ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2021.02.06

2021年のスギ・ヒノキ花粉症

 たぶん花粉が飛んだであろうこの土日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 金曜日、土曜日と花粉症の薬をとりに来られる患者さんで、

かなりの数の方が来院されました。

金曜日は200人近く、土曜日も半日で130人余りは、

コロナ前の9割程度にはなるのでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎年受診される方は、血液検査の結果に応じて

薬を2か月から3か月分、つまり1シーズン分まとめてお出ししているので、

電子カルテの前回受信日を見ただけで、

来院目的がわかっちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンは昨年より花粉飛散量が多い予想ですので、

薬のほか、花粉回避もしっかりしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨年は、花粉の最も多い時期に

最初の緊急事態宣言が出て、

学校が一斉休校になりましたから、

花粉症の症状が軽く済んだ人が多いと思います。

今年は学校がありますから曝露の機会は増えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また昨年はマスク不足でしたが、

今年は逆にマスク習慣が定着したので、

そこは非常に良いのですが、

室内の換気が推奨されていますので、

今まで症状が起きなかったオフィスや店舗の中でも

花粉が巡っていますので要注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校の教室も強制的に換気されてるでしょうから、

授業中マスクはもちろん、

ウインドブレーカーなども脱がない方が良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、何年か前、

某ドラッグストアだったか、

レジ打つ人は会社の方針でマスク禁止なので、

花粉症の時ツライです、

と言ってた患者さんがいたなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今はまさかそんなことは無いでしょうから、

コロナ禍によるマスク習慣は、

花粉症の人にとっては良かったことですね。

 

 

 

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2021.01.09

花粉症の準備もお忘れなく

 1都3県に緊急事態宣言が発出された1月8日の前あたりから、

また、外来の患者さんの数がぐっと減りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もともと毎年、年末までは患者さんが多いが、

年末年始のお休みがあると、

耳鼻科の患者さんの大半を占める

子供の風邪ひきがいったん収まるので、

年明けは患者さんが減る時期ではあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このあとは、いつもですと

インフルエンザの患者さんが増加するのですが、

今シーズンは全国的にも流行は無く、

今後も国民全体で感染予防を続ける限り、

流行はおそらくないだろうと考えられますので、

これに関しては患者さんは開院以来初の

インフルエンザ患者数ゼロ、ということになるかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1月は花粉症のレーザー治療も多いのですが、

今年は予約がスカスカで、

皆さん、コロナ騒ぎで、

花粉症のことは忘れてるな、という印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、今年は、非常に少なかった昨年に比べると、

かなり多めの花粉が飛ぶ予測も出ていますので、

くれぐれも油断なきよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今週になり、目がかゆい、鼻がムズムズ、などの

花粉症様の症状で受診される方が目につきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まだ、本格飛散は1カ月半くらい先なので、

ハンノキの花粉なのかもしれませんが、

毎年スギ花粉症があり、

今年すでに症状のあるかたにはクスリを2~3か月分出して、

今のところは症状に応じて、

2月後半からは連続的に飲んでくださいと指導しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前から当院に受診されてる方には、

毎年、シーズン初めに来ていただき、

以前の検査結果に応じてそのシーズン分のクスリを

目薬、点鼻を含めて2,3か月分まとめて出すことにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうすることで、患者さんの来院日数を、

年1回程度にすることができ、

待合室の混雑を緩和することが狙いでしたが、

今年は、新型コロナウイルスの対策にもなりますな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 外出を控える分、花粉の曝露は減る、という見方もありますが、

暖かくなってくると、密になる屋内を避け、

公園や、動物園などの野外での活動が増えれば、

忘れていた花粉の攻撃を食らうことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 室内の換気のために窓を開けていると、

スギ花粉が室内に循環して、

花粉が「密」な環境になることも考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スギ・ヒノキ花粉症の方は、

なるべく早いうちに、クスリ取りにきておいてください。

 

 

 

3件のコメント
2020.05.20

オンライン診療は可能か

 今朝のNHK朝のニュースで、

開業医の来院患者数が減っている、

というニュースをやっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初に登場した内科医院では2割減、

次に紹介された小児科のクリニックは7割減とのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内科は、高血圧症とか、糖尿病とかで

定期的に薬を取りに来る患者さんが多いので

あまり減らないいっぽう、

小児科は風邪などの急性感染症が多いので、

学校や幼稚園がお休みになり、

国民全員が「風邪予防」に取り組んでいるため

風邪をひく子供そのものが減っているので

減少幅が大きいのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当院も、来院患者さんの数は半分くらいでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風邪が減っており、外出抑制で花粉症も悪化せず、

それに伴って発症する中耳炎、副鼻腔炎が減っているため

ということはあるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今まで反復性中耳炎などでかかっていた子も、

ここにきてどんどん良くなるケースが多く、

もう来なくていいですよー、

という患者さんが最近かなりありますねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 普段だと「もう、来なくてもいいですよー」

というのは医者にとっては大変うれしいことなのですが、

ここ最近はちょっと心に引っかかるものがあるような

・・・・そこまでではないか。(^^;)

(開業して2~3か月の間は、患者さん少なかったので

たしかにそういう感情があったですが・・・。

ちょっと、ナツカシイ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また4月5月はプール授業前の学校健診のシーズンで、

例年なら健診票を持った子供が多く来院するのですが、

今年は健診が全く行われていないので、

その分も空いてるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシは(妻も、さらに)極端に経済に疎いので、

現在当院の収支が赤字なのかどうか、ワカラナイですが、

どうなんでしょうかねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トントンくらいなのかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、トントンということは、

ワタシの給料はゼロ、ということなのか・・・・。(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、最近はほとんどお金を使わないので、

スーパーに週一回行って4,5000円、

あとは在庫のプラモデルを作るだけ、

飲み代もスタジオ代もかからない日々ですから、

急には困ってないですが、

この先どうなるんでしょうねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世間ではオンライン診療を推進しよう、

という動きもありますが、

耳鼻咽喉科の場合はどうも難しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 セキが止まらない、

内科にかかったがよくならない、

という患者さんがみえました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内科のクリニックでは、院内に入れてもらえず、

ほぼ診察もなしで、クスリだけ出たそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 話を訊くと、

のどは痛くないがタンが絡んだ感じ。

熱はない。

セキは朝晩に多い。

ハナは出ない、つまらない、花粉症はない。

喘息の既往もない。

周囲に同様の症状の人はいない。

タバコは吸わない。

胃のもたれや胸やけはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 問診だけでは全然わかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それで、鼻の中を見てみると、

鼻内の粘膜は蒼白で浮腫状、

中鼻道から一筋のキミドリ色の粘液が細く流れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 診断は一発で確定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鼻粘膜が蒼白、というのはアレルギー性鼻炎独特の所見。

中鼻道とは、鼻の中の気道の一つで、

その奥は副鼻腔につながっている。

そこから出る膿性の鼻汁は鼻の前には出ず、

本人にもそれとわからないまま、

のどに流れ込みます。

もちろん、かんでもハナは出ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 診断は

「花粉症を含む何らかの

アレルギー性鼻炎に合併した副鼻腔炎」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 患者さんが、鼻は何ともありません、

といってもそれは必ずしも鼻の病気がないことではない、

ということはよく経験します。

花粉症ですといってもそうではなかったり、

逆に花粉症はありません、

といっても実はそうだったりすることは日常茶飯事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほかにも耳の痛いのが、ノドの炎症のせいだったり、

歯が痛いのが、蓄膿症のためだった、

などということはよくある話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これらは、目で診れば一発でわかるが、

問診からでは、なかなかわからない、

というものなので、

やはり耳鼻咽喉科のオンライン診療は難しいでしょうねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎年花粉症で、鼻が詰まります、

といってもみると鼻の中がポリープいっぱいで

血液検査で花粉症は全くなく、

好酸球性副鼻腔炎だった、なんてこともよくありますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても、のども見ないでクスリ出す内科もなんだかなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新型コロナウイルスは完全排除できる病気ではないし、

かかったら絶対ダメ、という病気でもないので、

「治療上の有益性が危険性を上回る場合」

をよく判断した方がいいでしょうね。

それで、カネとってんだからなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ああ、今日もヒマなので、

診療時間中にブログが書けてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2件のコメント
2020.03.24

鼻炎の原因

 花粉症の治療をしているといろいろな症例に出会います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クシャミ、ハナミズに加え、目のかゆみもあり

スギ花粉症かなと思い検査をしてみるとスギ、ヒノキは陰性。

ハウスダストや、イエダニのアレルギーも陰性。

イネ科の花粉が強陽性ですが、

季節的にイネ科の花粉は5、6月、または秋なので、

この時期これは原因ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ペットはウサギを飼っているので、

家兎のアレルギーも調べましたが、陰性。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、この子の鼻炎の原因は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 答えは「イネ科花粉のアレルギー」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウサギの餌としてホームセンターや通販で

手に入れることのできるウサギの餌「チモシー」は

実はイネ科の草「カモガヤ」のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イネ科アレルギーの人は、

ペットのウサギの餌にあるチモシーの花粉で

アレルギー症状を起こします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも花粉症の歴史をさかのぼると、

1819年にイギリスのジョン・ボストックという人が

牧草の干し草と接することで発症する風邪症状

について報告したのが最初で、

「Hay Fever/枯草熱(こそうねつ)」と呼ばれたものが最初です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時はアレルギーの概念がなく、原因不明とされましたが、

干し草によるアレルギーは、花粉症の元祖なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけでこのような

「通年性イネ科アレルギー」を起こす人に対しては

ウサギの餌の管理に対する注意を説明し、指導をする、

ということになります。

このケースはけっこう多く遭遇します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 謎が解ければ、治療・対処は簡単ですが、

このからくりがわからないと何月になっても治りません。

 

 

 

 

 

 

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2020.03.23

花粉症治療は診断が重要

 花粉症の治療というと、話をきいて薬を出すだけと思いがちですが、

実は、正確な診断をすることがまず、大変重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 肝心なことは、症状が起きている原因が何か、

ということをつきとめること。

そして、その程度、重症度がどの程度か、ということ。

副鼻腔炎などの合併の有無は当然考慮しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのため、当院ではほぼすべての花粉症の患者さんに

初診時にはアレルギー検査をしていただいています。

もちろん、過去に他施設で受けた検査結果があればそれでもOKです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調べてみると、長年花粉症だと思い込んでいた人が、

実はハウスダストのアレルギーだったり、

血管運動性鼻炎や、好酸球性鼻炎であったりの

「なんちゃって花粉症」である場合も散見します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハウスダストや血管運動性鼻炎の人が

シーズン中、2か月も3か月も薬を飲む必要はありませんし、

好酸球性鼻炎では通常の抗ヒスタミン剤は効きません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花粉症の症状は持っている体質の強さ(血液検査のクラス)と

実際に侵入する抗原(花粉の量)で決まりますから、

使うクスリの種類だけでなく強さを決める目安になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いくら眠くならないクスリが良いっていっても、

あなたのスギ花粉スコアは6点満点中6を突破しているから、

今年の予測花粉量と照らし合わせれば、

アレグラじゃあ、無理でしょう、ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 逆に花粉症のスコアがクラス2なのに

それなりのクスリを飲んでも症状がコントロールできていない人は、

花粉をそれだけ多く吸っているわけで、

日頃の生活習慣に問題がある、ということです。

クスリが弱いせいではないので、

あなたの日常生活をもう一度見直しましょう、

とアドバイスします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 糖尿病の人がクスリを飲んでいても

かくれてお菓子屋ケーキをどっさり食べていたら、

HbA1Cが下がってこないのと一緒です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 症状が出る期間も予測できるので、

あなたはスギだけだから2か月分、

あなたはヒノキもあるので3か月出しますねー、

ということで、病院に来る回数が1シーズンに1回で済むし、

それも花粉症で外来が込み合う前に処方することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先ほど糖尿病の例を出しましたが、

花粉症も高血圧症や糖尿病と同じで、

生活習慣が多くかかわり、

完治ではなくコントロールを治療の目標とする疾患です。

血圧や血糖を測らないで高血圧や糖尿病を治療する内科医はいません。

自分の状態をよく知ったうえで、

自己管理していくことがアレルギー性疾患の基本的な治療です。

 

 

 

 

 

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2020.03.16

コロナ>花粉か、コロナ<花粉か

 先週になって、外来の空気が変わったのは、

やはり、その前の週末、トナリの太田市で

新型コロナウイルスの患者さんが出たことによると思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ足利市は行政区分上は栃木県ですが、

文化的にも経済的にもほぼ群馬県東部なので、

宇都宮で新型コロナウイルスの感染者が出ても、

まったくどこ吹く風でしたが、

太田市で出たとのことで急に身近なものになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 連日200人近く来ていた外来患者さんは、

平日は平均50人以上少なくなり、

そして新型コロナウイルスが心配なので、クスリを長めにください、

などという人も多く、

大型台風上陸前の緊張感があります。

まあ、もともと以前から花粉症の人に関しては

当院はワンシーズン分まとめて処方が原則ですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いっぽうで、当院では胸部CTはもちろん、

肺のレントゲンも撮れないので、

実際に自分が新型コロナウイルスにかかっているか心配だ、

という患者さんはほぼいらっしゃいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでも、土曜日だけは朝の待ち人数は100人を突破し、

あまり減らないじゃん、とも思いましたが、

コロナがなかったら、また160人以上の待ちだった可能性もあるかも

などと考えると、早くも来年のことがふと心配になる。

来年はさらにこっちは1年分、年老いているであろうしなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中、日本医師会からの通達で、

医者はマスクをしないと診察しちゃイケマセン、との書面が来て、

しぶしぶマスクをして診察に当たっていますが、

いざ、マスクをすると予想外にマスクや顔を自分の手で触ってることに気づき、

こりゃあ、マスクした方がうつりやすいんじゃないかと、かえって心配です。

 

 

 

 

 

 

 

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2020.03.11

D-Day

 皆さん、気づいていると思いますけど、今日が、その日ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雨が上がって、気温が上がって、晴天、しかも風もあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すべての条件がそろいました。

もう、わかってると思いますけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暖冬の影響で、例年より半月ほど早く推移している今年の春。

そして、今日の天気は「最悪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日は花粉症の方はゼッタイ「外出禁止」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日と明日が、今シーズンの花粉のピークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日ばかりは、学校が休みでホントに良かった。

気温上昇による上昇気流の影響で日没後も多くの花粉が降ってきますよー。

 

 

 

 

 

 くれぐれも油断なきよう。

 

 

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2020.03.07

コロナウイルス騒動の花粉症への影響

 土曜日朝の待ち人数はついに100人台まで減りました。

花粉症、ヤマを越えたか。(^.^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、学校が休みの影響で、

平日の午前中から花粉症の患者さん多かったから、

たんにバラけただけなのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その点で気づいたこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  当院に来院する患者さんはこの足利市だけでなく

佐野市、館林市、桐生市、太田市などの近隣の都市からも来られますが、

その中で、太田市だけが市の意向で小中学校が休校していません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 太田市は当市に最も近く、多くの患者さんがみえるのですが、

小中学生の花粉症の症状が他の街にくらべて明らかにヒドイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 予想はされていた事態ですが、

ここまで違うとは思いませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花粉が少ないといわれている今年で、

こんなに症状が悪化している要因は何なのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシの推測ですが、

おそらく太田市の学校では、

新型コロナウイルス感染予防のため、

室内の換気を積極的に行う方針のもと、

窓を頻回に開けて外の空気を教室内に入れているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その場合、換気のたびに大量の花粉が教室内に流入し、

授業中、室内でも大量の花粉の曝露を連続的に受けているもの

と推測されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だとしたら、これは、相当カワイソウだ。

どうにかならないものかしら。

 

 

 

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2020.03.01

余禄

 花粉症のシーズンになりましたが、

3月からの学校休業で多くの花粉症患者さんが救われるのではないかと期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校休業が新型コロナウイルスの感染拡散予防にもたらす効果は

今のところ未知数ですが、

花粉症の症状軽減、重症化阻止には間違いなく効果が見込めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ディズニーランドの休園も効果あるなあ。

毎年、卒業記念にディズニーランドにいって

花粉症が手が付けられないほど酷くなったという人は必ずいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは2011年の時の状態に似ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2011年は前年の猛暑やスギの木のローテーションからいって、

過去最大級の花粉飛散が予測された年で、

ワレワレ耳鼻科医は、前年から警鐘を鳴らしておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、実際に過去最大級の花粉が飛んだのですが、

患者さんの数や、重症化した人はかなり少なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは、ナゼか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは2011年3月11日に起こった東日本大震災のため、

福島第一原発が被災し、放射能をまき散らしたためです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 連日放射能警報が出され、人々は外出やレジャーを控えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その結果、それとは気づかぬまま、

花粉症が発症しなかったり、軽く済んだ人が多かったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 不謹慎ではありますが、今年も、そんなことが期待されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかも飛散開始が早かったため、

クスリを早めに飲んでいる人も多いし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、最近、特に若いお母さんなんかは

「花粉症のクスリ、マックスでください。」

「薬はマックスでどれくらい出ますか?」

などという言い方をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「マックス」は「maximum」の「max」で、

最大限、最長、の意味で使っているわけですが、

ムカシは、こんな言い方はしなかったなあ。

いつからなんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに花粉症のクスリの「max」は3か月分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そーいや、ムカシ、ジャンボマックスっていたなあ。

全然、関係ないけど。(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020.02.22

スタートダッシュ

 暖冬の影響で花粉の飛散開始は思いのほか早く、

18日火曜日には花粉光環が観測されたという。(ウェザーニュースより)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大量の花粉の粒子により太陽の光が屈折して虹色の環が見える現象で、

2月から見られるのは多分あまりないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こりゃあ、土曜日はヤバいぞ、と覚悟していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先週129人待ちだったので、今日は150人待ちでも動じないぞ、

と覚悟を決めて朝8時45分にPCを開くと、

160人待ちでした。(T_T)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネット予約開始の7時半で60人ほどが予約入れていて、

チケットぴあ状態だな、これは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1番をとった患者さんは、どうやって取ったんですか、と訊きたくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 7時31分に予約を入れたヒトは12時過ぎの診察といった感じです。

まあ、多くの人は携帯で順番みながら来院するので、

お昼前までは待合室はそんなに混雑しませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 けっきょく3時近くまでかかってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やはりマスクは品薄らしく、

あと30枚ちょっとしかマスクがないのですが、心配です、

と言っていた方もいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、そのうちマスクの供給も復活してくると思いますが、

あとは、花粉が早くバンバン飛んで、

花粉の在庫の方が先に切れちゃえばいいんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当に予測通り総花粉量が少ないのか、ちょっと心配になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スマホのバッテリーみたいに、

あと残り何パーセント、なんてのが出るといいのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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