ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.07.21

処方せんについてのコメント

コメントいただきました。

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PL顆粒1包、ロキソニン1錠、クラビット100mg 1錠を1日3回、頓服でカロナール内服、
さて、この処方のマズイ点はどことどこでしょう4つ挙げなさい

→ クラビット 風邪に抗生物質は必要ない。
ロキソニンとカロナールが重複している?
そもそも、風邪に薬は必要ない?

素人には、これしかわかりません。答えをご教示ください。

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そうでした。

この記事書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかなか、答えスルドイです。

①の風邪に抗生剤は不要

は、あっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪という診断であれば、抗生物質は効きませんね。

素人の方でもご存知なのに、

いまだにそのことがわからない医者は意外といます。

困ったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかもクラビットという抗生剤は、

正確には抗生物質では無くて合成抗菌剤ですが、

特殊なクスリですから、やみくもに使うクスリではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②解熱鎮痛剤の重複、も正解です。

ロキソニン、カロナールは同薬効ですが、

さらにPL顆粒にはカロナールとまったく同成分の

アセトアミノフェンが配合されています。

薬価が安いので査定されませんが、不適切な処方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、③番目はロキソニンが1日3回で処方されていること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 整形外科領域の痛みのコントロールでは、

解熱鎮痛剤を1日3回毎食後で処方することはありますが、

風邪のような、急性熱性疾患ではこれはいただけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 熱を下げることは風邪の治療につながりませんし、

むしろ発熱そのものがウイルスに対して攻撃的な効果があります。

何より実際には発熱したり、痛みが増しているのに

解熱剤で症状がマスクされてしまうと、

病気の進行を見誤ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風邪などの急性感染症には、

解熱鎮痛剤は、どうしても熱や痛みがつらいときに

頓服的に使うべきものです。

また、そういった機会が増えてくれば、

病気の悪化や、合併症の発現などを疑い、

再度医療機関を受診して、診察を受ける必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ④番目は、ちょっと難しいのですが、

クラビットという薬は発売されてもう20年以上たちますが、

当初の用法用量は1回100mgを1日3回でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、その後、

このクラビットのようなニューキノロンと呼ばれる抗菌剤の

薬物動態や薬効の研究が進み、

この種のクスリは1回に大量に投与した方が、

分けて投与するより効果的である、ということがわかり、

10年ほど前に1回500mgを1日1回だけ飲む、

というように投与方法が変わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同じ抗生物質でも

ペニシリン系やセフェム系のクスリは「時間依存性」

クラビットなどのキノロン系のクスリは「濃度依存性」

だということがわかったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので、いまだにクラビットを1日3回で出す先生は、

その他の医学的知見のアップデートもされてないことが考えられ、

ちょっと医者としてはどうかなあ、と思われるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、こんな処方せんをもらったら、

石原さとみさんは、どんな行動に出るだろうか、

ちょっと気になるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、「そもそも風邪に薬はいらない」

というのは、大正解でして、

総合感冒薬のPL顆粒は、ワタシはもう20年以上処方していません。

 

 

 

 

 

 

2件のコメント
2020.07.20

Go To トラベル

新型コロナウイルスが流行してから、

いろいろな「新語」が登場しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三密」「クラスター」「ソーシャル・ディスタンス」なんて言葉は

半年前に聞いたら、何?

という感じでしたが、すっかり「定着」しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても横文字好きの小池知事の影響なのか

ヘンな英語まじりの言葉が多いような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともと小池さんは「クール・ビズ」など、

カタカナ新語を作るのが好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあいだの「東京アラート」もしかり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「東京アラート」もヘンテコな言葉ですが、

そのあと神奈川県知事が発出した「神奈川警戒アラート」は

さらにオカシイ。

「アラート」が警報、警戒の意味だから、言葉が重複しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、このたびの「Go Toトラベル」に至っては、

文法上の誤りがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“go”は「自動詞」なので、目的語には「前置詞」が必要。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこそこに行く、という場合の前置詞は”to”で、

”go to the hospital”とか”go to Tokyo”でいいわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが、「目的地」ではなく「行為」を現す場合、

たとえば「ピクニックに行く」や「旅行に行く」は

“go on a picnic”、”go on a trip”

と”on”を用います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、名詞で使うなら”travel”の前に”a”もしくは”the”、

あるいは複数形で”travels”でなければおかしい。

だが、”go on a trip”は普通に使いますが、

“go on a travel”とは、英語ではあまりいわないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  “travel”は、名詞もありますが、通常は動詞で使うことが多い。

あるいは”traveling”と現在分詞で用います。

“I want to go traveling abroad.”のように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、どうでもいいことですが、

「GO to トラベル」という言葉を聞き馴染んだ中学生が、

英語の試験で間違わなければいいな、

とは思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに”go on a picnic”は、

いまを去ること約45年前の受験生のころ

英語の先生が、

「いいか、ゴー・オンナ・ピクニックだぞ。

ピクニック行くなら、男より女の子と行く方が楽しいに決まってるだろ。」

と、教えてくれたので、

男子高生だったワタシには非常にインパクトがありました。

以来、これは、もう一生忘れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020.07.19

16年ぶりに味スタでFC東京相手に黒星

土曜日のJリーグはアウェイのFC東京戦。

今晩はNHK-BSでの中継があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウェイのFC東京戦といえば、レッズが圧倒的に強い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんせ、この16年間レッズは味の素スタジアムでは負けていません。

正確に言うと、「FC東京には」をつけんといかんなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年の天皇杯決勝は新国立競技場の建設に伴い

味の素スタジムで行われ、

ここでレッズはガンバ大阪に敗れていますんで。(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、そんな暗い話はいいや。

ともかく「FC東京」には16年間負けていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16年といったら、アレですよ、

16年前に生まれた子供は、今16歳なんだから(当たり前だ)

物心ついたら、ということになると、

現在の高校生以下のFC東京サポは、

ホームゲームでレッズに勝った記憶がないわけですよ、これが。

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2020年J1第5節

FC東京   2-0  浦和レッズ (味の素スタジアム)

  (前半 1-0)

  (後半 1-0)

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 しかし、ジンクスや記録はいつか塗り替えられるもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 開始後はレッズが圧倒的な優位と、

精神的余裕で試合を進めていましたが、

逆にFC東京に一回のチャンスで、

しかも、もらい事故のようなゴールで失点してしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴールを決めたオリベイラが照れくさそうな顔をしていたのは、

こぼれたボールが彼の身体に当たって入ったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、この時点ではレッズの選手は

逆転勝利をまだまだ確信していたはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それが、2点目で変わってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この2点目も青木のミスからのボールロストを

アダイウトンの強引なドリブルから決められたゴールで、

与えなくても良い失点であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これで、FC東京の選手の負け犬メンタルが、

勝てるぞメンタルに転換。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もともと実力のあるチームなので、

こうなったらなかなかひっくり返すことは困難。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、レッズの選手にしても、

まあ、16年に一回くらい、こんなこともあるかもなあ、

という気持ちがなかったとは言えない。

(見ていたワタシにはありました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 問題はこの一敗ではなく、リーグを通して勝ち点を積み上げることですが、

問題は、またここから連戦になるので、

ここで波に乗り損なうと、一気に順位が転落するので、

次の一戦、すごく大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 20年来の知人である熱烈なFC東京サポのY瀬くんからは、

試合終了後、このような写真が届きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシはアウェイゲームなので味スタは行ったり行かなかったりですが、

おそらく16年間の全てのレッズ戦をスタジアムで観戦しているY瀬くんにとっては、

そりゃあ、ウレシカッタでしょうね。

おめでとうございます。

また、16年後に写真を送ってください。(*^^)v

 

 

 

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2020.07.18

気がつけば、もうすぐ夏が来る

 Facebookをやってると、X年前の思い出を振り返ってみましょう、

と、同月日の過去の投稿が出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それによると、この週末は毎年太田まつりだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お隣の太田市の夏まつりはけっこう盛大で、

アマチュアバンドの野外ステージも何か所か設定される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それに、CRP時代からもう何年も出ていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当然今年はお祭りの中止は早々と決まっていましたが、

あらためて、そんな時期なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、まだ、梅雨寒で、夏まつり気分ではないから、

今年はそこは良かったかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 外来も、土曜日はやや来院患者さんが増え、

本日は、シュミットや、扁桃周囲膿瘍の切開やら、

バタバタしてて、「患者待ち時間」なく、終業しました。

最近1週間が終わるのがやたら早い感じがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 季節感もないままにカレンダーだけが過ぎていきます。

ホントは、1年で最もウキウキ期待感の高まる時期なんですけど。

今年は、太田まつりも、足利の花火大会も、北仲通りの七夕まつりもない。

こんな夏は生まれて初めてですね。

 

 

 

 

 

 

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2020.07.17

アンサング・シンデレラは薬剤師さんのドラマ

 病院薬剤師を主人公にしたドラマが始まる、

というので昨夜、その第1話を見てみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 従来は医療ドラマに対して拒絶反応があったワタシですが、

海藤尊先生のバチスタシリーズ以降、

アレルギーが脱感作(?)され、

お伽話としてみることができるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 薬剤師が主役、というのは多分初めてかと思われますが、

実際に見てみて、やはり無理のある設定、

極端にキャラクター付けされた登場人物、

荒唐無稽な展開もあって、

これじゃまるでマンガじゃん、

と思ったら、原作はどうやら本当にマンガだったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スポンサーが大手調剤薬局だったりして、

コマーシャルもいっぱい入っていて

やはり商才という点では薬剤師>>歯科医>医師という序列なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 病院薬剤師さんが、今、どんな状態なのかは知りませんが、

ワタシが病院に勤務していたときは薬剤師さんとは

あまり、このドラマのようなかかわりはなかったような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 薬剤師さんとの接触は、

たいがい薬局から電話がかかってきて、

「先生、〇〇さんの処方せんの2番目のクスリ、なんて書いてありますか?」

当時は処方せん手書きだったので、

字が汚くて読めなくてスイマセン、

といつも恐縮していたような気がします。(>_<)

今は電子カルテなので、それはないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドラマのストーリーの根幹にあるのは、

薬剤師は常に医者の指示によって仕事をするのだが、

アホな医者、性格の悪い医者がいて、

まったくたまんねーよ、という話です。

たぶん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アンサング」とは

「ほめたたえられない、称賛を浴びない」という意味だそうです。

たしかに医者に比べて、

患者さんに直接感謝される機会は少ないかもしれませんが、

逆に何かあった時に責任取らせられるのは医者なんですけどねー。

称賛についてもも、最近は「治って当たり前」という感じなので、

むしろ悪口やバッシングや訴訟の心配の方が多いですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっと前に放射線技師を主役に据えたドラマがあって、

やっぱり、バカな医者のもとで仕事するのは、

やってらんねーぜ、という趣旨が垣間見え、

薬剤師といい放射線技師といい、こいつらたまってんなー、

という印象は、妻と一致しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 じゃあ、実際はどうなのか、と言えば、

けっこうそれは「あるある」なのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 放射線技師さんの方は、どうなのかよくわかりませんが、

薬剤師さんに関しては日々医者の処方箋を受けていて、

ストレスがたまるのではないかということは

容易に想像がつきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 用法用量の間違いや、30日処方しかできないクスリが60日出ていた、

なんていう場合は、医者に連絡して疑義照会をすることができます。

だが、その一方、

どう考えてもこのクスリ効かないだろう、とか

このクスリの組み合わせはないでしょう、

この症状にこのクスリかよ、

といった処方内容に対しては、

その用法が保険で決められた用法用量にあってる限り、

つまりは保険で切られない限り、

医者にクレームをつけることは通常ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風邪に対し、

PL顆粒1包、ロキソニン1錠、クラビット100mg 1錠を1日3回、

頓服でカロナール内服、

なっていうトンデモ処方をしてくる医者もいますが、

薬剤師さんはモヤモヤしながらクスリを詰めるだけです。

(さて、この処方のマズイ点はどことどこでしょう4つ挙げなさい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳垢を取るたびに外耳道傷つけて抗生剤の点耳を出す耳鼻科医、

風邪の子供全員にマクロライドの抗生剤を出す小児科医、

治らない耳鳴りにストミンやメチコバールを何か月も出す耳鼻科医、

乳幼児の鼻かぜに全員ステロイドの点鼻を出す小児科医、

スギ花粉症の患者さんにセレスタミンを2か月分出す内科医、

オレが薬剤師だったらストレスで、どうかなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけに、患者さんは良くなると

薬が出なくなるので薬局に行かないため、

治って良かったですねー、というヨロコビが共有できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳鼻咽喉科で半年間外耳炎の治療したが、

抗生物質や点耳薬をとっかえひっかえ出されているのに治らない、

ということで、2週間前に来院された患者さんがいました。

耳漏の培養をとったところ、

1週間後にちょっと特殊な耐性菌が培養されました。

それに従って、別の抗生剤を出したら1週間できれいに治って

患者さんには驚きとともに感謝されましたが、

治っちゃえば、もう薬は出ません。

1週間前に、普段使わない抗生剤が出たなー、

耐性菌だったのかなあ、と思って薬を調剤した薬剤師さんですが

(推測です。何にも考えず調剤した可能性もありますが、

ウチのところの薬剤師さんですからそんなことはないでしょう)

その結末を見られないのはカワイソウですね。

長いこと悩んでいた病気が治った時には、

治療にかかわった側もホントに嬉しいものですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ドラマの方はツッコミどころ満載ではありますが、

石原さとみさんの女優力で、楽しく見ました。

石原さんは「シンゴジラ」で知った女優さんですが、

さすがに存在感があります。

アタマ良いんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても放射線技師さんが主役だったり、

薬剤師さんが主役だったり、

このあいだは製薬メーカーのMRさんのドラマもあったようです。

なんで、いまだに耳鼻咽喉科医の話はないんじゃあ。😡

 

 

1件のコメント
2020.07.16

テレビ番組のコメンテーター

 また、エコバッグがらみですが、

NHKの朝の番組で、エコバッグの話をやっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 番組の趣旨としては、

「エコバッグは時々洗った方がいいです」

ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 食品からの汁などで、細菌が繁殖し、

食中毒などを起こす恐れがあるから、

というのはまあ、納得できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうせ、また、洗ってから食べるので、

実際には、そんなにないでしょうけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気になったのは「新型コロナウイルス」についての話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その件について取材された

某大学の感染症専門の教授のコメントが紹介されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まず、細菌とウイルスは違うのです。

細菌は、汚れたエコバッグの中で増殖する可能性がありますが、

ウイルスは生物の細胞外では増殖できないので

そのようなことはありません。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そりゃそうだ。

ウイルスのふるまいを考えれば、

エコバッグを介して新型コロナウイルスが感染することは、

まず、あまりないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、番組的には、

なんとか新型コロナウイルスが汚れたエコバッグによってうつる、

という方向に話を持っていきたいらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 てなことで、バッグに新型コロナウイルスが付着して、

1,2日は生きている可能性があるが、

洗濯すれば大丈夫、ということを教授の口から言わせて、

新型コロナウイルスのためにもエコバッグは時々洗いましょう」

という結論に落とし込みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あーあ、オレこんなこと言ってないのに・・・・」

放送を見た教授センセイは思ったことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ともかくプロデューサー的には、

「新型コロナウイルスの脅威」を入れたいわけです。

その方がインパクトがあるので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、普通には付着する可能性の極めて低い新型コロナウイルスが、

万が一、仮に付着したとしても

ほっとけば1,2日で消えちゃうウイルスなのに、

エコバッグも1週間位1度くらいは洗濯した方が安心ですね、

というのは矛盾していますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 テレビ局というものは、そういうもので、

あらかじめプロデューサーが考えたストーリー、

そのために言わせたいセリフがあって、

それを何とかコメンテーターに言わそうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシもテレビの取材を受けたことが何回かあるので、

そこら辺、よくわかります。

明らかに、「誘導」しようとします。

(でも、その手には乗らなかったもんね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場合によっては取材した映像をツギハギして、

プロデューサーの言わせたい文脈にみせたりしますので、

今回のセンセイも、そのクチでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、エコバッグもたまには洗いましょう、

というメッセージは間違ってないですからいいのですが、

コロナウイルスがどうの、というのは関係ないでしょう。

 

 

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2020.07.15

続・レジ袋有料化

 さて、本屋さんで買い物したあと、

ホームセンターに行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここはマイバッグをもって入店。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴミ袋や、シャンプーなんかを買って、

レジに行くと、ここは、何も訊かれないまま

従来のようにレジ袋に入れてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふーん、そうなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これも、ホームセンターによって違いがある可能性もあるので

まだまだ油断はできませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コロナのマスクといい、買い物いろいろメンドクサくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いずれにせよ、エコバッグは今後必携でしょうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 我が家ではクルマに普段からエコバッグを積んでおくようにしてますが、

クルマを使わない都会の人は大変ですね。

とくに、男性はバッグを持ち歩かないので、

女性のようにバッグにいつも入れておく、

というわけにはいきませんから。

 

 

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2020.07.14

レジ袋有料化

7月1日からコンビニなどのレジ袋が有料化されたのは知っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、本屋さんに行き、

雑誌と文庫本あわせて5,6冊をレジに持っていくと、

レジ袋は有料だがどうされますか、とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本屋まで有料とは思わなかったので、

エコバッグはクルマに置きっぱなしであったが、

よく考えれば、本ならば食品と違って

何冊でも抱えてクルマまで運ぶことができるので、

レジ袋なしでお願いしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文庫本にカバーはおかけしますか、

というので、文庫のカバーはかけるのか、

と思いましたが、こちらはいつも断っているので、無しで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、この店の袋はプラスチック製であったなあ。

文庫カバーは紙なので、プラスチックごみにはならないわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本屋さんによっては紙袋のところも多いので、

そういうお店は、従来通りなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、文庫のカバー断ったら、

では、代わりにシールを貼っておきます、

と、文庫本だけシールを貼られましたが、

雑誌の方は何もなし。

これは意味があるのかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

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2020.07.13

PCR検査

 足利医師会のPCR検査当番で先日行ってまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 6月末から検査が始まり、

月曜日から金曜日まで、

完全予約制で1日定員15名ですが、

平均2,3人のようで、0人の日もあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシも2日連続の当番で、1日目は0、

2日目も1人だけでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プロスポーツ選手などや、

クラスター発生のお店の濃厚接触者が、

確認のために行うのではなく、

市内の医療機関で要検査、となったヒトだけなので、

今の足利市の状況だと、そう疑いのある人はいないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 車で来た患者さんが、このような小屋の前まで歩いてきて、

検査は窓ガラス越しに、長手袋を突き出して行います。

いわゆるウォーク・スルー方式で、

医者も看護師さんも直接患者さんとの接触はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 基本的にインフルエンザの迅速検査と同じで

鼻の穴に綿棒を入れて検体を採取するのですが、

ワレワレ耳鼻科医は普段、鼻鏡で鼻の中を観察しながら

綿棒を入れるので、

ブラインドで鼻に突っ込むのは、ちょっと慣れない感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結果は翌日に医療機関を通じて連絡されますが、

今回来た方も若い女性で特にせき込むわけでもなく元気そうな方でした。

キャバクラ関係の人ではなかったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小屋の中は相当ポンコツだが一応エアコンがついていて助かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この3週間で検査した中では陽性者は出ていません。

ワタシの検査した方も陰性だったということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今のところ検査も2,3人ならばどうってこともないですが、

15人とか来るといちいち消毒もしなくてはいけないし、

さばきも大変でしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今のところ9月までの3か月間の実施と、

その当番は決まっています。

その後は、今後の動向次第ですが、

果たして、PCR登板、2周目はまわってくるんでしょうか。

 

 

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2020.07.12

絶不調の鹿島を下し、リーグ2位に

 Jリーグ再開後3試合目の第4節。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今節から制限付きで観客アリの、試合開催になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、入場者数の上限は5000人で、

その内訳はシーズンチケット継続25年以上のダイヤモンド会員2500人、

スポンサーその他のお得意様枠で2500人ということらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので、有料会員といえども、

ワタシのような「その他大勢」まではお鉢が回ってきません。

それにしても、半分はスポンサー様とかにまわっちゃうわけなのね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも今回はテレビ埼玉で中継があります。

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2020年J1第4節

浦和レッズ    1-0     鹿島アントラーズ (埼玉スタジアム2002)

    (前半  0-0)

    (後半  1-0)

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 さて、今回の相手はリーグでは断トツの実績がある鹿島アントラーズ。

しかし、今期2勝1敗と負けなしの浦和レッズに対し、

鹿島はなんと3連敗で18チーム中最下位。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フツーに行きゃ勝てるだろと思うが、

心配なのは、レッズが連敗中のチームの

連敗ストッパーとなる「思いやりジンクス」だけだな。

これが、過去幾度となくあるので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 試合が始まってみると、

たしかに、鹿島の攻撃は悪くはないが、

普段のアントラーズにみられる迫力やしたたかさが

ほとんど感じられず、

牙を抜かれた虎というか、角切られちゃった鹿であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いっぽうのレッズは、現時点でリーグ随一といってもいい、

興梠とレオナルドの2トップで、

他のメンバーのプレーにも、

誇りと自信が感じられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とはいうものの、

力の差があっても簡単には点が入らないのが、

サッカーというスポーツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前半は両チーム、スコアレスで、

レッズの先制点は、57分。

フリーキックからの流れてきたボールを、

今季初スタメンのエヴェルトンが、

なんと「ラボーナ」で決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1-0で勝って、これでレッズは3勝1分けで、

順位も2位に浮上。

波に乗ってきたか。

勝ち点3は、圧勝ではないが、

競り合いのゲームで勝ち点を拾うことができているのは

チーム状態の好転への勢いになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 短期集中、選手交代枠の増加が、

アジアチャンピオンズリーグを見据えて

選手層を熱くしてきたレッズにとって

他チームに比べてメリットとなっていることは間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いっぽうの鹿島アントラーズは、

開幕4連敗とチームワーストを更新しての最下位。

ACLプレーオフ、ルヴァンカップを含めると、

今期6連敗中、得点の相手オウンゴールの1点だけという超泥沼状態らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このまま、常勝王者鹿島が低迷して

J2に降格しちゃったりすると見ものなのですが、

今期に限ってJリーグの降格はないことになっています。

ちょっと、残念。(^^;)

 

 

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