崖の上のまりちゃんズ
さて、大晦日の紅白歌合戦、みんな見ましたか?
私、何故かこれだけは毎年見てます。
普段、テレビはサッカーと映画とNHKしか見ないので、
バラエティー番組の知識がありません。
外来にやって来る子供たちが
「そんなの、カンケーねえ。」とか「どんだけー。」
とかよく言うのですが、全く何のことかわかりません。
1年にいっぺん、この番組で、あー、これかー、とか分かる訳です。
今回は噂に聞く「羞恥心」を初めて見ました。
そして、「ポニョ」も初めて見ました。
あのおじさん、藤岡藤巻さんは元「まりちゃんズ」ですね!
みんな、まりちゃんズ、知ってるかなー?
私が中学の頃だから、今からざっと35年前、
マリちゃんズという過激な3人組のフォークグループ(?)がありました。
デビュー曲は確か「ブスにはブスの生き方がある」とか言うタイトル。
「ブスよみじめだろうが、自分の顔を認めよう、あんたにゃ幸せ来ないけど、望みだけは持とう。」
などという、過激な歌詞で、歌もパフォーマンスもめちゃくちゃ。
女性団体や、PTAなど”良識ある”人々の非難が集中しましたが、
当時中学生だった、我々にはウケまくりました。
ホント、ここまでやっていいの?って感じでしたから。
第2弾は「尾崎家の祖母」でした。
このタイトル「おざきけのそぼ」ではなく「おざきんちのばばあ」と、読みます。
これは、メンバーの一人に尾崎さんという人がいて
(だからメンバーは藤岡さんと藤巻さんと尾崎さんてことだ。)
その実在のおばあさんのことを歌ったと記憶しています。
「尾崎んちのババア、尾崎んちのババア、尾崎んちのババアは七十二!」
という軽快なロックンロールテイストの曲です。
実は、この曲のリードギターを、無名時代の「チャー」が弾いてたことは、最近知りました。
この曲も、過激な歌詞で、続編もあったと思います。
おそらく放送禁止の歌も多く、諸団体からの弾圧も結構あったでしょうから、
そんなに売れませんでしたが、我々の仲間うちではみんな大好きでした。
ちなみにまりちゃんズの「まりちゃん」は、当時人気絶頂だった「天地真理」!のことでしょう。
こっちは、たしか、同級生のヤマちゃんがファンだった。
(彼は、今ウチの税理士さんやってもらってます。)
さて、まりちゃんズがあれから、どんな音楽活動してたか知りませんが、
当時、まだパンクロックもこの世に存在しない頃、
彼らは”パンク”なグループでした。
まさか、こんな形で、我々の前に現れるとは思いませんでした。
藤岡藤巻さん、毒がホントに抜けちゃったんでしょうか?
だとしたら、さびしいなー。