ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.06.30

敵地で蔚山を撃破し、準々決勝へ

 学会で名古屋に行ってた関係で、試合を見たのは翌日の夜であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホームゲームで1-2と2点のアウェイゴールを献上したレッズは、

2点差以上、あるいは3点以上取っての勝利が突破条件。

これは、かなりキビシイという戦前予想であった。

 

***********************************************************************************

2019年アジアチャンピオンズリーグ ノックアウトステージRd.16 第2戦

 蔚山現代    0-3     浦和レッズ  ()

      (前半 0-1)

      (後半 0-2)

***********************************************************************************

 しかし、蓋を開けると、戦前にイメージしていた状況とは多少違う点が明らかになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 韓国サポーターは日本チームに対して刷り込まれた敵対心を持っており、

アウェイゲームでは、そのスタジアムの雰囲気が、

アウェイチームにとってかなりのプレッシャーになることが予想されたが、

なんと、スタジアムはガラガラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日のマッチデープログラムの情報で、

蔚山現代はチームとしては強豪だが、集客力がなく、

熱烈なサポーターはあまりいない、との情報があったが、

これはあまりに寂しすぎる。

レッズの場合、ウィークデイとはいえ天皇杯の2回戦でも

もうちょっとお客さんはいるんじゃないかと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レッズのサポーターは例によって、かなりの数が韓国入りしており、

勢いでは完全に圧倒していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 くわえて監督は、アウェイゴールを許さず、

逃げ切ろうという守備的作戦を選択した。

自陣に引きこもり徹底的にレッズの攻撃からゴールを守る作戦だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、今のレッズはこの間までの点の取れないレッズとは違う。

大槻組長に率いられた戦闘集団だ。

「ぜったい、敵のタマ獲って来いや。いてもうたれ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (本当にそういったかどうかは知らないが)

この掛け声に、次々と積極的な攻撃を仕掛けるレッズ。

蔚山はそれほどカウンターを狙ってくるわけでは無く、

ともかくグローブを上げて、ガードを固める構え。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中、相手ガードをかいくぐって相手顔面に強烈なパンチをヒットさせたのは

浦和のエース、興梠慎三であった。

とりあえず、最初のダウンを奪った形。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トータルスコアは1-1のイーブンだが、

アウェイゴールの関係で、まだこのままではレッズは敗退である。

組長の目はキビシイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、状況は大きく異なる。

次の1点が浦和に入れば、2-0で勝ち抜け、

その後1点取られても延長になるだけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、蔚山の監督は戦術を変えなかった。

アウェイゴールにかけたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、浦和に有利な条件がもう一つあった。

試合開始後から激しく降り続くこの雨である。

雨のゲームはミスが起こりやすく、守るチームは神経を使い、

攻めるチームに有利である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よく粘った、蔚山であるが、後半35分に貴重な2点目を奪たのは

またしても、この男、30番の興梠であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これで、2回目のダウンを奪い、勝利の天秤は大きく浦和の方に傾いた。

次に1点を取られても、延長戦になるだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大槻組長は、雨で曇るメガネに飲み水用のペットボトルの水をかけていたが、

とうとうメガネをとってしまった。

迫力あるなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、組長の取った作戦は、ひたすらこの点差を守り切ることではなく、

ある程度バランスをとったうえで、カウンターで相手を脅かせ、というものであった。

そのために起用したのが、杉本健勇である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、杉本はその仕事をこなした。

杉本の丁寧な落としに、

勝負を決定づけるシュートを決めたのが、エヴェルトンであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後半43分のゴールで相手は完全にノックアウト。

蔚山が勝つためにはロスタイムを入れて5分程度の残り時間で

3点を取らなければならないからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここからは、

さながら立ち上がってファイティングポーズをとることができないボクサーに、

レフェリーが目の前で10カウントをとるようなものである。

試合は、このまま終了。

韓国の選手やサポーターがベンチや観客席から飛び出して

暴力行為を仕掛けることもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かくして、劇的な逆転勝利でベスト8に勝ち上がった浦和レッズ。

このラウンド16をトータル180分のゲームと考えれば、

大槻組長の不敗神話は、まだ続いているともいえる。

 

 

 

コメントはまだありません
医療系をまとめました。
2019年6月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
最近の投稿 最近のコメントカテゴリー アーカイブ