ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2011.04.19

フロ難民

 そんなわけで、副院長が入院しまして、
公私ともに大わらわのワタシです。
 ブログどころか、メールの返信もままならぬ。
 昨日も普段とそう変わらぬ数の患者さんが見えたため
8時過ぎまでかかってしまい、ご迷惑をおかけしました。
 昼休みはスーパーに夜の食材を買いに行き、
晩飯の段取りをして午後の外来。
 仕事終わったら、何と自宅の風呂が壊れたらしいと。
 なるほど、何やっても点かない。
 いい加減疲れたので銭湯もあきらめてメシ食って
翌朝の炊飯器のタイマーをセットして寝た。
 今朝診察前にガス屋さんが来て診てくれたが、
やはり寿命でもうダメらしい。
 話によるとモノが古くてもう部品もなく、
ここまでもってたのが奇跡的だという。
 しかし、なんで、このタイミングで壊れるかなあ。
 しかも、新調するにもこの震災でモノがすぐあるかわかんないという。
 おお、にわかにフロ難民となってしまった。
 何しろお湯が出ないので、シャワーもダメなのだ。
 まあ、自宅近くに銭湯があり、この間からまた始まったので、
しばらくそこにお世話になるか・・・。
(そこの銭湯も震災で被災し、しばらく休んでいたのだ。)
 んで、明後日(4月21日(木))、妻の手術の関係で、休診ですんで、お間違えなく。
 そして、退院の日、病院まで車で迎えに行く関係で、
術後経過が順調であれば
5月2日(月)も臨時休診 になりますので、
ご了承ください。
 大型連休中で、長い休みになっちゃってスイマセン。
 その前の4月30日の土曜日は午前中いつも通り診療です。
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2011.04.17

おぐじび歓送迎会


 昨日は終業後、職員の歓送迎会でした。
 退職された、ノムちゃん、
ご苦労様でした。
 そして新たにスタッフに加わったチホちゃん、ミカちゃん
よろしくお願いします。
020_convert_20110417113006.jpg
 実はミカちゃんと、チホちゃんはもともと当院のスタッフで、
結婚後、子どもが保育園に行くようになり復帰ということになったのだ。
 こちらミカちゃん家の、リク君(5歳)とジュンジュン(3歳)。
テーブルの下にもぐっております。
029_convert_20110417112822.jpg
まだジュンジュンは「チョキ」ができません。
 こっちはチホちゃんとこの虹乃ちゃん(1歳)。
横のヒトはマリちゃんです。お母さんではありません。
027_convert_20110417110650.jpg
 実は虹乃ちゃんは、こないだのインフル検査が怖かったらしく、
近くでオレがカメラを向けると表情がこわばっちゃうので、
席から離れたところを見計らって隠し撮りしました。
 最後に全員の集合写真をお店のヒトに撮ってもらいました。
これからも頑張りますので、皆さまよろしくお願いいたします。
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2011.04.16

重要なお知らせ

 かねてから院内にはその旨を掲示、来院の皆様にもお伝えしておりましたが
来週月曜日、4月18日から約3週間、
副院長は不在になります。

 よって、その間、外来は私一人です。
 待ち時間や、診療について皆様にご不便、ご迷惑をおかけすると思いますが、
何とぞ御容赦ください。
 実は、彼女がちょっと検査入院したなんて話もブログで書きましたが、
入院、手術のためです。
 と言っても、命にかかわるような病気ではないのでご安心ください。
 以前よりおもわしくなかった、股関節の状態がいよいよ悪くなり、
人工股関節を入れる手術をすることになりました。
 全身麻酔の、けっこう大手術ですが、復帰には3週間程度との話です。
 それで、外来に影響が少ないように
ゴールデンウィークを挟む期間に手術を組んでもらいました。
 復帰までの期間は本人のリハビリと筋トレによるものが大いにあるそうなので、
ガンバってもらいます。
 また、手術日当日には私も不在になりますので
来週木曜日3月4月21日は臨時休診とさせていただきます。
 いろいろご迷惑をおかけします。
 特に、ウチの子、女の先生じゃなきゃヤダ、って言うんです、なんてお子様には・・・・。
 さあ、1人だと、オレも体調管理に気をつけねば。
 さしあたって気をつけるとすると、・・・・・・二日酔いだな。
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3件のコメント
2011.04.14

ゴジラ2011

 漢字テスト
 第1問「次の漢字の読みを書きなさい」
 1、建屋
 2、小女子
 答え:1、たてや 2、こうなご 
 第2問「次の読みを漢字になおしなさい」
 1、はいろ
 2、ほあんいん
 答え:1、廃炉 2、保安院
 震災後今までなじみの無かったコトバが、急に身近になった。
いやー、小女子は読めてたけど、震災前ならこの「建屋」は読めなかったなあ。
 他にも「計画停電」とか「ミリシーベルト」とか、
以前は聞かない言葉が日常汎用されている。
 この間、小学生の患者さんに
「副鼻腔炎があるかもしれないから、レントゲン撮ってみようか。」
と言ったら、彼は
「じゃあ、ママ、ボクちょっとヒバクしてくる。」
と言ったものだ。
  ・・・・・・・・
 しかし、レベル7ですか。
 ヤバいですね。
 先月の話だが、ワタシの同級生からメールが来て、
そいつは埼玉県で開業してるんだけど、
未現像のレントゲンフィルムに黒点が出ていたという。
 ウチではそいうことは無かったが、調べると関東各地でそういった現象があり、
レントゲンメーカーでは福島第1原発の事故による放射能の影響
とホームページ上で説明していた。
 やっぱ、結構、放射線、来てんだ。
 うーん、1964年の映画「モスラ対ゴジラ」で、
インファント島の古老が、水爆実験によって現れたゴジラについて
「悪魔の火、もてあそんだ報いじゃ。」
と言い放つ場面を思い出す。
 放射能のせいでホントにゴジラが出るかも、っていうよりは
人間によって生み出され、人間が制御できなくなっている
「福島第1原発」こそが、現代の「ゴジラ」 なんだなあ。
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 まだ、各地には第2、第3の「ゴジラの卵」がある。
 今後の原子力行政は根本的に考え直さなきゃならんですね。
 そういや最初の1954年の映画「ゴジラ」ではラストシーンで志村喬演じる山根博士が
「わたしにはこのゴジラが最後の一匹とは思えない。
もし水爆実験が繰り返されれば、
世界のどこかにまたゴジラが現れるかもしれない。」

って言うんだった。
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2件のコメント
2011.04.12

ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの検討


 再開したヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンですが、
今回の検討についてある程度手元に資料を集めましたので、
ご報告いたします。
 報告された死亡例は7例。
 6ヶ月未満が3例、
6ヶ月以上1歳未満が2例、
1歳代が1例、
2歳代が1例。
 重篤な基礎疾患があったのは3例。
 このうち、剖検されてるのは6例。
 死因について、誤嚥による呼吸不全が疑いを含め2例。
急性循環不全が1例、ヒトメタニューモウイルスによる急性感染疑いが1例。
その他乳児突然死症候群、原因不明など。
 いずれも、ワクチン接種との因果関係は不明。
 見たところ、多分これは関係ないかなあというのもあるが、
あとは正直、ワカラナイが、関係がいかにもある、というのは見当たらない。
 そもそも海外のデータで10万接種あたりの死亡例は
肺炎球菌ワクチンで0.1~1、
ヒブワクチンで0.02~1
ということで、
今回我が国の例だと両ワクチンとも10万接種あたり0.1~0.2になるそうだ。
 一方ワクチン接種前の細菌性髄膜炎は年間1000人程度発症で、
死亡率5%であるから、
年間50人くらい亡くなってるということだ。
 しかも死なないまでも25%に、麻痺、発達の遅れ、てんかんなどの
重篤な後遺障害が残るのでこの数は年間250人に上る計算だ。
 となると、冷静に考えれば、ワクチンを打ったほうが絶対安全、
ってわけで、今回の専門委員会の判断も正しいわけだ。
 しかし、あくまで、これは確率上の問題。
 全体としてどんなに小さい確率でも、わが子に起こったら100%なのだ。
 ワクチンを打った後、死んじゃったら、たとえワクチンのせいじゃない
と言われても、親は自分を責めるかも知れない。
 一方、ワクチンを打たずに髄膜炎になった場合も、
これは間違いなく、やはり、打っておけばよかった、と自分を責めるだろう。
 難しいのは、何かして不都合が起こるほうが、
何かしないで不都合が起こることより因果関係を想定しやすい、
ということ。
 でも違うんです。
 ワクチンについては因果関係が不明だが、
ワクチンを打たずに髄膜炎になったときは因果関係が明らかだって事。
 個人的には、ワクチン、打つべきだと思います。
 特に合併症を持ったお子さん、
乳児期から保育園、託児所に預けなきゃならないお子さん、
上に兄弟のいる赤ちゃんは、打つべきでしょう。
 少なくとも自分の子だったら打ちます。
 我が国で1970年代に死亡例の報告後「百日咳ワクチン」が一時接種中止になった。
安全性が確認された再開後も接種率が数年間は上がらず、
その間100人以上の乳幼児が百日咳で死亡したそうです。
 今のところ、当院には再開後、
ヒブ、肺炎球菌ワクチンの接種予約が、あまり来てないみたいだけど、
全国的にそんなことで、髄膜炎で不幸な経過をとる子供たちが増えると、
残念なことですね。
 しかし、今回ある程度、死亡例の経過、合併症についてなどの記載がある資料を入手して検討したのだが、
厚労省から送られてきた再開のお知らせには、
ほとんど「大丈夫です」「安全です」しか書いてなくて、
具体的な症例の検討はまったく書かれてない。
 ホント原発事故に対する政府発表みたいで、
これ見て大丈夫だから、って言われてもちょっと、と言う内容だった。
 個人情報等の問題で、公にしにくい面もあるかもしれないが
少なくとも専門家たる医者のとこにはもうちょっと詳細な資料が欲しいとこだがなあ。
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