ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.07.26

ビゼーとザ・フー

 実は、昨年から「にわか」クラシックファンになった私だが、
ひそかにその「マイブーム」は続いていた。
 ロック以外ほとんど聴かない私が、
最近聴いてるのはほとんどクラシック。
 私の部屋から漏れ聞こえるブラームスやらチャイコフスキーに
最初は、違和感を覚えてた家族も最近は慣れたみたいだ。
 それで、コンサートにも妻と一緒に2カ月に一回くらいのペースで
足を運ぶようになった。
 昨日は、渋谷の文化村オーチャードホールに初めて行ってきました。
P7250004_convert_20100726131854.jpg
 渋谷も買い物にはよく来るが、
オーチャードホールは初めて。
 銀座や渋谷は足利からは乗換一回なので便利です。
 メニューは「ラヴェル/マ・メール・ロア」「ビゼー/アルルの女」そしてメインデッシュは
「ベルリオーズ/幻想交響曲」。
 行くコンサートが決まると、その曲のCDを毎日毎日聴きまくるわけだ。
 かねてから、クラシックはプログレに通じるものがあると感じており、
私的には「イエス」や「ピンクフロイド」を聴く感覚に非常に近い。
 特に「幻想交響曲」はホーンやタイコ関係が多く、
なかなかカッコいいので、お気に入りだ。
 オケは東京フィル。
 指揮者は、何とかいうフランス人のおじいちゃんだった。
 このおじいちゃん、パンフを見るともう80近い年齢で、
舞台中央まで歩いてくるのもよぼよぼで危なっかしい。
 しかし、いざ演奏が始まると、別人になっちゃうのだ。
 体が覚えてるっていうか、まあ、プロですね。
 それで、演奏が終わるとにこにこして何回もお辞儀して、
「かわいいおじいちゃん」になっちゃうのだ。
 休憩後の後半「幻想交響曲」は50分程度の長尺だ。
 最後、ホーン、タイコ、シンバルでギンギンに盛り上がり、フィナーレ。
 満場の拍手だったが、まあ、おじいちゃん、あの歳でこんだけやれば
アンコールはあるまいと思っていた。
 すると、何回目かに指揮棒を持って再登場。
 お、やるんだ、アンコール。
 指揮台に乗って、観客にあいさつした後、
オーケストラの方に、向きを変える。
 と、その瞬間、ぐっと前にかがんだかと思うと、
指揮棒を振りいきなり曲がスタート。
 あらかじめそういう段取りだったのか、
よくオーケストラがついてきたな、
というようなタイミングだった。
 そして、曲は私でも知ってる「カルメン」!
 いやー、この流れ、カッコ良かったっす。
 終わった後妻に、アンコール、カッコ良かったね、と話したら、
彼女は、
 CRPのライブで、アンコールで
『じゃあ、行くぜ、サマー・ターム・ブルース!』
と言った瞬間、ドラムのカウントが入って、
いきなりあのイントロがジャッジャジャーン、
と始まる感じみたいだった。
 と言っていた。
 うーん、まさにそれだ!
 ジジイ、やるなー。
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