新型コロナでインフルエンザが絶滅
新型コロナウイルスの世界的流行の中、
気になるニュースがありました。
コロナの世界的流行の陰で、
B型インフルエンザの山形株が「絶滅」したらしい。
いくつかの種類があるA型インフルエンザに対し、
B型インフルエンザは1種類ですが、
ビクトリア株と山形株の2系統があります。
山形株とは1988年山形市内の3歳児から検出された
「変異株」でした。
今年のインフルエンザワクチンにも
A型2種類、B型2種類が混合されており、
B型はビクトリア系統と山形系統が含まれていました。
来シーズンのインフルエンザワクチンは
B型はビクトリア系統だけになるのだろうか。
値段が3/4になるっちゅうことはないだろうが・・・・。
インフルエンザウイルスの絶滅に関しては
かつて主流であったH1N1のソ連型が、
2009年に発生した新型インフルエンザ
H1N1 pdm09の登場によって
置き換わり、絶滅したとみられています。
またA型についてもH3N2、いわゆる香港型の
亜株である「3c3.A」も
昨年3月以降検出されておらず、
絶滅の可能性がある、との報告もあります。
そもそもウイルスは、細胞外では生きられませんから、
何かに感染していないと死んでしまいます。
今後、感染対策が持続、徹底すれば、
ほかのインフルエンザも、そのうち絶滅の可能性もある?
ただし、まれにアザラシに感染するものの、
ほぼ宿主がヒトに限られるB型はともかく、
A型、とくにH1N1は水禽を中心とした宿主の種類が多いので、
さまざまな水鳥の体内で命脈を保つだろうから、
なかなか絶滅はしないでしょう。
すべてのカモがマスクすれば話は別でしょうが。

