ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.03.05

謝恩会に行ってきました

 昨日は、足利准看護学校の謝恩会に呼ばれて行ってきました。
 昨年も書きましたが、若い人の旅立ちを見るのは楽しいものです。
(あー、オレもジジイだなー。)
 実は、私、教師という職業にあこがれてました。
理由は主に「飛び出せ!青春」とかの青春ドラマですが、
もともと人にモノを教えるのが好きです。
 だから、診察の時の説明も苦になりません。
ただ、一人ひとりでは時間がかかるので、みんなまとめて説明できれば、と思いますが・・・。
 今でも、教師、やりたいなーと思います。
 そして、卒業式、となると、教師としてはクライマックスでしょう。
私の授業は1年生の10コマだけだし、学生さんの顔と名前もほとんど一致してません。
担任とか、教務とかでずっとつきあってて、いろいろ相談を受けたり、指導したりした生徒が
巣立ちの時を迎えるなんて、感無量でしょうね。
あー、先生方がうらやましい。
 最後には、みんなで歌を歌って感動は最高潮に。
結構みんな泣いてましたね。
P3040019_ks.jpg
 きれいになった学生さんに、いっしょに写真をとってください、と言われるのも
オヤジとしてはうれしいところだ。         腕まで、組まれちゃったりして。
P3040020_ks.jpg P3040021_ks.jpg
 しかし、オレの携帯ストラップをみて、
「あー、これこれ。これって先生の好きなあれですね。
ほら、あの、えーと、そう、レッド・ソックス!」
と言ったオマエ、遡って試験赤点にするぞ!何、授業聞いてたんだ。
何で、私が、野球のマスコットを身につけるのよ!
このレディア君は「レッド・ダイヤモンズ」、ですから。
ったく、もう・・・・。

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2009.03.04

新たな伝説の始まり?

 今年最初のフットサルは、何と大雪。
しかし、今夜のコートは屋内なので大丈夫。


 2009年 おぐじびフットサル 第1節
 おぐじびレッド・ダイヤモンズ   (第1試合)5-0   コミネ・アントラーズ  (佐野市フット・エナジー)
                     (第2試合)3-2


 チーム分けはいつも、U-50,U-40,U-30,U-20の年齢別でグーパーをする。
(U-50とはUnder-50のことで41歳から50歳までということ)
 概ね、年齢と実力が相関するので、これでほぼ対等なチーム分けができるはずだが、
今日の前半は、大きく偏ってしまった。
 例えば、メタボ高橋とブラックジャック亀井はともに同じ年齢グループで
またシャクハチ松っちゃんとモンチ金盛も同じ年齢グループでグーパーをするが、
その格差は、Jリーグとそこらへんの高校生よりはるかに大きい。
 そんなわけで、そんな例が重なって今回はたまたま「格差」チームが出来てしまった。
まあ、やってみよう、ってことだったが、その差は歴然。
ブラックジャック亀井のオニのようなシュートが炸裂したりして、我が方が5-0のリード。
 いくらなんでも、これでは面白くないと、相手からクレームがつき
再び、グーパーで組みなおし。
 組み分けで、一番気になるところは、「メタボ高橋」の行方。
以前当ブログ「伝説の男」でも紹介したとおり、彼は相手チームをことごとく勝利に導くという、
「(相手チームの)不敗神話」を持っている。
(こっち側から見れば不勝神話か)
 それを人一倍気にしていたのが「パナソニック松下」だ。
「いや、先生、わたし何故かいつも高橋さんといっしょのチームになっちゃって、
だから勝ったことないんですよ。」
二人は不思議な縁(えにし)で結ばれてるらしい。
 「グー、パー、ジャン。」
 「高橋さん、どっち、どっち?」
 「ん、おら、グーだべ。」
 「やったー、別れたー、俺、パーだもん。」
 ・・・オマエはパーか。
すでに勝利の喜びを確信する「パナソニック」。
 かくして「秘密兵器」メタボ高橋は、おぐじびチームへ。
 そして、高橋スタメン、でキックオフ。
うーん、ヤバイなー。
明らかに狙われてる。
相手方の怒涛の攻めが続く。
 しかし、相手が前がかりになった分、守りが薄くなった。
 ロングボールがディフェンスの裏へ、すかさず私が反転シュート。
おお、何と、こっちが先制点だ!
このまま逃げ切りたい。
 しかし、相手チームの華麗な連携から同点。
あー、やっぱりダメなのか。
みんなの脳裏にメタボ高橋の影が重くのしかかる。
この影、ホントに重そうだ。
 しかし、再び、私が2点目をゲット。
キーパー金盛が足を出すが届かない。
ふふふ、モンチ金盛の弱点は足の短さだ。
 そしてその後、ディフェンスラインの右サイドでボールを持つメタボ高橋。
パスを出そうと左前方をルック・アップ。
お、左に展開か、と誰もが思ったが、
蹴ったボールは何とまっすぐ右サイドのラインに沿って、私のところへ。
 おお、ノー・ルック・パス。
みんなが欺かれ逆を取られたが、おそらく蹴った本人も予想してないキックだったようだ。
 ともかく、裏をとった私がマイナス気味のクロスを入れると
走りこんできたブラックジャック亀井が見事にゴール。
3-1でリードだ。
 さて、逃げ切ろうとする我々だが、相手チームの攻撃は分厚い。
 ショーグン小峰はこの日のためにメガネからコンタクトに変えた。
目に入れるのに30分くらいかかるらしい。
でも、大丈夫、ヤツは目が見えないときのほうが危ない。
いつぞやのファイン・ゴールは、メガネを壊したあとだった。
 ナカムラ校長も「先輩フェイント」でメタボ高橋をかわすが(この二人大学の先輩、後輩)
シャクハチ松枝のねちっこいディフェンスに引っかかる。
 しかしついにモンチ金盛がメタボ高橋の股抜きをしてゴール前に進入、
2点目を許してしまう。
それにしても、足の短いメタボ高橋の股の下に股抜きをするスペースがあったとは・・・。
 1点差かー。
 「セーフティーに、セーフティーに。」
ブラックジャックが声をかける。
このセンセイはいつも真剣度が一番高い。
「高橋さん、そこはつかなくていいから、そこはいいから。」
ピッチの中で指示を出すが、メタボ高橋は別にあえてそこについてるわけではない。
疲れて動けなくなって、中途半端な位置に立ってるだけなのだ。
 その後、こちらのヘリコ堀越がお約束のようにシュートを枠外に飛ばすと、
相手のガッツ添野も外出し。(まあ、こいつは今は独身だ。)
 そして、タイムアップ。
その瞬間、歴史に新しい1ページが書き加えられた。
メタボ高橋の(相手の)不敗神話はついに塗り替えられたのだ。
 試合終了後、外の様子を見た誰かがつぶやいていた。
「だから、今日は大雪なんだ。」

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2009.03.03

メドレー・リレー

 相変わらず、発熱の患者さんが多いです。
 インフルエンザや、溶連菌は子供が学校や保育園でもらうと
家族内にリレーのように感染が広がります。
 中には、保育園に行ってるY君みたいに一人で
最初「インフルエンザA型」、
治ったと思ったら、「溶連菌感染症」
その後すかさず「インフルエンザB型」になり、
こないだから「急性中耳炎」の治療中です、なんてかわいそうな子もいる。
 さしずめ「個人メドレー」ってとこですね。
 先日、来たFさんのお家はH君、Yちゃん、T君の3人兄弟です。
先週初めに一番下のT君が発熱、「インフルエンザB型」でした。
 続いて、Yちゃんが熱を出して来院。
「あー、感染っちゃったのね。」
とのどをみると、いや、こりゃ違うぞ。
診断は「溶連菌感染症」。
 おやおや、まあ、と思ってたら次の日にお兄ちゃんが熱発。
「どっちかねー。」とのどをみると
「うーん、こりゃ、溶連菌じゃないね、インフルエンザの検査しましょう。」
で、調べると果たして「インフルエンザ」。
しかし何と「A型」!
また、別口をもらってきちゃったんだ。
 3人3様の感染症で、いずれも出席停止。
お父さんは頭を抱えてましたね。
家にいる3人がお互い感染らないようにせねば。
しかも、両親も。
 で、今日、最後に「A型」になった一番上のH君が、治癒証明書をもらいに来院。
「あー、元気になったねー、よかったねー。」
で、のどをみると、
「あれ、ひょっとして、溶連菌、感染ってるかも。」
調べてみると、これがバッチリ「陽性」。
 「出席停止」は残念ながら、延長になりました。

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2009.03.02

謎の測定情報

 時々、よくわかんない人がかかることがあるが、
今日の方も良くわかんなかったなー。
 いや、正確に言うとその81歳の患者さんはフツーの方で、
鼻がのどにまわってしまう、とのことで来られたのだが、
問診票の「どうしました?」のところに
「測定結果で・・・」
と書いてありました。
 患者さんが持ってきたのが「良導絡測定情報」なるコピーでした。
 「りょうどうらく」と読むのでしょうか。
早速手元のパソコンでググッたら、どうも鍼灸のツボの話らしい。
ノイロメーターなる器械で、皮膚の電気抵抗を調べると、病気がわかるという!
農協に検査の人が来て、希望者は測定してもらったそうだ。
 それで、その結果、お医者さんにかかった方がいい、というので受診したらしい。
 うーん、何となく怪しいけど、私は鍼灸の知識はないので、内容や検査の妥当性はわからない。
 しかし、その測定情報は相当ヘンだぞ。
私の理解力が足りないのかサッパリわかりません。
こんな風に書いてあります。(以下原文のままです。)
 {症候情報}
 肩・首すじがこります。のぼせたり汗ばむことがありませんか。
 皮膚の異常(ただれ)に注意しましょう。 痔。
 せきが出たり息苦しいことや、喉(のど)の痛みがありませんか。
 肩こりや肩甲部に痛みがあります。口の中(特に歯と喉)に痛みや異常があります。
 皮膚の異常(にきびや吹出物)に注意してください。
 便通異常(下痢と便秘をくりかえす)はありませんか。

 うーん、こりゃ、意味不明です。
断定と質問と意見がごちゃ混ぜです。
 はじめは「肩・首すじがこります。」と断定されているのに、
すぐ「のぼせたり汗ばむことがありませんか。」と質問型式に。
そしてこんどは「皮膚の異常(ただれ)に注意しましょう。」と来て、
一体どう注意するんだ、と思う間もなく唐突に「痔。」
何で、いきなり「痔。」の一言?「痔」がどうしたの?
そしてまた質問が。
 後半も全然わかりませんね。
前半で「喉の痛みがありませんか。」と、質問してるのにここでは
「(特に歯と喉)に痛みや異常があります。」と、断定している。
痛みがあることがわかってんなら訊くなよ。
 皮膚の異常は常に注意しなくちゃいけないらしい。
 最後が質問で終わるのもいやだ。
下痢や便秘があったらどうなのよ。
 まあ、その患者さんは軽い副鼻腔炎があって、お薬出したんですけどね。

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2009.03.01

千住真理子バイオリン・リサイタル

 昨夜は、足利リトル・バードでCRPのコーラスをやってもらってるエミちゃんのバンド
「Rad Union」のライブでした。
 うーん、相変わらず上手い!
我々も来週のライブ、頑張んなきゃ、と思いました。
 そんで、今日はぐぐっと変わって、クラシック。
前回、N響でクラシック・コンサート・デビューをした私が、
今度は何と、バイオリン・リサイタルを聴いてきました。
(ありえねー。)
 前回は、薬剤師のコミネが強引にチケットを取ったのだったが、今回は
私の妻が、こっそりチケットをゲットしていた。
 栃木市文化会館で「千住真理子リサイタル」でした。
 少し早く行って、栃木名物「ポテト入り焼きそば」で腹ごしらえをした後、
会場に向かう。
 感想。
かなり、良かったです。
ちょっと、途中寝ちゃったけど。
 千住さんご本人が言ってましたが、ナマで見ると、いやーバイオリンって、肉体労働ですね。
ナンカ、大工さんがノコギリをひくような力強さで、
あの細いからだからよくパワーが出るなと、びっくりでした。
 そして、特に、千住さんのキャラクターに好感を持ちました。
登場の時、大またでずんずん歩いてきたので、おっ、と思ったのですが、
歯切れのいい話し方、自信たっぷりの立ち居振る舞いに、
あー、なんて男らしい(いや、いい意味で)人だろうと感じました。
 さすが、クラシック界で勝ち抜いてきただけのことはあるな、と。
何か、もっと気取った人かと思ってたので、意外でした。
 またピアノの人も、タキシード着た、怖そうなオールバックかなんかのおじさんかと思ったら
普通の服で、見た目もパン屋のおじさんみたいな優しそうな人でした。
二人で楽しんで、音楽をやってる、って感じがとても良かったです。
(後ろの席のおばさんがうるさかったなー。)
 
 それにしても、バイオリンってのは難しい楽器ですね。
ドレミを弾くだけでも、かなりの時間がかかるといいます。
ギターみたいにフレットがないので、なかなか正確な音程が出ないのですね。
しかも、高音域の楽器なので、人間の耳にはわずかなピッチの違いも不快に感じちゃうのですね。
それをあれだけ完璧に弾きこなす、ってのはスゴイなーと思いましたね。
 以前、勤務医時代、ある病院に耳鼻科のパートで行ってたことがあります。
そこは、精神科がメインの病院で、内科や耳鼻科が併設されていました。
 看護婦さんが、じゃあ、ちょっと先生休憩にしましょうか、と言って
病院内の別の部屋に、お茶を飲みに行きました。
その時、廊下を通っていくと、「院長室」と書かれた部屋から何やら動物の悲鳴みたいな声が。
「あら、院長、またやってるわね。」
「何か動物実験、してるんですか?(精神科の動物実験って怖そうだなー)」
「えー、あの音、院長先生のバイオリンよー。」
 バイオリン?!
いやどう聴いても、ネコの首しめてるようにしか、聴こえなかったが・・・・。

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