ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.03.25

保険改正

 4月から保険制度が改正になる(らしい)。
私は、この辺のこと、非常に疎くて、優秀な事務員にまかせっきりである。
 大体、文章を読んでも、さっぱり意味がわからない。そこに書いてある文章は、確かに日本語のようだが、私程度の読解力では、さっぱり理解できない。(おかしーなー、国語はずっと5だったんだけどなー。[emoji:v-388])
 老人医療も変わるらしい。何だこの「後期高齢者」って。聞いたことない日本語だ。
件(くだん)の優秀な美人事務員に言わせると
「これって、絶対、天下りだと思います。」
何か新しい組織ができて、保険証も、管轄も変わるらしい。
「きっと、人件費とかもいっぱいかかって、官僚やなんかが、甘い汁を吸うんです。[emoji:v-359]」
ナニが、どう動いているのかはわからないが、彼女の怒りは、納得できる。
 保険改正に伴う、膨大な、設定変更を、受付のコンピューターに打ち込むのは、彼女たちなのだ。
毎晩、遅くまで、残業になることだろう。それも、この花粉症の嵐の真っ只中に! 私にしろ、そのソフトを半ば強制的に買わされるわけだから、被害者である。
コンピューター会社も、甘い汁吸ってるぞ。
 そもそも、国民健康保険制度はすごくいい制度だと思うのだけど、一部の心無い医療経営者のために、存続の危機に瀕している。
 医者も悪いんだよ。
 薬漬けや、検査漬け、いらない注射を打ちまくり、あくどく儲ける医者が、いるわけだ。
 以前、70歳以上の高齢者は、外来、無料だった。その頃、信じられない話を聞いたことがある。
ウチにかかっていた患者さんが、内科医院でCTスキャンを撮ったのだという。
「あれ、○○さん、どっか悪かったんでしたっけ?」
「いや、内科のいつもかかってる先生が、『○○さん、今月から70歳で医療費タダになるから、一度CTでも、撮っておこうか。』って言うんで、撮ったんさー。『何にもない。きれいだよー』って、言われたんさー。」
「・・・・・(絶句)。」[emoji:v-12]
こんなことやってりゃ、保険は崩壊するに決まってるよ。
 でも、あそこの先生は、いっぱい薬をくれる、すぐ注射をしてくれる[emoji:v-15]、なんて喜んじゃうお年寄りがいるのも事実だ。
 今、子供の医療費が一部無料で、でも自治体によって対象年齢が違う(?)んだよね、確か。
で、私は、あえて、どこが何歳まで無料ってのを知らないでいる。(不勉強の言い訳では、ないぞ。)
それを、知ると、何かそれにとらわれそうで、ニュートラルな診療がしにくくなる気がするので。
 以前、急患で日曜日に来た患者さんのお母さんに、診察が終わって
「今日、休みだから、お会計は、今度のときでいいです。」
と言ったら
「えっ、お会計、かかるんですか?」
と訊かれて、あせった。いつもウチにかかってる子供だったので
「いつも、ないんでしたっけ?[emoji:e-263]」
と、間抜けな質問をしてしまいました。
 ともかく、事務の皆さん、がんばってください[emoji:e-51]。あとで、何かおいしいものでもご馳走しますので[emoji:e-146]。

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2008.03.24

骨の折れる仕事

 この間の土曜日で連続200人オーバーはやっと途切れ、一山超えたかなーと思いましたが、
また本日200人越えで、この半月ずっとこんな感じですね。やれやれ。[emoji:v-292]
 今日最後の患者さんは、時間外(でも続いちゃってるけど)の魚の骨。あー、もうみんな、晩飯食ってるのかー。腹減ったなー。
 そういえば、研修医の頃、大学の当直なんかをするわけですが、もっともいやだったのが鼻出血魚の骨でした[emoji:v-404]。急患では、耳が痛い、熱が高い、呼吸が苦しい、鼻が殴られて曲がった、10円玉を飲み込んだなど、いろいろな患者さんが来るわけですが、鼻血と骨は、その場で結果が出ます。
 患者さんの症状によって、緊急手術が必要ならば、待機の先輩医師を呼ぶわけですし、まず薬を出して、また明日来てくださいということもできる。状態が、かなり悪ければ、とりあえず入院させて経過を見ます。
 その点、鼻出血も、重症なら入院ということもあるわけです。
 一方、魚の骨は困ります。何しろ、原因は、はっきりしてるので、診断も何もありません。患者さんとしては、早くとって楽にしてくれ、というわけです。取れなくて困るということはほとんどありません。
見つからないのが困るのです。魚の骨くらいではレントゲンに写りません。
 患者さんは、軽く考えていますから、先輩の先生が来るまで待っててくださいというわけにも行きません。また、そんなことで、呼び出すわけにも行きません。
 でも、新米医師[emoji:v-116]には、なかなか見つからないものなのです。
 やはり、何回も見ていると、カンやコツもわかってきて、意外とあっさり取れるものです。最近、視力はどんどん落ちているのに、あー昔は、こういうの見つかんなかったろうなーと思うものがすぐ見つかります。もちろん、顕微鏡や、ファイバースコープなどのアシストも大事なのですが、どこを探せばいいか、ということがわかるようになってきます。
 以前、病院にいたころ、夕方、魚の骨の異物の方が来ました。午前中、内科の病院にかかったら
血液検査から、レントゲンまで撮られて、見つからず耳鼻科に行くようにいわれてきたそうです。
外来で、ちょっと見てすぐ取ってあげました。患者さんは喜んでいましたが、午前中のあの、高額な診療代は何だったんだ、と嘆いていました[emoji:e-443]。
 まあ、この場合は、患者さんの病院の選択ミスですが、医療技術の低いところのほうが、報酬が多くなるという、保険診療の矛盾もありますね。
 最後に、興味深い話を。
 2-3年前、夜、当院に急に耳が痛くなった3歳くらいの子が急患できました。
「風邪はひいてましたか?」
「いいえ。」
「鼻水出てました?」
「いいえ。全然。普通にご飯、食べてたんですが、急に耳を、押さえて泣き出して、大騒ぎなんです。」
この時点で、ムムムッと思ったわけです。
一応、両耳を見て
「んー、中耳炎はありませんねー。ところで、おかず何でした?お魚じゃなかったですか?」
「えー、はい、そうですけど・・・。」
「あっ、そう、はい、じゃあ、お口アーンして。ほらっ、取れましたよ、魚の骨。」
キツネにつままれているような、お母さんと、おばあちゃん。そして、子供はけろっと泣き止んでいます。
 そうです、魚の骨が扁桃腺に刺さると、耳の痛みを訴えます。
もちろん、中耳炎も考えられますが、食事のときというのは嚥下によって、耳管が、働いてるときなので、鼻も出てない子供が、いきなり泣き出すような激痛になることは、あまり考えられません。
こんなこと、経験がないと、ナカナカ、気づきませんし、家族も、夢にも思いません。
でも、この時はもう、口の中見る前から、確信してました[emoji:v-218]。
 で、今日最後の、アジの骨、めちゃ細かったけどすぐ取れて、事なきを得ました。
めでたしめでたし[emoji:e-402]。

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2008.03.23

得点3、勝ち点1

 前半が終わった時点では、おー早くブログ書きたいぞーと、意気込んでいたのだが・・・。
2008年ヤマザキナビスコカップ 予選グループA 第2節
 京都サンガ 3-3 浦和レッズ  (西京極総合運動公園陸上競技場)
     前半( 1-3 )
     後半( 2-0 )
 エジミウソンの一点目が、入ったときには大声で叫びましたねー。一点とって、テレビ観戦で、あんなに叫んだのはあまりないですねー。それも、京都相手の、ナビスコの、それも予選で。
 そして二点目のときは、喜びすぎて思わず、コーヒーをズボンの上にこぼしてしまいました。
いやー、やっと、レッズも目が覚めたぜ。と、すっかり安心。一点取られたものの、その後の追加点と、見違えるような試合運びで、もう、ハーフタイム中にブログ、書いちゃおうか、タイトルは、「初勝利!」にするか「やってくれたぜ!エジミウソン」にするか、あれやこれや、楽しい想像(妄想)が
・・・・・しかし無残にも・・・
 きっと、京都に行った人たちも、ハーフタイム、ニコニコだったんだろうなー。どこで、祝杯をあげるか、なんて。あーあ、ちゃんと帰ってこられるかしら。
 前半は、ほんとによかった。中盤での、球離れがよくなり、ワンタッチ、ツータッチで速いパスが回ってた。しかも、前への動き出しが速く、いい形を何回も作っていた。まさか、後半、まったく別のチームになるとは・・・。サッカーって、怖いすよね。
 やはり、問題は、失点したこと。この間、書いたディフェンスのもろさです。後半3トップ気味に来た相手に、堤、坪井が引っ張り出され、中央のマークが足りなくなっていました。そこを埋めるべき、相馬、平川とボランチの2人の役割分担が、あいまいで、梅崎まで戻ってディフェンスしてましたね。4バックにしてから、かなり持ち直しました。
 しかし、堤は、まだスタメンは荷が重過ぎる。もう、後半は、頭真っ白だったのでは。昨年の、ナビスコで万博でガンバにちんちんにされたときも、彼だったなー。やっぱ、もう一人、外国人ディフェンダーを獲っときゃよかった。愛媛から戻った、近藤君は、どうなのかなー。
 でも、まあ、オジェックだったら、あそこで4バックにしないと思うので、エンゲルスになって、少しづつ良くなってるのかなーと思います。(思いたい)エジミウソンも、点の取り方を、思い出してきたし、梅崎すごくよかったし。勝ち点1も取れたことだし。(ショボイ
 またオリンピック代表で、細貝、梅崎抜けちゃうんですか?国内戦だから、週末には出られるのかな。それにしても、達也は戻ったけど、怪我でトゥーリオ、アレックス、ポンテ、代表で啓太、阿部、高原、とスタメンクラスがどかっと抜けちゃうと、さすがに痛いっすね。永井の怪我、大丈夫かなー。
 ところで、坪井、堀之内、堤の3バックって、Jリーグでは、(いや、世界的に見ても)珍しい
「まじめいい人系3バック」なのでは。
他チームを見ると、鹿島の大岩、岩政やマリノスの中沢、松田、あたりは、いかにも悪そう、恐そう系だし、シジクレイも迫力がある。ちょっと前なら秋田、森岡なんてのもいた。
レッズの場合堤を、阿部に変えてもやっぱり見た目は迫力不足(トゥーリオはちょっと違うけどね)
ちょっと、恐い顔メイクでもしないと、なめられちゃうのでは。
そーいや、アルパイ、どうしてるかなー。

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2008.03.22

なめたらあかん!

 あー、やっと一週間が終わった。
 それにしても、花粉症の人って、なんて多いんだ。やはり、この時期に来る患者さんは、以前書いた「サード・ウェーブ」の方が多い。(過去ブログ[セカンド・ウェーブ」を参照のこと)
 皆さん、花粉症をなめたらあかんよ!!
 「もう、治ったと思ってた。」・・・・・花粉症って一旦なると治んないから。
 「布団干してから、ひどくなりました。」・・・・・だから、布団、洗濯物は干しちゃダメだってば。
 「薬忘れると、出ますねー。」・・・・・あたりまえです!
 「○○って言う、健康食品ずっと飲んでたんですけど、効かないし、高いんでやめました。」
   ・・・・・金をドブに捨てるようなもんじゃ!
 「マスクって、カッコワルーイ!」・・・・・はなたれの方がよっぽどカッコ悪いぞ
まったくー、頼むよー!
 しかし、シーズン最初から、きちんと薬を飲んで、花粉回避をしてきた人たちは、終わりそうになった薬の続きを取り来ても
涼しい顔でニコニコしてます。
今日来た方でも、鼻の状態がいいので
「おー、いいねー。洗濯物とか、干してないねー。」
「当ったり前ですよー。」
こういう患者さんをみると、ほんとにうれしくなってしまいます。
この人も以前は、花粉症の治療をいい加減にしていて、ボロボロになったことがあり、それから心を入れ替えて、私の教えを守るようになったのです。
 そういえば、実はウチの職員、私を除いて、副院長も含めて、全員花粉症です。
全員血液検査をしてありますが、結構重症な方もいます。
でも、皆さん、そう見えないでしょう。
 全員、きちんと花粉症の正しい治療をしているからです。
 耳鼻科の職員が、花粉症でグスグスでは、ダイエットの先生がデブデブなのと同じで、まったく信用できません。そこで、みんながんばってるわけですが、がんばるもうひとつの大きな要因は、なんと言っても、重症の花粉症の患者さんが、どんなに大変かを見て、知っているからでしょう。
 そして、そうなると、容易に改善しないこと、どんな重症の花粉症でも、きちんと治療すればかなり楽にシーズンを送れるかを知っているからです。
 高速道路の、トイレの前に、ぐちゃぐちゃになった車の写真があって、「わき見運転により大破」なんて書いてあったりします。ああいった感じで、重症の花粉症の患者さんの、鼻の写真なんかをホームページに掲載するのなんかどうでしょう。
 写真じゃよく分からないから、動画か。
 目のところにモザイクが入っていて、患者さんがしゃべるわけです。
(音声は変えてあります)
「私は(グシュ)、花粉症かなーとは思っていたのですが(ズズズー)まあ、ナントかなるかと我慢していたら(ヘックショイ)どんどんひどくなって、(ズズズ)鼻(はだ)がづまっで、あだまもいだぐなり、夜も寝られず(クシュンクシュン)医者に行ったら、蓄膿症になってるといわれて(グシュグシュ)鼻(はだ)に注射針刺されて、イタイのナンの(ヘッ、クショーーーン、ヘッ、クショーーーン)」
 うーん、コレは、説得力あるかも!
 皆さんも、私に「モデル、やりませんか?」と言われないように!

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2008.03.21

ペットの衣装

 毎日、忙しいです。このブログに対し、いつ書いてるの?という質問がありましたが、最近、休憩時間は、メシを食ってるか、風呂か、ブログか寝るかだけです。睡眠時間を削ると、体が持たないので、花粉症のシーズンは、昼休みも時間があれば、昼寝して、午後に備えます。副院長と、リビングのソファーのいい場所を取り合いです。いつも、私がブログを書いてるうちに、先にいい場所をとられちゃいます。[emoji:v-406]
 さて、好評の犬ネタですが、1週間ほど前から、レディア(♀)[emoji:v-528]は春の生理のシーズンになりました。
ちょっと早いのですが、地球温暖化の影響などではなくて、こいつは、いつもストーブの前でぬくぬくとしていたので、
ハウス栽培のように露地モノの犬(?)よりは、早くシーズンになったか知らんと思っています。
 室内犬なので、そのままでは部屋中血だらけです。横溝正史の世界になっちまいます。
そこで、この時期彼女は「オムツ」をさせられてしまいます。コレをすると、急に元気がなくなり「私、病気なの。」というそぶりをしまくります。
一日2回散歩の時だけ、オムツが外れると、にわかに元気を取り戻し部屋中走り回りますが、またオムツをさせられると、急に「要介護犬」に戻ってしまいます。
 しかし、シオシオと丸くなっているようで、我々が目を離すと、ひそかに破壊工作を始めます。オムツを咬み破って、何とか自由の身になりたいと思うわけです。
人間の子供もそうですが、大体わかって悪いことをしてる時は、静かです。
ん、なんかやってるなと思い「レディア!」と声をかけると、びくっとしてそのあと「へっ?」てな顔してとぼけます。
 そのため破壊工作を阻止するため、妻がインターネットで、パンツを注文して、コレをはかせられることになりました。
コレが、ひどく似合わない!
 そもそも、柴犬は顔が素朴なので、洋犬に比べて衣装が似合わないものです。
まるで岡田武史監督がヒップホップの衣装を着るくらい似合わない。
こんな感じです。
レディアの顔も、情けない。
レディアおむつ

まるで、金太郎の腹掛けか、町火消しのようです。
レディアおむつ2

前はこんな感じです。
笑えます。
 実は、先日、温泉に行ったときも、このスタイルでした。
私はそもそも、犬に、服を着せたりするのが、大嫌いです。でも、そーゆーの好きな人が多いのも事実。
旅館のおじさんに、
「あー、柴ちゃんねー、かわいいねー。」
とほめられながらも、ひょっとしてこのおじさん、心の中で
「(でも、柴犬は、こーゆーカッコにあわないんだよなー。飼い主はいいと思ってるんだろうがなー。)」
と、思ってるのでは、と思い
「(いや、コレは、生理でやむなく、いやいや、もちろん私自身は、こういうカッコはこれっぽっちもいいとは思っていませんが、旅館のお部屋を汚してしまうと大変ですのでなんたらかんたら・・・)」
と、わざわざ説明するのもなんなので、黙っていましたが
「(あー、きっと誤解されてるんだー。)」
と内心、忸怩(じくじ)たる思いがあったのです。

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2008.03.21

ナビスコ予選リーグ

 水上温泉で、たっぷり充電して、さていくぞーと埼玉スタジアムに乗り込みました。
2008年ヤマザキナビスコカップ 予選リーグAグループ第1節
 浦和レッズ 0-1 ヴィッセル神戸 (埼玉スタジアム2002)
  ・・・・・ほとんど、放電(漏電?)してしまいました。
 寒かった・・・。気温も、内容も、結果も・・・。
2008ナビスコ第一戦

 大体、監督の首、変えただけで、急にサッカーが変わるわきゃないんだけど、
それにしても、一体グアムで、何やってたんだ!
チームとしての、完成度がぜんぜんまだまだです。コンビネーションもない。コンセプトもない。約束事もない。テレビでは、いまひとつわかんなかったけど、実際にスタジアムで見て、かなり、やばいと感じました。
 2-3回、いい形がありましたね。3回、ワンタッチパスがつながるとチャンスが作れます。問題は、それを90分やり続けることができるかどうかでしょうね。
 
今日見ていて、ダメだった事
 ひとつは、ディフェンスラインのもろさ。ラインの統率、マークの受け渡し、キーパーとの連携、すべてうまくいってない。
 第2に、最終ライン、ないしは、ボランチから、前線へのパスの供給。要するに、守備から、攻撃への切り替えが遅い。コレは、出し手の責任だけではなく、前線の動き出しがないこと。チームとしての、約束事ができてないでしょう。
 第3に、坪井の足元。以前から、言われてましたが、このディフェンダー、読みとスピードは日本有数なんだけど、足技がなく、キープ力と、展開力はJ2なみ。今日も、はっきり言って、かもられてましたねー。
 一方、よかったことが4つ。
 ひとつは、細貝の、タテへの動き。彼は長谷部のようにドリブルで切り込むボランチではありませんが、ワン・ツーをうまく使い決定機を作っていました。
 第2に、開幕から言ってますが、相馬の切れのよさ。今シーズン、はじめから抜群です。課題だった、ディフェンスもだいぶ改善されました。
 第3に梅崎のプレース・キック。特に、コーナーキックは、得点のニオイがぷんぷんしました。トゥーリオ、阿部との組み合わせで、結構取れるのでは?
 そして、第4に、何よりチームに一体感が、出てきたこと。ボールを追う動きが、かなり増えました。
今後、戦術が浸透すれば、きっと何とかなるはず。
 スタジアムで、後ろの席に座ってた、おっさんにあとで、写真とってもらおうと思ってたら、試合中に
「おら、おら、つかんどるやないけ!」「審判、ちゃんと、見いや!」
などと、関西弁。なんかおかしいぞと思ってたら、どうやら神戸サポであることが、判明
写真、頼まなくてよかった。それにしても、アウェイ側とはいえ、よく埼スタに一人で来て、野次まで飛ばすなー、怖いもん知らずやなーと思いました。昨日はカップ戦の、それも予選リーグなので、空いてたので、周りには、私と、そのおっさんしかいなかったんだけど、普段のリーグ戦なら、レッズサポに、囲まれてるぞ。
 帰り道、夜の雨の東北道を走っていると、後ろの窓ガラスにレッズのステッカーを貼った車を1~2台、追い越しました。
「ああ、ここにも心に傷を負って、家路を急ぐ人がいる・・・。」
そして、追い越された、ドライバーの目には、俺のランドローバーの背中のステッカーも、また泣いているのが見えたはず・・・。

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2008.03.20

犬温泉

 当院は水曜午後休診。20日木曜日が春分の日なので、1.5連休になります。
ここんとこ、花粉症と浦和の不調のおかげで、身も心も疲弊しているので、リフレッシュのため
いっちょ、温泉でも行くかー、というわけで夕方から出かけました。
 北関東道が太田まで開通したので、それを利用しようということで、行き先は水上温泉に決定。
大事な条件は、犬が一緒に泊まれるってとこ。
 実は、最近はこういう旅館はけっこうあって、インターネットには、専用の検索サイトもある。
 今回は、インターネットで検索した「だいこく館」さんに目星をつけ、昼過ぎに電話したら、部屋が空いてるとのことで、ラッキー!
 さて、太田インターの入り口がよく分からず(何せカーナビにのってない)少し手間取ったが、わりとすんなり到着。北関東道、使える使える
 旅館は、20部屋ちょっとの、中小規模の旅館。ちょっと古いけど、こざっぱりしてるとこが好感が持てる。水上温泉のほぼ真ん中にある。旅館をあげて、ペット同伴を「売り」にしてるので安心して犬連れでいける。
 最近、全般に温泉宿は経営が、難しそうだから、これも生き残りの戦術なんだなー。でも休前日で一泊二食9450円ってのは安いっすよねー。ちゃんと、温泉なんだから。
 肝心の愛犬レディアは、ヘタレな性格なれど、旅館宿泊は3回目なので結構余裕。部屋では、布団の上で、ピョンピョンして、結構楽しんでました。食べるものは、持参した、いつもと同じドッグフードなんだけどね。
2008水上温泉3
温泉、サイコー
 食堂は、犬連れと、一般のお客さんは別の場所みたいで、我々が案内されたのは、その名もお食事処「おすわり」。我々の食事の間、レディアはおとなしくおすわりをして、待ってました。ほかの犬もよく躾けられているのか、食堂で吠える犬は、今回は皆無でした。
 このお食事処、よく見ると、カウンターや壁の防音の具合から、どうも当初は、スナックだったみたいです。それを、改装して食事処にしたんですね、きっと。
 かつて、バブルの頃は社員旅行ででこのスナックで「別れても好きな人」とか「銀座の恋の物語」なんかが、がんがん歌われたんでしょうねー
 「おいっ、田中っ。アレ歌うから、入れろ!」
「あっ、はいはいわかりました。部長。いつもの『浜松町で逢いましょう』ですね。」
「バカモノ。そりゃ有楽町じゃ!モノレールなんかに乗って、どうする。そうじゃ、ねえんだ。今回はもっと、ほら、ナウい歌だ。」
「へっ、なんかありましたっけ?」
「こないだ、歌った、アレだ。べいべいクラブだ。」
「あー、ははあ、わかりましたー。(部長、そりゃコメコメクラブだっちゅーの。)さすが部長、お若いですねー。はい、それじゃ、べいべいクラブの『浪漫飛行』はいりまーす。それそれそれー
。」
なんて、やり取りが繰り返されたに違いないのだ。
 まあ、ともかく、メシを食って、酒を飲んで、犬と遊んで、温泉に入って、気がつけば10時前に寝てしまいました。やっぱ、疲れてたなー。この宿のもうひとついいところは、最初っから布団がしいてあって、途中で、仲居さんとかが一切来ないこと。そして、チェックアウトが12時なので、ゆっくりできること。もちろん、布団上げにも来ません。コレ、結構ポイント高いです。
 だから、朝飯のあと、ゆっくり、もう一回温泉入っちゃいました。
ふと見た脱衣場にはってあるポカリスェットのポスター
「温泉に入る前にはかけ湯をしましょう、温泉に入ってる時は、半身浴でゆっくり温まりましょう、温泉から出た後は、水分補給を」
という流れでポカリなのですが、最後に「監修:群馬大学名誉教授 白倉卓夫」
おー、わが母校、群馬大学草津分院の白倉先生じゃん。こんなバイトしてんだー。
そー言えば、白倉先生の温泉医学の講義、つまらんかったなー

2008水上温泉4
こんなプレイルームもあります。
2008水上温泉2
朝、雨の温泉街を散歩しました。

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2008.03.18

ゴジラのテーマ

 最近、暗い話題が続いていたので、明るい話題で。
宇宙飛行士の土井隆雄さん、いいですねー。先日の、朝のニュースでまずいきなり「ゴジラのテーマ」が流れたときは、おっ、と思いましたねー。
そして、それが、スペースシャトルのモーニング・コールであることを聞いて、やるじゃんと思い、
さらに、奥さんのリクエストであることが伝えられたとき、ムムッ、できる!と、感動してしまいました。
ほんとに、最近まれに見る、元気の出るニュースですねー。
土井さんが53歳なので、ちょうど「ゴジラ世代」ですね。ナニを隠そう、私も大のゴジラファン、ただ土井さんより5歳くらい若いので、1964年の「地球最大の決戦」あたりからが、リアルタイムで
1954年の「ゴジラ」のときは、生まれていません。(なるほど、土井さんはゴジラと同じ1954年生まれなんだ!)
しかし「3大怪獣 地球最大の決戦」(何故か、3大怪獣といいながらゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラと4つ出てくる)のキングギドラはインパクトありましたねー。やっぱ、テレビに出てくる怪獣とは違うなーと思いました。
余談ですが、この頃これを含めて、「××最大のナントカ」というフレーズが、はやりました。
確か鉄腕アトムではその頃「地上最大のロボット」という物語をやってました。今にして思うと
1962年の映画「史上最大の作戦」の影響なんでしょうか。
私の中のベストといえば、やはり1954年の初代「ゴジラ」。これは私の、全ジャンル、全時代を通じて最も好きな映画です。「エイリアン」も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も好きだけど、これには負ける。芹沢博士は、私の尊敬する科学者で、自らが犠牲となってゴジラを倒すとともに、人類に災厄をもたらす恐れのある、自分の大発明「オキシジェン・デストロイヤー」を封印してしまうのだ。
すげー、かっこいいよ。
私も、もし日本で、鳥インフルエンザが流行したら、わが身を省みず、命の危険をかけても患者さんの治療をするぞ、という気持ちにさせてくれます。(ここは、冗談やしゃれでなく、私の本当の気持ちです!)
そのほかでは、「キング・コング対ゴジラ」と1984年の「ゴジラ」
前者はテンポのいい脚本と怪獣プロレスの醍醐味(舞台が熱海城ってとこがちょっとしょぼいが)。
後者は、なんと言っても三田村首相が、米ソ(当時はソビエトだった)が核兵器の使用をもちかける中、
「わが国には、非核3原則があります。すなわち・・・」と、それを突っぱねる、演説をするところが最高。
あー日本に、ホントにこんな立派な、政治家がいればいいのに!と、思ってしまいます。
てな、感じでゴジラの話だと、オタク全開になってしまい、いくらかいても書ききれません。
続きは、またの機会ね。
私が、もし、宇宙に行ったときはモーニング・コールは「怪獣大戦争マーチ」がいいなっ>

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2008.03.17

今日の新聞から

 今日も、花粉症。連続200人オーバーは今日で8日目(水曜日は半日だったけど100人以上きましたからね。)今日も午後3時の診療開始の時点では、待ち人数84人でした。
 でも、5時くらいまでは、待合室はそれほど込んでない。待ち時間10分以下の人も、結構いましたね。それが、5時を過ぎると、ドドドッと来院する。まあ、花粉症の人は、学校や会社を休みませんから仕方がないのですが、症状が出ることがわかってるなら、あと1ヵ月半早く来ていただけると、お互いに幸せなのですが。
 さて、本日の朝日新聞で、びっくりするような記事を見ました。
 札幌のある耳鼻咽喉科開業医が、ブローカーと(おそらくは)つるんで、身体障害者の手帳を不正に発行していたと言うもの。その数700人に上ると言う。身体障害者にはいろいろな分類があるが、難聴が、一定以上だと該当するので、資格を持った耳鼻科医が診断し、役所に申請する。手帳が発行されれば、税金の控除や、公共交通機関の割引等もある。
 実際には、それほど悪くないのにうその診断書を書いて、ブローカーは患者さんから手数料をもらっていたと言うものだ。医者がブローカーからマージンをもらっていたかは不明だが、不正な診断書料が入るのは確実だ。
 医者が、こういうことしちゃ、絶対ダメだ。医者って言うのは、ある種の公的社会的サービス業だから、不正な利益を追求しては、いけない。
 その件とは、直接関係ない話だけど、ウチが、開業したとき補聴器屋さんが何件か来て、ぜひ患者さんがいたらお願いしますと言ってきた。その後、患者さんを紹介すると、お礼ですと言ってお金を持ってくるので驚いた。こちらは、そんなつもりで紹介したのではないので、お金は何とか頼み込んで持って帰っていただいた。それが、どこの店に紹介しても来るので、あきれた。
 なかには、大手の会社だったので、担当の人に持って帰ってもらったら、上司がやってきて、他の医院さんのこともあるので、受け取ってもらわなければ困る。などと言いやがる。
「それじゃあ、もう、お宅には紹介しません。」と言ったら、しぶしぶ引き下がった。
 当時、開業後まもなく、患者さんも1日20人(午前、午後で)なんて頃で、収入は少ないわ、借金は膨大だわ、で、そのお金、ほんとは欲しかったのですが、でも、それもらっちゃうと、何かきちんとできないような気がして、涙をのんでお断りしたのです。まあ、保険診療ではないのでちゃんと確定申告すれば、違法ではない、と思うのですが(法律とか、税金とか、まったく疎いので自信ないです)、やっぱ、医者ってそういうもんじゃないでしょう。
 結局、お金はどこからももらいませんでした。それでよかったと思っています。
 というわけで、現在はきちんとした技術を持った、まじめな補聴器やさんと健全なお付き合いをしてます。
何か、今日の話、落ちがなかったなー、やっぱ、疲れてるなー。

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2008.03.16

オジェック解任!

 中島一貴の初入賞を見て、うーんよかったよかった、とそのままテレビをつけっぱなしにしていたら、
衝撃のニュースが飛び込んできました。
 「浦和レッズ藤口社長、オジェック監督解任を発表!」
うわー、きたかー、と言う感じ。開幕2連敗の責任を重く見て、解任ですと。
そのとき、息子が一言
「浦和、すごくなったなー。昔は2連敗、3連敗なんか珍しくもなんともなかったじゃん。」
 そりゃ、そうだ。かつては、負けて当たり前、勝つことのほうが珍しい。
93年には9連敗なんて、偉大な記録を持っている。連敗に関しては京都が17、甲府が19などの記録を持っているが、そういえば京都の17連敗をとめたのレッズだったなー。(しかも、その試合のとき、私、国立競技場にいました。)
 でも、今やレッズは勝利を常に求められるチーム、早い段階での処置は必要だったかも。
そーいや2004年のレアル・マドリーはデル・ボスケのあとを継いだケイロスが5連敗で解任されるとカマーチョ、ガルシア・レモン、ルッシェンブルゴと、1シーズンで4人の監督交代があったっけ。
 まあ、オジェックの給料も馬鹿にならない額だろうから、選手との不信感が深まっている今、フロントも思い切って決断したんでしょう。
 オジェックと言えば95-96年に浦和レッズの監督として、万年最下位だったチームを、どうにかサッカーのできるチームに立て直したのだが、実は、そのとき、私はオジェック監督と話をしたことがあります。
 日本代表の親善試合で、(確か相手はウズベキスタン)国立競技場に行った時(その頃はまだ日本はワールドカップに出たことがなくて、割とスタジアムは空いていた。)メインスタンドで観戦していたのだが、私の後方6列くらい上に、ひときわ目立つ大きな姿。
「おお、あれはまさしく我らがホルガー・オジェック監督ではないか。」
周りは、あまり騒いでなかったので、階段を上って行って、声をかけた。
オジェック監督はドイツの人だが、私が知っているドイツ語といえば、
「難聴」とか「鼻水」「咽頭痛」「鼓膜切開」など役に立たないものばかり
ドイツ人と英語でしゃべるのも今ひとつ自信がないので、日本語で
「オジェック監督ですね。私は浦和レッズが大好きで、よく試合を見に行きます。いつも、応援していますので、ぜひがんばってください。」
と、身振り手振りを交えて、ミーハー感覚丸出しで話しかけました。
監督は、大きくうなずいて
「アリガト。」
とウムラウトみたいな母音の発音で、答えてくれ、手を、握ってくれました
いやー、でかくてごつくて、ざらざらした、野球のグローブみたいな手でした。
 オジェック監督とはそんな関係なので(全然たいした関係じゃねえよ!)今回の件、ちょっとさびしいです。
(参考:ウムラウトとはドイツ語独特の母音の発音で記載法はアルファベットの上に点々がついてます。ä、ö、üなんてやつです。たとえば、ä{アーウムラウト}は、「あ」の口のかたちで「え」と発音するので、「アェリゴォトォ」みたいに聞こえたと言うことです。)

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