ゴジラ、アメリカ、原水爆
「ゴジラー1.0「」がアカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を受賞しました。
いわゆる特撮映画を撮る監督にすると、
この視覚効果賞というのはかなり栄誉なことではないでしょうか。
ハリウッドの多くの映画が莫大なお金をかけて
VFX作品を量産している中でのこの受賞は賞賛に値します。
円谷英二が築き上げた東宝特撮映画の系譜が、
ここで一つの実を結んだのかもしれません。
監督はもとより、過去も含めた東宝特撮映画の関係者の方々に拍手を送りたいです。
円谷英二が一躍その名をとどろかせたのが
戦時中に製作された、
日本軍の真珠湾攻撃と
その後イギリス海軍の戦艦プリンス・オブ・ウェールズと
巡洋戦艦レパルスを撃沈したマレー沖海戦を描いた
「ハワイ・マレー沖海戦」でした。
その後、今回の「ゴジラー1.0」に連なる
東宝ゴジラシリーズの第1作「ゴジラ」は
1954年のビキニ環礁水爆実験の放射能被害を題材にした作品であり、
そして、今回のアカデミー賞の最多賞を受賞したのが
その「原子爆弾の父」と呼ばれるオッペンハイマーの伝記映画
「オッペンハイマー」であった、ということは何かの因縁を感じます。
その映画「オッペンハイマー」は
当初日本での公開が見合わされていましたが、
今月末に公開になるようです。
どのような映画か、観てみたいと思っています。
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