ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.04.20

F-86Dセイバードッグ

86(ハチロク)といえば、一般にはトヨタのライト・スポーツカーだが、

ジェット機ファンならこのハチロクを思い出す人も多いのでは。

朝鮮戦争で活躍した西側ジェット戦闘機の初期のベストセラー。

ノースアメリカンF-86セイバー。

今回は、その派生型のF-86D。

定価1600円のところ、前橋の模型店で一昨年800円で購入。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例によってコックピットから。

ハセガワのF-86Fは1960年代に発売された古いキットだけど、

これは1996年発売と新しいのでコックピットもちゃんとしています。

しかし、ここに手を加えることはしません。

ワタシはいつもキャノピーを閉めた状態で仕上げることにしてるので

どうせ、完成後はロクに見えないのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このセイバードッグは機体の後半はこの時代のジェット機によくある

ジュラルミンむき出し無塗装銀なので、

パネルごとにシルバーの色目と光沢をビミョーに変えて塗装します。

一方、前半分は保護のため銀塗装がされてるらしい。

なので、前と後ろは同じ銀でも色目が違うはず。

もちろん実機に忠実というワケではなく塩梅はあくまでテキトーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくして、完成。

朝鮮戦争で活躍したF-86Fセイバーにレーダーシステムを追加し

全天候型戦闘機となったのがF-86Dセイバー。

運用開始は1951年、アメリカ空軍では1965年には退役しています。

レーダー搭載によりイヌのような顔になったので、

セイバードッグとも呼ばれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全天候型戦闘機とは何ぞや。

別にそれまでの戦闘機が雨が降ると飛べない、ということではありません。

戦闘機のお仕事とは飛ぶだけではなく、

敵機を補足して迎撃することです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すなわち雨天や夜間で目視できなくとも、

敵機をとらえ要撃できる戦闘機を全天候型(All Weather)と呼んだのです。

現代の戦闘機にとっては当たり前の機能なので、

全天候型戦闘機という言葉は、「カラーテレビ」のようにもはや死語ですが、

ワタシが子供のころプラモデル買うと

箱に「アメリカ空軍全天候型戦闘機」などと書いてあったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供にはその意味するところがわからなくて、

そうか、どんな悪天候でも台風の中でも飛べるのか、すごいなあ、

と思ってましたが

そんなことはありません。

そういえば昔のプラモデルは戦闘機を戦斗機と記載してるのもありました。

「斗」は「闘」の略字で用いられていた時代があり、

「OK牧場の決斗」なんて映画もありました。

国語的に正しいかどうかはわかりませんが、

漢字テストでは×だったでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コックピット。

やっぱ、見えない。

ややっ、マスキングラインがずれている。(゚Д゚;)

実機もここはパネルの分かれ目ではなく塗装の分かれ目なので、

こんなこともあるかも・・・・・、な、わけないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 初の後退翼を持ったジェット戦闘機ではあるが、

まだ音速の壁を越えてない第1世代ジェット機に分類される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本の航空自衛隊でも運用され、

F-86Fとともに、映画ではゴジラに叩き落される戦闘機の代表格でした。(^^;)

少年時代の郷愁をかきたてられる機体です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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