ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.06.03

にゃんにゃん物語2

 以前、ご紹介した「我が家」のニャンコ達。
 未読の方はクリックしてください⇒「にゃんにゃん物語
 その後、いろいろありました。
 3月頃だったですかねえ、ネコ達は「恋の季節」でした。
 ウチの「トラ」のとこにも、彼女が押し掛けてきて
P2280018_convert_20100603131931.jpg
 どっかの飼い猫でしょう。
 我が家でつけた名は「アメショー」。
 なかなかの美形だと思うのだが、
ウチの「トラ」ちゃん、奥手なのかタイプじゃないのか
あまり興味を示さない。
 彼女の方は小屋の前に待ち伏せしてやる気マンマンだったのだが。
その気の無いトラは
 なんとウチの中まで逃げてきたりして。
P2280022_convert_20100603132508.jpg
 しかし、そのうち、組伏せられてしまう。
「坊や、お姉さんが可愛いがってあげるわ[emoji:i-80]」
「きゃー。」
P2280025_convert_20100603132832.jpg
 確か「トラ」ちゃん、オスなんだけど、
最近はやりの「草食系」なんだろうか。
 あげてるキャットフードは「ササミとマグロのミックス」なんですけどねー。
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1件のコメント
2010.06.02

Kさんの話


 K.T.さんは今年87歳だという。
 若くしてご主人に先立たれたあとは、
看護婦さんになり、子供2人を育て上げた。
 腰も膝も目も、そして耳も悪い彼女は病院通いが欠かせない。
 最近は、多少呆けもあり、物忘れがひどくなってきたことも自覚しているが、
家のカギに赤いリボンをつけたりして、
わからなくならないように自分なりに工夫しているようだ。
 看護婦時代は総合病院に勤めていたが、
仕事を休めないと、なかなか自分の事で受診できなかったという。
 今は、内科も、眼科も、整形も満足のいく主治医が見つかったようだが、
それまでは、彼女としては受けた医療に大いに不満があるようで、
病院に行くたびに、過去に「ひどい目にあった」各科の医者の話を
繰り返し、一通り、話さないと気が済まない。
 幸いなことに耳鼻科としては、当院を大いに「買って」くれている。
 もう10年以上前、当院に慢性中耳炎で来院された。
それまでかかっていた耳鼻科に大いに不満があるようだった。
 両鼓膜に穴が開いていたのを、
私が手術して、閉鎖したので聴力が上がり、以後大いに感謝されている。
 ただし、その後、加齢による神経性難聴は次第に進行し、
会話はだんだん不自由になっているが、
今でも数カ月に一回、手術した鼓膜のケアに来院する。
 そして、一連の話を、受付と医者と看護婦さんと、時には待合の患者さんにも
繰り返し語っていく。
 話は、しばしば、医療関係の不満にとどまらず、
息子たちの話や飼っていた犬(チャコちゃん)の話に及び、
いつ終わるともしれない。
 混んでる時は、他の患者さんに申し訳ないが、
なかなか途中で遮ることもできない。
 しかし、それをみんな聞いてあげると、
喜んで帰っていく。
 実は彼女は私の事を昔から知っている。
私が小学校2年生から5年生まで通ってた「お習字」の先生の奥さんなのだ。
 毎週火曜日は、学校帰りに小学校の前にある、K先生のお家で、
「お習字」を書いて朱筆を、入れてもらう。
 塾はいつも小学生でいっぱいで、
ラジオから流れる「全国子供電話相談室」を聴きながら順番を待っていたものだ。
 次第に段も上がり、書道展などでは、おかげさまでよく賞をいただいた。
 5年生のある時、急に塾がお休みになった。
 最初はわからなかったが、あとから、先生ががんで亡くなったと聞いた。
 先日もKさんが半年ぶりに病院にやって来た。
「前回お世話になったのはいつでしたかねえ。」
「去年のクリスマスに来てますね。」
「えっ、いつですか。」
「年末にね、お見えになってます。」
「あっらー、まあまあー。」
 耳の処置をして、また、たくさん「いつもの話」を語って帰って行った。
 お帰りになった後、看護婦さんが言った。
「でも、先生の事、 『ひろちゃん先生』 って呼べるのはKさんだけよねー。」
 まあ、最初にお会いした時、「ひろちゃん」、まだ7歳だったもんで。
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2010.06.01

世界禁煙デーと無煙映画大賞

 昨日、5月31日は「世界禁煙デー」、今週は「禁煙週間」です。
 私の父が「心筋梗塞」で急逝したのは57歳、私が高2の時でした。
 肥満も高血圧も無かった父の心筋梗塞には「タバコ」が、最大の要因だったと思います。
 母が亡くなったのは78歳ですが、
 やはり喫煙のため慢性肺疾患で入退院をくりかえし、在宅酸素療法を行なった末でした。
 妻のお父さんもヘビースモーカーでしたが、肺の病気からは生還したものの、
 今はやはり喫煙が原因とみられる病気で、失明の危機にさらされている現状です。
 喫煙の影響は、肺がん、喉頭がんだけでなく、
全身のあらゆる臓器に及びます。
 家庭や職場、公共の場所における「受動喫煙」も深刻な問題です。
 当院も、禁煙外来を行なっており、
 昨年は試験を受けて2人とも禁煙専門医に合格しました。
禁煙専門・認定指導者」「禁煙外来・禁煙クリニック一覧」←クリックしてご覧ください。
 タバコの無い世の中が早く来るといいですね。
 ところで我々の所属する禁煙学会にこんなリンクがあります。
無煙映画大賞」←クリックすると見られます。
 まあ、映画のタバコ、ここまでよくチェックしたなー、という印象ですが、
確かに、映画やドラマのイメージって大きいのでこういう突っ込みを入れることは
意味があるのかもしれません。
 かつては、「タバコ⇒カッコイイ大人の男」というイメージがあったのは事実で、
青少年の喫煙開始の動機としても多かったでしょう。
 これを「タバコ⇒どうしょうもないダメダメ人間」というイメージに変えて、
タバコを吸わないかっこいいヒーローを対比させる、ってのはアリかも知れない。
 そーいや、「鉄腕アトム」、「鉄人28号」と並ぶアニメヒーローの古典
「エイトマン」では、電子頭脳のオーバーヒート(?)を抑える「強化剤」っていう
タバコ型のものを吸引していた。
 これが吸えないとピンチになっちゃうという「ヤク中」みたいなアブナイ設定だったなあ。
 今では、ちょっと考えられないですね。
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