症性腫脹が良くみられます。

 

 

 

 

 

 甲状腺の方は診断もついてるみたいですし、

 しこりの場所も甲状腺よりだいぶ上方なので

 関連の可能性は少ないとは思いますが。

 

 

 

 

 

 リンパ節は虫歯、扁桃炎、外耳炎、皮膚のおでき、虫刺され等々

 様々な原因で腫れますが、

 耳鼻科で上咽頭~鼻咽腔、中咽頭、下咽頭に

 何かフォーカスとなる病変がないかどうかを

 チェックしてもらえばひとまず安心でしょう。

 

 

 

 

 

 もちろん、リンパ節ときまったわけでもなく、

 舌骨の一部を自分で触ってしこりがある、と来院される方もいるんですが。

 

 

 

 

 

4件のコメント
2015.06.08

ステージ優勝はとりあえずお預け

 

 本日の試合結果いかんではファーストステージ優勝が決まるかも。

 レッズが勝ち、ガンバが敗れれば、という条件だ。

 

 

 

 

 いつもなら「カロリー」だが今日は街道沿いの目に留まった店にふらっと入る。

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 看板からして「いかにも」の店だが、まあ、それなりのとんかつであった。

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 そして向う埼玉スタジアム。46番、森脇はイエロー累積で今日は出場停止です。

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2015年J1第15節

浦和レッズ  1-0  清水エスパルス (埼玉スタジアム2002)

   (前半 0-0)

   (後半 1-0)

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 スタジアムは平常通りであった。

 P6070036

 

 

 

 

 今まで、何度となくあった、タイトル決定のかかった試合で感じられた

 ピリピリした雰囲気、猛々しい興奮は

 微塵も感じられなかった。

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 ワタシのとんかつのチョイスもそんな感じだが、  

 別に今日決めなくてもいずれ手に入る、

 しかもそのことそのものがさして重要なことではない、

 という空気をサポーターも選手も共有していた。

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 ゴール裏は盛り上がるが、別にビジュアル等の準備はない。

 P6070052

 

 

 

 

 

 今年から取り入れられた2ステージ制では

 タイトルの行方はその摩訶不思議チャンピオンシップの存在によって

 まだ、ハッキリ実態がつかめないといったところ。

 

 

 

 

 

 ステージタイトルより一つ一つ勝ち点重ねる、といこと今は考える方がいいのだ。

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 レッズの試合ぶりも落ち着いたものであった。

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 むしろ、アツいのはメディアやプレス。

 レッズの優勝ゴールを狙ってこのカメラの数。

 織田の鉄砲隊かっ。

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 一方の清水のゴールシーンを狙うカメラの少なさ。

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 前半はスコアレス。

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 気になる他会場、同時刻の万博競技場の途中経過にスタジアム全体が軽いため息。

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 レッズは後半、興梠のゴールで先制。

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 この1点を守り切り、開幕以来ホームゲーム8連勝、無敗記録は14に伸びた。

 IMG_1571

 

 

 

 

 

 前期残り2試合、レッズの優勝がひっくり返るのは2連敗したうえで

 のこり試合の多いガンバが3試合すべて連勝し、

 勝ち点差が並び得失点差の勝負になった場合である。

 IMG_1572

 

 

 

 

 次節アウエイの神戸戦で決まる可能性が高いが、

 レッズ負け、だが、ガンバ勝てず引き分け、かなんかでレッズの優勝決まったら

 ちょっとアレだなあ。

 (そういえばレッズの初めてのステージ優勝は

 駒場のホームゲームで名古屋に負けた試合で決まったっけ。)

 

 

 

 

 

3件のコメント
2015.06.06

ロスタイムで追いつき、無敗記録更新

 

 水曜日はナビスコカップがあったらしいが、

アジアチャンピオンズリーグ出場のチームは延期になっていた第10節。

 

 

 

 

 レッズはアウェイで柏レイソルと対戦。

 

 

 

 

 アジアチャンピオンズリーグは早々に予選リーグ敗退となったが、

Jリーグではいまだ無敗の首位レッズ。

 

 

 

 

 一方、ACLではプレーオフから勝ち上がり、予選も突破、

決勝トーナメント1回戦も勝ち抜けベスト8まで勝ち進んでいるものの、

Jリーグでは降格圏間近の下位に低迷する柏レイソル。

 

 

 

 

 

 全く、対照的な両チームの戦いとなった。

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2015年J1第10節

柏レイソル  3-3   浦和レッズ (日立柏サッカー場)

   (前半 2-1)

   (後半 1-2)

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 国立競技場の工事の関係で甲府に続きこの柏戦も、柏サッカー場での開催。

 

 

 

 

 試合は開始1分、梅崎(武藤?)のゴールで早々先制。

 

 

 

 

 おお、今日は楽勝かなと思ったが、そうではなかった。

 

 

 

 

 柏レイソルは分のいい相手ではないし、ここ日立台もレッズにとって一つの鬼門といえる。

 

 

 

 

 守備の連携のまずさなどから前半2失点、なんと逆転を許す。

 センターバック那須の出場停止の影響もあったのか・・・。

 

 

 

 

 後半、槙野のヘッドで同点、実は槙野今季初ゴール。

 

 

 

 ところが、またまたレアンドロのゴールが78分に決まり再度リードを奪われる。

 

 

 

 残り時間が刻々減って、

 ああ、遂に無敗記録はここでストップかと思ったロスタイム、

 なんと武藤のゴールで同点に。

 

 

 

 

 1点目の梅崎のシュートは武藤が押し込んだが、

 最初にゴールラインを超えていたとのことで梅崎の得点になった。

 

 

 

 

 チームにとってはどっちの得点でもいいが、

 実はこの試合での武藤のゴールは

 彼自身の4試合連続ゴールというちょっとした記録もかかっていた。

 

 

 

 

 それにしても、これで武藤はレッズに来て6ゴール。

 実は仙台在籍中は4シーズンで6ゴールだったというので、

 フォワードの場合、得てしてこういうことがあるものだが

 本当にチームにフィットしたというか、良い移籍をしたものだと思う。

 

 

 

 

 逆に点をバンバン取っていた選手が鳴り物入りで移籍したら、

 全く鳴かず飛ばずになったということも洋の東西を問わずよく聞く話である。

 

 

 

 

 

 さて、記録は結果に過ぎないが、結果的にJリーグ無敗記録は14に伸び、

 いよいよステージ優勝は間近に迫った。

 

 

 

 

 

 

 次の新潟戦、現地参戦ですが。

 

 

 

 

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