F11F タイガー~グラマン社ネコシリーズのオミソ?
基本プラモデルはクルマ、ヒコーキ、AFV、艦艇と各ジャンルを作ります。
作らないのはオートバイとガンダムか。
で、ヒコーキモデルといえばハセガワです。
基本、1/72しか作りません。
この間のXウイングも1/72で、同じくくりです。
グラマンF-11Fタイガー。
これも相当古いモデルで定価は700円。
例によって、改造、追加工作一切なしのストレート・フロム・ザ・ボックス。
ところがデカールがまた死んでいた。(過去の失敗から学んでない・・・・。)
そんなわけで、もう一個用意されていたシャークマウスの仕様で。
実は、シャークマウスはあまり好きじゃない。
そもそもこれ、タイガーだし、なしてネコ科にシャーク?
アメリカ海軍戦闘機といえばグラマン「猫」シリーズ。
大戦中の「ワイルドキャット」「ヘルキャット」「べアキャット」から
朝鮮戦争時代の「パンサー」「クーガー」を経ての「タイガー」。
ネコ科の「王者」タイガー、
本来ならドイツ戦車のように歴代最強になるはずが、
推進器の出力不足、全天候レーダーの未登載によって
1957年の配備からわずか2年程度で現役を退いた。
米海軍機初の「エリアルール」採用の機体である。
エリアルールとは1950年代に発見された
音速付近で飛行する機体は断面積変化を少なくすることによって
抵抗を減らすことができるという法則。
だから翼のある部分の胴体が細くなっている。
当時は軍事最高機密。
海軍の名門グラマン社はこののち主力戦闘機の座を
ボート社のF8クルセイダ―、
そしてNATO諸国のベストセラーであるマクダネル・ダグラス社のF4ファントムⅡに奪われ、
苦難の時代が続くのだが、
1973年映画「トップガン」で有名なF14トムキャットで返り咲くである。
ちなみにトムキャットは「オスネコ」の意。
実機は不遇であったが、個人的にはこのエンピツ型の胴体に後退翼のスタイルは
鉄腕アトムをはじめ昭和30年代の少年漫画の「ジェット機」のステレオタイプであり、
なぜか、とても愛着があるのだ。


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