L.F.G.ローランドC-Ⅱ
実は、もう一機、複葉機を作りまして。
これは、前2機よりやや古く、
第一次世界大戦時の機体。
調べたところ、このパッケージは1987年の発売ですが、
キットの内容は1965年のモノらしい。
脚柱が1本折れて紛失しています。
あとで自作せねば。
部品点数は少ないが、
搭乗員はポーズ付きでなかなか気合が入っています。
指が折れてる・・・。
そんなわけで、搭乗員から。
パイロット氏のたなびくマフラーがステキ。
後方のコックピットには機関銃を構える搭乗員。
シブイ。
かくて完成。
L.F.G.ローランドÇ-Ⅱ。
この機体についてはまったく知らず、
そもそもL.F.G.なるメーカーも知りませんでした。
L.F.G.はルフト・ファールツォイク・ゲゼルシャフトが正式名称で、
第一次世界大戦時にドイツに存在したが、1933年に消滅しています。
このエデュアルト・フォン・シュライヒは
第一次世界大戦のドイツ空軍のエースで
35機の敵機を撃墜したそうです。
この機体はお魚みたいなノーズアートになってます。
このフォルムからローランドC-Ⅱは「Walfisch」の愛称で呼ばれていたそうです。
「Wal」は英語で「whale」でクジラ、「fisch」は「fish」でサカナ。
クジラはサカナではないんだが・・・
複葉機ですが上の羽は機体上部についています。
パイロットは上は良く見えるけど、下方視界はほとんどない。
前もあまり見えなそうだ。
下からの攻撃が弱点だったようで、
また着陸失敗の写真などもありました。
プロペラは木製のようなのでそれっぽく塗装。
パイロットの前にあるのはウインドシールドではなくタダの櫓(やぐら)です。
両脚のあいだにあるワイヤーでつながれたフックはブレーキかなんかなんでしょうか。
エンジンはむき出しの直列6気筒。
この時代は、おそらく雨の日はオヤスミ。
搭乗員は勇ましいけど、
ユーモラスなノーズアートから、
全体的にはほのぼのとした印象です。
何となくチキチキマシン的な・・・
「進め―!」「進む―!!」な、感じ。
近代戦とはいえ、
まだ、ヨーロッパの騎士道精神がかろうじて残っていたのが
第一次世界大戦でした。
本機の運用は1916年からであったが、
1918年ドイツの敗戦とともに約2年で姿を消しました。
ここまで書いて調べたら、
この機体には途中からプロペラ同調装置のついた機銃が装備されたようで、
だとすると前方の機銃はこの向きではなく
機体の軸と同一になるように
水平前向きに取り付けるのが正しい。
あとで直しておきます。
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