2023.03.11
前回からの続きです。
奈良ホテルの朝。

朝7時、朝食会場へ。

おはようございます。

朝は和定食。

ふと気づいたのはこの朝食会場、
ずらりと席についているのは中高年の夫婦ばかり。
こっち側が奥様で、

向かいが旦那衆だが、これが全員白髪アタマ。
これは、ウケた。
まあ、そういう年齢層が泊まるホテルということだ。

さて、たいへん思い出に残るホテルでした。

おお、この絵は上村松園。
美術音痴のオレでも知ってるくらい有名な日本画家だ。

また泊まることは、いや、もう無いかなあ。

そしてホテルに荷物を置いて、
学会前に片づけておかねばならぬことが、

ここから歩いてすぐの、

東大寺に。

ここも、修学旅行生の来ない早朝のうちに見ておきます。

南大門の金剛力士像。
ド迫力。


ほぼ開門と同時に、

大仏殿へ。

ここは大学生の時に来た時には工事中で
大伽藍はシートに覆われていました。

おお大仏様。

お寺の国宝級の仏像はみな写真撮影禁止だが、
この大仏様だけはオッケー。

さすが、太っ腹。

ご利益がありますように。

さて、観光客も修学旅行生もない時間帯にすんなり拝観。
まだお店も始まっていません。

二月堂、三月堂を回り、

今度は奈良公園に向かおうとすると、
観光客の大群が押し寄せてきた。
まるで津波のようだ。

これをかわして春日大社へ。

あちこち鹿だらけ。

春日大社を参拝し、

鹿せんべいでもあげますか。
おや、先に待っている子がいるぞ。
くださーい。

鹿せんべいを買うとわかるようです。
買ったな、買ったな、せんべい、くれー。

ついてきます。

そのうちたくさん集まってきて、

大変な騒ぎに。
鹿のヨダレまみれになりました。

さて、いよいよ学会場へ。

今回学会はとってつけ感は否めないが、
表紙もこれだしなあ。

しかも、会場内にはこんなゆるキャラが。

こちらは奈良県立医科大学のオリジナルキャラだという。
その名も「しょうとくた医師くん」
奈良県医大のホームページによれば、
姓は「しょう」、名は「とくた」、職業は「医師」で、
特技は10人を同時に聴診することだそうだ。
しょう・とくた医師なのね。
大学にゆるキャラがあるとは、スゴイ。

メインは奈良観光であったが、
学会も出席しノートもとり、
セミナーもちゃんと受講しましたよ。

そして、また近鉄奈良線で京都経由で帰ります。

思い出深い晩秋の奈良の旅でした。


2023.03.10
第1日目からの続きです。
ホテルにチェックインの時に
朝食会場は込み合いますので早めにどうぞ、といわれていた。
それで、開始時間直後に朝食会場に行ったのであるが、

すでに満席で、順番待ちの札を渡された。
番号は1番!
ギリギリ間に合わなかったのか。

待つことしばし、やっと朝食にありつけます。

見ると周りは年配者ばかりで、
その後、席はどんどん空いていく。
奈良は若い人より老人が好む観光地なのですね。
年寄りは朝が早いのでいきなり朝食会場が満席になったのであった。

まあ、ワレワレも若くないか・・・

さて、学会は明日からなので今日は観光のみ。
このために昨日の午後の休みをいただいた。
ホテルを早々にチェックアウト。
前方後円墳のクッションはかわいかったが使い心地は硬かった。

昨日は近鉄奈良駅でしたが、今朝はJR奈良駅に向かいます。

まず目指すは斑鳩の里。
その名も法隆寺駅に着きました。

気分が上がります。

駅舎もそれっぽく。

しかし、ここから法隆寺までは歩いて20分以上かかります。
しかも、地味な道だこと。

やっと、ここまで来ました。

ともかく、修学旅行シーズンなので、
修学旅行生の集団より先に着きたかったのです。

法隆寺は3回目。
中学の修学旅行、大学時代の春休み、そして今回。

高校の修学旅行でもコースに入ってたかと思いますが、
修学旅行の前日に父が急死したため、
高校の修学旅行は不参加でした。

最古の木造建築。
気が引き締まります。

朝イチなので、まだ土産物屋も準備中。

うーん、飛鳥時代の息吹を感じるなあ。

国宝百済観音は、うちの亡き父が、好きだった。
ワタシは切手で知りました。
第1次国宝シリーズ1967年発行。
このころ切手ブームだったんだよなー。

法隆寺も同時発売だったが、国宝シリーズは高くて買えなかった。

やはり、奈良といえば秋のイメージ。

ベストシーズンでしょう。

しかし、油断していると修学旅行生の波に吞み込まれてしまう。

その波をかいくぐって東院に行き、夢殿へ。

夢殿はムカシ官製はがきのデザインで馴染みがありました。
昭和36年からだそうです。
その前は国会議事堂だったのですが、
ワタシが昭和34年生まれだから、
ワタシのデフォルトはこれだな。

そして、今度は隣接する中宮寺へ。
運動靴が並んでるのは修学旅行生が見学中。

入れ替わりで中に入ります。

弥勒菩薩を拝観します。

こちらは50円切手でした。

斑鳩エリアの見学を終えて、この後は西の京に向かいます。

ところが、斑鳩と西の京の間には鉄道の連絡が悪く、
路線バスを利用。
本数は1時間に1本しかないのですが、

割といいタイミングで乗れました。

バスに乗って古都奈良を見ると、
中学時代の修学旅行のことが蘇ります。
もう50年も前のことだ。

そして薬師寺へ。

ここは50年ぶり。

ワタシが中学生の時には西塔はありませんでした。

西塔は戦国時代の1528年に焼失したが、
東塔は奈良時代に建てられたものが今もその姿を残す。
フェノロサによって「凍れる音楽」と評されたこの東塔は、
建立から約1335年余り経っているということ。

西塔は、その後1981年に復元されたもの。
その間実に453年ぶり。
西塔は木材の乾燥収縮を考慮して東塔より約30センチ高くして再建されている。
500年後には西塔も東塔と同じように
材木の撓みと基礎の沈下が起きて同じ高さに落ち着く計算とのことである。
どちらも話が1000年のスケールで、
ワタシの50年ぶりは大変ちっぽけなものだ。

そして食堂を見学。
読み方は「じきどう」。

中には五重塔のテッペンにある水煙が。

この水煙の透かし彫りである「飛天」は、

昭和42年からそれまでの夢殿の後を受けて、
官製はがきのデザインになりました。
これも懐かしいです。

薬師寺東塔は切手国宝シリーズにありました。
写真はネットからです。

さて、お昼にします。
「じきどう」はあるが、この辺は意外と食堂がありません。
ガイドブックに載っていたこのカフェで。

フツーのカフェレストランでした。

ハンバーグランチ。
箸袋が、気分。

さて、昼食後は歩いて唐招提寺へ。

ここも中学の時に来ましたが、
お寺のお坊さんの説明がお寺の自慢ばかりで
うんざりしたことを覚えています。
しかも話がやたら長くてほとんど見学時間が無くなってしまった。
隣の薬師寺のお坊さんはユーモアたっぷりの説明で
対照的でした。

今回はゆっくり見学。
そういえば、薬師寺もここ唐招提寺でも
修学旅行の大軍団にほとんど逢わなかったのは、
ちょうどお昼時だったからだろうか。

ここは紅葉が見事でした。

やはり、古都は秋が良い。


さてその後、唐招提寺近くのお土産センターのカフェで一休み。

クッキーのネーミング。

その後、お店の人にバス停を教えてもらい向かいます。
奈良ではほとんどタクシーは拾えません。

これも本数少ないですが、

またまたうまい具合に乗れました。

いっぽう奈良駅ではタクシーがつかまらずけっこう待ちました。
やっとこさタクシーに乗って、まずはホテルにチェックイン。
これが今回の旅行の目玉「奈良ホテル」です。
明治42年に「関西の迎賓館」として奈良公園内に誕生した老舗です。

皇室御用達の名ホテル。
予約取れてホントにラッキーでした。

この間の箱根の環翠荘は伊藤博文だったが、
こちらははアインシュタイン。

そして、オードリーヘップバーン。

まさに歴史と伝統のホテルです。

雰囲気がありますね。
映画の舞台のようです。

しかし、我々は荷物を置いてすぐ、きょう最後の観光に出かけます。
スケジュール、ぎっしりです。

ホテルから歩いてすぐの興福寺。
今日中にここまで制覇する計画。

ここは修学旅行では来なかったところ。

しかし、修学旅行生がわんさかでした。

連なる観光バスの群れ。

隣が奈良公園なので鹿も来てます。

どんどん日が暮れるので急がねば。

修学旅行生をかき分けながら、

国宝阿修羅像も見ました。

これも切手にありました。1968年発行。

夕暮れの中をホテルに戻ります。

古都の夕暮れ、絵になります。

奈良ホテルに帰ってきました。

ちょうど日没です。

古(いにしえ)の都人(みやこびと)も、この夕陽を見たのでしょう。

さて、奈良ホテルは温泉宿ではありませんので
楽しみは夕食です。

ディナーはフレンチ。

乾杯。

いやー、これはマジで美味しかった。
さすがの皇室御用達。




今日は盛りだくさんの一日でした。

3日目に続く。

2023.03.09
昨年の秋、日本平衡神経科学会で奈良に行ったのですが、
ブログを書きそびれていました。
このブログ、オフィシャルと言いながら、
その実、ワタシの個人的な備忘録なので、
老後のために奈良旅行のことも書いておく次第です。
出発は火曜日の午後。
臨時休診にしてしまいました。_(._.)_

ランチは駅まで歩く途中にあるパン屋さん「マルタカ」で調達。
ワタシが子供のころからある老舗です。

あー、以前ブログに書いた「かつパン」、まだここにあったのだ。
ナツカシー、オイシー。

そして15時21分の「のぞみ」で京都へ。
今回、初めて利用したスマートEX。
ネット予約でスイカで新幹線に乗れるので大変便利。

京都からは近鉄線で。

この近鉄特急もネットで指定券が取れました。

奈良まで35分。

今夜の宿はホテル日航奈良。
ホテル・ニック・オナラではありません。

チェックインしてすぐ、夕食を食べに出ます。

ぐるなびで検索し予約したのはシカが出迎えるこのお店。

メニュー。

おお、この取り皿は!
大仏様の掌(◎_◎;)
ありがたや。

うしろにはさきほどのシカさん。

ごちそうさまでした。

第2日に続く。

2022.11.16
さて、秋季大会2日目。
今日も(無駄に)いい天気。

あとから考えると妻はこの辺からコロナの感染力があったはず。

むろん、お互い、そんなことは夢にも思わず。

大阪でも納豆があるのがアリガタイ。
ただし、あずま納豆。本社は宇都宮。

ああ、専門医講習会の季節だなあ。

一コマ目の耳鼻咽喉科で知っておくべき喘息の知識は
大変タメになった。
最近、好酸球性副鼻腔炎の増加により、
上気道と下気道を一括して取り扱うことが多くなったので、
是非とも学びたかった分野であった。

しかし、次に聴いた「アフターコロナの耳鼻咽喉科診療」はヒドかった。
参議院議員武見敬三氏の講演でったが、
内容はタイトルとは裏腹に耳鼻咽喉科にも診療にも全く関係なく、
自分が国会等で感染症対策の委員会などにいかに働きかけているかを宣伝する、
完全に政治家の票集めのための講演であった。
ぜったいこいつには投票しないぞ。

さて、今日はランチョンセミナーはパスして、
外にランチに出ることにします。

大阪に来たらぜひ寄りたい「ぼてぢゅう」。

東京にもあるのですが、やはり東京で食べるとなんか違うんだよなあ。

しかも、今日は「総本店」。
ところで「ぼてぢゅう」は「BOTEJYU」ではなく「BOTEDYU」なのでは。

30分ほど待ってカウンターに案内されました。

目の前で焼いて入ります。

来ました。

ミックスモダン。豚肉、エビイカと焼きそば。

妻はエビの入っていない、ネギ焼モダン。
ところでモダン焼の「モダン」の語源は「盛りだくさん」からきてるのは
ホントでしょうか。

断面図。

満足して、また学会場に戻ります。
大阪、人が多いなあ。

よく映像的に用いられる大阪の象徴。

さて、午後の講義を聴いて、最後の1コマはパスして帰路に。
新大阪駅、大混雑で切符売り場も並んでいますが、
ネットから新幹線チケットを買えるアプリを入れたので
楽々です。

お土産売り場も長蛇の列。
今回お土産は省略。

3時45分ののぞみ号。

夕陽を見ながら、新幹線。

東京駅から久喜までは上野東京ライン。

久喜からのりょうもう号で、無事帰宅。

そして、帰宅後のどに違和感と倦怠感をおぼえた妻は、
診察式に行き、自ら抗原検査を行い、コロナ陽性。
翌日未明から発熱。そして、ワタシも、感染。
以後、ブログで書いたように1週間新型コロナによる災厄に
見舞われることになったのであった。

2022.11.15
以前書いた通り、金曜日仕事終わりに出発です。
200人以上の来院でしたが、この時間に乗れました。

リバティりょうもう号で東京へ。

晩ごはんは上野駅で駅弁を調達。
9時半ころに着きましたが、
今や、上野発の夜行はなくなったため、
多くの駅弁屋さんは8時半から9時で閉店。
ここは10時までやっていますが、9時半から半額になるらしく、
お客が殺到、みるみるうちに駅弁はなくなっていきました。

何とか、晩メシを確保し、品川プリンスにチェックイン。
あまり選んでる余裕はなかったので、手に取ったものを確保。

だが、美味しかったです。
まあ、もうこの時点で11時過ぎなので相当腹減ってましたが。

んでもって、翌朝は4時50分起床。

専門医講習会って、いつもこんなだ。

無人のチェックアウトボックスへカードキーを放り込み、

ホテルを出て、

品川駅まで徒歩2分。

人気の少ない駅構内。

まだお店も開いてない。

むろん、駅弁屋も、

だが、これも事前のリサーチ通り、ここだけは開いています。

しかも、この強気のアピール。

素直にここで駅弁を買い、新幹線ホームへ。
実はのぞみ1号より早い列車があるのはちょっとしたミステリー。

騒音のための取り決めで、首都圏の航空機、新幹線は
午前6時以降しか運航できないことになってます。
新幹線のぞみの号数は東京駅始発からの博多行きに
発車時刻順に奇数番号が割り振られているので、
東京発着でない早朝、深夜ののぞみは70番台後半が
割り当てられています。
また、200番台は東京発新大阪行きに割り当てられる番号。

なので、のぞみ79号はのぞみ1号より
6分早く新大阪に着きます。
実は、新横浜6時始発ののぞみが
もっとも早く8時12分に新大阪に着きますが
その差は品川始発(新横浜6時11分発)とわずか4分。
ここは、この品川始発が一番妥当かと。

前泊は東京よりむしろ品川の方がラクなくらいなので、この79号。

朝ごはんは品川貝づくし弁当。
このお弁当、2017年の神戸での専門医講習会でも朝食べてます。
その時は9時からの1コマ目はあきらめて
東京始発で、神戸では2コマ目10時25分から聴講してますね。

車窓食堂シリーズのお弁当か。
このマークは富士山だそうです。

車窓からはまだ富士山は見えませんが、いただきます。

美味しいけど、ちょっとショッパイ。

かくて、今回は8時半に会場に到着。

というのは、1コマ目の忽那先生の講演を是非とも聴きたかったため。

忽那先生は感染症の専門医で、
マスコミにもよく登場、ツイッターもフォローしています。

いつも思うのだが、このグランキューブ、
会場が垂直方向に展開しているので、
エスカレーターで上がったり下りたりで
まことに使い勝手が良くない。

それに加え、今回気になったことがあった。

ここの床の模様、細長いバーをちりばめたパターンなのだが、

コロナ以降の、ディスタンスを確保するため
列に並ぶときはここに立ってください、
のテープと大変紛らわしい。

作った当初は、思ってもみなかったことであろう。
この床、ちょっと戸惑います。

以前はどこに立つか、床を見ることなんてなかったからなあ。

さて、お昼もお弁当を食べながらのカンヅメセミナーが夕方まで続き、

その後いったんホテルに行き、チェックインをしておく。
会場に連結したリーガロイヤルを早々と抑えておいた。
学会参加者のほか、コロナ後の旅行客急増で、
チェックインカウンターは大混雑。

さて、一休みした後は、再び学会場へ向かいます。

午後7時からの会員の集い。
コロナのため懇親会が出来ないので、
何とお笑いライブがあるという。

漫才はテレビでも見ないので、
「笑い飯」も「ミルクボーイ」も、その存在さえ知らなかったが、
スタッフに訊いたら、かなり有名らしいので、
見てみることにしました。
「お笑い」をライブで観るのは初めてなので、
期待していたのですが、
まあ、こんなモノかなあ、という感想。
個人的には漫才よりコントの方が好きです。
さて、その後は夕食に出ました。

ホテルから近い居酒屋をぐるなびで予約。
この川、昼は濁っているが、夜はキレイ。

おう、ここだ。

大阪名物串カツ、もつ鍋、かすうどん。

朝早くからお疲れ様でした。

秋季大会、かつての専門医講習会は、
ともかくスケジュールがキツイ。

大阪のもつ鍋は博多風。
関東のもつ煮とは違います。

ただ、ここは「かす」または「油かす」と呼ばれる
牛のホルモン(腸)を脂分が抜けるまで低温でカリカリに揚げたもの
が入ります。

そして、串カツ。
関東で串カツといえば、豚肉とタマネギが交互に串に刺してあるものを刺します。
この料理は関東では串揚げといいます。

さあ、明日もう1日朝からガンバルゾ。


2022.10.31
毎年恒例ではありますが、
昨年、一昨年はリモート参加であった
日耳鼻秋季大会(今までは専門医講習会の名前でした)ですが、
今年は現地参加をすることにしました。
それに伴い、今週土曜日11月5日は休診になりますので、
ご注意ください。
日耳鼻秋季大会は専門医の単位を維持するため、
また臨床医としての医学知識をアップデートするために
かかせない学会ですので何卒ご了承ください。
朝イチの講習から受講するために、
金曜日の診療終了後、すぐ大阪に向かい、
新大阪駅のホテルに宿泊する予定で
早くからホテルを予約していました。
終電検索をすると、
午後7時35分のりょうもう号に乗れば、
午後11時45分に新大阪に着ける、との計算でした。
ところが、先週の木曜日に来意数が210人を超え、
終了は8時を大きく回ってしまいました。
このペースでは7時35分の電車はムズカシイ。
まして、次週は木曜日が文化の日、
水曜日、土曜日が休診日となれば、
さらに終了時間は遅くなるかも。
む~、どうしよう。(-_-;)
フト、プログラムを見ると、
最初のセッションは朝9時からであった。

ここのところ朝8時半から開始の学会が多かったので、
大阪前泊でないと間に合わないと思い、
そのつもりで予定を組んだのですが、
9時からなら、東京始発でも間に合うかも。
と、検索すると東京駅始発ののぞみは
新大阪8時22分着。
新大阪から学会場まで30分くらいかかりそうなので、
これでは9時前に学会場に行くのはギリギリだが、
さらにこの時間帯は品川駅始発の新幹線があり、
これは6時品川発で、新大阪に8時16分に着く。
これなら、何とか間に合いそうです。
ということで、前泊品川のホテルと、
始発の新幹線の指定券を急遽取りました。
なんか、アリバイ崩しに成功したみたいで快感。
厳しいスケジュールには変わりありませんが・・・。

2022.10.07
続きです。
銀山温泉の朝。
朝風呂も入りたかったが、今日は休日ではない。
早く、チェックアウトしてが会場に向かわねば。

いざ、出発。

昨夜、これが何か気になっていたが、
これは、消防用のポンプのようです。

なるほど、この道は消防車は入れません。
火事になったら、タイヘンです。
その時ここから放水し、消火するのですね。

月山を見ながら、山形市へ。

東北中央道は新しい高速道路でまだ工事中の部分アリ。

会場の山形テルサ、やまぎん県民ホールに到着。

さすがに朝一番のセッションには間に合わなかったが、
2番目から聴講。

聴覚医学会は、めったに出ないのですが、
演者も会員もマニアックな学会、という印象です。
驚いたのは、会場のスクリーンで、
演者や、司会、質問者の発言が、
そのまま字幕に変換され投影されてたこと。
AIを使った翻訳ソフトを使っているのだろうが、
これがなかなか優秀。
えー、えーとなどの文句は自動的にカットして翻訳。
しかし、限界もあるようで補聴器のフィッティングの時に使う
「ハーフゲイン」という単語はAIが未学習だったらしく、
最初は「ハーフ原因」と変換したが、
そのあと「ハーフ芸人」と変換していたのにはひそかにウケた。
思わず「厚切りジェイソン」を連想したが、
よく考えるとあの人はハーフでは無かった。
さてランチョンセミナーまで聴きましたが、
ランチョンセミナーではお弁当は食べずにガマン。

実は山形で食べたいランチがあったので。

実は一昨日、山形大学出身の弟に問い合わせました。

ということで来てみました、
その名も「龍上海 山大医学部前支店」。
弟の母校の真ん前だ。

本来辛いのは苦手だが、さすがに一番人気を頼むしかあるまい。

木曜日の2時過ぎなので空いてましたが、
やはりここも開店前に行列ができるお店らしい。
このお店、ナント新横浜にあるラーメン博物館に入ってるらしい。
それって、かなりスゴイ。

来ました。
この赤いやつが辛いのだな。

いただきます。

これを全部一気に溶かすと辛いから
少しづつ、溶かしながら食べるのが良い、とはネットで得た情報。

これは、なかなか美味しい。

最後はスープが辛くなって飲み干せないので、
スープを残さざるを得ないのは、高血圧のワタシにとっても良いことであった。

さて、帰ります。
トナリが調剤薬局というのも、ナカナカ。

帰りも、道の駅福島などにより、
またまた大量にお土産を買い込む。

ワタシが買ったのは納豆とラーメンとお漬物、そして日本酒。


今度山形に行けるのはいつになるでしょう。

2022.10.06
続きです。
今回の学会開催地が山形と知って、
是非泊まりたいと思ったのが銀山温泉。
知人のFacebookで知り、しかもなかなか予約が取れないとのことで
泊まるなら、平日に休みが取れる学会がらみしかない、
と考えていました。

温泉街にはクルマは入れませんので、離れたところにクルマを止めます。

トナリは広島ナンバーでした。
ワレワレよりやや年輩の男女6人ほど。
何日かけてきたのだろう。
さすが人気の温泉宿です。

温泉街は川の両岸にこぢんまりとあります。
うーん、まさに大正時代にタイムスリップした感じ。

本日泊まるのは、温泉街の奥まったところにある「能登屋旅館」。
大正10年に建てられたこの建物は国の重要文化財に指定されており
銀山温泉を代表する由緒ある旅館です。

しかし、中は綺麗にリフォームされており、
明るく、清潔な感じ。

お部屋も天井が高く、趣があります。

さて、夕食前に散歩に出ます。

ここ銀山温泉は、その名の通りもともと室町時代から銀山があり、
江戸時代には盛んに採掘がおこなわれたが、その後銀山は閉山。
温泉宿が建てられたのは閉山のあとだという。
温泉街の奥を山道に入ると銀の採掘場跡が見られるらしい。

川の上流をさかのぼります。

かなり山の中に入る感じ。

ここですね。

おおー、

足尾銅山や佐渡金山のように観光テーマパーク化されてるわけではありません。

何回か頭をぶつけた。

他に観光客もおらず、ちょっと怖いです。

経路の説明もなく、どこかで引き返すのか、
また出口があるのかもわからず、とりあえず進みます。

手すりも、めっちゃ壊れてるし。

一部破損・・・どころではないな。
直そうという気配はない。

おお、あれが、出口かも。

何とか無事生還。
こうなっていたのか。
南口から入って北口に出たわけだ。
この看板見てから入るべきでした。

ちょっとしたアドベンチャー体験でした。

温泉街に戻ります。
途中の道も、なかなか。

帰ると日が暮れ、温泉街はライトアップ。

これが、ガイドブックに載ってるあの風景ですね。

たしかに「映える」。

SNSがブームになって、またこの温泉の人気が上がったようです。

他の観光客の人と、お互いに写真を。
若い女性2人組だったから、きっとネットに挙げるんだろうな。

ここに来て、写真撮らない手はアリマセン。
フィルムの写真と違って、バンバン撮って、すぐ確認できるのもいい。

お風呂は貸し切り状態でした。
なにせ、この宿は部屋がそうないので何組も泊まれません。
予約がなかなか取れないわけです。

そして、夕食は個室でいただきます。

キノコ尽くし、と山形牛のしゃぶしゃぶ、鯉のあらい、
やはり山の宿では「山の幸」が。旅情を満喫させてくれます。

この蕎麦、コシがあるいわゆる田舎そばで、チョー美味かった。

足利の蕎麦とはまた違った素朴な感じ。

芋煮もありました。
鍋からおかわりもして、お腹いっぱい。

食い過ぎで、しばらくダウンしていましたが、
その後は、貸し切り展望露天風呂へ。
この地図(黄色のマーカー)ではそうでもないが。

かなり階段を登った上でした。
今日は、山寺から銀山から、ほんとによく階段上った。

ただ、それほど眺望はよくありませんでした。

さて、2回目の風呂から出たら、
今度は再び夜の温泉街を散策。
非常に意欲的ですが、なんせめったに来られないところなので。

寒いので、旅館でベンチコートを貸し出してくれます。

やはり、この雰囲気はサイコーです。

さて、明日は、本番の(?)学会。

続く

2022.10.05
水曜日、山形へ。
本日は、観光。(^O^)/
でも、水曜日は休診日ですから、問題なし、です。
朝食はコンビニおにぎり。
セブンイレブンの卵かけご飯おにぎり、ウマイ、再現度高し。
しかも、おにぎりとして食べやすいように、かなり工夫されています。
セブンイレブンの商品開発部はおそらく世界一だと思う。

天気はあいにく。
途中安達太良SAで休憩。

そして、国見SA。

暫く、クルマで旅行に出ないうちに
サービスエリア関係の商品開発部も
かなりの企業努力を積んだと見え、
なんか、欲しいものがいっぱい。
行きから、お土産を2つのサービスエリアで、
クルマだからという安心感からつい買ってしまう。

さて、今日の予定目的地は山形立石寺、
通称「山寺」であるが、天気が心配。
なんかここだけ雨雲があるような・・・

こんなこと言ってますので、とりあえず、行ってみよー。

まずはふもとの食堂で、昼飯。
1000円以上の飲食、もしくはお土産を買うと駐車代が無料になるシステム。
ここは値段からも、内容からもこれしかねーだろという
いも煮セットをいただきます。

今は、ちょうど芋煮会の季節。
栗ご飯でした。

芋煮会とは、山形県民が秋になると
河原でみんなで芋煮をして酒を飲むという風習。
桜の下で宴会をするお花見のような年中行事らしい。

最近は芋煮会も認知度が上がったが、
ワタシがその存在を知ったのは40年前、
弟が山形大学医学部に入り、帰省したときに話を聞いたもの。
他県の者は聞いたこともないビックリの風習でした。

いまだに、ナマの芋煮会は未経験で、一度経験したいものだ。

気さくな感じのいいお店でした。
平日なので空いてて有り難い。
土日行楽シーズンは混むんだろうなあ。

色紙も多くあったが、誰のサインかは分からなかった。

さて、いざ、山寺へ。

最初は小雨でしたが、

やがて止んできました。

石段が続きます。
ともかく、岩がスゴイ。

実は、40年ほど前、弟が山形大学に入ったころ、
一度ここを訪れています。

たしかゴールデンウィークだったかと思うが、
そのころはもっとずんずん登れたかなあ。

途中、ワレワレを追い越していく若者の集団の一人が写真を撮ってくれました。

でも、頑張って頂上まで行くぞー。

何とか、奥の院まで到達。

良い眺めです。

よくこんなところにお寺を作ったもんだ。

この立石寺は天台宗のお寺で開山は860年とされるが、
最澄が唐から天台宗を伝えたのが805年、
その弟子の慈覚大師、円仁(栃木県出身)が清和天皇の勅命で
開いたとされるが諸説あり。

天台宗といえば密教だから、やはり山の上、
どうせ作るなら、すごいところに作っちゃえ、
どうせ金出すのはお上だし、
というのでこんな険しい山の上に作っちゃったんでしょうか。

当時の仏教は、まだ大衆を救済するものではなく、
学問であり、政治と深く結びついていた。
しかも、アジア世界の文化の中心、長安からやってきた
最新のファッションでもあったと思われます。

ここも当時は流行の最先端だったのかも。
さすがに疲れてます。
暑いんでウインドブレーカ脱ぎました。
山形の最高気温は12℃の予報だったのですが。

実は、下りが大変。
膝が笑う、とはこのこと。
もう、笑いが止まりません。

さて、それでも雨の方も何とかなり、1時間半ちょっとで何とか下山。
奥に見える「えんどう」土産物店は、
登山前に食事をした「えんどう」さんの一族らしく、
ここ山寺で頑張っています。

そして、今晩の宿泊地が、今回最大の目的地です。
(いや、本来の目的地は明日の学会場なんですが・・・・)
続く。

2022.10.03
今週木曜日は学会参加のため臨時休診になります。

今回はこちらに行ってきます。
会期は5日から7日ですが、学術講演会は6、7日。
6日のみ参加します。
金曜日は通常診療です。

参加の理由は不純ながら、観光を兼ねて。
水曜日が全日休診になったので、
水曜日に山形観光をして、
木曜日に学会聴いて帰って来よう、という。
もう、人生ロスタイムなので、
行けるうちにあちこち行っておこうと、
今年から方針変えました。
今年秋に、そんな感じでもう一件学会行く予定。
いや、もちろん、ちゃんと勉強してきますよ。
