「ハナ」と「メ」
ちょっと前に「鼻」と「洟」の話を書いていて、ふと気づいたのは
「目」と「眼」。
花粉症で「目がかゆい」、という人も多い。
「鼻」と「洟」は以前から気にしていましたが、
「目」と「眼」」はどうなのか、と思い調べてみました。
結論から言うと「眼」は「目」に含まれるようです。
「眼」が臓器、器官としての意味なのに対し、
「目」の方が一般的で広い内容を含むようです。
「台風の目」「木目」などのほか
「目当て」「痛い目にあう」などといった使い方をします。
いっぽう「眼」は臓器としての目なので一般的には「がん」の読みで、
「眼科」「眼球」「眼瞼」などで用いられますが、
「め」の読みでは「眼鏡」「眼薬」などで使うと。
フムフム。
なので、「目がかゆい」も「眼がかゆい」も正解です。
「眼力(がんりょく、がんりき)」とは、
物事の本質や真贋を見抜く能力を言いますが、
「目力(めぢから)」というと、
目の表情や視線が相手に与える印象をいいます。
そして、「視力」はまた別のものです。
「目玉焼き」はいいですが、
「眼玉焼き」となると、ホラーか猟奇殺人事件になっちまいます。
フライパンの上で血走った眼が焼かれるイメージ、コワイ。
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