F-100Dスーパーセイバー
今回はこれ行ってみよー。
スーパーセイバーは言わずと知れた
傑作機F-86セイバーシリーズの発展型であり、
F-100のコードネームでいわゆるセンチュリーシリーズの一番手であり、
かつ世界初の実用超音速戦闘機であります。
今回は2機同時製作で。
むろん在庫を減らすのが主たる目的。
さて、最初のタミヤマークのキットは、
実は金型はイタリアのイタレリ社製。
タミヤで説明書をつけてパッケージしたもの。
2個目のエッシー社はやはりイタリアのメーカーですが、
倒産してすでに今は無し。
メイド・イン・イタリアの競演となりました。
パーツ割りはかなり似ています。
どちらもシャープなスジ彫りで制作欲がわきます。
F-100にはこのほか、ハセガワ製のキット、トランぺッター社製のキットがありますが、
ハセガワ製は古くてちょっとあまり触手が動かず、
トランぺッター社の方は絶版でネットで¥27000という法外な値段でした。
どちらのキットも出来は良いのですが、
タミヤ・イタレリ版はキャノピーに決定的なミスがあります。
本来、単座型にはない余分な窓枠がモールドされています。
めんどくさいけど消すしかない。😢
ペーパー1000番~1500番とかけ、
コンパウンドを粗目、細目、仕上げ目と順次かけます。
まあ、テキトーなところで。
1機は無塗装銀、もう1機はベトナム迷彩にします。
まだエリアルールが採用される前の寸胴ボディ。
鯉のぼりが2匹といったところ。
さてデカールはタミヤ製は機首に矢印が付いたヤツと、
迷彩はワタシのキライなシャークマウス付き。
ここは2機ともエッシー版のデカールで仕上げます。
デカール、死んで無いと良いんですが・・・。
無事でした。(^O^)/
こっちの方がカッコイイ。
ノーズアートと爆撃マーク。
F-86Fをたたいて伸ばしたようなデザインですが、
ワタシ、けっこう好きです。
これのさらに発展形があのヘンテコなF-107。
機体前方にインテークがある最後の機体。
葉巻型F1に愛着をおぼえる感じに、ちょっと通じるところがある。
アメリカ空軍第481戦術戦闘飛行隊。
1960年代に南ベトナムのタンソンニャット基地に所属した
「プリティー・ペニー」と呼ばれる機体。
現在この基地は日本のODAでタンソンニャット国際空港になっているそうです。
当時世界最強だと思われていたF-100Dスーパーセイバーでしたが、
ベトナム戦争に投入されると、
北ベトナムのソ連製MiG-17、MiG-19に対して歯が立たず。
戦闘爆撃機の座はF-105に譲り、
護衛戦闘機として参戦したがMiG撃墜記録は達成できず。
鳴り物入りで登場したわりに
何となく、イマイチな実戦記録でした。
さて、もう一方のベトナム迷彩仕様は、
アーカンソー空軍州兵184戦術戦闘飛行隊。
調べたところ空軍州兵はベトナム戦争の時には
大規模な動員はおこなわれなかったとあるが、
このベトナム迷彩は、国内向け?
こっちは赤いイノシシがトレードマーク。
無塗装銀がベトナムで、こっちが内地とはちょっと解せませんが・・・
アメリカ空軍でのF-100の運用は1954年からで、
1971年には第一線を退きます。
アメリカがベトナム戦争に介入したのは1961年から1973年なので、
スーパーセイバーはどちらかというと「老兵」であったわけです。
ところで、こっちがタミヤ・イタレリ版で、
銀色がエッシー版です。
キットのテイストが非常によく似ていてパッと見、区別つきません。
キャノピーの窓枠、消えてます。
どっちも良いけど、ワタシの原体験としてはスーパーセイバーは「銀」でした。
F-101、F-102、F-104、F-105、F-106、センチュリーシリーズは大好きだなあ。
「ジェット機」の時代ですね。
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