駆逐艦フレッチャー
松型、改松型を作ったところで、
アメリカ海軍の駆逐艦も作ってみたくなりました。
「櫻」「橘」とともに20年近く押し入れに眠っていた
タミヤの「フレッチャー」
迷彩があるのか、やだなあ。
定価700円のところ560円。
いつ買ったのかなあ。
タミヤのホームページで見ると今は1320円するらしい。
1970年にウォーターラインシリーズが出たとき、駆逐艦は100円でした。
いまなら1/700の駆逐艦も新作は2000円以上する。
いつ買ったか覚えていないけど
ピットロード製の別売エッチングパーツを購入していましたので
これを使います。
とすると、このエントツに穴をあけなければ。
ドリルでグリグリ。
そしてエッチング製の雨除けを接着。
こんなの完成したら分からない。
使用前
使用後。
まあ、その目で見れば気が付くかな。
完成です。
フォアマストがやたら高く、その上のレーダーが特徴。
日本海軍に比べレーダー技術では2歩も3歩も先を行ってました。
しかし、その他のつくりはシンプル。
なんと1942年から1944年にかけて同型艦175隻が建造されたという。
わが国は条約明けの1938年の陽炎型19隻、夕雲型19隻、
防空巡洋艦秋月型12隻、島風型1隻に加え
先の松型、改松型が合わせて32隻、で合計で83隻。
これに対しアメリカはフレッチャー級単独でも175隻にのぼり、
続いてのサムナー級が58隻、ギアリング級が95隻
などを含め、同時期に359隻の艦隊型駆逐艦、
さらに507隻の護衛駆逐艦を完成させている。
国力の差は歴然です。
フレッチャー級の基準排水量は2100トン
最高速度は36.5ノットで
同時期の陽炎級の2000トン、35ノットとほぼ同等、
兵装もフレッチャー級の12.7㎝単装砲5基5門に対し、
陽炎級の12.7㎝連装砲3基6門であった。
ずっと以前に作った「陽炎」をひっぱり出してきました。
やっぱ、カッコイイのは日本のフネ。
雷装に関しては魚雷発射管はフレッチャー級の10門に対し8門だが、
93式酸素魚雷の破壊力と精度はアメリカ製魚雷をはるかに凌いでいたという。
でもいかに優秀でも83対507では話にならず。
フレッチャー級は戦後2隻が、海上自衛隊に供与され、
「ありあけ」「ゆうぐれ」という艦名になり、
日本のフネになりました。
1960年の東映映画「殴りこみ艦隊」で
駆逐艦「黒雲」を演じたのは、
この海上自衛隊に供与された「ありあけ」「ゆうぐれ」だったそうです。
今度、映画見てみよう。
ちなみに「黒雲」という駆逐艦は旧日本海軍には存在しません。
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