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2017.09.15
秋の学会休診情報です。
所属する日本鼻科学会のため9月28日(木)は休診になります。
学会は金曜日、土曜日もありますが、
そんなに休んでもいられないので休診は28日(木)のみです。
10月は休診はありませんが、11月にはこれも恒例の
耳鼻咽喉科専門医講習会があります。
会期が11月11日(土)-12日(日}なので、
11日の土曜日は休診になります。
それ以外には今のところ休診予定はありません。
過去にもありましたが
当院は浦和レッズの優勝にかかわるような試合がある場合、
臨時休診の可能性がありますが、
残念ながら、今年はないかもだなあ。
と、ここまでを書いたのは水曜日の午後だったんですけど、
その後、奇跡の大逆転でACL準決勝進出決定。(^O^)/
なので、そこを勝ち抜いて決勝に進んだ場合、
11月18日か25日に臨時休診が発生する可能性があります。!(^^)!
乞うご期待(?)
2017.09.09
「風邪かと思って内科に行ったのですが。」
「熱出たので小児科にかかったのですが。」
外来でうんざりするほど聞くフレーズですが、
ともかく「風邪は耳鼻科の病気」
「子供熱が出たらまず耳鼻科」
ということはなかなか一般に認知されていませんね。
果ては「ウイルス性の咽頭炎といわれて」
抗生剤が出たり、
「中耳炎になると困るから」
抗生剤が出たり・・・・・・。
説明するのメンドクサイなあ。
ともかく「風邪といわれたら抗生剤は普通は要らない。」
「風邪に続発する急性中耳炎は抗生剤で予防はできない。」
と、いうことです。
「のどが赤いから」
ということで抗生剤4日分出て、
クスリ終わったらまた熱出てきました、
ということもよく遭遇します。
まず「溶連菌感染症」の検査をしましょう。
「溶連菌感染症」以外の咽頭炎は抗生剤不要ですし、
「溶連菌感染症」であれば症状が消えた後も
トータル10日間抗生剤のんで除菌するのがスタンダードです。
4日間では菌が残り、再燃します。
「ロキソニン」や「カロナール」などの解熱剤を
毎食後で処方するのも考えものです。
中にはPL顆粒とロキソニンを1日3回で、
頓服でカロナール内服、なんていう
すさまじい処方も目にします。
ついでにクラビットが分3で出てたりして(笑)。
(ギョーカイの人にしかワカラナイ話ですが。)
セキが出るとマイコプラズマかもしれないから、と言って
1,2歳の子供に平然とオゼックス出す先生もいるからなあ。
最近は患者さんが少なくてラクなんですが、
この手の患者さんが数人続くと
精神的にかなり疲れます。
悲しいです。
2017.09.02
昨日は足利准看護学校で2年に1度の禁煙講義。
准看校は2年制なので2年に1度、1,2年生合同の講義を行います。
ワタシのタイトルスライドは、いつも埼玉スタジムであるが、今回は
昨年敗退したチャンピオンシップ第2戦、ホイッスル直後のもの。(T_T)
タイトルは「タバコのない社会を目指して」。
皆さん真面目に聴いていただきました。
今回は新たに最近話題のiCOSなどの加熱式タバコの危険性についてもお話ししました。
最後は「例によって」バンドの宣伝も。(^^;
会場からのご質問もありました。
今後、皆さんが禁煙指導のプロフェッショナルとなって、
健康な社会づくりに貢献していただくことを期待します。
2017.08.23
さて、冷夏の2017年はサマソニに対して「良い仕事」をしましたが、
もう一つ大いに期待されることは
来春、関東地方のスギ花粉は少ないだろう、
ということ。
毎年書いてますが、スギ花粉の飛散量は、
前年夏の気温と日照時間によって大きく変動することが知られています。
ということは、来春は花粉症患者さんと耳鼻科医にとっては
比較的楽な年になる可能性大。
まあ、平年並みには飛ぶでしょうから油断はできませんが、
今年の花粉量が少なかったので、
通常のサイクルで行くと来年は大量飛散が懸念されていたので、
それに歯止めがかかったと思われます。
あくまで、関東地方以北の話ですが。
一方、冷夏により野菜や果物、米の収穫については
大幅な減少が予想されますので、農家の皆様は大変でしょう。
1993年の「大冷夏」の年はコメ不足になりインディカ米食べたけど
また、あんなことになるんでしょうか。
データなどを見ると、
1993年はいったん発表された梅雨明け宣言が撤回されたりで
真夏日も7月が5日、8月が10日しかなく「大冷夏」と呼ばれています。
今年は7月の真夏日は25日間もありましたし、8月も昨日までで11日なので
そこまでではなさそうですが。
1993年、何があったかと調べてみると
Jリーグ開幕の年、でした。
浦和レッズは、そのころ断トツ最下位で、
Jリーグのお荷物といわれていた。((+_+))
ああ、今年たしかに不調ですが、まだ、そこまでではありません・・・。(T_T)
2017.08.11
さて、11日が「山の日」の関係で、10日は6連休前の外来診療。
いったいどんだけ混むのか、
と朝から若干の緊張感をもっておそるおそる外来のパソコンを開けると、
・・・・・・・拍子抜けの40人弱の待ち。
トータルでも130人ちょいの楽勝ペースでほぼ定刻終了であった。
やはり、夏はいいなあ。
暑い季節は耳鼻科疾患は少ない。
このまま、地球が温暖化すれば、いずれ耳鼻科は廃業か、
などとクダラナイことを考えたりして。
それでもメマイの新患3連発やら、
上顎洞穿刺やらそれなりに手のかかる患者さんもいたりでしたが。
上顎洞穿刺、今日のヒトは左側。
以前も書きました、鼻から針を刺して副鼻腔の膿を抜くというこの治療。
当院ではけっこう頻繁に行っておりますが、
ふとやりながら思ったことが。
(外来ヒマだといろんなこと考える。)
この手技、患者さんにはフツーに椅子に座ってもらい、こんな感じで針を刺すわけです。
この絵の場合、右側の上顎洞穿刺を行っていますけど、
当然針は右手て持って刺します。
では、反対の左側を刺すときはどうでしょう。
どちらの手で針を持つのか?
ワタシは左手を使います。
これは、おそらく医者によって違うはず。
右が利き腕ならば、そのまま右手で、という先生もいるでしょう。
ワタシの考えとしては上顎洞穿刺でもっとも重要なのは「方向」です。
穿刺の方向を間違えると、入りにくかったり、
思わぬ副損傷を起こす恐れがあります。
力はそんなにいりません。
研修医のころ上顎洞穿刺を教わった時に先輩のお医者さんに言われたことは
「けっしてゲバルティッヒにやってはいけない」ということでした。
「Gewaltig」はドイツ語で「暴力的」という意味です。
「ゲバルト」はあの「ゲバ棒」の「ゲバ」ですな。
(といっても最近の人は知らないか、ゲバ棒。)
なので、鼓膜切開も鼻腔吸引もみんな右手ですが、
いつも左のシュミットは左手です。
そういえば左の扁桃周囲膿瘍を切開するときはメスを右手で持ちますね。
これは、そんなに不自由を感じたことないけど
扁桃の腺窩洗浄は左はちょっとやりにくいかも
。
左側の上顎洞穿刺を行うとき、
右手を使う人が多いのか、左手を使う人が多いのか、
どちらが多数派なのか、何となく知りたいところですね。
このブログはけっこう全国の耳鼻科の先生も見てるみたいだから、
アンケートとれないかなあ。
もしよかったらコメント欄にワタシは「右」です、ワタシは「左」です、
と書き込みをしていただけると面白いのですが。
あ、でも、最近はやらない先生も多いのかもですね。
2017.08.09
一般の人々ばかりか、お医者さんも勘違いしてるケースというのがあります。
急性中耳炎に点耳薬は使いません。
例外は鼓膜換気チューブが留置されてる場合だけ。
眼科領域では点眼薬(いわゆる目薬)が多用され、
その効果は当然認められています。
何となくイメージ的に目の病気に点眼が効くなら、
耳には点耳薬が効くのでは、
と思ってしまいますが、目と耳では実は全く話が違う。
中耳炎細菌が増殖しているのは「中耳」。
中耳は鼓膜の向こう側です。
耳の穴からクスリを入れても鼓膜で全部せき止められ中耳には行きません。
靴の上から水虫の軟膏を塗ってるようなものです。
この間、耳が痛くて夜間救急にかかったお子さんが、
担当医に点耳薬を処方され、おかげで痛みは止ったのだが、と受診されました。
それは、たまたまであって、点耳薬のおかげでは全くありません。
そもそも耳鼻科医がいない夜間救急に耳が痛い子供連れてっても無駄です。
当院のホームページにもありますが、
そんなときはまず「痛み止め」。
カロナールなどアセトアミノフェンが良いですが、なければ市販の頭痛薬で十分。
熱さましの座薬も使えます。
点耳薬なんて意味ないし、適当な抗生物質を飲んじゃう、というのも✖です。
そして、痛みが消えてもあとでちゃんと耳鼻科に受診すること。
痛み消えてれば、2,3日後でもOKです。
もうすぐ、お盆の休みに入りますのでこの機会に記事にしますが、
よく覚えておいて周りの人にも教えてあげてくださいね。
2017.08.02
通常当院はお盆休みの休業期間として
8月12日~16日を休診とさせていただています。
しかし、昨年から8月11日が「山の日」として祝日に追加されたため、
8月11日から16日までの長期休業になりますので、
ご迷惑おかけしますが、何卒ご了承ください。
ただでさえ、耳鼻咽喉科は患者さんの少ない夏場、
夏まつりの診療時間短縮もあり、
今月は営業日が少なくて、収入少ないなあ、きっと。
でも、夏は学会もなく、
この夏もどこにも旅行にも出かけないので、
支出も少ない?
2017.08.01
本日8月1日からこちらの駐車場利用できます。
10台分です。
ワクにそってとめてください。
看板に見取り図があります。
道路側にも看板を出しましたので確認しやすいと思います。
しかし、ここいらはワタシが生まれ育った場所であるが、
かつては、繁華街。
この並びは下駄屋さん、写真館、スナック、等々であったが、
すっかりなくなってしまったわけで。
この織物会館できたときは、こんなふうには見通せなかったのですが・・・・。
2017.07.31
クルマで当院にお越しになる方へご連絡です。
8月1日より駐車場が変更になります。
今まで、ご利用いただいておりました、第2駐車場が利用できなくなります。
トンネル通り沿い、法玄寺の前のこの駐車場は
8月1日から法玄寺に来られる方の専用駐車場になります。
その代わり、現在、法玄寺さまの駐車場になっているこちらが、
当院専用駐車場となります。
看板かけ替え予定ですが、10台分のスペースがあります。
当院にぐっと近くなりますので、是非ご利用ください。
また、こちらの第3駐車場は従来通りご利用できます。
満車等の場合は、向かいの市営駐車場にお駐めください。
無料駐車券を発行します。
ご不明な点は受付までお問い合わせください。
2017.07.21
今年も足利花火大会の関連イベントで、
七夕まつりが当院前の北仲通をメイン会場に開催されます。
8月3日(木)4日(金)は、下図のごとく北仲通りは
交通規制が実施されます。
午後4時半以降は一般車両の進入ができなくなりますので、
8月3日4日の両日は昨年と同じく
午後の受付は4時半まで、診察は5時までとします。
去年はおまつりで「北朝鮮飯店」の演奏もあったのですが、
今年は残念ながらお声がかかりませんでした・・(T_T)
ヤッパ、あのバンドはマズかったかなあ・・・。
朝鮮半島情勢も緊迫してるし・・・。