Ludwigの読み
問題。
あなたは次の語を何と発音しますか?
「Ludwig」
ドイツ語、人名でこれは「ルードヴィッヒ」ですね。
ノイシュヴァンンシュタイン城で有名なルードヴィッヒ2世や、
あのベートーベンのフルネーム、ルードヴッヒ・ヴァン・べートーヴェン
などで知られたドイツ語圏の名前です。
ところがコレは?
コレは・・・「ラディック!」
最近のロゴはコチラです。
そう、ちょっとバンドに興味ある人はみんな知ってるアメリカのドラムメーカー。
ビートルズのリンゴ・スターのドラムで有名です。
ほかにもツェッペリンのジョンボーナムをはじめ、ラディックの愛好者は多い。
そしてワタシの敬愛するドラマー森高千里さんはリンゴのフォロワーですから、
当然ラディックを愛用。
(彼女のドラムを聞くと、ニヤリとするくらいリンゴのフレーズをコピーしてます。)
ライブでも見るこの白のドラムセットは彼女の所有と思われます。
なわけで、これは、だれが読んでも「ラディック」。
しかし、ルードヴィッヒと同じスペリングだったとは。Σ(・□・;)
最近知って、かなりビックリしました。
文字だと「ルードヴィッヒ」
ドラムヘッドやあのロゴだと「ラディック」
と自然に読み分けていたわけです。
いつも通る道が、ふと曲がってみたら
全く別の、見覚えのある道につながっていたみたいな。
ほかにもこの手のものがあるか探したら、
実はありました。
「Erixeir」
これは、「エリクシール」。
ところが、ギタリストはこれを「エリクサー」と読む。
高級ギター弦です。
調べてみると「Erixir」はもともと「錬金術」で
飲めば不老不死になる「万能薬」という意味で、
そういう意味ではアンチエイジングな化粧品や、
通常の弦の数倍の寿命を持ち、張った時の響きが長期間持続するギター弦にふさわしい。
で、調べてるうちにもう一個の「Elixir」を発見。
「デカドロンエリキシル」
耳鼻科的には小児の声門下喉頭炎等で用いますが、
このエリキシルも同じ語だったとは。
確かに「ステロイド」は魔法の薬のように効く場合もありますが、
この場合「エリキシル」は何もステロイドに限らず
「甘味・芳香をもち、エタノールを含む透明な内用液剤」のことなので、
特に薬効を持つ「主剤」には関係ありません。
ふーん、なんでエリキシㇽと付いたのでしょうか。


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