ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.03.22

なめたらあかん!

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 あー、やっと一週間が終わった。
 それにしても、花粉症の人って、なんて多いんだ。やはり、この時期に来る患者さんは、以前書いた「サード・ウェーブ」の方が多い。(過去ブログ[セカンド・ウェーブ」を参照のこと)
 皆さん、花粉症をなめたらあかんよ!!
 「もう、治ったと思ってた。」・・・・・花粉症って一旦なると治んないから。
 「布団干してから、ひどくなりました。」・・・・・だから、布団、洗濯物は干しちゃダメだってば。
 「薬忘れると、出ますねー。」・・・・・あたりまえです!
 「○○って言う、健康食品ずっと飲んでたんですけど、効かないし、高いんでやめました。」
   ・・・・・金をドブに捨てるようなもんじゃ!
 「マスクって、カッコワルーイ!」・・・・・はなたれの方がよっぽどカッコ悪いぞ
まったくー、頼むよー!
 しかし、シーズン最初から、きちんと薬を飲んで、花粉回避をしてきた人たちは、終わりそうになった薬の続きを取り来ても
涼しい顔でニコニコしてます。
今日来た方でも、鼻の状態がいいので
「おー、いいねー。洗濯物とか、干してないねー。」
「当ったり前ですよー。」
こういう患者さんをみると、ほんとにうれしくなってしまいます。
この人も以前は、花粉症の治療をいい加減にしていて、ボロボロになったことがあり、それから心を入れ替えて、私の教えを守るようになったのです。
 そういえば、実はウチの職員、私を除いて、副院長も含めて、全員花粉症です。
全員血液検査をしてありますが、結構重症な方もいます。
でも、皆さん、そう見えないでしょう。
 全員、きちんと花粉症の正しい治療をしているからです。
 耳鼻科の職員が、花粉症でグスグスでは、ダイエットの先生がデブデブなのと同じで、まったく信用できません。そこで、みんながんばってるわけですが、がんばるもうひとつの大きな要因は、なんと言っても、重症の花粉症の患者さんが、どんなに大変かを見て、知っているからでしょう。
 そして、そうなると、容易に改善しないこと、どんな重症の花粉症でも、きちんと治療すればかなり楽にシーズンを送れるかを知っているからです。
 高速道路の、トイレの前に、ぐちゃぐちゃになった車の写真があって、「わき見運転により大破」なんて書いてあったりします。ああいった感じで、重症の花粉症の患者さんの、鼻の写真なんかをホームページに掲載するのなんかどうでしょう。
 写真じゃよく分からないから、動画か。
 目のところにモザイクが入っていて、患者さんがしゃべるわけです。
(音声は変えてあります)
「私は(グシュ)、花粉症かなーとは思っていたのですが(ズズズー)まあ、ナントかなるかと我慢していたら(ヘックショイ)どんどんひどくなって、(ズズズ)鼻(はだ)がづまっで、あだまもいだぐなり、夜も寝られず(クシュンクシュン)医者に行ったら、蓄膿症になってるといわれて(グシュグシュ)鼻(はだ)に注射針刺されて、イタイのナンの(ヘッ、クショーーーン、ヘッ、クショーーーン)」
 うーん、コレは、説得力あるかも!
 皆さんも、私に「モデル、やりませんか?」と言われないように!

1件のコメント

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     まだ診察行けてないのに・・・(だって待ち63人!とか出てるんだもん)
     私のような4~5月がやばい「ひのきMAX」は4thウェーブに分類してもらえませんか?
     来週も月末でバタバタなので3edWが引いたら伺います。
      
     02と一緒に入手したQueenの74レインボーシアターのほうが、良かったのでそいつもお持ちしますんで、ブルーレイに落としてお楽しみください。

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