ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.07.17

アンサング・シンデレラは薬剤師さんのドラマ

 病院薬剤師を主人公にしたドラマが始まる、

というので昨夜、その第1話を見てみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 従来は医療ドラマに対して拒絶反応があったワタシですが、

海藤尊先生のバチスタシリーズ以降、

アレルギーが脱感作(?)され、

お伽話としてみることができるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 薬剤師が主役、というのは多分初めてかと思われますが、

実際に見てみて、やはり無理のある設定、

極端にキャラクター付けされた登場人物、

荒唐無稽な展開もあって、

これじゃまるでマンガじゃん、

と思ったら、原作はどうやら本当にマンガだったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スポンサーが大手調剤薬局だったりして、

コマーシャルもいっぱい入っていて

やはり商才という点では薬剤師>>歯科医>医師という序列なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 病院薬剤師さんが、今、どんな状態なのかは知りませんが、

ワタシが病院に勤務していたときは薬剤師さんとは

あまり、このドラマのようなかかわりはなかったような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 薬剤師さんとの接触は、

たいがい薬局から電話がかかってきて、

「先生、〇〇さんの処方せんの2番目のクスリ、なんて書いてありますか?」

当時は処方せん手書きだったので、

字が汚くて読めなくてスイマセン、

といつも恐縮していたような気がします。(>_<)

今は電子カルテなので、それはないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドラマのストーリーの根幹にあるのは、

薬剤師は常に医者の指示によって仕事をするのだが、

アホな医者、性格の悪い医者がいて、

まったくたまんねーよ、という話です。

たぶん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アンサング」とは

「ほめたたえられない、称賛を浴びない」という意味だそうです。

たしかに医者に比べて、

患者さんに直接感謝される機会は少ないかもしれませんが、

逆に何かあった時に責任取らせられるのは医者なんですけどねー。

称賛についてもも、最近は「治って当たり前」という感じなので、

むしろ悪口やバッシングや訴訟の心配の方が多いですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっと前に放射線技師を主役に据えたドラマがあって、

やっぱり、バカな医者のもとで仕事するのは、

やってらんねーぜ、という趣旨が垣間見え、

薬剤師といい放射線技師といい、こいつらたまってんなー、

という印象は、妻と一致しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 じゃあ、実際はどうなのか、と言えば、

けっこうそれは「あるある」なのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 放射線技師さんの方は、どうなのかよくわかりませんが、

薬剤師さんに関しては日々医者の処方箋を受けていて、

ストレスがたまるのではないかということは

容易に想像がつきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 用法用量の間違いや、30日処方しかできないクスリが60日出ていた、

なんていう場合は、医者に連絡して疑義照会をすることができます。

だが、その一方、

どう考えてもこのクスリ効かないだろう、とか

このクスリの組み合わせはないでしょう、

この症状にこのクスリかよ、

といった処方内容に対しては、

その用法が保険で決められた用法用量にあってる限り、

つまりは保険で切られない限り、

医者にクレームをつけることは通常ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風邪に対し、

PL顆粒1包、ロキソニン1錠、クラビット100mg 1錠を1日3回、

頓服でカロナール内服、

なっていうトンデモ処方をしてくる医者もいますが、

薬剤師さんはモヤモヤしながらクスリを詰めるだけです。

(さて、この処方のマズイ点はどことどこでしょう4つ挙げなさい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳垢を取るたびに外耳道傷つけて抗生剤の点耳を出す耳鼻科医、

風邪の子供全員にマクロライドの抗生剤を出す小児科医、

治らない耳鳴りにストミンやメチコバールを何か月も出す耳鼻科医、

乳幼児の鼻かぜに全員ステロイドの点鼻を出す小児科医、

スギ花粉症の患者さんにセレスタミンを2か月分出す内科医、

オレが薬剤師だったらストレスで、どうかなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけに、患者さんは良くなると

薬が出なくなるので薬局に行かないため、

治って良かったですねー、というヨロコビが共有できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳鼻咽喉科で半年間外耳炎の治療したが、

抗生物質や点耳薬をとっかえひっかえ出されているのに治らない、

ということで、2週間前に来院された患者さんがいました。

耳漏の培養をとったところ、

1週間後にちょっと特殊な耐性菌が培養されました。

それに従って、別の抗生剤を出したら1週間できれいに治って

患者さんには驚きとともに感謝されましたが、

治っちゃえば、もう薬は出ません。

1週間前に、普段使わない抗生剤が出たなー、

耐性菌だったのかなあ、と思って薬を調剤した薬剤師さんですが

(推測です。何にも考えず調剤した可能性もありますが、

ウチのところの薬剤師さんですからそんなことはないでしょう)

その結末を見られないのはカワイソウですね。

長いこと悩んでいた病気が治った時には、

治療にかかわった側もホントに嬉しいものですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ドラマの方はツッコミどころ満載ではありますが、

石原さとみさんの女優力で、楽しく見ました。

石原さんは「シンゴジラ」で知った女優さんですが、

さすがに存在感があります。

アタマ良いんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても放射線技師さんが主役だったり、

薬剤師さんが主役だったり、

このあいだは製薬メーカーのMRさんのドラマもあったようです。

なんで、いまだに耳鼻咽喉科医の話はないんじゃあ。😡

 

 

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2019.09.24

もっともハマったアニメ

 もうすぐ終了の朝ドラ「なつぞら」の「大草原の少女」は

たしか、「アルプスの少女ハイジ」かなんかのことだと思いますが、

この手のアニメは全く見ていませんのでわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、子供のころから今に至るまで

「オトナが子供に是非見せたいアニメ」には

ロクなものは無い、というのが持論ですので。

この件については以前書きましたけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供のころ好きだったアニメは

「鉄腕アトム」「鉄人28号」「巨人の星」など。

だがどちらも原作ありきで、

やはりマンガは動画より紙の方が断然好きなワタシです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんななか、ワタシが少年時代熱中したアニメがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは1971年に日本テレビで放映された

「アニメンタリー~決断」。

太平洋戦争における日本軍の戦いをそのときどきの「決断」に

焦点を当ててドキュメンタリー風に仕上げたもの。

「アニメーション」+「ドキュメンタリー」で

「アニメンタリー」という触れ込みであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時小学6年生、

旧日本海軍の軍艦のプラモデルを作っていたワタシは

これにハマりまくりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 出てくる航空機や軍艦のプロフィールが、

それまでの戦争マンガより格段に実物に近い。

また、ストーリーが客観的で、

基本的に史実に基づいていたところも魅力でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎週楽しみで、しまいには主題歌のレコードまで買ってしまった。

アニメ、その他ドラマを問わず、

テレビ番組主題歌のレコードを買ったのは、

後にも先にもこれだけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、先月8月のスカパーの終戦特集で、

この番組を全25話放送した。

今度、ヒマなときに見てみよう。(^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても改めて聞くとアナクロな主題歌だなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019.09.19

ワタシとタイガーマスク

 朝ドラ「なつぞら」はそろそろ大団円を迎えそうであるが、

ストーリーの時間経過に沿って取り上げられたアニメーション、

主としてテレビアニメですが、

これは実際には「アレ」のことですね、

という元ネタが全部わかってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リアルタイムでテレビアニメ、

いやムカシはテレビ漫画といいましたが、

それらをほぼ隈なく見てきた身にとっては、

「狼少年ケン」も「魔法使いサリー」も「タイガーマスク」も

当時の社会や流行や自分の日常生活と合わせて、

当時の記憶がよみがえってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ルパン三世」や「怪物くん」が元ネタのアニメもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「魔界の番長」は「デビルマン」でしょうが、

これは見ていた記憶が無いので

このころから自分がテレビ漫画を見ていないわけですね。

調べると「デビルマン」の放送開始が、1972年の7月だから、

ワタシが中学1年生のわけで、ナットクです。

「ルパン三世」が1971年なので、ここまでテレビ漫画見ていた。

もっとも「ルパン三世」はちょっとお色気シーンもあって、

家族で見るのは、ちょっと気まずいときもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、「タイガーマスク」はあまり見ていなかった。

「タイガーマスク」の放映は1969年で、小学校4年生。

実は第1回放送は、放映前から楽しみにしていてテレビの前で待っていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時「タイガーマスク」は雑誌「ぼくら」に連載されており、

ワタシは熱心な愛読者でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その中でも一番のお気に入りが「タイガーマスク」。

梶原一騎原作、辻なおき作画。

「巨人の星」や「あしたのジョー」の原作者である梶原一騎氏の原作もスバラシイが、

作画担当の辻なおき氏の劇画調の絵も大好きでした。

タイガーマスクの顔は何度もノートに模写したものです。

今でも、多分描けます。

なので、雑誌上で「タイガーマスク、テレビ化決定」

のニュースを知ったときから楽しみにしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、テレビ版は、その絵とは似ても似つかぬものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんじゃ、これは―。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時の大ショックは忘れられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとから考えれば、辻なおき氏の緻密な絵は、

テレビアニメーションとするには技術的にも予算的にも緻密過ぎた、

ということでしょうが、

子供のワタシは裏切られた感、満載でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ストーリー展開の面でも物足りなく、

2,3回で、見るのを止めちゃったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、「ぼくら」も1969年10月に廃刊になってしまい、

「タイガーマスク」は新たに1970年から

「週刊ぼくらマガジン」で連載が継続されましたが、

それを購読することはありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので「ウルトラタイガードロップ」「覆面ワールドリーグ」

あたりはやたら詳しいですが、その後の展開は知らないし、

タイガーマスクの最終回は漫画もアニメも見ていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに小学4年生の夏休みに

家族に多摩動物園に連れて行ってもらいました。

夏休みの宿題にその時の思い出を絵に描きましたが、

その時描いた「トラ」の顔はタイガーマスクの絵を模写しました。

先生に大変も褒められました。(^^♪

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019.07.30

朝ドラ「なつぞら」

 NHKの朝ドラは、ちょうど朝食タイムなので、

基本、毎日見てるわけですが、

現在放映中の「なつぞら」が、ちっとも面白くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦後から昭和30年代の漫画映画製作の女性アニメーターが主人公なのだが、

これが、まったく「来ない」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時代的には、朝ドラによくある時代設定で、

前作「まんぷく」や「ひよっこ」「とと姉ちゃん」などと重なるのだが、

なんか、全然、「昭和の匂い」がしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシなど、昭和を生きた人間としては、

「大阪万博」や「ビートルズ来日」や「三種の神器、3C家電」なんかが出てくると、

おお、と思うもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、昭和の風俗や、流行が取り入れられていると、

つい、見入ってしまうものだが、

「なつぞら」は現在昭和30年代だが、

出てくる人のなりは、まったく現代と同じ。

服も髪型も、顔かたちも「平成、令和の人」なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかも、北海道のド田舎に行っても、

出てくる人がみな都会的で美男、美女ばかり。

草刈正雄さんのおじいちゃんはカウボーイにしか見えませんね。

やっぱりここは泉谷しげるさんあたりが、よかったのでは。

ヒロインの広瀬すずちゃんも正統派美少女だが、

なんかキレイすぎのような。

「ひよっこ」の有村架純さんは、

田舎の女子高生を演じるために体重を5キロ増やしたそうですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着る服が毎日違うのは、

下宿してるおでん屋さんの山口智子さんの服、という設定ですが、

昭和のニオイあまりしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このドラマは、朝ドラ100作目記念で、

歴代のヒロインがこぞって出演してるらしく、

それで、どこにいっても美人ばかりになっているようです。

なので、女優さんたちに「忖度」して思い切った脚本が書けなかったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プロ野球のオールスターゲームは面白いようですが、

サッカーのオールスターゲームは大変ツマラナイ。

野球は基本、ピッチャー対バッターの1対1対決ですから、

お相撲の「取り組み」みたいなもんです。

だが、サッカーはストライカーが10人いても試合にはならず、

つぶれ役や、汗かき役、けずり役、つなぎ役などが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、オールスターのドラマは、華やかだけど、

たぶん、ツマラナイ、のかなあ。

まあ、ファンにとっては「アイドル映画」としては楽しめるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、この間、北海道に行ったとき月曜日にチラッと見たのですが、

朝ドラが始まる前に、広瀬すずさんが

「このあとは、なつぞら♥」

とかナントカいうワンカットが入ってた。

これは、北海道で放送するバージョン限定なんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019.03.30

大河ドラマ的

 さて、「まんぷくヌードル」の大ヒットで

大団円を迎えたNHK朝ドラ「まんぷく」でしたが、

面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日清食品の安藤百福氏の実話をほぼ正確になぞっているので、

とくにカップヌードルになってからは時代がリアルタイムですので、

次の展開がわかってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たとえば、「まんぷくヌードル」の容器に何か最適の素材はないのか、

といえば、それは「発泡スチロール」だ、という答えを知っているし、

具材として、彩りと高級感を演出する素材があるはずだ、という問いには

「エビだよ、エビ、エビ」と言いたくなるし、

何か、この商品をアピールする販売法はないかと主人公が考えていると、

自動販売機、歩行者天国、と当時の記憶がよみがえってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カップヌードルも最初から爆発的にヒットしたわけではなく、

当時中学校のサッカー部の友人の間で

近くのデパートにカップヌードルの自販機がおかれたけど、もう食べた?

なんてころからブーム始まったことを覚えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この、結果がわかっていることが、

ツマラナイかと言えば、さにあらず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは「大河ドラマ」的展開なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大河ドラマはたいてい戦国時代か幕末だが、

ワレワレは本能寺の変で織田信長が命を落としたことも知ってるし、

関ヶ原の戦いで東軍が勝ったことも知っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなことを踏まえて、

明智光秀はここであんなこと言いながら腹の中では謀反を企てていたんだな、

とか、

どのタイミングで、小早川秀秋は徳川方に寝返るのだろうか、

なんてことを思いながらドラマを見るわけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、今期の本家大河ドラマの方は、

戦国でも幕末でもなく、誰も知らない金栗某が主人公であるが、

クドカンの脚本にもかかわらず視聴率は超低迷らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やっぱ、大河ドラマのニーズは、古典落語や歌舞伎十八番と同じ

「知ってるストーリー」を味わう、ということかも知れないなあ。

 

 

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2018.06.24

時の流れ

 ワールドカップを見ていて、耳にとまったのが、

デンマークのゴールキーパー、シュマイケル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 え、シュマイケル?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調べたら、果たしてあの名キーパー、ピーター・シュマイケルのお子様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ピーター・シュマイケルは元デンマーク代表。

マンチェスターユナイテッドで8年間プレーし、

ベッカム、ギグス、スコールズらとともに

ファーガソン監督時代の意黄金期の不動の正キーパーであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ピーター氏は54歳、息子のカスパー氏は31歳。

うーん、時代の流れを感じますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時代の流れ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日のNHKあさイチにも出てましたが、

朝の連ドラで原田知世さんが、お母さん役をやっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワレワレ世代にとってはあの「時をかける少女」が、

お母さんとは、とこれも感慨ひとしおです。

ちなみにおじいさん役が「われら青春」の沖田先生だし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かつて夏になると角川映画の2枚看板であった薬師丸ひろ子さん主演の映画と

原田知世ちゃんの映画が、2本立てで併映されていた時期がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このころワタシは大学生でして

同級生の大塚くんがたしか原田知世ちゃんのファンだったので、

付き合わされてよよく男2人で阿映画館に足を運んだものです。

2人とも彼女いなかったし。(T_T)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時、「薬師丸ひろ子」派と「原田知世」派があったような気がしますが、

ワタシは・・・・・・・

「菊池桃子」派でした。(^_^;)

ただ、その後原田知世さんが主演した

「私をスキーに連れてって」「彼女が水着に着替えたら」は

ワタシの青春のバイブルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原田知世さんのお母さん役など、35年前には想像もつかなかったですが、

こうして同時代を生きた彼女の姿を見るとなかなか感慨深いものがありますな。

ワタシもそれだけ歳をとったわけで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、大河ドラマでは、南野陽子さんが

あの「篤姫」で松坂慶子さんが演じた「幾島」役をやられてましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの2代目スケバン刑事のナンノちゃんがですねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 初代麻宮サキの斉藤由貴さんが

あんなことになるとも当時は想像つかなかったし・・・。

これも時代の流れ・・・・、だけじゃないか。(-_-メ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、ちなみにスケバン刑事の中では3代目、

浅香唯ちゃんのファンでした。(笑)

 

 

 

 

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2018.06.13

オペかん

ブラックペアン、相変わらず見てます。(^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、すっかり慣れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶対成功するはずのオペがあって、

自信たっぷりのオペレーターが手術に臨むと

必ず、ミスやアクシデントなどの不測の事態が起こり、

トカイ先生が、ニヤニヤしながらオペ室に入ってきて患者を救う、という。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まるで水戸黄門のようなわかりやすさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう最初っから今晩の展開がほぼすべてわかるところが、

お茶の間のためのドラマだということがよく理解できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、アリエナイ演出も、

そういえばスチュワーデス物語ってこんな感じだったなあ、

と思い当たりました。

「スチュワーデス物語」と言っても、最近の人にはワカラナイでしょうが、

一定の世代以上は

「教官!」とか「グズでノロマなカメ」といったセリフで反応しちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、医療現場のディテールは時々「アレ?」と思うことありですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回はサエキ教授がメスを落としたのを師長さんがかばい、

見ていた先生方が「オペかんのミスか。」

といったのですが「オペかん」とは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも「オペかん」は「オペ看」で、

オペについてる看護師さんのことのようですが、

この言い方は初めて聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワレワレは「オペかん」といえば「オペ患」のことで、

手術を受ける患者さんのことを指していたので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病棟で「今日のオペ患の〇〇さんの申し送りでーす。」

などと用います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただネットで検索すると

手術室の看護師さんを「オペ看」と呼ぶのはよくあるようで、

この辺隠語のローカルルールなんでしょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワレワレのところではオペ室の看護師さん(当時は看護婦さん)は

フツーにオペ室の○○ちゃん、とかオペ室ナースといってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペ室では術者に器械を渡す直接介助の看護師さんと、

周りをサポートする間接介助の看護師さんがいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常「器械出し」と「外回り」といいますが、

ワレワレはよく「中」と「外」などと言っていました。

「きょう、中、誰?」

とかいう感じで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この器械出し、大変重要で、器械出しの看護師さんの手際で、

手術の流れがぐんと変わります。

術者との相性もありますが、術者の先を読む力が求められます。

一緒にやってて、む、オヌシ、デキるな、と思ったことも、その逆も。(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマで教授のオペに師長さんが器械出ししてましたが、

いくらウマが合うとはいえ、師長さんは普通器械出しやらないのでは。

そもそもこのヒト、オペ室ではなく、外科病棟の師長さんだったのでは??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葵わかなちゃんもそうでしたが、

オペ室のナースと病棟のナースは別ですんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オペ患かあ。

ムカシ、看護婦さんからの朝の申し送りで、

こんなのがありました。

「今日のオペ患は、〇〇さんです。

とくにおかわりありませんが、微熱が高めです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだよ、微熱が高いって(°_°)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お熱がやや高めで、微熱です、

と言いたかったという気持ちはわかりましたけど、ウケました。

 

 

 

 

 

 

 

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2018.05.23

鼻血のとめ方

 今朝の朝ドラ「半分青い」で鼻血のシーンがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この鼻血の女の子がハナを抑えて仰向けに横になってるシーン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鼻出血の対処法として大変な間違いがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 救急処置の「止血法」の大原則は

出血部位を心臓より高い位置に保つこと、です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 腕だろうが、足だろうが出血した時は

その出血部位を心臓より高い位置に保持することが基本です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それによって、心臓へ還流する流れをふやし、出血を緩和することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、

鼻出血の時は横になってはいけない

立位はいろいろ大変なので、まず椅子に腰かけさせることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして上を向かないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上を向くと血液がのどに流れ込んで凝固しにくいばかりか、

多量の血液を飲むと気持ちが悪くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので、椅子に座って「下を向く」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、ひたすら圧迫です。

鼻に詰めたティッシュやガーゼは濡れても交換しないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ついでに言うと、鼻根部をつまむのや、首をとんとんするのも意味がありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鼻出血の止血法は看護学校の耳鼻科の試験の大ヤマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 NHKは、このシーンを医療考証の人に相談したのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 間違って世間に理解されてる鼻出血止血法がますます広がってしまう・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今を去ること20年以上前。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とある真夏の暑い日に、ワタシは当時小学校前後だった子供2人を

市営プールに連れて行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供2人でプールで遊ばせ、ワタシは日陰で本など読んで休んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時に、プールに来ていた小学校3,4年生くらいの男の子が

どうも鼻血を出したようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プールの監視員のオジサンのところにいって、

鼻血のことを訴えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシは遠くから成り行きを見ていましたが、

やがて、男の子は係のオジサンの指示で、

鼻を抑えてプールサイドの日陰に横になりました。

オジサンはその場を離れ、男の子は一人で横になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おやおや、ということで近くに行ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まだ、鼻血出てる?」

とのワタシの問いかけに、うなずく男の子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うーん、じゃあ、ちょっと起きてみようか、そのまま鼻はおさえてて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と言って、男の子をベンチに座らせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しばらくすると監視員のオジサン戻ってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こら、お前、寝てなきゃダメじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 というので、あわててワタシ出ていきまして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あのワタクシ、いまは海パン一丁ですが、こう見えて本職は耳鼻科医でして、

鼻出血のときは横にならずに、すわらせておくのが止血法の基本です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、説明すると、オジサン、一瞬ぎょっとしたようでしたが、信じていただけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、NHKもこの件に対しては訂正を行ってもらいたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2018.05.19

その後のブラックペアン

ちょっと前にテレビドラマ「ブラックペアン」について書きましたが、

この件で医者向け掲示板はちょっとした議論になってまして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題はコレです。

日本臨床薬理学会、TBS「ブラックペアン」に抗議

ドラマに登場する治験コーディ―ネーターの描写があまりにも現実とかけ離れ過ぎていて

視聴者及び実際に治験を受けようとする患者さんに誤解を与えるため、

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これについて、ネットのお医者さんの意見は2分しており

「まったく、その通り、ケシカラン」

というものと

「もともとありえないドラマなんだからそうメクジラ立てなくても」

というものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもこの治験コーディネーターのくだりは、

原作にはないようなので、完全にTBSの演出らしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、治験とはまだ承認されていない薬や治療法の効果と安全性を

患者さんの同意と協力を得て実際に臨床の場で検査する行為で、

全ての新規の薬、医療行為はこの「臨床試験」を経て一般に行われるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その治験コーディネーターというのはかなり新しい職種で

製薬会社と医療供給者が相談していて行っていた業務を

第3者的に調整する業務です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原作のブラックペアンは読んでないのですが、

原作のタイトルが「ブラックペアン1988」とあるように

1988年が舞台なため治験コーディネーターは存在していないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治験に関しては、ワタシ自身は大学病院時代にアレルギー性鼻炎を専門としていたため

アレルギー性鼻炎の新薬の治験にかかわった経験があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教室にいくら研究費が入ったかは知りませんが、

少なくとも教授はフランス料理の接待は間違いなく受けていないでしょう。

我々実際に論文にかかわった者も、東京で行われた検討会議に出ましたが、

どこかにメシ食べに連れてってもらった覚えはないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、旅費、宿泊費は出たので

この時グリーン車に乗って大変感動したことは鮮明に記憶しております。

なんせ、生まれて初めてだったもんで。(^.^)

高崎東京間だったのであっちゅう間でしたが・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、このドラマのことですが、

ワタシとしてはやはり世間に誤解を与えることになってはマズいのでは、

とは思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットでは実際の刑事と刑事ドラマが別物であることはみんなわかってるでしょう、

などと書かれていましたが、

こと医療となると、ちょっと違うのでは、かと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにせ、かつての「みのもんたの番組」に出てくる

アヤシイ医者のトンデモコメントを真に受けたり、

健康雑誌や、ホメオパシーや民間療法を

こともなく信用してしまう方々は実にいっぱいいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワレワレが見れば、まさかそれはねーだろ、と一笑に付すようなことでも、

信じ込んじゃう人が実際いるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかも、一般の方が刑事さんのお世話になることはまれ(?)ですが、

病気になって病院にかかることは普通にありますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このドラマはフィクションであり・・・、とテロップ入れても

どこまでがフィクションでどこまでが真実に近いのかは、

なかなかシロートにはワカラナイのでは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それならいちいちワンシーンごとに、

「実際には治験コーディネーターからはこのような多額の金銭の供与は行われません」

とか、

「治験コーディネーターが、このようにフランス料理や高級寿司店で接待することはありません」

とか、

「治験コーディネーターにこんな美人はいません」

とかテロップを入れなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうするとさらに

「この場合のように救急搬送された患者に対応する医者が研修医しかおらず

やったこともない救命手術を研修医がいきなりやることはありません。」

とか

「このように手術中に、で、できない、僕にはできないなどと絶叫する医者は実際にはいません。」

とか

「優秀な医者はこのようにタバコぷかぷか吸ってはいません。」

くらいまで、テロップを流さなければならなくなってしまう・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ワタシですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一応、今まで全話見てます。(^.^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがに一人ではわだかまってしまってキツイので、

必ず妻とツッコミ入れまくりながら見てますが、

何となくこの世界感に慣れてきたような・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても葵わかなちゃんは病棟にもオペ室にも出没しますが、

いったい病棟のナースなのかオペ室のナースなのか・・(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2018.04.26

「ブラックペアン」第1話は見ましたが・・・

 この間、医療ドラマのことを書いたのと

原作が医師で作家の海堂尊氏なので、

なんとなく録画しておいたTBSの「ブラックペアン」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 某社MRさんに、センセイ見ましたか、といわれたので、

無視するわけにもいかず、見てみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに見ててイライラするので、我が家は基本的に医療ドラマ見ません。

ワタシ失敗しませんの女医さんのドラマも、コードブルーとか、医龍とか、

ムカシヒットした「振り返れば奴がいる」(だっけ?)そんなのも一切見たことありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、今回のドラマですが・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うーん、これは、ありえねー、本当に海堂尊氏の原作なの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツッコミどころだらけで、もう、コメントのしようがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ストーリーが、マンガです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、何よりも・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 頼むから、「若き天才外科医」、

出ないでくれ。(ーー;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この設定だけで、見る気が失せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドラマの宣伝では手術シーンにリアリティを追求した、とのことだが・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシが手術室で毎日のように手術をしていたのはもうずいぶん前だし、

それも頭頸部の手術ばかりで、心臓手術は経験が無いけど、

あまりリアリティは感じませんでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 出血してあんな大声で叫びまくる医者はいないし、

顔にかかるほどぴゅーっと出たのは動脈性の出血だから、

そこおさえれば止るんじゃね?

そもそも、 輸血持って来いというのは麻酔科の医者が出す指示だしなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、天才外科医を呼びに行く

あの研修医をまるきりバカにしてるオペ室の看護師さんは

凄くリアリティがあった。

まさに、ナース、あるある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あと、オペ室で患者さんをストレッチャーからオペ台に移すとき

みんなでシーツもって「イチ、ニノ、サン」で持ち上げるのはあったなあ。

ワタシが務めていた病院ではあれを「どっこいしょ」といってましたが、

他ではどうなんだろ。

オペ終わると他の部屋の看護師さんなんかに

「どっこいしょ、お願いしまーす。」

といって人を集めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、第2話以降、続きを見たものか、かなり悩むところである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タイトルのブラックペアンの「ブラック」は「ブラック企業」のように

何か悪いことを象徴する意味だけかとおもったら、

教授が最後に「ブラックペアン」を使うと手術がうまくいったというしるしで、

みんなが拍手する、ってのも・・・・。

もともと黒塗りの手術器具は顕微鏡での手術用の器械で

そのままだと無影灯の光が反射して見にくいので艶消しの黒塗りなんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみにネットで医療ドラマお勧め50選、というのを検索したら、

最初に上げたようなドラマタイトルなどが出てきましたが

見たことがあるのは田宮二郎の映画版「白い巨塔」と

NHKで放映した久坂部羊氏原作の「破裂」、海外ドラマの「ER」だけでした。

久坂部羊氏については以前このブログで書きました。)

「ER」は、かなりよくできていてけっこうおもしろかった。

あまりに長いので途中で見るのやめちゃったけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても、その医療ドラマ50選を見ると

「若き天才外科医」モノは腐るほどあり、

救急救命センターや内科医、産婦人科、小児科、美容外科、

法医学、監察医、看護師(男性、女性)まであるのだが、

やっぱ、耳鼻咽喉科医のドラマはないんだよなあ、クヤシイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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