やりきれない事件です
埼玉県で、訪問医療をやっていた44歳の医師が、
猟銃を持った男の自宅で殺された。
先ごろ亡くなった家族の主治医であったという。
ニュースなどによると、
このお医者さんは大変熱心な先生で、
自分の時間を犠牲にしてまで、
地域の在宅医療に取り組む人だったらしい。
この間の、大阪のメンタルクリニックで
放火にあって亡くなった先生も、
患者さんに寄り添って親身になって診療をしていた
お医者さんだったと聞きます。
今回のように、相次いで、
まじめで患者のためを思い仕事をする医者が、
患者やその家族によって命を奪われる、ということは
医者やってる身からすると、
本当にやり切れない気持ちでいっぱいです。
どんなに真摯に一生懸命仕事をしていても
このような目にあうことがある、というのが、
医者という職業なのでしょうか。
なので、この事件を受けても
今後、日々の診療方針に
何かを変える必要があるわけでもなく
今まで通り、患者さんの利益を考えて
真面目にやっていくしかないなあ、
と思うわけです。
だから、やりきれない。
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