ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2011.12.02

エアロスミス東京ドーム

 そんでもって水曜日は東京ドームに
「エアロスミス日本公演」を見に行ってきました。
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 やって来たぜ、トキヨー・ドォーーーーゥム!
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 最近はさいたまスーパーアリーナが多いので、
東京ドームはポリス日本公演以来かなあ。
(もちろん、ここで野球を見たことはありません。)
 コンサート自体は年齢を感じさせないパワフルかつ長時間のライブで、
いやあ、こいつらスゲエ、と感動しました。
 オリジナルメンバーで、特にスティーブン・タイラーとジョー・ペリーの
フロントマン2人は体型も変わらずカッコイイ。
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 ボーカルのスティーブン・タイラー63歳、ギターのジョー・ペリーは61歳。
 うう、オレもがんばらねば、と気合をもらう。
 2時間以上のステージのあと会場前で。
(ずーっと立っててツカレター)
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 実は、今回コンサートに一緒に行ったのはこの人です。
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 フィル・コリンズ氏ではありません。
ワタシの大学時代の同級生で、
現在都内の病院で外科医をしている佐野くんです。
 彼は大学時代同じアパートに住んでた(部屋は違うよ)親友で
ワタシに劣らぬ「洋楽オタク」です。
 夏の同窓会で会って今日の話が決まりました。
 せっかくだから、ちょっと飲みに行こうということで、
近くの居酒屋に行きました。
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 福田一郎と伊藤正則ではありません。
 で、その写真を撮ってくれたのがこのヒト。
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 もちろん山本さゆりでも湯川れい子でもありません。
 佐野君の勤務する病院の院長秘書(!)の小林さん。
 この子がまたまた「洋楽オタク」で、元FM局に勤めてたらしい。
 そんなわけで、コンサート評や懐かしの洋楽ネタで、
深夜まで盛り上がってしまったのだった。
 その晩ワタシは上野のビジネスホテルに1時半にチェックイン。
翌朝6時半にチェックアウトして新幹線で小山経由、足利へ。
 8時40分に足利駅に着きタクシーで帰宅し、
そのまま外来を始めました。
 タイトなスケジュールだったがタノシカッター!
 また是非ご一緒したいです。
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6件のコメント
2011.09.05

ウルトラQリターンズ!


 昨日、息子に付き合ってもらって、
渋谷パルコまで「ウルトラQリターンズ」というイベントに行ってきました。
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 かつてワタシがとりこになった「ウルトラQ」。
 その当時1966年には白黒放送だったのが、
最新の技術によってカラー化され、そのDVDの発売に合わせたイベントです。
 おお、会場には「カネゴン店長」が、いらっしゃる。
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 せっかくですので写真を撮らせていただく。
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 息子です。
 日曜日ですが夕方まで模試だったので渋谷駅で待ち合わせました。
(そんなまでして付き合わせんなよ。)
 彼もワタシの教育(?)のおかげで「怪獣オタク」です。
 さてウルトラQはウルトラシリーズだが、
ウルトラマンシリーズではないので、
会場はいわゆる「中高年」が多い。
 会場で売ってるTシャツなんかも大人サイズのみで
子供用はないし、フィギィアなんかみんな値段高いし。
 完全にターゲットは我々世代だ。
 たまに子供連れがいて
「お父さん、あれがケムール星人?」
 などと訊くと
「ケムール星人ではなく、ケムール人だ。」
 と、正しく訂正するお父さんがいたりして。
 
 で、我々も、ウルトラQグッズを「大人買い」。
 Tシャツやステッカーのほか、こんなもんまで買っちまった。
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 日本酒、焼酎のセット。
 電車で持って帰るの重かったよー。
 だって、ビンが欲しかったんだもの・・・。
 そのあとは、1階の「カフェ・ド・カネゴン」に。
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 こんなメニューがあるので思わずオーダーする。
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 「カネゴン・カフェラテ」。
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 かき混ぜる前に撮らないとただのカフェラテになっちゃう。
 そして、「ウルトラQカレー」。
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 しかし、オレもしょうがねえなあ、ったく。
 そんなわけで、もちろんDVDも購入して、大満足です。
 やっぱ、ウルトラシリーズは「ウルトラQ」が一番だあ。
 ワタシは一番好きなのは「バルンガ」、
ちなみに息子は「貝獣ゴーガ」だそうだ。
 うーん、シブいぞ。
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2011.08.01

千住真理子ヴァイオリン・リサイタルin足利市民プラザ


 週末の土曜日は足利市民プラザに
千住真理子さんのヴァイオリンリサイタルを聴きにいって来ました。
 ワタシの妻が千住真理子さんの大ファンでしてCDなんかほとんど全部持ってる。
 ワタシも2回ほどコンサートに行ったことがありまして、
足利に来るんなら、これは「買い」だ、
ということで、発売開始直後にチケットをソッコー購入。
 クラシック好きの小峰君と岩谷アヤちゃん夫妻の
計5人分のチケットをワタシが預かっていた。
 が、しかし、当初3月19日に予定されていたコンサートは
かの震災のおかげで延期となった。
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 延期は仕方がないとして、
12月に買ったチケット、7月までなくさないようにしなければ・・・
と、何となく気になってはいたのだが・・・・・
 ・・・・・紛失してしまった。
 地震の影響だけじゃないけど、部屋の中がここんとこ常時、大変散らかっており、
書類やら雑誌やらが大量にうず高く積まれていた。
 多分、あの中にあるんだろうなあ、と思っていたので、
コンサートの数日前から少しずつ整理を始めた。
 いらない書類を処分し、雑誌を種類別に整理し、ゴミを捨て、
CD,DVDのタイトルを確認し、床を掃除し、・・・・
部屋はどんどんきれいになるのだが、チケットは出てこない。
 寝室を掃除し、診察室のワタシのデスク周りの整理をし、
自室もすっかりかたづけ、掃除機までかけたのだがチケットだけ出てこなかった。
 なくなっていたギターの弦交換セットとか、ギターのロックピンのナットとか、
ピックとか、万年筆とか、サングラスとか、
現金も3万円ほど「発掘」された。
 しかし、チケット、出てこないのだ。
 前日の、金曜日にダメだと判断し、市民プラザに電話を入れる。
 幸い、発券申込書が保存されており、入場できることになった。
  「5枚ともなくしちゃったんですかー?」
  「・・・・・・ハイ、5枚ともです。」
 一緒にしといたんだからしょうがねえじゃん。
(いや、まったく、オレが悪いんですけど・・・。)
 コンサート当日。
「あの・・・・チケットなくした、オグラです。」
「5人、全員揃ってますか?」
「ハイ。」
 我々5人は事務所でわけを話して、
通常の「もぎり」ではなく、
係りの人の引率で、そのわきの「VIPコース(?)」から人目を避けるように入場した。
 で、無事、めでたくコンサートが聴けたわけだ。
 発売直後に買ったので席は最前列で
千住さんの素晴らしいストラディバリウスの音色をたっぷり堪能できました。
 もっともワタシは、午後7時から、日赤で夜間救急当番だったため、
最後、一人ちょっと早めに退出する羽目になったのだが。
 いろいろあったが、おかげで部屋も片付き、よかったなあ。
なかなか、きっかけが無いと掃除しないもんで・・・・。
・・・・・・しかし、チケットは、どこ行った?
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2011.01.04

新春の「ド定番」


 年末が「第9」なら、やっぱ新年はこれだぜ、
ということで妻と行ってまいりました「新橋演舞場」。
 思えば、歌舞伎は夏の「四谷怪談」以来だなあ。
あの時はかの「海老蔵」さん、出てたのね、当時は知らんかったけど。
 お飾りと角松で新春の装いです。
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 例のイヤホンガイドにも、干支のウサギさんがついてる。
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 さすが新年はチケットが取れにくく、前から5列目だが、
ぐーんと端っこなのだ。
同じ端でも向こう側だと「花道」があるのだが。
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 さて一発目は「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)」。
ご存知、弁慶、義経の「安宅の関」の一幕ですな。
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 これが、すごくオモシロイ。
(ちなみに、舞台写真はお正月にNHKでテレビ中継した映像をカメラで撮りました。
会場はもちろん撮影禁止ですので。)
 そして「幕間(まくあい)」。
今回は会場で買った「幕の内弁当」。
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 もともと「幕の内弁当」は江戸時代、歌舞伎などの芝居の「幕の内」に食べる、
というのが語源だから
これは、もうばりばり「正しい幕の内弁当」なのだ。
 さて二幕目は「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」。
これナント舞台は大化の改新前後の話で、
後ろにいるデカイのは「蘇我入鹿」なのだ。
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 そんな古い時代の話もあったのかー、とビックリしたが、
時代考証がめちゃめちゃ、っていうか全く無く、
みんな風俗が江戸時代なのが呑気な感じだ。
 この時代にちょんまげ、月代(さかやき)はねえだろう。
 三幕目は「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」。
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 舞台は、鎌倉初期、源頼朝の時代です。
 これは、慣例的に昔から新年に演じられてた演目らしく、
まあその意味では、年末の第9みたいなものだが、
各芝居小屋のその年の役者顔見世興業的なものなので、
どっちかっていうと「レッズ・フェスタ」の選手紹介かなあ。
 この三幕目はアクションも少なく、
はっきりいって、私的にはあんまり面白くなかったです。
 でも、まあ、そんなこんなで、
お正月らしいおめでたい雰囲気を味わってまいりました。
 「こいつぁ、春から、演技がいいわえなあー。」P1030261_convert_20110103200429.jpg
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2010.12.29

年末の「ド定番」


 クリスマスパーティーの翌日、
前夜の疲れをモノともせず、東京渋谷は「NHKホール」に向かった。
 目的はコレである。
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 今年、数多くのクラシック・コンサートに足を運び、
にわかクラシックオタクになりつつある私が、
日本におけるクラシックの「ド定番」である「年末の第9」を外すワケにはいかぬ。
(もちろんナマの第9は、はじめて。)
 で、どうせなら、最も「ベタな」N響のNHKホール、ということに相成ったのだ。
 天皇杯の決勝やW杯の最終予選などで、
普段サッカーを、見に来ないヒトもチケットを求めるように
年末のN響の第9となると、クラシック・コンサートに普段行かないヒトも、
これだけは「年中行事」にしているというヒトも多いだろう。
 ということで、チケット発売日に速攻インターネット予約で、
15列目を何とか確保。
 何せ、NHKホールはクラシックのコンサートにはややデカイので、
2階や、まして3階では音的にもの足りず、
なるべく前の方の席のチケットをゲットせよ、
と、モノの本に書いてあったのだ。
 開演前にチラッと隠し撮り。
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 本番では、オーケストラと合唱団がぎっしり入ってこのようになる。
(演奏中にはもちろん写真撮れません。)
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「第9」はご存知のように90分近い長尺で、
もちろん「ハーフ・タイム」なんか無いので、
開演前にトイレで入念に膀胱をカラにする必要がある。
 ということは、第1楽章から、ずーっとスタンバって、ひな壇にならんでる
合唱団の人たちもトイレ行けないんだなあ。
始まる前、みんなで一斉にトイレ行くんだろうが、
楽屋のトイレって何個あるんだろう、長蛇の列になるのかしら。
 などとくだらないことを考えてるうちに、
曲が始まった。
 曲自体は、やっぱり、年末に盛り上がるなあ、
という感じの名曲であるが、
これも有名な話だが年末に第9をやるのは日本だけの風習なのだ。
 なにしろ長いし、こんだけの合唱団のセッティングも必要なので、
海外でもおいそれと頻繁に演奏される楽曲ではない。
 CRPでいうと「ジーザス・オブ・サバービア」みたいな曲なのだなあ。
(一部のヒトにしか、わからない例えですが・・・。)
 それにしても、ソプラノのこのオバサン、
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 年齢はわからないけど、経歴としては
2004年になんとかコンクールで優勝、
からの記載なので、かなり若いヒトみたいだけど。
(じゃあ、オネエサン、なのか・・・。)
 しかし、この体格、ゆうに100キロはありそうだが、
やっぱり、声楽は体が楽器だなあ、と思わせる歌いっぷりでした。
 一方指揮者は、このおじいさん、77歳ということで、
歩くとヨボヨボなんだが、
指揮は、素晴らしかった(ように思う。)
 ともかくこの90分近い「第9」を、
ほぼ4夜連続で振るたあ、大したもんだ。
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 やはり「ライブは体力だ」。
 オレもがんばらねば。
 ところで、この「NHKホール」、
あと数日すると、例の国民的ライブ番組「紅白歌合戦」の舞台になるのだ。
 そう思って会場を見渡すと、
また別の感慨が・・・。
 このハコ、クラシックにはでかいけど
紅白やるにはちょっと小さいなあ、という感じ。
 今度は「紅白」もナマで見てみたいなあ。
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2010.11.01

スロヴァキア放送交響楽団


 今年、人生51年目にして起こった大変革といえば、
クラシック音楽を聴くことになったことだ。
 なんだかんだで、1~2カ月に1回くらいのペースで、
クラシックコンサートに足を運んでいる。
 日本は、特に首都圏はやたらクラシックのコンサートが多いのだ。
 んで、昨日は「グリーンホール相模大野」なんていう
今まで聞いたことない場所まで出かけてしまった。
 神奈川県だが、新宿から小田急線で30分ちょいなので、
足利から乗換2回で行けて意外と便利。
 出演は「スロヴァキア放送交響楽団」という、ややマイナーなオケ。
演目は「ルスランとリュドミラ序曲/グリンカ」
「ヴァイオリン協奏曲/チャイコフスキー」
「交響曲第9番新世界より/ドヴォルザーク」。
 一曲目はもちろん知らないが、他の2曲はよく知ってる。
 実は、チャイコフスキーに関しては、
5月頃、妻の強い希望で行った「ヒラリー・ハーン/フィルハーモニ管弦楽団」
の演奏でいたく感動し、以後、大好きな曲だったのだ。
 で、今回のヴァイオリンは前橋汀子さんだ。
 名前は聞いたことあったが、聴くのは初めて。
 さて、おなじみのイントロ(って言わないかクラシック)から曲が始まるが・・・・。
 ・・・・なんか違和感。
 何となく、オケとヴァイオリンが合わない様な。
 そんな、ギクシャクした感じで曲が進んでいく。
 いや、これは明らかにヘンだ。
 途中から、ちょっとツラくなってきた。
 演奏者も違和感を感じてるようで、
ノッてないのが、シロートの私にもありありとわかる。
 実はこの曲はヴァイオリンは、
マイケル・シェンカーか、エディ・ヴァンへイレン並みの
超絶早弾きテク を要するのだが、
前橋さん、弾きこなせてないなあ。
 コンディションが悪いのか、年齢的にキビシイのか。
 私はこの曲に限ってはこの半年で30回以上は聴いたので、
よくわかっちゃうのだ。
 見せ場のハーモニックスのところ
(ロックのギターではこう呼ぶけど、クラシックでもそういうのかなあ。
要するに弦をおさえずに指を当てるだけで倍音を出す技だ。)
なんかは、音が出きってなかったし。
 うーん、残念。
 休憩をはさんで後半はドヴォルザークだ。
 「新世界より」は超有名な曲、
とくに第2楽章はあの「下校時刻のテーマ」ですね。
 ドヴォルザークさんはもともとボヘミア出身だから、
スロヴァキア交響楽団は地元ということになる。
 おそらくこのオケの十八番(おはこ)ちゅうの十八番なんだろう、
こちらは実に見事な演奏で、さすがでした。
 プログレっぽい大迫力の演奏、カッコ良かったっす。
 やっぱ、「ゴーヤチャンプルーにはオリオンビール」みたいに、
郷土料理には地酒が合うってわけですね。
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2010.10.27

ストーミー・チューズデイ(バッド・カンパニー日本公演)


 行ってきましたバッドカンパニー。
 7時からの開演に備えてまずは腹ごしらえ。
 会場が東京国際フォーラムなので、
銀座3丁目の「煉瓦亭」に行ってみました。
 創業115年の老舗の「洋食屋さん」です。
 定番ポークカツレツで気合を入れる。
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 うっしゃあ、行くぜ。
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 東京国際フォーラムは、学会で何回か来たことがあるが、
ホールでコンサートは初めてだ。
あと、デビット・カッパーフィールドのイリュージョンで来たことあるなあ。
 持ち込み禁止のカメラでステージを隠し撮り。
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 東京ドームやさいたまスーパーアリーナが多いので、
何となくこれからロックコンサートが始まる、という感じではないなあ。
 やがて、徐々に客席が埋まっていく。
 やはり予想通り、年齢層が高っ。
平均年齢は50代半ばとみた。
 もともと、クイーンなどに比べて、圧倒的に男性ファンが多いと思われるバドカン。
 しかも、ファッショナブル、イケイケのヒトはほぼなしで、
平日火曜日とあって、スーツ姿の男性が多い。
 後ろから見ると、白髪率は高く、ハゲ率はさらに高い。
 開演まで皆さん、日本経済新聞などを読んで静かにお待ちになってる。
 しかし、開演と同時に総立ち。
 オープニング・チューンは「キャント・ゲット・イナフ」。
 会場中がオヤジたちの野太い歌声で覆われる。
 ああ、みんな、35年前はこの曲を、
ソニーのスカイセンサーで、
  ナショナルのマックで、
     テクニクスのステレオコンポで、
聴いてたロック小僧だったんだよ。
(ちなみに私のラジカセはスタジオ1700でした。)
 次々におなじみの曲が披露され、
手拍子でステップを踏む。
 これだ、これ、これ。
一昨年、クイーンとのコンサートでバドカンの曲を聴いた時とは違うぜ。
 そして、昔、日本のテレビドラマでちょっとやったんだよねー、
などというコメントがあって
(英語で多分そんな意味のことを言ったと思う)
 なんと、この間ちょっとブログのコメント欄で触れた「夜明けの刑事」の挿入歌が披露された。
 「夜明けの刑事」は当時大ヒットしていた日テレのテレビドラマ「太陽にほえろ」にあやかって、
ウチも一発とTBSが制作した2番煎じ的ドラマで、
バドカンのポール・ロジャースの奥さん(日本人です)
と番組プロデューサーが知り合いという関係から、
ポール・ロジャースの好意で生ギター1本で録音した歌です。
 当然海外発売は無く、日本でもレコード出たのかなあ、くらいのレアな曲です。
 ひょっとして、ライブでは世界初公開?
 バドカンも刑事ドラマも大好きだった私は、
毎週この曲が流れるのを楽しみにしていました。
 歌詞は英語なんだけどサビが唐突に、
「ヨ~ア~ケ~ノ~、ケ~イジ~、ケ~イジ~」
という、味わい深い曲なのだ。
 もちろん「名曲」シューティング・スターは、会場中で大合唱。
 夢のような夜は瞬く間に過ぎて行く。
 アンコールに3回も応じてくれ、
アンコールではフリーの「ビー・マイ・フレンド」(渋っ!)
(ふつーフリーなら「オール・ライト・ナウ」か「ウイッシング・ウェル」かと思いきや)
 そして最後は、な、なーんと「ストーミー・マンデー」だあ!
(ストーミーマンデーはTボーン・ウォーカーのブルースのスタンダード、
オールマン・ブラザースのフィルモア・ライブでの演奏が超有名)
 やっぱり、ブルース、好きなんだなあ。
 いやあ、昨夜は、ホントに35年前の忘れ物、いや、宝物を再び手にしたようで、
しばらくは余韻に浸ってます。
 最後に、終演時間が遅くて足利行きが無くなり、
館林から各駅停車に乗り換えになっちゃう時間までの
コンサートに付き合ってくれた妻に感謝です。
 
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~今回はつい、アツくなっているので、
続きもあります。

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3件のコメント
2010.10.22

来週火曜日午後は臨時休診です。スイマセン。


 中学生のころ、友人の影響で「フォーク少年」になった私は、
ほどなく「ロック小僧」に移行した。
 ミュージックライフ誌は隅から隅まで読みつくし、
レコードを買う金はあまりないので、
ラジオを朝から晩まで、いや、晩から朝まで聴きまくり、
気に入った曲はカセットテープで聴き倒した。
 そんな、中3時代、私の最も好きだったバンドといえば、
「Bad Campany/バッド・カンパニー」だ。
 デビューがちょうど「Queen/クイーン」と同じ年で、
ともにブリティッシュ・ロックのバンドだったため、
よく比較されたが、断然私は「バドカン」派だった。
 (当時はまだクイーンもブレイク前でマニアな洋楽ファンの間だけで知られていた。)
 2枚目からは発売前のアルバムをレコード店で予約したが、
予約なんかしたのは、バッド・カンパニーが初めてだった。
 中間・期末のテストが終わると、
普段はラジカセで聴いてるバッド・カンパニーのアルバムを
ステレオで大音量で聴くのが至福の時間だった。
 さて、そんなある日、雑誌の見出しが私の目を引いた。
「バッド・カンパニー来日決定!」
 しかし、3月3日、日本武道館。
 県立高校入試の直前なのであった
 親にそれとなく打診するが、
もともとロックなんて「不良」の音楽を聴いてること自体、
快く思ってないので、
ロック・コンサート、東京、受験前なんて、
許されるはずがない。
 まあ、初来日なので、また今度来たときには絶対行ってやるぞ、
とその時は、無念の涙を呑んだのだった。
 そして、私は高校に入り、バッド・カンパニーも順調に活動を続けていたが、
ついに「今度」は、なかった。
 そのうち、バンドは解散。
 その後私の音楽の志向も変わったが、
バッド・カンパニーは今でも私のロックのルーツだと思っている。
 数年前、インターネットオークションで、
バッド・カンパニーの初来日時のパンフレットを落札したりして、
時々思い出しては今でもよく聴くバンドだ。
 もちろん全アルバムはCDで買いなおした。
 さて、そんなバッド・カンパニーがこの秋、なんと35年ぶりの来日。
 亡くなったベースのボズ・バレルを除くオリジナルメンバーで再結成、
来日公演を行うのだ。
(直前にギターのミック・ラルフスが急病で来れない事になったが。)
 こりゃあ、行くっきゃねえ。
 ということで、35年前の忘れ物をとりに、
コンサートに行ってきますので、
来週の火曜日26日は午後休診です。
 ゴメンナサイ。
 土日、水曜日の公演がなかったもんで。
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2件のコメント
2010.08.26

続・歌舞伎な耳鼻科

~前回からの続きです。
 そんなわけで、「歌舞伎見物」とあいなったわけだが、
私も、妻も歌舞伎は初体験。
 誰か知ってるヒトの案内なら勝手がわかるが、
いきなり「無作法」をしちゃいけない。
 何事も「しきたり」とか「マナー」とか「常識」「不文律」みたいなものはあるわけである。
 例えば、埼玉スタジアムのレッズのホームゲームで、
闘莉王のグランパスのユニなんか着てていいのは、
アウェイ側ゴール裏だけである。
 メインスタンドでもホーム側ではかなりマズイ。
 本田や遠藤の代表ユニもどうかと思う。
 歌舞伎に行く時、まさか女性は着物でないとダメ、ということは無いだろうが、
ジーパンはどうだとか、上着はいるのかとか、ちょっと気になる。
 最近はインターネットという便利なものがあるので、
ある程度の予備知識を仕込んで、会場に向かった。
 別にジーパン、Tシャツでいいみたいだったけど、
念のため「浮かないように」上着着て行った。
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 席は2階席でこんな感じ。
やっぱ、「お茶漬け海苔」や「歌舞伎揚」げでおなじみの「あの柄」なのだ。
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 3階まで席がある。
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 さあ、どんなかなー。
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 上演中はもちろん撮影禁止です。
 実は強い味方がこの「イヤホンガイド」。
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 これを耳に入れとくと解説がナレーションではいるわけだ。
「と、そこに登場したのが先ほどの直助、演じるのは中村獅童です。」
 とか
「この当時江戸ではもっぱらこのような風習があり・・」
 とか
「ここからせりふの無い演技が続き、これをだんまりと呼びます。」
 などと、わかりやすい事この上ない。
 さて、実は楽しみにしてたのが「幕間の食事」だ。
 これも、あらかじめインターネットで「調査済み」なのだが、
歌舞伎は原則的に幕間に「食事タイム」がある。
 この時食べるのが「幕の内弁当」の名前の由来だ。
 お弁当を買って席やロビーで食べてもいいし、
外で買って持ち込んでもいい。
 食堂もいくつかあり、予約もできる。
 ネットでは館内は割高だと書いてあったが、
せっかくなので食堂を予約しておいた。
 時間は30分なので、そんなに余裕は無い。
 インターネットで予約しておくと、こんな札が立っている。
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 これが、ホントの「幕の内」。
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 3000円は高いけど、まあ、場所代ですか。
スキー場のカレー、ホテルのビールみたいなもんだ。
 その後、また2幕あり、休憩を入れて3時間40分ほど。
 いやあ、すっかり楽しめました。
 思ったほど難解ではなかったし、まあ、大衆芸能ですからね。
 演目が「怪談もの」なのも、正解でした。
 幽霊が飛んだりとか、早変わりとか「仕掛け」も多彩で。
 妻が言うには「歌舞伎はミュージカルだ」と。
 なるほど、あのセリフ回しは「歌」なんですね。
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 たまにはライブの「歌舞伎」もいいもんだ、と思ったのでした。
 
 これで「クラシック」に続き「歌舞伎」の扉も開かれた。
 日本の夜明けも近いぜよ。
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2010.08.25

歌舞伎な耳鼻科

 実は、先日、生まれて初めて「歌舞伎」というものを見た。
 このオレが「歌舞伎」なんて、
昨年、初めて「クラシックコンサート」に行ってから、
ペリーの黒船来航後のごとく、
一気に「開国」に向かってるかのようだ。
 ただ、まあ、「ロックな耳鼻科医」としては、
クラシックに比べれば、「歌舞伎」はまだアリかな
などという考えも無きにしも非ず。
 「アリス・クーパー」や「キッス」や
「カブキ・ロックス」なんちゅうバンドもあったしなあ。
 前々から「カブキ」はちょっと興味があったのだが、
先日、うちのバンドのドラムの野口先生が、
「能」を見に行ってハマった、というブログを読んで、
思い切って「チケットぴあ」のサイトを開いたのだった。
 実は、昨年のうちから「歌舞伎」のチケットはチェックしていた。
 ちょうど「歌舞伎座さよなら公演」だったのだが、
なんとなくムズカシソウ、と二の足を踏んでいたのだ。
 そこに、今回、「これだ!」という演目があった。
 さて、少し話が横道にそれますが、
古今東西の歌舞伎に登場するキャラで、もっとも有名なのは誰でしょう。
 実際に、東京で若いギャル100人に訊ねたデータがある。
 歌舞伎に出てくるこのヒト、知ってますか、という。
 「源義経」は100人中52人、
「弁慶」は48人、が知っている。
 ほぼ50パーセントの認知度だ。
 それにしても今どきのムスメは「義経」、「弁慶」のこと半分しか知らねえのかよ。
 「忠臣蔵」の「大石内蔵助」にいたっては2人だったそうだ。
 そんな中、なんと認知度100パーセントの超有名登場人物は誰でしょう?
 答えは 「お岩さん」 なのだ。
 そう、今回「コレダ」と思った演目は「東海道四谷怪談」だったのだ。
 なんか、これなら歌舞伎シロートでも何とかなるのでは。
 いや、もう、これしかないでしょ、真夏だし。
 気持ち的には「浅草花やしきのお化け屋敷」に行く気分。
 ってことで、行ってきました「新橋演舞場」。
 さてさて、その首尾や、いかに?
   ~ってことで、ビミョーに「歌舞伎調」で、後編に続く
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