エデュアルドのMiG-21
プラスチック・モデルはイギリスで産声を上げ、
しばらくの間はイギリスやアメリカのメーカーがリードしていたが、
1960年代になり日本でプラモデルブームが爆発するに至って、
タミヤなどを中心とした日本のメーカーの品質はみるみる向上し、
先行海外メーカーを次々に間に抜き去って、
世界のトップになりました。
なので、プラモデルは日本が世界一と思っており、
海外の、とくに旧共産圏のプラモデルは眼中になかったが
雑誌の記事からMiG-21のベストキットは
このチェコのメーカーであることを知ってしまった。
ヤフオクで購入。
パッケージはダサいが、
中を見てビックリ。
繊細なモールドと細かいパーツ。
インストラクションもカラーで立派。
そしてこの気の遠くなるようなコーションマーク。
これで2300円はお買い得であった。
MiG-21にはいくつかのバージョンがあるが、
購入したこのキットにはポーランド空軍のカジキマグロと
シリア空軍のへんてこな迷彩(?)の2種なので、
ここはカジキマグロで行ってみよー。
実はエデュアルドのキットには
エッチングパーツなどが入った高級品の「プロフィパック」と
それらが省略された「ウィークエンドエディション」があり。
コイツは「ウィークエンドエディション」。
しかし、精密すぎて到底ウィークエンドで完成、
というわけにはいきませんでした。
ちなみに、チマチマとしたコーションデカールは、
ほぼすべてオミットしちゃいました。
この機体は何かの記念塗装で実際に展示されてるらしい。
モチロン、実戦向きではありません。
模型映えする楽しい塗装です。
そういえば、全日空にクジラのジャンボジェットがありました。
なぜにカジキマグロなのかはわかりませんが、
MiG-21のNATOコードネームが「フィッシュベッド」
であることに関係してるのだろうか。
そもそも「フィッシュベッド」という名称は
NATOがつけたあだ名なので東側諸国は用いないが、
ポーランドは1989年に民主化し、
のちにNATOにも加盟したわけだからこれでいいのだ。
それにしてもエデュアルドのこのキットは素晴らしい。
プロポーションもディティールも
さすが自国で実機を保有してるだけのことはある。
あー、もっと作りたい。
ということで、この1機により、
ワタシの東欧キットに対する
「ベルリンの壁」が崩壊してしまったのであった。
とくにMiGなどの東側陣営のキットは、
西側メーカーではリサーチできない点もあり
東欧キットは「買い」だ。
で、さっそくネットでキットの検索を始めてしまった。
物語は続く。
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