ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.03.03

3月3日は何の日?

 今日3月3日は言わずと知れた桃の節句なんだが、
耳鼻科関係者にとっては「耳の日」です。
 ちなみに、8月7日が鼻の日で、それぞれ「ミミ」「ハナ」のごろ合わせなんですけど、
これ、一般にどんだけ普及してるんでしょ。
 個人的にはほとんど意味ないと感じてるんですが。
 これ、制定は「耳の日」が1956年、「鼻の日」が1961年とビミョーにずれるが、
もう50年からの歴史があるのか。
 そのほかでは、虫歯の日が確かあった。
 調べてみるとこっちの方が早くて、もとは1928年にルーツがあるらしいが、
今の「歯の衛生週間」になったのは1958年とほぼ同時。
 しかし、きっとこっちの方が有名ですよね。
 この頃になると、必ず虫歯予防のポスター書かされたり、
歯医者さんが学校に来て歯磨きの指導したりそんな記憶があるし。
 そのあと、一生懸命歯磨きして役立ってたような気もするし、
そもそもシーズン的に春の学校検診の治療の紙が来るころで、
意識高いですよね。
(虫歯の紙は毎年もらってたし・・・)
 耳鼻科は、そーいうインパクト、ないよなー。
 そもそも時期が3月だと、学校は卒業や学年末で忙しいし、
鼻の日に至っては夏休みで学校無いすからね。
 むしろ、3月が鼻の日だったら
「花粉症から鼻を守りましょう」
ってキャンペーンくらいにはなるんでしょうが。
 他には、10月10日が「目の愛護デー」ですか。
「目の日」とは呼ばないのね。
 で、ちょっと気になって調べた「皮膚の日」ってあるのかしら、
語呂合わせだと「1月2日」だが・・・、
と思ったら「11月12日」が「いい皮膚」の日ですと!
1月2日じゃそれこそ、社会的にインパクトないですからね。
 しかしこれが、なんと、1989年に制定!
 1989年にもなってからわざわざこんな日を決めた医者って、
きっとくだらない奴なんだろうなー。
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2010.03.01

オリンピックのフィギュアのライバル対決

 オリンピックも終わりましたが、
この間書いたナンシー・ケリガンとトーニャ・ハーディングの件について。
 この事件、ご存じない方もあるようで。
 今回ブログ書くので調べたので、かいつまんでお話しすると・・・・
 1992年のアレベールビルオリンピックで女子フィギュアで、ナンシー・ケリガンが銅メダル。
この時、ライバルのトーニャ・ハーディングは4位。
 そして2年後のリレハンメルオリンピックの代表選考会でのことだ。
 ちなみにこの年は、4年ごとに同じ年に開催してた冬と夏のオリンピックをずらすため、
冬季オリンピックが2年のインターバルで開催された。
 その代表選考会の直前、ナンシー・ケリガンは何者かに襲われてひざを負傷。
選考会に出られず、その大会はトーニャ・ハーディングが優勝。
 しかし、その後、襲撃犯人はライバル、トーニャ・ハーディングの元夫と判明。
 トーニャ・ハーディングは疑惑の目がむけられたが、そのままゴリ押しでオリンピック出場。
怪我から復帰した、ナンシー・ケリガンも特例で一ヶ月後のオリンピックに出場した。
 全世界が、注目するその大会で、
ショート・プログラム10位と出遅れたハーディングはフリーの演技の時、
名前がコールされてもしばらくリンクに姿を現さず
失格ギリギリの1分50秒後にリンクに登場。
 演技を始めるが、最初のジャンプに失敗すると、演技を中止し、
泣き顔で審判席に自分の靴ひもが切れていることを訴えた。 
 結局、やり直しが認められ、ジャンプも決まるが結果は8位。
 一方のケリガンは銀メダルを獲得し、悲劇のヒロインとして人気上昇。
 ・・・・うーん、改めて振り返ってすごいっすね。
 こんな、大映テレビもビックリの「濃いドラマ」が実際にフィギュアの世界であったのだ。
 今回調べたら、実はケリガンの方もその後、オリンピックの祝賀パレードで
「なんであたしがこんなことしなくちゃならないのよ、バカバカしい。」
と話す声がマイクに入ってしまい、イメージが急落しちゃったらしい。
 またバンクーバーオリンピックの直前に、
ナンシー・ケリガンの実父が変死、その容疑者で実兄が捕まっちゃったというニュースも出てきた。
 改めて調べるといろいろ出てきて興味深い。
 
 しかし、今回調べて笑ったのは、
ナンシー・ケリガンは現在スケート解説者をやってるのだが、
トーニャ・ハーディングの方は、なんと現在 プロボクサー だという。
 しかもボクサーになる前は ボーイフレンドへの暴行容疑 で逮捕されたこともあるという。
 ・・・・根っからの武闘派なわけね、このヒト。
 真央ちゃんと同じ世界の人とは想像つきませんね。
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2010.02.27

あっぱれ、19歳。

 一夜明けての、浅田真央ちゃんの会見を見て、ビックリしましたね。
 しっかり気持ちを整理して、大人のコメントをしています。
 んー、こいつホントに19歳ですか。
 いやー、立派なもんです。
 女子フィギュアといえばかつてトーニャ・ハーディングとナンシー・ケリガンの
ドロドロの争いなんかがありましたが、
真央ちゃん、えらい!
 日本人として大いに誇りを感じちゃいました。
 そして、それに引き換え、週刊ニュースの次のニュースでは・・・。
 政治とカネがどーだ、こーだ言って空転する国会。
 民主党も情けないけど、もっとダメなのは自民・公明の旧与党。
 政治とカネの問題はきちっと追求しなければ、なんて言ったって、
要するに
「あなたたち民主党も、これじゃ我々と同じじゃないですか。」
と言ってるふうにしか聞こえんぞ。
 民主の支持率が下がっても、自分たちの支持率が上がるわけではないことが、なんでわかんないかな。
 もっと 政策 に対する論戦で戦ってほしい。
 ぶっちゃけ、日本国民は企業のカネが多少どっちに動いたって、
そんなことより、早くこの世の中を良くしてほしい、ってのが希望でしょ。
 景気、雇用、年金、社会保障、外交、医療費、高齢化、育児・・・・・
 おじさんたちは、もっと真央ちゃん見習って、大人の答弁をしてほしいなー。
 キムヨナが強すぎたからだ、とか、氷がえぐれてて引っかかっちゃって、
とかそーゆーこと、彼女は一言も言わないじゃん。
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2010.02.27

真央ちゃん、残念!


 今日はやはりこの話題ですか。
 オリンピックに様々な競技があるが、やはり注目度の高い競技はあるものだ。
 夏の大会なら、陸上の100mとか、マラソン、水泳自由形、
 で、冬のオリンピックは何といっても女子フィギュアですね。
 んー、浅田真央ちゃん、残念!
r.jpg
 でも、なんとなく顔怖かったです。
 もっとかわいらしい曲調でやった方が個人的にはいいのかなと思いましたが。
(イントロ聴いてゴジラのテーマかと思った。)
 まあ、あくまで素人考えなので、それ以上はわかりません。
 それにしてもキム・ヨナ、凄すぎですね。
 あれやられたら、ちょっと無理か、と世界を納得させるパフォーマンス。
 安藤ミキティーも鈴木アッコちゃんもがんばったので、
フィギュアもジャンプや複合、夏のオリンピックの体操競技みたいに団体戦があれば、
日本も金メダルとれるかも、なのに惜しい。
(男子の方も団体にすると、結構いいとこ行くのでは?)
 まあ、今後このキム、真央2人のライバルが数年にわたって
お互いを高めあうような、熱い戦いをくりひろげてくれることを期待しましょう。
(キムとマオ、っていうと金日成(キム・イルソン)と毛沢東(マオ・ツォートン)みたいだけど・・・・)
49.jpg
 それにしても、競技開始前、気になったのは、
今日はいつもと逆で 韓国がで、日本が なんだー、ということでした。
ちょっとフシギな感じでした。
(そこすか?)
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2010.02.25

スモーク・オン・ザ・レストラン

 政府は飲食店を含む公共の場所での全面禁煙通知を出したそうな。
 もちろん、大歓迎です。
 今や受動喫煙の害は明らかに立証されてますし、
このことよって禁煙が進めば、それは素晴らしいことです。
 欧米に比べて「禁煙後進国」の日本がこれを機に少しでも追いつきたいものです。
 ただし、この通達は法的規制、つまり罰則がない、とのことなので、
今後どれだけ普及するかはまだ未知数です。
 キチンとしたレストランや料亭では、禁煙の店も増えてきました。
 まあ、料理の味をちゃんと味わってもらう、という面からは当然ですね。
 一方、2次会で行くスナックなんかは禁煙のところは少なく、
こっちも酔っぱらってるんで気付かないんですが、
翌朝、前の晩、着ていた服のニオイ嗅ぐとすごいです。
 ってことは、それだけ有害物質、発がん物質を吸わされてたわけだ。
 ニオイは服に残るけど、有害物質は体に残っちゃうわけですから問題です。
 世界のたばこメーカーは消費拡大を目指すため、
今後、女性とアジア、アフリカなどの途上国への市場拡大を目論んでいます。
 女性向けのおしゃれなイメージのたばこがたくさん出ています。
パッケージがどんなに綺麗でも中身は「毒」だぞ。
 F1の開催地も、フランス、サンマリノなどヨーロッパの開催が無くなり、
中国、バーレーン、シンガポール、韓国、アブダビとアジア地域に拡大してるのはそのためです。
 日本も先進国を名乗るなら国家レベルの禁煙化がこれを機会に進むといいですね。
 ただ、この手のニュースを伝えるときキャスターは
「ますます愛煙家にとっては肩身が狭くなりますね。」
ではなく
「一刻も早く、たばこを吸わない人の健康が守られるようになるといいですね。」
という旨のコメントをしてもらいたいもんです。
 まあ、禁煙したいという方はいつでもご相談に乗りますぜ。「禁煙認定医リスト
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