四月一日
「四月一日」と書いて「わたぬき」と読む名字があることは結構有名である。
四月になると暖かくなるので、
着物から綿を抜いたりしていたので、
これに由来する「考え落ち」的な読み方である。
同じように「小鳥遊」という名字があって、
これは「たかなし」と読むそうだ。
鷹がいないと、小鳥が安心して遊べるから
鷹無しで、小鳥遊というこれもひねった読み方です。
この間「白」さんという方が来院されました。
「しろ」さん、「はく」さんではありません。
「百」という文字には「もも」という読みがあります。
山口百恵ちゃんの「もも」です。
なので百から一を引いた「九十九」を
あと一つで「次ぐもも」から
「つくも」と読みます。
なので「百」から一を引いた「白」で、
このかたは「つくもさん」でした。
多くの名字は明治維新以降にできたものだと思われますが、
「わたぬき」さん「たかなし」さん「つくも」さんなどのご先祖は
さぞかし頭がよく、洒落がきいてて、
ちょっとひねくれものだったんでしょうね。
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