F-14A TOMCAT ’INDEPANDENCE’
先日のスホーイSu-22を作って、にわかに制作意欲がわいたF-14トムキャット。
たぶん25年くらい前に購入。
当時の定価は¥2200。
購入価格は¥1980、消費税はこのころあったのだろうか?
ここは、このモチベーションが消えないうちに作らねば。
なぜなら、このキットはハセガワがヒコーキモデルバブルのころ、
1988年に発売したキット。
やたら、パーツが多く、ワタシのキライなエッチングパーツまで「標準装備」。
そして、ハセガワのトムキャットとしては、1977年の初代に続く「新金型」で
ライバルに負けじと気合の入った「攻めた」設計で、決定版とも呼ばれるが、
逆に分割が多く、組みづらい、と評判(?)のキット。
心身ともに気合が無ければナカナカ完成まではたどり着けないシロモノなのだ。
ともかく、コックピットから。
素組で十分。
この緑のレーダースクリーンが当時、新時代の飛行機を感じさせた。
まあ、スターウォーズ的な・・・。
このキットの難点のひとつは、キャノピーの真ん中に
パーティングラインが入ってること。不親切極まりない。
目立つ部分だけに、これは消さざるを得ない。
透明パーツにヤスリ入れるのは、気が引けるが・・・。
ごしごし、まず、消します。
あとは、ひたすら、磨く。
まず、粗目で。
続いて、細目。
最後は仕上げ目で磨きこみます。
胴体は前後分割、翼もばらばらに組みます。
これらの継ぎ目の段差をすべて消さなければならない。
キャノピーもハカマ部分にかなりのギャップが・・・。
各部、塗装し、つなぎ合わせて、シャドウ吹き。
今回はロービジでいくことにしました。
グニャグニャしてます、テキトーです。
そして、迷彩色をムラを残しながら吹いたら、デカールを貼って、
艶消しと半光沢のあいだくらいで、オーバーコート。
時間の関係で簡単に書いてますけど、けっこう手間かかっています。
いろいろ、端折って、ともかく、完成。
F-14AはF-4ファントムⅡの後継となるアメリカ海軍艦上戦闘機で、
1973年より、配備開始。
カッコイイす。
今のラプターやライトニングⅡにはちっとも魅力を感じないけど、
この時代までだなあ、ジェット機がカッコよかったのは。
製造はアメリカ海軍の名門、ダグラス社。
愛称の「トムキャット」は「雄ネコ」の意だが、
第2次世界大戦時の、F4Fワイルドキャット、F6Fヘルキャット、F8Fベアキャット、
戦後のパンサー、クーガー、タイガーを経ての伝統のネコ科ネーミングである。
グラマン社的には、先代のタイガーがヒットせず、
その後マクドネル・ダグラス社の大ベストセラー
F-4ファントムⅡに奪われていた海軍主力戦闘機の座を
奪還することに成功した機体である。
特徴は、この可変翼。
このキットの主翼は可動式ではなく、開閉選択になっているが、
とりあえず差し込んでであるだけなので、なんちゃって開状態が作れます。(^^;)
離陸時などの開状態ではフラップが降りるのだが、そこは見ないことで。
キャノピーのパーティングラインも、段差もほぼ、ちゃんと消えてます。
アメリカ軍の航空機は1990年前後からグレー主体の
低視認性、いわゆるロービジ迷彩に切り替えられて行きました。
個人的には、それまでの、派手なカラーリングの方が好きですが、今回はこのロービジで。
ただし、尾翼の部隊マークだけは色付きが良い。
司令官の乗る「CAG」機(Commander Air Group)だけは、
カラー塗装が許されてる場合があるので
機体を説明書の指示とは違う200番の隊長機にでっち上げて、
フリーランサーズのマークを黄色にしてみました。
実際の塗装とは違うかもですが、まあ、模型なんで。
このスコードロンにしたのは
実は1993年、米軍厚木基地で行われた基地祭WINGS93で
ワタシが実際に見たF-14が
当時空母インディペンデンス所属のフリーランサーズだったからです。
ワタシの所有するフライトジャケットもフリーランサーズの仕様になっております。
映画でのF-14は「ファイナルカウントダウン」や
「インディペンデンスデイ」でも活躍しますが、
なんといっても1986年の「トップガン」にトドメをさすでしょう。
カッコヨカッター。
また、映画がみたくなった。
こうなると、次はハイビジの機体が作りたい。
買いたいけど、他のヒコーキのストックをもう少し減らさないと、
未組在庫増えすぎてヤバイ・・・。(ーー;)


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