2016.12.03
NHKの「LIFE」というコント番組があり、大ファンである。
いつも、いいとこついてるなあ、というネタが多いのであるが、
この間見た「パワーをもらう」
というネタもまた秀逸であった。
かねがねこの「パワーをもらう」という言い方にたいへん違和感を持っていたので、
思わず、拍手喝采したいほどであった。
そもそも「パワー」とか「元気」とかは、あげたり、もらったりするもんじゃないだろ。
モノの例えとして使うならまだしも、日常的に使ってることが多いのにはウンザリしていた。
最近は「パワースポット」やら「パワーストーン」やら得体の知れないものがあるし。
同じように違和感があるのが「ありがとう」。
スポーツ選手をたたえたりするのに「ありがとう、○○選手!」とやる、あれがヘンだ。
とくにオリンピックなんかに多いですね。
選手は自分のためにスポーツやってるんだから、別にお礼を言う筋合いはないでしょう。
選手が試合後観客に向かって「応援、ありがとう」というのは、きわめて自然だが、
テレビで試合を見た観客がインタビューを受けて
「金メダルを取った○○選手に、パワーをもらいました、ありがとうと言いたいです。」
というのは違和感がありありである。
ということで、これから埼玉スタジアムにパワーをもらいに行ってきます。
(やっぱ、オレは、言えねーわ。)
2008.09.02
伝票をチェックしていたら、NTTの電話料金が、以前前橋にいたときに作った
群馬銀行の口座からずっと引き落とされてることがわかった。
最近、こっちの通帳はめったにチェックしないので、知らないうちに残高がなくなっちゃうと困るので
他の、電気やガスと一緒の口座に変えようと思った。
そこで、伝票にあるNTTの料金センターに電話を入れた。
オペレーターの若い女性に、その旨伝えると
「それではお客様の、お電話番号を教えていただいてよろしかったでしょうか。」
「お客様の口座は、お使いいただけなかったでしょうか。」
「書類の方をお送りさせていただいてよろしかったでしょうか。」
何で、みんなわけわからん過去形なんじゃー。
そんなん、日本語じゃねー。
何が言いたいか、わっかんねーよ。
この謎の過去形、一時ずいぶん問題になり、企業なんかでも正しい言葉遣いに対する指導が
かなり行われたようだが、今時のNTTのオペレーターがこれでは、悲しい。
他にも
「1万円から、お預かりします。」
とか
「コーヒーの方、お持ちしました。」
などという、言葉遣いが、一時蔓延していたが、まだ、残ってたんだなー。
やれやれ。
「採血の方、させていただいてよろしかったでしょうか。」
「えっ、看護婦さん、よろしかったって、もう採血しちゃったの、上手だね、全然痛くなかったよ。」
「いえ、まだゴム閉めて消毒しただけです。それでは、えいっ。」
「うおお、やっぱ、痛ってー。」
いや、ウチの病院はそんなことはないと思いますよ。
2008.04.01
エイプリル・フールですね。
さて、エイプリル・フール、昔は、4月バカともいいました。
ほんとだってば。今の若い人は、信じないかもしれないなー。何せ、今日はエイプリル・フールだから。
でも、40歳以上の人は、この「4月バカ」という言い方に、昭和を感じたりするはずだ。
いつしか、この言い方は使われなくなったが、
それには「バカ」という、差別的表現を、特に放送、マスコミ関係で
規制されてることもあろうが(だからといって4月の知的障害では何のことかわからない)
日本人が、英語に慣れたことも大きいのでは。
かつて1ドルが360円の時代(これも、ほんとの事だからね)日本人は英語に、慣れてなかった。
だから「横文字」なんて言葉もあったわけだ。
巷にある英語はごく限られたもの、基本的な単語だけ。「ファイト」とか「ジャンプ」とか。
「テレビ」とか「ラジオ」は英語じゃないし
「ナイター」とか「シャープ・ペンシル」「サラリーマン」などのように
欧米では通用しない和製英語[emoji:v-496]もあふれていた。
(ちなみに「ライブ・ハウス」も和製英語だということだ)
よって、洋画[emoji:v-492]のタイトルもみんな翻訳。007の「ドクター・ノォ」は「007は殺しの番号」だった。
(もちろんダブルオー・セブンなんて読まない、読み方は「ゼロゼロななはころしのばんごう」、なんか引越し屋のコマーシャルみたいだ。)
テレビですが「STAR TREK」は「宇宙大作戦」、「MISSION IMPOSSIBLE」は「スパイ大作戦」だった。
大作戦、はやってたなー。
そういえば、「サンダーバード」の前にやっていたITCの人形劇「STINGRAY」もたしか「海底大作戦」だったような・・・。
「戦略大作戦」とか「空軍大作戦」なんて映画もあった。安易ですねー。
最近は、みんな英語のまま出すのが多いようです。
「MISSION IMPOSSIBLE」とか「ファインディング・ニモ」とか。
もっとも後者は
「ファイティング・ニモ」と間違って言ってる人、結構多かったような・・・[emoji:v-388]。
戦ってどうする。
これが、レコード(これも死語じゃ)になるともっとひどい。
イエスの「危機(CLOSE TO EDGE)」やピンク・フロイドの「狂気(DARK SIDE OF THE MOON)」はそれなりに雰囲気があり、今でも使ってるけど、
ビートルズの「A HARD DAYS NIGHT」は「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」だった。
しかし、今でもその手のもので、もっとも有名なのは
ジェフ・ベックの「ギター殺人者の凱旋」[emoji:e-292](原題BLOW BY BLOW)だろーなー。
これ、全然意味わかんねーよ[emoji:e-441]。
今は、小学生でもアクセスとかアドレス、サイトなどのパソコン用語からプレッシング、アーリー・クロス、アスリートなどのスポーツ用語
その他サプリメントやコラボレーション、マニュアル、ビジュアルなど、英語があふれてる。
最近の子は英単語覚えるの楽だろーなーと思ってしまうが、実際、どうなんですかね。