帯状疱疹ワクチン
土曜日の診療終了後、看護師さんから
「先生、今日ワクチン打ちますね。」
といわれました。
ああ、忘れていた。
帯状疱疹ワクチンを打つ約束してたのでした。
50歳以上の人は
以前かかった水ぼうそうウイルスの再活性化により、
帯状疱疹を発症するリスクが高まります。
日本人では80歳までに3人に1人が発症するといわれ、
さらに帯状疱疹の皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって痛みの続く
帯状疱疹後神経痛(PHN)へ移行することもあります。
そのリスクは年齢とともに高くなり、
50歳以上の患者さんの約2割が帯状疱疹後神経痛(PHN)移行する
という報告もあります。
スタッフから、ぜひ打ちたい、という要望があり、
ちょっとお高いワクチンですが、
これをみんなで打つことにしました。
(費用は病院持ちです。)
その前に新型コロナのワクチン接種があったため、
そのあとにしようねー、と言ってたのが今日だった。
すっかり忘れていたが、
また今度というと、それまで暗い気持ちで過ごさねばならないので、
大嫌いな注射だが、やむを得ずその場で打つことにしました。
注射は筋注。
新型コロナワクチンと同じですが、
ちょっと量が多いので、ちょっと痛い😢。
でもこれで帯状疱疹発症が防げれば、と思い、ホッとしてると、
じゃあ、センセイ、2回目は2か月後です、と。
えー、2回打つの?
恥ずかしながら、
医者であるが帯状疱疹ワクチンのことはよく知らなかった。
調べてみると、帯状疱疹ワクチンには2種類あり、
ビケン水痘生ワクチンとシングリックスがある。
こうしてみるとシングリックスの方が性能がいいが値段が高く
相場はビケン水痘生ワクチンが7,000~10,000円であるのに対し、
シングリックスは1回20,000円~30,000円くらいらしく、
2回接種なのでさらにコストは倍。
そして、痛みも倍。(-_-;)
それにしても、このワクチンの名前、「シングリックス」だよ、
なんとなく「シングル」を連想させるので、
1回で済むと思っちゃうじゃん。
「ダブルリックス」にしろよ。
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