ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

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2019.07.24

オグサワとは

 オグサワとは、何か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっと前に、バドミントンにオグシオという美人ダブルスがいまして、

小椋さんと、潮田さんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 では、今度はオグラさんと、サワムラさんか誰かのペアかというとさにあらず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、抗生物質の処方で、しかもウラ処方。

オーグメンチンとサワシリンを同時処方することの「隠語」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オーグメンチンとサワシリンは

どちらもアモキシシリンというペニシリン系の抗生物質が主成分です。

サワシリンはアモキシシリンのみ、

オーグメンチンはアモキシシリンとクラブラン酸という薬剤の合剤です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これを同時に処方するということはどういうことか、

ということを理解するためには耐性菌の話からしなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このブログでも再三にわたって耐性菌のお話は書いてきましたが、

細菌が抗生物質に対し耐性を獲得する仕組みにはいくつかありますが、

β―ラクタマーゼという酵素を介する方法があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 臨床で良く用いられるペニシリン系やセファロスポリン系の薬剤は、

β―ラクタム環といういう基本構造を持っています。

サワシリンも、メイアクトも、フロモックスもセフゾンもみんな基本構造は同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのβ―ラクタム環を壊しちゃうのがβ―ラクタマーゼで、

インフルエンザ菌(ウイルスではなく)やモラクセラという菌の中に、

この酵素を出して、抗生物質から命を守る、という奴らが出てきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、そのβ―ラクタマーゼを阻害するのがクラブラン酸という薬剤で、

これによって細菌の出すβ―ラクタマーゼが無効になり、

ペニシリンが、細菌を殺菌できる、という仕組みです。

なんとなく軍拡競争みたいですが・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、最近の細菌は(ダシャレではなく)

全体に抗生物質に対する抵抗性が強まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので、従来のペニシリンの量では十分に殺菌できないケースが増えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは特に子供の急性中耳炎の治療の場で問題になり、

2006年に発売されたのが「クラバモックス」という抗生物質です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、アモキシシリンとクラブラン酸の合剤で、

その意味では、「オーグメンチン」の小児用ですが、

特徴はアモキシシリンの量が従来の約3倍になっていることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アモキシシリンは添付文書では、

体重1キログラム当たり20~40mgで使いなさいと書いてあります。

なので従来は平均30mg/Kgを目安に使っていましたが、

幼小児の急性中耳炎には効かないので、

クラバモックス発売前はワタシは倍の60mg/Kgで処方していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、クラバモックスのアモキシシリンは90mg/Kgに設定されていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、ワタシなど耳鼻科医にとっては待ってましたのクスリで、

発売当初、ワタシはクラバモックスの使用量が県内ナンバー1だったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、子供はそれでいいとして、錠剤を飲むオトナの場合です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「オーグメンチン」はクラブラン酸が入っていますが、

アモキシシリンの量は1錠あたり250mgで従来量です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これを、クラバモックス並の従来の3倍量に持って行くためには

オーグメンチンを1回3錠、1日9錠飲めばいいわけですが、

クラブラン酸はそのままで十分なので、アモキシシリンの量だけ増やしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それで、1日量をオーグメンチン3錠とサワシリンを従来の倍量の6錠とすれば

クラバモックスとほぼ同じ比率になる、ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳鼻科領域では大人の急性中耳炎はそれほど多くないので

たぶん考えたのは、呼吸器内科の医者だと思います。

はじめて、お薬手帳でこの処方を見たときは、何じゃこりゃ、と思いましたが、

ちょっと考えたら、すぐ理屈がわかり、

なるほど、コイツ頭いいじゃん、と思いましたが、

あとで、他の医療記事で見かけたので

多分その先生が考えたものではなく

どこかで見たか聴いたかしたものでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、あくまでウラ処方で、能書きとはあっていませんから、

アタマの固い、あるいは抗生剤に無知な審査官がいたら、

保険適応通らず査定の対象になります。

時々いるんだ、そういうジジイが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに「オーグメンチン」は1種類しかありませんが、

アモキシシリンはメーカーによって「サワシリン」「パセトシン」など

いろんな商品名があります。

まあ、「オグアモ」「オグパセ」よりは「オグサワ」が語呂が良いですね。

 

 

 

 

 

 

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2019.07.15

7月16日火曜日、休診です。

 世間的には7月13日(土)14日(日)15日(月・祝)という形の3連休ですが、

今回、当院は16日(火)を臨時休診にさせていただき

14日~16日までの3連休とさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 妻が人工股関節の手術をしたのは2011年と、2016年。

今回、その定期検診のため、札幌の病院に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いままでは、ワタシ一人残って外来をやっていたのですが、

今回は、ちょっと1日夏休みをとらせていただいて、

一緒に北海道旅行に行ってまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 還暦、定年の歳を迎え、いつまで元気で旅行に行けるかわからないので、

これからは機会をみて行っておこうと・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても、学会がらみ以外で旅行に行く、

なんてことは、何年ぶりだろうか。

まあ、今回も、検診のついでではあるのだけれど、

ワタシは関係ないので。

 

 

 

 

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2019.07.10

幕の内弁当的な

 季節的に耳鼻科の外来は閑散期に入ってきて、

これから秋の終わりまでは、一息つく時期です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、昨日は、いろいろな患者さんが来て、

人数の割には手間がかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんといっても多いのはこの時期の「気圧病」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 梅雨前線による気圧の変動により、

耳鳴、耳閉感、メマイの患者さんはこの時期悪化します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 初診で来られると、聴力検査や平衡機能検査を

一通りしなければならないので、

一人の患者さんを何回にもわたって診察し、

説明しなくてはならないので実際の人数の倍以上の勘定になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、多くの子供さんは中耳炎が治ってゆく季節ですが、

この時期まで治らないお子さんは

反復性、難治性の中耳炎ですので、鼓膜切開になるる乳幼児も多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日は、鼻出血の急患の方が来て、

鼻内に出血性のポリープがあり、止血に時間がかかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに、夕方、のどの痛みが内科にかかったが治りません、

という患者さんを診察したら、

扁桃周囲膿瘍で、即、切開、排膿し、点滴することになりました。

いわゆる含み声ではなかったので、予想してなかったので、

口の中みて、ありゃまと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後は、後鼻孔ポリープの患者さん、

検査と説明をして再来週に手術することにしました。

反対のハナまで回ってるので、取るの大ごとそうだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 インフルエンザや花粉症で忙しい時期は、

来る人来る人、延々と迅速検査をしたり、

花粉症の注意事項の紙を渡して、同じ説明を繰り替えしたりで

同じ作業の連続ですが、今日はバラエティーに富んでいましたね。

 

 

 

 

 

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2019.06.19

外科医として

 「老眼」になっても内視鏡や、顕微鏡のおかげで、

日常診療はほぼ問題ないが、

困るのは耳鼻科の手術だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっと前に1歳上の日赤のS部長から、紹介状に対し

もう細かい手術はやりません、とのお返事をいただいたが、

ワタシもここにきて手術を選ぶ時期にきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この間、来院された「副耳」の赤ちゃんですが、

今までは、自分でやっていましたが、病院に紹介しました。

ちなみに当院の副耳手術第1号は、

今も働いているウチの看護師さんのお子さんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後に来た「粘液嚢腫」の方も紹介状を書きました。

口唇粘液脳腫も、これまでさんざん手術しましたが、

もうこれからは基本、紹介しちゃおうかな、と。

口唇粘液脳腫なら病院でも局所麻酔日帰りでできるでしょうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この手の手術はもはや肉眼では無理だが、

顕微鏡をつかえばできないことはないのですが、

顕微鏡はどうしても視野が狭い。

術野は良いとして、持針器に5-0の針糸を把持するのに

また、これが見えない。(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 助手さんに器械出しをやってもらう手もありますが、

術野が狭いと、やはりオープンな手術では何か事故があると困るので、

今後は紹介してやってもらうことにしました。

ナサケナイ。

今後、ホームページを書き換えておかないと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内視鏡でも顕微鏡下の鼓膜チューブ留置や、鼻内内視鏡下の手術は

術野が外耳道内、鼻腔内とクローズなのでまだ大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この間、病院でこの子は暴れるから全身麻酔だねー、

といわれた男の子の鼓膜チューブ留置などは、局麻で行い、

病院にお返ししました。

こういう他の施設ではできず、当院でしかできない手術は、

まだやる意味があります。

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、この程度の小手先で何とかなる手術はやりますが、

これだって顕微鏡で見えても、気力がいつまでもつかどうか・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019.06.18

老人病と加齢性変化

先日もNHKで老眼の話をしていた。

40台を過ぎると遅かれ早かれ誰にでも現れる加齢性変化であり、

かくゆうワタシも、最近は顕著である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かねてから「老眼」という名称は良くない、と思っていた。

誰でもなるんだから、もっと別の名前の方が良いんじゃないか。

「シルバー・アイ」ではヒーローものみたいだから

「アダルト・アイ」なんてのはどうか、などと思っていましたが、

最近は「老眼鏡」という言葉もマイナスイメージなので

「リーディング・グラス」と呼ぶらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳鼻咽喉科領域でもかつての「老人性難聴」は

近年「加齢性難聴」と言い換えられることが多くなったようです。

患者さんへの説明にストレスが無く、助かります。

いっぽう、鼻粘膜の水分吸着能低下によりサラサラの水パナが出る

「老人性鼻漏」「老人性鼻炎」は現在までのところ

「加齢性~」という呼称は聞いたことが無いので、

ちょっとためらいがちに病名を告げます。(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他には、年齢とともに声帯の緊張が低下し、かすれ声気味になる

「老人性喉頭」と呼ばれる病態や、

のどの協調運動や感覚神経の鈍麻による誤嚥などについても

「トシのせい」という言い方は身も蓋もないので、

「年齢を重ねることによりおこる変化です」

などということが多いですね。

この言い方はまことに具合がよろしい。

結局は同じこと言ってるんですけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今後高齢化社会になるにつれ、

こういったケースは増えてくると思いますが、

こっちがもう老人になってきてるので、

もうちょっとすると

「〇〇さん、こりゃ、トシのせいだ。

オレも最近、そうだけど、まだあんたの方がマシだ。」

「そうかい、センセももうトシだかんな、がははは。」

なんて感じで、あまり説明に気を使わなくても済むようになるかな。(^^;)

まあ、そんなに長く医者続ける気もないですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019.06.12

犯人は副鼻腔に

 一ケ月前からセキが止まらない40代男性。

内科で加療するも改善せず。

タバコを20本も吸うので、その影響もあるかと思ったが、

ハナの奥を見てみると、

 

 これは、ハナの突き当り、上咽頭から喉の方を覗いた構図。

画面中央左から右に見える白い線は、後鼻漏です。

つまり、ハナから喉の方へ膿が流れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに上にたどるとその白い線は上の方へつながっていて、

副鼻腔から流れているのがわかります。

だが、鼻腔には鼻汁はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レントゲンを撮るとこんな感じ。

右側が真っ白、右上顎洞炎、いわゆる蓄膿症です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この方のセキの原因は、花粉症に続発した副鼻腔炎。

注意するべきは、花粉症のシーズンは終わっていて、

鼻汁も出ないし、ハナのつまりもなく

本人からはまったく鼻症状の訴えが無いこと。

以前も「セキはどこから」で書きましたが

内科でこれを診断するのはかなり難しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この方は60代の女性、風邪のあとから声がれが続くことで受診。

この方も内科で加療。

喉の奥を見ると、膿性のタンがイッパイ。

声帯も真っ赤に腫れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、そのタンをたどっていくと、やはりハナから落ちてきている。

レントゲンを撮ったら、こんな感じ。

左上顎洞は膿がたまって真っ白、

右側も粘膜肥厚を認めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 診断は、副鼻腔炎による喉頭炎。

この方も、鼻症状は何にもないので、ハナが原因とは夢にも思わず、

診断をきいてビックリされていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 口に入ったものは食道に行く、

ハナから来たものは気管に流れる、

なので、セキや、声がれなどの症状の原因が副鼻腔にあることは、

大人子供を問わずたいへん多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 特に、花粉症のあとのこの時期は、毎日毎日こんな感じ。

花粉症の置き土産、といった感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 多くは抗生剤等の治療で良くなりますが、

難治性の場合はハナから針をさして洗浄する「シュミット」が必要な場合も。

診断までが長引くとそのようなこともしばしばあるので、

ご注意ください。

 

 

 

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2019.06.10

6月27日木曜日は学会のため休診です。

 ちょっと先の話ですが、

今月末、6月27日木曜日は休診になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎年この時期の耳鼻咽喉科臨床学会、今年は名古屋です。

 

 

 それにしても名古屋人は、名古屋城、好っきだなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 27日28日開催ですが、27日のみ聴いてきます。

そんなに休診にもできないので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳鼻咽喉科臨床学会は、毎年梅雨の真っ盛り。

下関で大雨避難勧告にあったり、

甲府まで行ったが一回も富士山拝めなかったり。

そういえば、去年は横浜で、異例の早さの梅雨明けだったっけ。

まあ、今年も雨でしょうけど、ひつまぶし、食いたいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、トナリにある7月16日火曜日の休診は、学会ではありません。

コチラは、副院長の股関節置換手術後の再診。

北海道ですが、ちょうど連休なので、今回は、ワタシもついてって、

チラッと観光しちゃおうかと・・・・・・、スイマセン。

会社員なら、有給とるところだが、開業医は無給休暇になります。(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019.05.31

キレイな空気でごはんを食べたい

最近自炊がマイブームで、めっきり外食が減った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナポリタンもそうだが、カレーライスも焼肉定食も

自分で作ると大変美味い。

カレーの玉ねぎ、にんじんや、焼き肉のたれや肉の厚さなど、

自分のイメージに沿ってできることもあり、

「オレナポ」ではないが、満足度が高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近は朝の味噌汁もインスタントではなく、

自分でダシをとって作るようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自炊のもう一つのメリットは意外なところにある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは「タバコ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシは定食屋が大好きで、外食の時はなるべく

昔ながらの「○○食堂」的なお店を選ぶことが多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、残念ながら、その手の大衆食堂は、喫煙率が高いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お店に入って店内を見まわし、

タバコを吸っている人、あるいは吸いそうな人がいると、

なるべくそこから離れた席をとるが、

せっかく料理が来た、といったタイミングで

あとから来たお客さんが、

席につくなりタバコに火をつけたりするとがっかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなに美味しい料理も台無しになってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受動喫煙を防ぐための改正健康増進法が制定され、

禁煙化する飲食店が増えてきているとはいうものの、

田舎では、東京に比べてどうもそのスピードが遅いようである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の下野新聞によれば禁煙・分煙推進店に登録された店舗は278。

うち飲食店関係は40ほどだという。

むろん登録してない禁煙のお店も増えているが、まだまだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この間の前橋の「レストランとよだ」は禁煙でした。

さすが、群大病院御用達のお店。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 我が家から歩いて1分、子供のころからおなじみの

ラーメン屋さん「泰鵬」も、店内改装後数年前から全面禁煙です。

お店はますます繁盛しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 食事は人生の楽しみですから、すべての飲食店に完全禁煙を望みます。

今日、5月31日は世界記念デーです。

 

 

 

 

 

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2019.05.17

耳鼻咽喉科領域の内服薬と食事:その2

今回は、空腹時に飲むクスリ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳鼻咽喉科領域ではこのような飲み方をする薬は

今まであまりありませんでしたが、

ここ最近、アレルギー性鼻炎、花粉症のクスリで

このような飲み方を指示されるものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

抗ヒスタミン剤の「ビラノア」と「ディレグラ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらは、食後に飲むと

血中濃度が十分に上がらないことがわかっていますので

食前1時間、食後2時間は内服を避けるように指示されます。

ただし、要するに効きが弱くなるだけで、

何か有害事象が発生するわけではありません。

なので、クスリ飲んだら1時間は何も食べちゃダメ、といことではありません。

忘れちゃうくらなら飲んじゃった方がいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビラノアに関しては、まったくそうなのですが

ディレグラに関しては、ちょっと複雑な面があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディレグラは、そもそもディレグラ配合錠といい、

「抗ヒスタミン剤」と「プソイドエフェドリン」の合剤です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「抗ヒスタミン剤」は、鼻炎症状のうち

主に「ハナミズ、クシャミを押さえる」作用のクスリで、

「ディレグラ」では成分的にはフェキソフェナジンという

「アレグラ」と同じ成分が使われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「プソイドエフェドリン」は血管収縮剤で、

鼻炎症状のうち「鼻づまり」を改善させる作用があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この「ディレグラ」は食事の影響を受けやすく、

食事の前後に服用すると、クスリの血中濃度が上がりにくい、

つまり作用が減弱することが実証されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、血中濃度が上がりにくいのは「抗ヒスタミン剤」の方で、

「血管収縮剤」の方は食事の影響を受けない、

ということもわかっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここが、不思議なところで、

「アレグラ」は服用に食事のしばりがありません。

「プソイドエフェドリン」との合剤になったとたん、

「アレグラ」の方だけ血中濃度が上がらない、

ということになるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は、アレグラは外国人のデータで高脂肪食後の服用で

血中濃度が15%程度低下というのがあります。

15%くらいならいいか、ということで

服用に食事のしばりがなかったようですが、

合剤になると日本人のデータで60~80%低下しちゃうみたいで

さすがに空腹時投与の記載になったようです。

だから、ホントはアレグラも空腹時のほうが効きが良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 話を戻しますと、

つまり「ディレグラ」を食事の前後に飲むと、

「ハナミズ、クシャミ」の症状は緩和されにくくなるが、

「鼻づまり」には効く、ということが期待されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ディレグラ」を処方される患者さんは、

主として「鼻閉型」のアレルギー性鼻炎の方が多いと思われますので、

空腹時に飲みそこなってしまったら、

とりあえず、食前、食後に飲んでしまって構わないと思います。

もちろん毎回ではクスリの効果が十分発揮されませんが、

忘れちゃったときは飲んだ方がいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 医者や薬剤師さんに言われたことを律義に守って、

ディレグラ半分近く残っちゃいました、

なんて方がいらっしゃるので、

このことは覚えておいていいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クスリだけではなく、医療の「ダメ」は

「なぜダメなのか?」「どうダメなのか?」

ということは知っておくとトクです。

 

 

 

 

 

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2019.05.16

耳鼻咽喉科領域の内服薬と食事:その1

 処方された薬は、お医者さんの指示通り飲むのが正しい。

もちろんです。

指示通り飲む分には問題ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ですが、指示通りでない場合はどうなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 例えば、毎食後のクスリは、必ず食後でないとマズイのか?

効かないとか、さらに副作用などの有害な事象が発生するのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 扁桃炎で、抗生剤が出たのだが、

ノドが痛くて食事ができなかったので

食後内服のクスリ飲みませんでした、という人が実際にいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これでは、良くなるはずもないので、

以後、急性扁桃炎などで嚥下痛の強いヒトには、

食事摂れなくても確実に飲んでください、

と一言添えるようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、お子さんの場合で、

急性中耳炎で抗生物質が1日3回で出たのだが、

幼稚園で昼間飲めないので朝晩で飲んでいた、

とか、夜ごはん食べないで寝ちゃったので、2回しか飲ませられなかった、

というケースがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これも、ダメダメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 抗生物質は、細菌を殺す薬、投与量は1日量で決まっています。

仮に、3回のクスリが2回分しか飲めなかった場合、

抗菌力が不足して十分に殺菌できないだけでなく、

感染が遷延化する間に、

薬の効きづらい耐性菌が増えてしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 セキ止めや、痛み止めなどの「対症薬」はクスリが切れてる間

セキが増えたり、熱が上がったりするだけですが、

こと抗生剤は相手が「生き物」なので、

「手負いの状態」にすると厄介です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 抗生物質は食事に関係なくて結構ですから、

1日3回きちっと飲ませてください、とお話します。

幼稚園で昼食後が飲めない場合は、朝、帰宅後夕方、寝る前、

で飲んでいただくように指導します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同じような意味で、

子供さんがクスリを飲ませたらすぐべーってだしちゃたとか、

いくらもたたないうちにはいちゃった、という場合も

そのまま、もう一回全量を飲ませてください。

半分くらいは飲めたかな、と思っても全量でけっこうです。

内服の抗生剤は安全域がたっぷりあるので、

仮に2倍量飲んでも何も問題はありませんが、

半量ですと、抗菌力不足で有害な場合があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほとんどの抗生剤は、食事による抗菌力の影響をあまり受けないので、

まず、全量をしっかり飲む、ということを心がけてください。

ただ、場合によっては胃粘膜を荒らす場合がありますので、

多めの水とともに飲むのが推奨されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、次回は最近みかける「空腹時内服」のクスリのお話をします。

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