ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2016.11.13

秋のスギ花粉

 金曜日までの寒さから、

土曜日はいきなり暖かくなっております。

 今、学会場で次の講演の順番待ちです。

 緊急連絡ですが、もしこのままこの日曜日も暖かいようですと、

スギ花粉が飛びます。

 スギは3月ですが、ちょうど小春日和の頃は

気温が同じ。

 一旦、寒気がきてその後に気温が上がると

花粉が飛ぶといわれています。

 重度の花粉症の方は念のためご注意ください。

 ただ、この春花粉が多く、

8月後半から天候不順が続いたので、

スギ花粉の生成自体はかなり少な目だと思いますので、

あったとしてもそれほどでもないと思いますが。

 ただ、こういう天気のめぐりだと

ついつい余計な心配をしてしまうのが

耳鼻科医という因果な商売なんです。

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2016.10.27

アドナへのご質問

 

 当ブログにはいろいろな質問が寄せられ、

一般に役立つことであれば、

可能な限り答えられる範囲でお答えするようにしてるのですが、

今回、ユニークなご質問をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++

 記事とは無関係なことですみません。教えてください。

アレルギー性鼻炎にアドナは効能的には有効と思うのですが、

受診した場合、保険は通らないのでしょうか?

それとも耳鼻科の先生のコメントがあれば保険は通るのですか?

アレルギー性鼻炎や後鼻漏にアドナは使われると思うのですが。

++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

 最初は何かの間違いかと思いましたが、

よく考えたらひょっとしたらそうではないかも、なので取り上げてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アドナ」は有名な薬で、しばしば使う薬ですが効能は「止血剤」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 例えば、鼻出血や、術後の出血を抑えるためごく普通に使われる薬です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん、アレルギー性鼻炎の適応はありませんから、保険的には認められません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アレルギー性鼻炎の治療や、後鼻漏にアドナが使われる、という話は

ワタシ自身は聴いたことがありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、質問した方はなにか別の薬とのカン違いなのかなあと考えていましたが、

ふとあることに気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アドナの「止血効果」は「血管の強化」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「血管の透過性を低下させ毛細血管を強化」します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 他の止血剤が凝固・線溶系、

すなわち血液を固まらせる仕組みに作用して止血効果を発揮するのに対し、

全く異なる機序を持つので、併用しやすく、

効果はマイルドですが副作用が極めて少ない薬なのでよく使用されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここで、気になるのは「血管透過性」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 血管から血液が漏れれば出血ですが、血管は正常の状態でいろんな物質を外に漏れださせています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 例えば、水分や栄養や外敵を攻撃する白血球など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風邪をひいたときにミズッパナが増えるのは

外敵を攻撃するリンパ球などを送り込みやすくするため

血管が透過性を亢進させているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということはですよ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 免疫の暴走であるアレルギー性鼻炎は血管の透過性が不本意に亢進した状態なので、

アドナが効くかも????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原理的にはあってはいるようだが・・・うーん、・・・・・ワカリマセン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アドナは古い薬で、調べたら1959年発売。

なんとオレと同い年だあ(゚Д゚;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は古い薬はきちんとデータが整ってないまま、保険収載されたりしてるので、

経験的に効いてるけど、その作用機序も不明な点もあり、あいまいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 経験的に「効いてる」し「安全性も高い」ので

いまさらお金と時間をかけて薬剤効果を再検証することはまずないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一般に止血剤以外の目的で使われるケースはあまりないと思われますので、

質問の方がどういった経緯でこのご質問に至ったかをぜひ知りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、もし本当に効果があるのなら

特に抗原のはっきりしない、治療に難儀する「血管運動性鼻炎」なんかに

この薬が有効かどうかを確かめたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひょっとすると「大発見」につながるかも。

 

 

 

 

 

1件のコメント
2016.08.13

鬼が笑う16-17

 

関東地方についてはどうも今年の夏は猛暑ではなさそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

それなりに暑い日もあったが、ここにきて暑いといってもフツーの暑さだ。

 

 

 

 

 

 

 

梅雨明けも遅かったし、最終的には「冷夏」まではいかなくても

「比較的涼しい夏」で終わるのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

一方早く梅雨明けした、西日本はすごい猛暑日が続いているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

そうなると耳鼻科医として気になるのは来春のスギ花粉。

 

 

 

 

 

 

スギ花粉の飛散量は前年夏の日照、気温、降水量で決まるといわれているので、

このままいけば・・・

 

 

 

 

 

 

来年のスギ花粉は少ない\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

患者さんにとっても我々にとっても比較的過ごしやすい春になるのでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

西日本は多そうですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、まだ確定ではないのでぬか喜びは厳禁ですが、

ひそかに期待して待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

 

で、今日は、これから名古屋遠征ですが、やっぱあっちは暑いのかな。

 

 

 

 

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2016.06.23

クルマと畳とレーザーは新しい方がいい?

 

 

ご存知のようにこの春15年乗ったクルマを新調した。

P4260053

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、仙台まで遠乗りしたが、同じ車種なのに乗り心地、使い勝手、燃費等々、

やっぱ、15年たつと違うわー、新車はいいわーと改めて思った。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、同じころ、こちらも15年以上使った当院の医療用レーザーを新調。

 こちらも基本的に前機種と同じCO2レーザーである。   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コレが、使い勝手がすこぶるいい。

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 このチップが細く、軽量。

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 焼灼能力も格段に良く、短時間で手術が終わる。

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 やっぱ、新しいモノはそれなりに進化してるのだなあ。

(やってる医者は老朽化しているが・・・)

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 そんなわけで鼻腔レーザー焼灼術、アレルギー性鼻炎で鼻閉にお困りの方、

また、重度の花粉症でクスリではコントロールが難しい方にお勧めです。

保険適応、日帰り手術です。

後ろでポーズとっている受付嬢にご相談ご予約ください。

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2016.04.23

ワタシはスギはないけどヒノキが強いんです

 

スギ花粉のシーズンが終わり耳鼻咽喉科の外来は平穏(?)を取り戻してきた。

 

 

 

 

 

 

最近は、花粉症ほったらかしのための副鼻腔炎多し。

 

 

 

 

 

 

 

また、ここにきて花粉症が発症した方。

 

 

 

 

 

 

 

曰く「ワタシはスギはないけどヒノキの花粉症なんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、以前書いたようにスギはこの辺では2月中旬から4月上旬まで、ヒノキはそれと入れ替わるように3月下旬から増え4月末まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

たしかにヒノキの花粉が原因のように見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、果たして本当にそうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

おそらく数千人のアレルギー検査をしましたが、スギがなくヒノキ単独の人はいなかったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 スギ花粉の抗体を持った方の4割程度にヒノキ花粉の抗体を持った方がいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スギ、ヒノキには一定の交差抗原性がありますが、一般にスギの方が「抗原性」が強く先に発症し、抗体価も高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 理論上スギへの曝露がなく、ヒノキのみに長年さらされていればヒノキ単独のアレルギーが起こる可能性は十分あります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、日本全国探してもそんな場所はまずないのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 それでは、このヒノキのシーズンだけ症状を起こす人たちはどういうことなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 スギ花粉症を以前に発症した人は血液中に抗体を持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 そして、鼻粘膜(あるいは、眼結膜、咽頭粘膜)にスギ花粉が付着した時に、

 その抗体がスギ花粉と結合しアレルギー反応が始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、最初は花粉がまとまって入ってこないと、

 抗体が付着する前に花粉が鼻水やらなんやらで洗い流され「処分」されちゃうのでアレルギー反応は起きません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 いったん、抗体が花粉を認識すると、化学伝達物質が情報を送り、

 次々に抗体や、好酸球、肥満細胞などのアレルギー反応にかかわる細胞が鼻粘膜に誘導されてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうなると今度はわずかな花粉でもどんどんアレルギー反応が起こるという仕組みです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花粉症の抗体数の少ない人、花粉へのまとまった曝露がない人は、

 スギ花粉のシーズンが始まってもそれほど症状が出ない場合があるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、徐々に効果が蓄積し、ある点に達すると堤防が決壊するように激しい症状がおきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時すでにスギ花粉の飛散量が減っていると、今はヒノキだから自分はヒノキ花粉症だ、と誤解してしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こういう方の血液検査をするとアレルギーのスコアが6点満点で

 スギ2ヒノキ1とか、場合によってはスギ2ヒノキ0なんてこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いったんアレルギー反応が起き始める抗原本体が来なくても、

 温度変化や、機械的刺激でくしゃみ鼻汁発作が出ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この場合も症状が激烈になってからでは治療が困難なので、早めの受診をお勧めします。

 

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2016.04.02

夜明けのチェリー

 

 サクラは順調に開花が進み、今週末はほぼ満開。

 

 

 

 

 

 お花見に出られる方も多いと思います。

 

 

 

 

 

 

 先に述べたようにサクラの開花とともにスギは減り、

入れ替わりにヒノキが増えるわけですが、

スギもまだ多いのでヒノキ花粉症のないスギ単独型の方も油断されないように。

 

 

 

 

 

 お花見は短時間、重装備でお願いしたい。

 

 

 

 

 

 そして、一般の方が陥りやすいワナ。

 

 

 

 

 

 夜桜は危険です!

 

 

 

 

 

 日が暮れると気温も下がり、何となく花粉も大丈夫じゃないかと思いがち。

 

 

 

 

 

 

 このグラフをご覧ください。

 

 

 ph01_02

 

 

 

 

 

 スギ花粉は深夜から早朝に少なく日の出とともに増加し、

お昼過ぎにピークを迎えますが、いったん減りかけた花粉は

夕方5時から8時に再びピークを迎えます。

 

 

 

 

 

 花粉は晴れた暖かい日に多く飛散するのですが

日中、地面が暖められておこる上昇気流によって上空に舞い上げられています。

 

 

 

 

 

 日没とともに気温が下がると上昇気流がなくなって花粉が降ってくるわけです。

 

 

 

 

 

 くれぐれもご用心ください。

 

 

 

 

 

 「お花見は、ぜひとも夜明けに」・・・・というわけには、やはりいかないか。(^^;)

 

 

 

 

 

 

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2016.03.24

花粉症の診断

 

 花粉症かも、ということで来院する方は多い。

 

 

 

 

 

 

 花粉症は、生まれつき発症することはなく、ある年突然発症する。

 

 

 

 

 

 

 そして、その後は一生つづく。(-_-;)

 

 

 

 

 

 

 体質的なものは遺伝的素因が高く、両親が花粉症であれば発症の可能性はかなり高い。

 

 

 

 

 

 

 それでも、体が反応するにはそれなりの「抗原曝露」が必要になるので、0歳、1歳での花粉症はまずありえない。

 

 

 

 

 

 

  2歳、3歳はビミョーだが、4,5歳になると花粉症の子が増えてくる。

 

 

 

 

 

 

 花粉症は典型的なものは鼻粘膜の様子からアレルギー性鼻炎と診断できるので、

我々耳鼻科医はまず「視診」で診断。

 

 

 

 

 

 

 確定診断は血液検査による。

 

 

 

 

 

 

 スギ花粉症であると思っていても、ハウスダストだったり、

あるいはまったくアレルギー抗体価がゼロの人もいる。

 

 

 

 

 

 

 大人のヒトで長年花粉症と思いこんでいたら違ったという人もいる。

 

 

 

 

 

 

 想像妊娠があるから想像花粉症かと思うが、

これは「血管運動性鼻炎」といい、決して気のせいではない。

いわばハナの過敏症みたいなもので広い意味ではアレルギー性鼻炎に分類されるが厳密には違う。

 

 

 

 

 

 

 翌年以降は、その血液検査のデータをもとに診察をすすめる。

 

 

 

 

 

 

 血液検査のスコアは0~6までなので、

0は陰性、1は弱い、2はやや弱い、3は平均、4はやや強い、5は強い、6は非常に強い、

と判定できる。

 

 

 

 

 

 

 花粉症の症状は一般にその人の体質の程度(すなわちスコア)と、吸い込む花粉の量によって決まる。

 

 

 

 

 

 

 ただし、スコアは大人では大きな変化少ないが、

子供では変動するので、(一般には増加、あるいは新たな項目が加わる)ので症状に応じた再検査が必要である。

 

 

 

 

 

 小学生のAくん(9歳)は3年前の6月に当院で調べたデータでは

スギ、ヒノキ、ハウスダスト、イエダニ、その他草の花粉類もすべて陰性。

 

 

 

 

 

 今のところ、アレルギーはないですね、ということだった。

 

 

 

 

 

 今年、どうも怪しいので再検査したところ、

スギ花粉のスコアが0から一気に最高値の6になっていてビックリ。

 

 

 

 

 

 逆転有罪の判決、となってしまった。

 

 

 

 

 

 そんなわけで彼には「クラス6」の人向けの薬を処方、生活指導をした。

 

 

 

 

 

 

 花粉症疑いのヒトは血液検査をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 内科の先生でも血圧も測らずに高血圧の治療はできませんからね。

 

 

 

 

 

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2016.03.22

サクラの開花宣言に思う

 

 暖かくなり、テレビではしきりとサクラの開花の便りを告げている。

 

 

 

 

 桜の便りをきくと、春が来たとか、別れと出会いの季節だ、とか、花見で飲むぞーとか

ヒトそれぞれいろんなことを連想するものだが、

耳鼻科医の耳には「サクラが開花しました」は「ヒノキのシーズンが始まります」と聞こえる。

 

 

 

 

 

 年による時期の差はあれど、サクラの花を基準にすると目に見えない花粉情報も見えてくる。

 

 

 

 

 

 一般にサクラの開花とヒノキの飛散開始はほぼ同時、その後サクラ満開のころにヒノキ花粉は飛散のピークを迎える。

 

 

 

 

 

 一方、ウメの開花とともに飛び出したスギ花粉はサクラの開花を境に徐々に飛散量が減り、

サクラが散ってしまえば、ほぼ終了である。

 

 

 

 

 ヒノキの花粉はその後もしばらく飛び、4月末頃に終焉を迎える。

 

 

 

 

 昨日の連休の影響で、今日は午前午後で277人の来院。(T_T)

 

 

 

 

 

 苦しい日々が続くが、でも、季節は少しづつ進んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 咲く前から、早く、サクラ、散らないかしら、・・・なんて。

 

 

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2016.03.19

ゆく川の流れは絶えずして

 

 昨日の昼休みWindows10再起動しまくりの記事を書いたら、

なんと、その金曜日の午後から、全く再起動がなく、

今日の診察中も問題なく、ウソみたいにマジメに作動。

 

 

 

 

 

 いったい、なのがどうなったかわからん。

 

 

 

 

 

 Windows10が、解除されることを恐れて、自らいい子になったのか、

プログラム上の問題がやっと片付いたのか、

ともかく、しばし、様子をうかがうことにする。

 

 

 

 

 

 今日も花粉症の患者さんが多い。

 

 

 

 

 

 症状がかなりひどくなってから来られる方もいて難儀する。

 

 

 

 

 

 

 ついこないだも、書きましたが、花粉症はアレルギー性の炎症反応なので、

いったん重症化するとなかなか消退しません。

 

 

 

 

 

 化学伝達物質の放出により、多量のアレルギー細胞と、炎症細胞が鼻粘膜に誘導されるため。

 

 

 

 

 

 

 おとなしい鼻粘膜は最初はある程度の花粉が来ないと症状を起こさないのが、

こうなると鼻粘膜はケンカする気満々で、

少しの花粉や、温度変化、気圧、機械的刺激などの花粉以外の刺激でも

アレルギー物質を放出しまくるので始末が悪い。

 

 

 

 

 

 毎度言いますが、くれぐれも花粉症は我慢しないように。

 

 

 

 

 

 最近、こんな説明をしている。

 

 

 

 

 

 花粉症の治療は川の増水に対し堤防が決壊し無いようにすること。

 

 

 

 

 

 花粉症の薬を飲むと堤防が高くなるので、少し増水しても川は氾濫しないが、

それでも多量の水が来ると堤防は決壊してしまう。

 

 

 

 

 

 いったん決壊すると洪水が引くまでには時間がかかるし、

堤防が壊れているので今度は少しの増水でもまた洪水になってしまう。

 

 

 

 

 

 人間の体には自然治癒力、免疫力があるので、正直、薬なんかなくたってインフルエンザも風邪も治る。

 

 

 

 

 

 だが、アレルギー性疾患は、その免疫が体を裏切っているので、ガマンすればするほど悪化します。

 

 

 

 

 

 

 ひどくなってから、治療するのでは遅いのです。

 

 

 

 

 

 

 

 卒業式を校庭でやったり、マスク禁止にするのは絶対やめてもらいたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで一方、Windows10の方は自然治癒したのかなあ。

 

 

 

2件のコメント
2016.03.15

インフルエンザも塞翁が馬

 

 今日は、花粉多いですよー。

 

 

 

 

 

 雨が上がって気温も上がり、風も強め。

 

 

 

 

 

 外出はなるべく避けてください。

 

 

 

 

 

 花粉症はピークを迎えているが、インフルエンザもまだまだ多い。

 

 

 

 

 

 昨日も今日もB型をメインに何人も出ている。

 

 

 

 

 ここまで頑張ってもうすぐ流行期も終わるというのに

いまどきインフルになってしまった方は、誠に残念だが、

中には「不幸中の幸い」もある。

 

 

 

 

 

 インフルと診断された方で重度の「花粉症」をお持ちの方。

 

 

 

 

 

 

 インフルエンザは学校保健法の規定で

「発病後5日間、もしくは解熱後2日間のどちらか長い方が経過するまで出席は停止。」

ということになっている。

 

 

 

 

 

 一般に企業、職場の出勤停止もこれに準じた形となる。

 

 

 

 

 

 昨日今日インフルエンザの診断を受けた方で、花粉症発症してる方。

 

 

 

 

 

 ラッキーですよ。

 

 

 

 

 

 今日から、3日間、スギ花粉のピーク。

 

 

 

 

 

 その間、インフルの薬とともに花粉症の薬を飲み、自宅にこもって外出しなければ、

花粉症、ゼッタイ良くなります。

 

 

 

 

 

 花粉症は、症状が悪化してから治療を開始した場合、

薬を飲んでも次々に花粉に曝露されればなかなか症状の改善がムズカシイ。

 

 

 

 

 

 室内でゆっくり、静養してください。

 

 

 

 

 

 もちろんインフル治ったあとも、マスクと薬は忘れずに。

 

 

 

 

 

 

 いっそ、花粉症も出席停止があればいいのに。

 

 

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