ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.12.07

悲しみはぶっとばせ

 悲しみを振り切って、足利に戻る。
 夜は足利織物会館GOKURAKU-YAで我がバンドCRPのライブなのだ。
 家に着きすぐギターをさげて、現地に向かう。
といっても、我が家から徒歩1分という近さ。
 セッティングしてリハの準備をしてると、ピアノのアヤちゃんが
「リーダー、ナンカ今日元気ないですね。」
と、声をかけてくる。
 やっぱり、わかりますか。くー、悲しい。
たった今マリノス相手に「1-6」のボロボロのレッズを見て、埼スタから帰ってきたのよ。
 リハは、そんなわけで、どうもパッとせず、大丈夫かいな、という感じだった。
 さて、8時過ぎ、ライブがスタート。
 今回も、たくさんのお客さんが来てくれた。
客席はほぼ満員だ。
 今回のテーマは「グリーン・デイ」。
 ウチの中2の娘がグリーン・デイが好きで、ライブのたびに
「今日は、グリーン・デイやる?」
と、訊いてくるので、えーい、いっそ全曲グリーン・デイで行こう、ということで決めた企画だ。
 最初は元気が出ず、自分でもライブ持つか心配だったが、
「Maria」のイントロが始まった瞬間、元気になった。
 声もちゃんと出るし、歌詞もスラスラ出てくる。ギターもよく鳴ってる。
練習の時とは大違いだ。
 「Welcome To Paradise」「Basket Case」「Stuck With Me」テンポの速い曲が続く。
それとともに、どんどん元気になってくる。
 30分休憩。
 後半はアルバム「American Idiot」からの曲。
「Jesus Of Suburbia」は、10分にも及ぶ大曲だ。
上手くできるか、最後までやれるか心配だったが無事完奏。
本番が一番上手かったかも?
 そんなわけで、多少(?)のトチリはあったが、
アンコールを含めて全20曲、気持ちよく演奏できました。
 やっぱり、音楽は人を元気にさせてくれます。
いやーロックやってて良かったっす。
ここんとこの、肉体的、精神的ストレスも、今日の敗戦も、おかげでかなり癒されました。
 そして、来て頂いたたくさんのお客さんにも感謝です。
 ロックな高校生O君も、女子高生だったMちゃんも、ドラムのNちゃんも来てくれた。
おお、ということは30年ぶりの恋に火がつくか?(注:バックナンバー『ロックな高校生』参照)
 いろんな人と仲良くなれて、音楽、いいですよねー。
 また、次回のライブも(多分3月頃かなー)よろしくお願いいたします。
 あー、気持ちいい汗かいたぜ。
ライブのあとのビールはサイコーだ。
そーいや、今日は、朝飯は食ったけど、
そのあと忙しくてこのビールまで、昼も夜もなーんも口にしてなかったんだ。

          IMG_0799_ks.jpg

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2008.12.07

瀕死のライオン

 まるで戦艦大和の断末魔を見るような・・・。


 2008年J1最終節
      浦和レッズ   1-6   横浜Fマリノス   (埼玉スタジアム2002)
           (前半 0-1)
           (後半 1-5)


 ここんとこ連日外来の患者さんの数が多く、通常では2時過ぎまでかかるだろうとの見通しから
土曜日の受付を、10時半打ち切りとさせていただきました。
 待合室には「Jリーグ最終戦のため」と明記させていただきました。
たくさんの患者さんにご迷惑、ご不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。
 しかも、それがこんな試合を見るためだったなんて・・・・・。
 10時半打ち切りのため、何とか1時過ぎには家を出ることが出来た。
高速を飛ばしに飛ばして埼玉スタジアムに。
 いつもの駐車場から、早足で歩いたが、
席に着いたのは試合開始から5分ちょっとたってしまってからだった。
 高崎とセルかー。
しかし、高崎の高さを生かしたポストプレイを狙うでもなく、
個人個人が、狭い局面でボールを扱うのみ。
つながるパスは、すべて横か後ろ方向だ。
 試合を見てると、確かに浦和の選手が、何かを必死にしてるように見える。
しかし、個々のベクトルはバラバラ。
そして、危ういバランスの上に立っている選手のモチベーションは、ちょっとしたきっかけによって
あっという間に崩壊してしまう。
 瀕死のライオンを狙うハイエナのように、マリノスの選手は群がってくる。
かつて、サバンナの王者として君臨し、回りに恐れられたライオンは
もはやその威厳はない。
年老い、傷つき、ハイエナの執拗な攻撃に次第に命の炎が消えていく。
以前なら、ひと吼えで、逃げ去ったハイエナたちも今は、自分たちの優位を知っている。
 そして、生きながら肉をそがれ、骨を砕かれていくライオンは、
ついにその巨体を支えきれず、地面に倒れ、ハイエナの群れの中で息を引き取ったのだった。
 これで、今年のレッズは終わった。
ある意味、今年のレッズにふさわしい、妥当な幕切れだったかもしれない。
    PC060128_ks.jpg
 アントラーズは、大嫌いなチームだが、やはり敬意を表するに値する。
最終戦、ある意味去年のレッズみたいに早々と降格の決まった札幌に負け、
川崎、名古屋に優勝を持ってかれる可能性も充分あったわけだ。
 ジェフは残ったのね。奇跡だね。
「唯一2部落ちしてない神話」は、またまた守られちゃったわけだ。
これもある意味、敬意を払うべき。
っていうか、受験生向けにお守りでも売り出せば、当たるんじゃないの?
 埼玉スタジアムは、今日も5万3000人以上が詰めかけ、
もちろんどこの会場よりもダントツで多い。
この、多くのレッズサポはどんな思いで家路に着いただろう。
サッカーが勝負事である限り、いくら入場料を払ったとしても
常にそれに見合う結果が得られるわけではない。
その辺が映画や、演劇と違うところだ。
 しかし、今日の試合に5万人以上の人が数千円づつ払ったわけだ。
幼い子供や、小学生、忙しいスケジュールをやりくりして駆けつけた人(俺とか)
寒い中がんばったお年寄り、バイトでチケット代を稼いだ若者、
そういった人々のことを、チーム、監督、スタッフ、そしてフロントは
ちゃんと受け止めなきゃいけない。
 今日は、岡野選手と内館選手に「ありがとう」と「さようなら」を言うためにここに来た、
ということにしよう。
 コンコースに出ると、夕日がきれい過ぎて、とても悲しかったです。
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