ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2022.03.24

レディアへ

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本日3月24日午後2時、

我が家の愛犬、レディアが永眠いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日前から、水もあまり飲めなくなり、

意識もかなり混濁しておりましたが、

あらかじめ妻と相談しておいたとおり、

通常の介護以外は一切の延命措置は取りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注射や点滴などをしないことは、

実は相談するまでもなく、

最初から2人の見解は同じでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日午前中の診察終了後、

いつものように30分程度の散歩に2人で出て、

帰宅後、昼食を作って食べていた途中でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妻がレディアの異変に気づくと、

意識のないまま軽いけいれんを起こしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体をさすりながら見守ると、

やがてけいれんは収まり、それとともに

次第に呼吸が浅く、緩慢になってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、そのまま、2人で体を撫で続ける中、

まさに眠るように息を引き取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その間、わずか10分ちょっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17歳と26日、見事な大往生でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折しも昨日、息子の就職が正式に決定。

それを待っていたかのような最期でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は、妻は私用で東京に出かけており、

本日の昼間の昼休みのこの時間は、

2人で看取ることのできる、

まさにここしかないタイミングでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペットを飼うと決めた日から、

いつかはつらく悲しい別れの日が来る、

ということが最も嫌でしたが、

いざ、その日を迎えてみると、

想像していたのとは全く違った感情に満たされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別れは寂しいことには変わりありませんが、

この、最初は縁もゆかりもなかった柴犬の一生を、

完全に飼いきった、という思いで、

満足感や、幸福感すら感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この17年間、われわれも幸福でしたが、レディアも幸福でした。

ありったけの愛情を注ぎ、

彼女もそれをペットとして全力で返しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある意味、ペットは死ぬから素晴らしい。

ロボットのペットは壊れるけれど死にはしない。

ペットが永遠に長生きして、

我々が死んだ後も生き続けたら、

それはペットが可哀想だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくはペットロスに陥るでしょうが、

17年間という長い人生を共有した彼女の存在は、

ワタシや妻や息子、娘が今後生きている限り、

常に幸福感や勇気を与えてくれるものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その意味ではレディアが本日天寿を全うしたことにより

永遠の存在になったのだな、と思います。

だから、「さようなら」ではなく、

「これからも、よろしく。」

 

 

 

 

2件のコメント

コメント/トラックバック (2件)トラックバック用URL:

  1. 昨日お薬をいただきにまいりました時に 待合室に院長先生のお声が聞こえてきました
    お元気そうで何よりですね と思っておりましたが そのようなご事情があったとは・・・

    副院長先生とお散歩へ行かれるお姿を何度か拝見しました
    柴犬好きとしては そばでなでなでさせてもらいたかったのですが
    恥ずかしくてできませんでした
    動物はそのタイミングを自分で決めるといいますから おとーさんとおかーさんがそろっている時間
    と決めたのですね
    本当によい子ですね
    こちらでもうレディアちゃんを見られないかと思うと寂しいですが・・・

    ご冥福をお祈りいたします
    合掌

  2. 松崎様
    返信遅くなりました。
    レディアの死から時間が経って喪失感はありますが
    楽しい思い出を妻と話し合い幸福感、満足感が多いです。
    やはり死ぬまで看取ってこそのペットだと思いました。

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