ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2024.03.22

ハックニーダイアモンズ

 ちょっと前に、ローリングストーンズの18年ぶりのニューアルバム

「ハックニータイアモンズ」をようやくCDで購入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 過去のローリングストーンズのオリジナルアルバムは

すべて持っているこのワタシが、

昨年10月に発売されたこのアルバムを、

なぜここまで買わなかったか、というのは

何となく、であったが、

その何となく、を分析してみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず一つは、最近ずっとCDを買ってない。

音楽は毎日聴いているが、

もっぱら聴いているのは過去に買ったCD。

欲しいCDはもう全部持ってるし、

現行のアーチストで「新譜」を買いたい、

と思わせるようなモノがないため。

最近はネット通販で買うのでCDを買うときは

何枚かまとめて買うのだが、

そのタイミングがなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう一つは、音楽の聴き方そのものを

もうそろそろCDから、アマゾンミュージックやアップルミュージックのような

いわゆるストリーミングにすべきではないか、と思案してるところだったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、現状に満足してるので、

どうもストリーミングまで踏み出せずにいるので、

とりあえず、ということでCDを購入した次第。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう一つは、昨年秋にワタシのバンド

「C5-dips」のベーシストが脱退し、

同時に指のケガでバンド活動ができなくなったので、

ストーンズ熱が冷めていたのが、

ここに来てまたギターが弾けるようになり、

新ベーシストが決まってバンド再開の目途が立ったため、

ということもあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルバムの印象は、

ムカシからのストーンズファンを十分に満足させるものでした。

あー、これこれ、この音がストーンズだよなあ、カッコイイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 言い換えれば、今の音ではない。

時代的にはアルバムでいうと「スティッキーフィンガーズ」から、

「メインストリートのならず者」あたりのスタイルっぽい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当初、ブルースからスタートしたローリングストーンズは、

その後60年代後半のサイケデリックムーブメントの洗礼を受け、

「サタニック・マジェスティー」や「ベガーズ・バンケット」

といったアルバムを発表する。

その後アメリカのサザン・ロック、カントリーミュージックを融合させた

独自のロックンロールを確立していった。

それが「スティッキーフィンガーズ」周辺の時代である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後も時代の流行に乗ってディスコサウンドを取り入れた「ミス・ユー」や

ヒップホップの影響を受けた「アンダーカヴァー」などを発表。

常に時代の音楽を呑み込んでいった彼らであるが、

ここに来てさすがに歳とって、いまさら今風の打ち込み、

DTMをやるわけにはいなない。

っていうか、それはストーンズファンの聴いてない音楽だから、

それやられちゃうと、もうダメ。

ファンはついていけないでしょう。

つまりストーンズも、そのファンも

もはや音楽的には現役ではない、ということだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシの買ったのはライブ盤のついたライブ・エディションであったが

そのライブを聴くと、そのことがよく分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かつての楽曲と、今回の新曲が実にシームレスに演奏される。

その音楽性に全く違和感はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もはやユネスコの世界文化遺産に指定されてもいいのでは、

というこの新しくて古いニューアルバムでした。

当分、毎日聴きます。

 

 

 

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