1勝5分けでもグループステージ突破
さて、ルヴァンカップ・グループステージも
いよいよ最終節。
レッズの所属するグループBは超ダンゴ状態で、
最終節の結果いかんで
3チームにファイナルステージ進出の可能性があるという
トンデモナイ状況であった。
だが、グループ1位のレッズと、
2位のエスパルスの直接対決なので、
この試合に勝ったほうが予選突破、という点ではシンプルだ。
しかし、引き分けた場合、得失点差により清水の突破はなくなる。
そして、他会場での3位湘南ベルマーレと4位川崎フロンターレの結果で
どのチームが1位通過をするかが変わってくる。
浦和対清水が引き分けで、両チームが勝ち点8にとどまった場合、
湘南ベルマーレが川崎フロンターレに勝つと、
湘南ベルマーレは勝ち点9でレッズを上回り予選突破。
川崎フロンターレが勝った場合には
勝ち点8で3チームが並ぶが
直接対決での勝ち点差で、
川崎フロンターレ相手に1勝1分けのレッズの突破が決まる、
という仕組みである。
引き分け時の得失点差がレッズ+1、清水-7である一方、
試合前の川崎は得失点差+4なので、
勝った場合得失点差はフロンターレのほうがレッズより上だが、
今年のルヴァンカップのレギュレーションでは
得失点差よりも、直接対決が優先される。
そんなことはここまでまったく気にしていなかったが、
これが、今回重要であった。
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2023年YBCルヴァンカップ グループステージ最終節
清水エスパルス 1-1 浦和レッズ (日本平)
(前半 1-0)
(後半 0-1)
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要するに勝てばいいんでしょ、勝てば。
相手はJ2だし、勝てない相手では決してない。
はずが、前半33分に、失点。
それまでイイ感じで攻めていたのに、なんだよ。
やらかしちまったレッズだが、
後半早々に明本のゴールで追いつく。
ようやくこれで振り出しに。
このまま勝ち切るだろうと思ったが、
今日は相手GK大久保が当たりに当たっていた。
決まったか、と思うようなシュートが、
ことごとく弾かれていた。
そうなると、ちょっとずつ気になってきたのが他会場の結果。
最初、湘南が2-0でリードしていたのだが、
川崎が追いつき、なんと逆転。
しかし、この時点ではまだそれほど重要なこととは認識していなかった。
もう1点取って勝てばいいんだから。
しかし、そのまま試合終了。
レッズの選手に笑顔はなく、
現地サポーターからは激しいブーイング。
しかし、この時、実は
レッズのグループステージ突破が決まっていたのであった。
グループステージ6試合を1勝5分けの勝ち点8。
でも予選突破。
他のグループでは勝ち点9とったサンフレッチェ、京都サンガが
予選落ちしてるというのに。
まさにレギュレーションに救われての進出だが、
別にズルしたわけではないし、
これで、優勝したらそれはそれでカッコいいぞ。
カップ戦は勝ち抜けが大事。
ワールドカップでもアルゼンチンは予選リーグで
サウジアラビアに負けるなどあったし。
それにしても、それもこれも
自らは突破の可能性がないのに湘南に大逆転勝ちをしてくれた
川崎フロンターレさんのおかげです。
ハイライトを見ると、88分からの同点、ロスタイムの逆転だったんですね。
レッズファンはこっちの試合観たほうが面白かったかも。
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