ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2015.03.18

粘膜一発注射

Pocket

 

まさしく鼻に注射を受けて、その副作用なのか、以前よりも鼻の調子が悪くて調べていたところに 先生のブログを拝見しました。 一年中、鼻炎と鼻詰まりに何年も悩まされてレーザー手術も受けましたが、全く効果もなく、お薬もセレスタミンやステロイドの点鼻も含めて、多数試しましたが、どれも効かず、2年半ほど前に最近、派手に宣伝している都内のあります某クリニックでエタノールとステロイドの混合の粘膜注射を受けました。その直後から、後ろに流れることはほとんどなかった前に流れ出ていた鼻水が後ろに流れるようになりました。そのクリニックで先生に話してみましたが、鼻粘膜の腫れも引いていて、見た目もきれいと説明をされました。 鼻をかんでもふさがった感じがしてほとんど出てこず、代わりに喉にずっとたれ流れるというのが続いています。今まで、何とかごまかしごまかしで過ごしていましたが、去年から副鼻腔炎を何度も繰り返し、慢性になったのではと思いCTを撮ってもらいましが、副鼻腔はきれいで、ほぼ完治しているといわれました。副鼻腔炎になる都度、抗生剤クラリスを1か月、ノイチーム、ムコダイン、メジコンなどを処方してもらっています。なんとか、後鼻漏だけの症状まで今までは回復していたのですが、2月中旬よりかかった副鼻腔炎は現在はたまに白っぽい鼻汁と卵白みたいな鼻汁がずっと喉にたれて、咳、喉痛が残っています。 これは、注射により、粘膜の排出機能に異常をきたしているのでしょうか?また、回復の可能性はあるのでしょうか?

************************************************************************************

うわー、すごいの来ましたね。

 

 

 

もともとのワタシの記事はステロイド局注は危険なのでダメですよ、という内容

なのですが、これは良くわかりませんね。

 

 

 

 

ネットでちらっと検索したら多分これだな、というクリニックがあったのですが、

打ってる注射の中身は「エタノールが主成分」と書いてあるけど、詳細不明です。

 

 

 

 

 

ステロイドの鼻腔粘膜注射で失明の事例があったことは事実ですが、

ここの注射がステロイドが入ってるかはちょっとわかりません。

 

 

 

 

 

 そんなに良い治療なら学会で発表され各医療施設で追試がされ、

効果と安全性が明らかになれば、保険適応になるはずですが、

2003年に考案された割にはいまだそこのクリニックでしかできない、

ってとこが謎ですね。

 

 

 

 

しかも、片側10万円、両側だと15万円だそうですが、

まあ、フツーは両側やらないと意味ないから、1回15万、ってことですね。

 

 

 

 

 

中身が15万のアルコールって、ビンテージワインでも打ってるのかなww

 

 

 

 

 

そんなわけで、この件については残念ながらきちんとお答えできません。

 

 

 

 

 

ゴメンナサイ。

 

 

 

 

 

昨日も、今まで花粉症で毎年脂溶性ステロイドのケナコルト打ってたという人が来ました。

 

 

 

 

 

この辺では、どこも打ってくれないので埼玉県まで行って打ってたそうで、

(そりゃ、まともな医者は打ちませんがな)

副作用の説明もなく、今まで運よく何もなくて良かったですね、とお話ししました。

 

 

 

 

 

まあ、いろんな、医者がいるわけだ。

 

 

 

 

 

 

そういや、この間は「レメディ信者」の患者さんが来て困ったなあ。

 

 

 

 

 

 

1件のコメント

コメント/トラックバック (1件)トラックバック用URL:

  1. おいそがいところ、ありがとうございました。そのクリニックの先生は特許を取っていて、
    中国、オーストラリアなどでは主力の鼻炎改善方法の一つだと話していました。
    治るというか、それで鼻炎がとりあえず治まる方も多いようですが、私の場合は逆にひどくなってしまいました。特許という言葉に、安易にこれで楽になると、考えた自分にも責任があるのですが。
    愚痴っぽくて、すみません。でも、ありがとうございました。

管理人にのみ公開されます

医療系をまとめました。
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
最近の投稿 最近のコメントカテゴリー アーカイブ