インフルエンザ予防投与
昨日来られた11歳の男の子。
昨日38℃の発熱、今朝は37℃。
学校や家庭にインフルエンザの人はいましたか、の問いに、
月曜日に妹がインフルエンザA型陽性。
だが、彼自身も、その時熱がなかったにもかかわらずインフルエンザ検査、
結果、当然陰性。
しかし、予防投与として自費でイナビルを処方され、
吸入したそうです。
なんですと?(@_@)
インフルエンザの予防投与は、保険適応は無く、
当然自費なのですが、
その対象は限られています。
それらは以下に該当する方です
①65歳以上の高齢者
②気管支喘息など慢性の呼吸器疾患がある
③心不全など慢性の心臓病がある
④糖尿病などの代謝性疾患がある
⑤腎臓病がある
以上に該当しない人の予防投与は、たとえ自費であっても、
適応外処方となり、通常は認められません。
安易な抗ウイルス剤の投与は、ウイルスの耐性化につながります。
ただでさえ、日本はインフルエンザ薬使い過ぎといわれているのに。
けっきょくこの男の子はインフルエンザAが陽性で、
タミフルのジェネリックを処方し、5日間の出席停止になりました。
毎日のようにマスクもせずに
インフルエンザウイルスを浴びてるはずのワタシですが、
予防接種予約のヒトのキャンセルが出たもんで。
やっと昨日、ワクチンを接種しました。
ところで、インフルエンザ予防投与対象の65歳以上の高齢者って、
意外ともうすぐなんですけど・・・・・。
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