ヘリコプター
以前からたびたび記事にしていますが、
ヤフオクでプラモデルを落札する場合、
お目当ての欲しいキットが他の欲しくもないキットとセットになっていて、
仕方なく抱き合わせで入手してしまう、ということが多々あります。
これもその一つ。
そもそもヒコーキはジェット機もプロペラ機も好きだが、
ヘリコプターにはあまり興味がない。
しかし、フードロスと同じくらいキットロスの嫌いなワタシは、
嫌いなものでも残さず食べる、という性分です。
まあ、キットを組み上げて形にする、
という行為がそもそも好きなので、
そんなに苦痛ではありません。
思入れがないので細かいことを気にせずサクサク作れます。
逆に捨て猫を救った、ケガした鳥を治してあげた、
みたいな満足感があります。
攻撃型ヘリというのもなかなかカッコいいし。
「ブルーサンダー」また観たくなった。
このシーコブラの勢いでもう一機作っちまおう、ということで、
作ったのがコレ。
Mil-28ハボックは旧ソ連の攻撃型ヘリ。
だが、イタリアのイタレリ社製のこのキット、
どうも、おかしい。
ネットでMil-28ハヴォックを検索すると
出てくるのはちょっと似てるがよく見ると全く違う実機の写真。
最初はMil-28の中での型違いかとも思ったが・・・
どうやらこれは例のやつ。
このキットが発売された80年代初めはまだ東西冷戦の時代。
イタレリは実機が公表されるかされないかという時期に、
限られた情報と憶測をもとに、想像力を働かせて
ソ連の最新鋭ヘリを世界で一番早くキット化してしまったのだ。
イタレリは時々こんな「あくまでもイメージです。」
みたいなキットを出しており、
アメリカ初のステルス戦闘機F-117ナイトホークも、
実機の形態が極秘だったため、
1985年にF-19ステルスとして
まったくのフィクションの機体をモデル化してしまった歴史があります。
だが、このキットかなり売れたらしい。
一説にはソ連のスパイも買ったという噂もあり。
あー、あらかじめ知ってたら、こんなヤクザなキットに
限られた人生の貴重な時間を消費するんでは無かった。
こんな、まことしやかな解説文もあるっちゅうに。
まあ、知らぬが仏で作っちゃったし、
キットロスも防いで、形になって良かった、
とは思うのですが・・・
実は、これ、もう一個あるんだよなあ😭
もうこれを作るモチベーションは湧かないなあ。
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