ラモーンズの激情
先日ウチの病院にかかった赤ちゃん。
お母さんに抱っこされた姿をふと見るとなんと「RAMONES」のベビー服。
おおおお、こりゃカッコええ。
ちなみにラモーンズとは1976年にメジャーデビューしたパンク・ロックの元祖とも言えるバンド。
これでんがな、これ。
デビューアルバム「ラモーンズの激情」。(しかし、今思うとなんだかなーの邦題だ)
私、大好きで、もちろんアルバムもたくさん持ってるし、
我がCRPでも、何曲かラモーンズの曲を演奏している。
ラモーンズはニューヨーク・パンクの元祖で、
まだ、セックス・ピストルズやクラッシュなどのロンドン・パンクが出る前、
ラジオで「今、パンク・ロックという音楽がニューヨークで人気が出ている。」
という話題で紹介され初めて聴いたのが、このアルバム。
私が高校生の頃だ。
モズライトを腰の下まで下げて、「ワン・ツー・スリー・ゴー!」で
ほとんどが2分台で終わっちゃうシンプルな曲。
激しいダウンストロークの「ネズミ花火」みたいなバンドだった。
というわけで、
このお母さん、赤ちゃんにまで着せるなんて相当なロックマニアだな、と思い、うれしくなって
「ラモーンズですね、カッコいいですね。」
と、声をかけたところ
「????」
な、反応。
「いやあ、その○○ちゃんの服。」
といったら
「え、これですか、これ古着で買ったのでわかんないです。」
なーんだ、がっかり。
そーいえば、ちょっと前には双子の兄弟で
「ジミ・ヘンドリックス」のTシャツ着てて、
「おお、ジミヘンですね。」と声をかけたら、
やっぱりお母さん全く知らなかった。
ストーンズのベロ・マークも、それと知らずに着てる人がけっこう多いと聞く。
別にロック聴かなくてもいいけど、
自分や自分の子供が着てる服くらい把握しててほしいです。
ちなみに、最初のお母さん、
RAMONESを、全く知らないばかりか、そのベビー服のロゴを
「ロマンス」だと思ってたらしい。
ロマンス、ですか。
それ聞いたら、ラモーンズのメンバー、泣くよ。