未来予想図
さて、それでコロナ騒動いつまで続くのか、という話ですが。
政府や地方自治体は、ここが踏ん張りどころ、
今が、瀬戸際、などと連呼して、もうだいぶ経ちますが、
なかなか収束しそうにはありません。
歴史を紐解くと、1918年にパンデミックとなった
H1N1インフルエンザ、いわゆるスペイン風邪は
当時の世界人口20億人弱の大半が感染し、
短期間に2000万人以上が死亡したとされていますが、
終息まで約3年を擁しています。
しかも初年度の第1波より、翌年秋に起こった第2波の方が
感染者数の割に死亡者の比率が増加したという。
記憶に新しい2009年のいわいる新型インフルエンザについては
1年かからずに終息したが、ワクチンの開発と、
何より従来の抗インフルエンザ薬が有効だったことが大きい。
死亡者数は全世界で14000人程度であった。
WHOからは今回の新型コロナウイルスは
このpdm 09より10倍致命的だ、との発表が一昨日あった。
そして、今回の新型コロナウイルスに近い、
SARSコロナウイルスによる
2002~3年の重症急性呼吸器症候群は、
中国に端を発し、32の国と地域で8,000人以上が感染し、
774人が死亡した(致命率9.6%)。
封じ込めが成功したが、それでも終息まで9か月程度かかっている。
過去に7回のパンデミックを起こしたコレラは
日本でも数回の大流行があります。
江戸時代の1862年の大流行は3年続き、死者は10万を超えたという話です。
その後も数年ごとに死者数万人単位の流行があり
1879年(明治12年)1886年(明治19年)には
やはり死者が10万の大台を超えたということです。
その後、公衆衛生の改善により先進国ではまれな病気になりましたが、
病原体が確定され治療法が確立された現代でも
全世界の患者数は毎年3-500万人であり、
年間数万人以上の死者を出している。
こんな本も買ってみました。
過去の本にすばやく帯付けて売り出すなんて、
商機を逃しませんね。
そういえばカミュの「ペスト」も最近売れてるらしいですね。
たしか、大学生のころ読んだが悲惨な話でした。
現時点で新型コロナウイルスの
全世界の感染者数は200万人以上、死亡者数は13万人を超えています。
過去のパンデミックと比べることは、
病原体そのものが全く別のものであり、
医療体制や技術が進歩したというプラスの側面がある一方、
人口の増加や交通機関の発達による人の移動の著しい増加により
ヒトヒト間で伝染する機会は過去の事例に比べてかなり高いということもあり、
非常に難しいと思いますが、
ここまで広がったらそう簡単に、終わらないだろうな、
ということは充分考えられます。
そしたら、昨日、こんなニュースが。
2022年まで。(@_@。
ワクチンや抗ウイルス剤の開発で短縮は可能だが、
制圧したかに見えても2024年までは再び感染が広まる可能性があるとのことです。
うーむ、人類の英知を結集して、
何とかこの未来予想図は打ち破ってもらわないと・・・・・。
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